不知火カヤ と 連邦   作:村中 ゆい

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第一話

 先生はミカを助けるためアリウスへ侵入するもその場で凶弾に伏した───

 

 その情報が入ったのは18時のことだった

 18時頃の連邦生徒会では…

 

 

連邦生徒会官邸5階 大会議室

エデン条約会場襲撃及び神秘の大規模流動における危険に関する複合事案対策会議

(第1回)

連邦生徒会長は失踪、不知火カヤ防衛室長はD.U.外郭施設視察のため不在

 

 ──以上のことから、今回のトリニティ総合学園、ゲヘナ学園間の戦争は不可避であると考えられます。また依然として連邦捜査部「シャーレ」の担当顧問、通称先生は発見されておりません。現状報告は以上です」

 

 防衛室の役員の声が会議室に響く。

 次いでK.S.P.D.(キヴォトス生徒警察機構:ヴァルキューレ警察学校)の役員が挙手。

 

「次にトリニティ第三キャンパス及びゲヘナDキャンパス間の避難誘導についてですがシャドウ・エバキュエーションを考えた避難計画の作成を現在行っています。さらに休暇中でかつ調印会場付近にいたヴァルキューレ警察学校生徒にシャーレ麾下の戦力、また担当顧問の捜索に際し臨時捜索隊を編成させて───

 

以下略

 

───しかしながら今のところ宣戦布告文は確認できておりません。つまり未だ正式に戦端は開かれていないと予測できます」

 

 

 その時、防衛室役員秘書が役員に伝言を伝えた。すると役員は「本当か!?」と小声でつぶやいた。

 

「防衛室役員なにかあったのかね?」

 

 由良木モモカは気だるそうに言う。

 

「あっ、い、いえ、信じられない情報でして…」

 

 防衛室役員は青ざめて口をパクパクさせている。これに不信感を抱いた統括室首席行政官で連邦生徒会長代行である七神リンが言葉を紡ぐ。

 

「これは会議です。会議に関係のあることなら積極的に発言を願います」

 

「わ、わかりました。

 

現在我が防衛室の保有する諜報部によりますと

 

先生が…失礼、訂正します

 

シャーレ担当顧問の死亡を確認したと…」

 

 

「……?!」

「なっ」

「そ、そんな!?」

 

 会議室は混乱に包まれる。

 

「発言をする際は挙手してください!

そ、その、情報は確かなのですね?」

 

 七神リンは確認する。

 

「じょ、情報は確かです。画像及びボディカムの映像がありますがモニターに出しますか?」

「モニターに出しなさい…」

 

「モニターに出します」

 防衛室の秘書の一人がモニターにタブレットを繋げる。

 

 雑音の後に少し目線の高い映像が流れる。

 

 

 

アリウス分校、校舎

 

『アリウス分校校舎に到着。現在ゲシュの情報では今回の襲撃アリウス一派が引き起こしたそうでして、ミサイル攻撃もアリウスからのものが高いと、こっちはナルの分析です』

 

『黒だな、レコンで突入する。ここに聖園ミカと先生がいる可能性がある。各員戦闘準備…開始する』

 

 

「少し映像を飛ばします」

「ゲシュとナルって何?」

 

「私の権限では話せません」

 

 

『地下室…地下牢です。ノース03突入します。3.2.1.GO!』

 勢いよく扉をあけ放ち一人が転がり込む。だが反撃はなく、そこにあったのはトリニティとアリウスの生徒の倒れる姿と呆然と立ち尽くす聖園ミカの姿であった。そしてミカの奥に見える成人男性の足。突入した隊員はミカに近づき肩に手をのせる。

 

『要保護対象の聖園ミカを確認。これより保護…』

『おい、嘘、だろ…?』

 

 

『こちらノース01状況を正確に報告せよ、何があった?オーバー』

 

 

『衛生科隊員は、いるか?直ちに、地下牢へ、来て欲しい、オーバー…』

『繰り返す、状況を報告せよ。それと要求は受理した。そちらに派遣するのでしばし待て。……ヤバいブービトラップでもあったのか?オーバー』

 

『い、いや、先生が…要保護対象の一人が……』

 

『先生がどうした』

 

 ノース03小隊長は口を開けない。そこで一人の隊員が無線を奪い報告する。

 

『要保護対象であるシャーレ担当顧問、先生が撃たれて意識不明、脈その他も確認できない!!被弾箇所は右胸だ!!おそらく撃たれてからかなり時間がたってる!これじゃ……』

 報告した隊員は泣き始める。

 

『そうか、了解した。直ちに作戦本部に連絡し事後処理を検討する。二人の要保護対象は直ちに外へ運び出せ……それと報告ありがとう、オーバー』

『ノース03小隊、副隊長に権限移行しました。こちら副隊長。命令了解』

 

