とある箱庭の一方通行   作:スプライター

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三章 アビドス対策委員会編 salvare_order
陥落のアビドス


 

 

 

 

 

 

 

一日の目覚めはいつも無機質な機械が教える。

それが目覚まし時計から発されるアラームだったりしたのはもう昔の話。

 

今は、おどろおどろしい重厚な起動音が、彼女の目覚まし時計だった。

閉じていた瞳をゆっくりと開け、しかし顔を上げず俯いたまま少女は身じろぎ一つせず、淡々と今日が始まったことに感情を表に出さず嘲笑する。

 

といっても、彼女はこの日常を送る様になってから一度も睡眠らしい睡眠を取っていない。

寝ると言う行為は、彼女自身が封印した。

安らぎを得ると言う行動自体を、彼女は心から毛嫌いし己に枷を掛けた。

 

最初だけはここまで自分自身を追い詰めたりはしなかった。

ただ、どうせ寝ても現実より酷い悪夢に苛まれるだけだと知って以降、彼女は寝ること自体を諦めた。

 

目は、閉じてるだけ。

頭の中ではずっと後悔の念が渦巻き続け思考を途絶えさせてくれない。

 

肉体も精神も限界まで酷使され、身体は睡眠欲求を絶え間なく送り続けるが少女は断固として拒否し続けていた。

 

これで身体が壊れてくれるなら、それが一番楽なんだけどな。

 

(あ……)

 

不意に考えてしまった結末に、少女はほんの僅か口を開いて誰にも聞こえない声量で言葉を発し、そんな救いを求めてしまった自分自身を同じく表情にも声にも出さず嘲笑う。

 

今の状況がお似合いだと言うのに、ここに終わりを求めるなんておこがましいにも程がある。

このままここで生かされず壊されず、しかし破滅には向かう取り返しの付かない生き地獄に身を置く事でやっと贖罪出来ると言うのに、どうしてそれを手放そうと考えてしまったのか。

 

ああ、つくづく反吐が出る。

この期に及んで我が身を案じてしまった自分自身に対して吐き捨てたくなる。

 

死んでしまえ。と

 

(ああ……でも死んじゃダメだ……。このままここで……朽ち果てるように生きないと……)

 

どれだけ自分を責め立ててもそれら全てが救いとなってしまっている現状にさらに吐き気を催しつつ、少女は頭を垂れたまま心を空虚で埋め始める。

 

死んではならない。

生きなくてはならない。

少しでも多く罪を抱えて。

一つでも多く痛みを抱いて

 

赦して。

言葉に出さず口の動きだけで紡がれたその言葉は、果たして誰に向けられたのか、その真実を知るのは彼女以外誰もいない。

 

彼女の心はいつも薄暗い。

この施設に身を投げ出して以降、一度も彼女の心は晴れない。

その心に宿るのは虚無。

どこまでも虚ろで、ひたすらに心を底に埋めた彼女は今日も身を捧げる。

 

『これより、第二百三十二次実験を開始します』

 

突然現れた妹と名乗る顔も体格も違うのに、ヘイローだけは自分と同じ形をしたのを浮かせている少女と、

自分自身の選択によってこれまで積み上げてきた全ての努力を奪ってしまったかつての仲間である少女達に向けて。

 

小鳥遊ホシノはひたすら終わりの道を歩いて行く。

 

 

 

 

 

 

────────────────────

 

 

 

 

 

アビドス地区。

砂漠地帯に隣接した地域で、その性質上昼と夜で寒暖差が大きい地区。

かつては数千人規模の生徒がアビドス地区の高校に通っていたらしいが、それは昔の話。

現在、この地区から人は消え、キヴォトス最大級の学園だったらしき面影は微塵も無い。

 

全ては、ある時期を境に突如発生した大規模な砂嵐により地区全体の砂漠化問題が発生したのが原因だった。

 

一気に深刻化してしまった砂漠化対策の為多額の資金が投入されたが結果は振るわず、金は消えていくのに現状は何も改善しないと言う最悪の悪循環にアビドスは突入した。

 

結果、どうなってしまったかはもはや語るまでも無い。

砂漠化を放置する訳にもいかず借金を重ねたアビドス高校は一気に衰退、人口流出も歯止めが掛からず、砂漠化も止まらず、あちこちの街が砂漠に呑まれ、借金は今も膨らみ続けている真っ只中。

 

『これが、現在のアビドス地区の状態です。アビドスの校舎も本館は既に砂漠に呑まれていて、今は自治区内の別館が何とか機能しているのが現状です』

「成程なァ……。連邦生徒会の連中が誰も手を貸さなかった理由は、つまり何をどうやっても無駄と判断されたってことか」

 

その街中を一機の黒い大型二輪走行車が駆けていた。

全長二メートル超え、重量二百オーバーを誇る大型バイクを操りながら彼、一方通行は脳内に直接響いてきたアロナの説明を聞いて、この地区がどうしてここまで廃れたかを知り、僅かばかり目を細める。

 

既に多額の金を使って挑戦し、完膚なきまでに失敗しているからこそ手は貸せない。

誰がみすみす好き好んで金をドブに捨てようと思うのだろうか。

理に適ってる話だなと、連邦生徒会の判断を非難することは出来ないと一方通行はアビドスにいる少女達に同情の念を送る中、砂漠化し、まともに歩くのも難しいであろう悪路も全く関係無しとばかりにバイクを操って目的地であるアビドス高校へと一直線に向かう。

 

『ところで先生、今日はどうしてバイクを?』

「むしろ逆にどうしてバイクを使わねェ選択肢があるンだ」

 

砂に足を取られて仕方がない場所でどうして移動手段に徒歩を使