 ここで映像は途切れる。防衛室役員秘書は画像を映す。

 

 衛生科隊員が脈をとっている画像。

 泣いている隊員が暴れる画像。

 要保護対象を外に運び出す画像。

 遺体袋に先生を入れる画像。

 何も言えずただ歩く聖園ミカの画像。

 UH60ヘリコプターに乗り込む隊員と遺体袋と聖園ミカの画像。

 

 

 

「以上が我が防衛室諜報部の報告です」

「……」

 

 淀んだ空気が流れ、皆黙り込む。すると会議室の扉が開き防衛室室長である不知火カヤが姿を現す。不知火は頭を下げて述べた。

 

「遅れたことを謝罪します。会議は中断…というより議題変更ですかね?…大まかな状況は把握しています。皆さん、我々には落ち込んでいる暇はありませんよ?」

「不知火!!そんなことはわかっているんだ。次に何かするといっても私たちに何ができる!トリニティとゲヘナと戦争でもするのか?!」

 

 室長の一人が叫ぶ。

 

「私たちは他に戦わなければならない相手がいるでしょう?お忘れですか、ゲマトリアのこと」

「私らにはヴァルキューレ警察学校しか手持ちの戦力がないのに戦えるわけないっしょ?それとも、[皆で力を合わせて戦いましょう]って演説でもする?」

 

「…落ち着いましょう、ゲマトリアの攻撃の際に連邦生徒会が行う対処及び対処における被害予測の会議を開きます」

 

 七神リンは極めて冷静にされど困惑しながら告げる。

 

「対処…ねえ。どうするもなにも私たち主導でバリケードを設置するとかしかできないのではありませんか?」

「その通り、あとは誰に戦わせるかですね。順当に言ってヴァルキューレでしょう?」

「避難指示は会議が終わり次第直ちに出しましょう」

 会議は進む。

 

 不知火は席には着かず立って話を聞いていたが防衛室役員を手招きで呼んだ。

「(…私はA計画を発動しようと思います。その準備のためにここを離脱します。くれぐれも悟られないように努めてください)」

「(了解です、ヴァルキューレには伝えますか?)」

「(長官には伝えてください。ただし公安課に伝わるとやっかいですので、気を付けてください)」

 

「失礼、不知火です。私は他に懸念事項がありますので退室させていただきます」

「おいおい、ヴァルキューレ警察学校の最高指揮官は君だろう?なぜ帰るんだ?」

「ヴァルキューレ警察学校と諸々を含めたことです。安心していいですよ。…その他の連絡事項はそちらの役員にお願いしますね」

 

 不知火は立ち去り廊下に出て3人の人物と合流しエレベーターに乗る。

 

 

 

連邦生徒会官邸

同・西第三エレベーター

 

 上へエレベーターは動き始める。不知火は口を開く。

「移動はヘリですか?」

 

「車両では少し遠いですし、たまたま訓練中だったVH-92の方が速いですので。間もなく来ます。

 それと…陸上第一師団は既に臨戦態勢であり、第二師団も間もなくということです」

 腰まで銀髪を伸ばし碧眼の人物が言う。

「JCoS、統合作戦本部及びGSO、参謀本部は無事設立されました。

 現在防衛プランD-6、対北東侵攻防衛作戦を詰めてます。ただ対人間の作戦だったので少し遅れが出ています」

 

「よろしい。空と海は?」

 

 これには茶髪をホーステールにした人物が答える。

「飛行師団は現在5つ全てが臨戦態勢です。AWACS、早期警戒管制機は既にプランD-6-1の作戦行動に入っています。

 また二つの航空打撃艦隊はトマホークを満載した四隻のアーセナル・シップを引き連れて出港しました。全力出撃です」

 

「陸ですが、地上では急ピッチで仮設ミサイル陣地が設置されつつあります。また各要塞司令部により第1から第18砲台陣地が作戦準備完了とのことです」

 

 不知火は鷹揚に頷く。そして付け加えるように質問する

「第17、18砲台は未完成のはずですが?」

「第5要塞司令部によると突貫だそうで、12.7㎝砲が5基ずつだそうです」

 

「なるほど、本部の破棄予定の物ですか、となると第4射撃管制装置も仮設ですか……

あっ、それとA計画の発動は私がここを離れてから15分後に行いなさい。首尾よく、吉報を期待していますよ?」

「了解です」

 

 四人目の連邦生徒会の制服を黒の服を着ている金髪でホーステールの人物が答える。

 

 エレベーターがヘリポートの階に着く。黒の連邦生徒会制服を纏う人物は敬礼してエレベーターに残り不知火はエレベーターを降り、そして振り返り文民敬礼で返した。

 エレベーターの扉は閉まり、そしてヘリがやってきた。

 

 

 

連邦軍 特別輸送回転翼航空機 VH-92

 

 けたたましいヘリコプターのローターの音がしている。

 

「不知火長官!お待たせしました!!どうぞお乗りください!!」

 黒の連邦生徒会制服を纏う人物が一人降りてきて叫んだ。四人はヘリ乗り込み、ヘリはハッチが閉まると直ぐに離陸した。

 

 やってきたヘリコプター、VH-92はVIP専用機であったからヘリコプターの中は存外静かだった。そしてなにか思いを巡らしていた不知火は言う。

「長官、ですか。そういえばそうなりますねぇ、思い返すとここまで随分と長かったですね、玫瑰(しょうび)ちゃん」

 

 銀髪碧眼の人物、玫瑰シロは答える。

「軍としての体裁を作るのはとてもじゃないが骨が折れるものばかりだった。招集方法や訓練場所の選定、それに使用兵器の調達、軍の思想統一、何もかもが大変、死ぬかと思ったときもあった。最初はここまで上手くいくなんて思ってもなかった。ねっ、月即(うずく)?」

 

 茶髪の人物、月即タスクも答える

「私も死ぬかと思ったことは何回もありますし、ぶっちゃけ今の統合作戦本部はそういう人しかいない気が…

ま、それはいいとしてA計画…我々連邦軍のクーデターは上手くいきますかね?」

 

 玫瑰が呆れながら言う

「成功しなかったらキヴォトスは滅亡だし、滅亡しなくても待っているのは牢獄行きだよ…成功しなきゃ始まらないさ」

 

「ええ、玫瑰の言う通りよ。そのための参謀本部麾下特殊部隊じゃない?あそこと空挺を精鋭にするのは大変だったのよ?月即は心配性ね…ま、気持ちが分からなくはないけど」

 不知火も同調する。

 

「自分が心配性なのは知っているつもりですが、やはり不安なものは不安ですね…」

「「相変わらずねぇ…」」

 

 ヘリは統合作戦本部に向けて飛んでいく。

 




 こんにちは、初めまして。今回投稿したのはまだまだ序盤ですが、あらすじにも書いた通り最終決戦として構想していたモノがほぼ公式と被っていると思われるので供養します。
 ちなみに最終決戦はプロットしかできてないです。
 あと2つ話を投稿してその後に構想?想像…妄想してたプロットらしきものをコピペして投稿します。

 今日の生放送を帰ってきてからアーカイブで少し見たけど公式がふしぎの海のナディア+エヴァンゲリヲンっぽいことするとは思わなかった。ネタドン被りしてて草〜!!ウケる。

 自分がPV見たときの反応↓
・ガフの扉開いて浄化始まってて草。
・ヴンダーというかニューノーチラス発進しちゃってるし、フウカはグラタン(ジープ)で黒き月?の中に侵入してるー
・やっぱ、最後は選ばれた人が上陸してオハナシするのかぁー、シロコ&クロコでネモ船長とお兄さんのくだりやんのかな?
・素晴らしい(泣)いや、ホントマジで(泣)素晴らしい…これ以上の芸術作品は存在し得ないでしょう……
アニメ化するときもここまで作ってね♡

・(冷静になって)……え?被ってね??ゲマトリアと連邦生徒会の元に集った生徒たちとが戦うのも、ガフの扉(っぽいもの)が開いちゃうのも、宇宙戦艦で宇宙行くのも、黒き月出てくるのも、グラタンっぽい役割してるのも………えぇ…ドン被り、してるゾ♡
・もう、ええか……書いてたやつ放流しちゃえ!
 で、ここに至るわけです

この後の構想を簡単に説明すると
1.先生、エデン条約編でdeath(第一話)
2.不知火たち連邦軍がクーデター
3.連邦生徒会の権限を掌握
4.ゲマトリアの侵攻に備える
(ここで「なぜ備えるのか」の説明として古代の宇宙戦艦『ノア級壱番艦:ノーチラス』を発進させる時間稼ぎと説明)←公式とドン被りポイント①
5.ゲマトリアがガフの扉の形勢を開始←公式とドン被りポイント②
6.セフィロトの樹の下部が形勢
7.ヒエロニムス大量発生
8.サンクトゥムタワーに向かって侵攻開始
9.防衛計画発動
10.連邦軍がエヴァの国連軍とか戦略自衛隊みたいなことする
11.じわじわ押される連邦軍
12.最終防衛線でノーチラス発進準備完了
13.ノーチラスがミレミアム製の宇宙戦艦の電源供給を開始
14.最終防衛線突破される
15.ノーチラス発進
16.ショックカノンでヒエロニムスを薙ぎ払う
17.……

 あっ、このまま書くとこのあと投稿するプロットの内容が無くなる☆
 というわけでここまでにしときます。

続き読みたい人います?(ちなみに続きはまだ作ってないので投稿は1から2ヶ月後です)

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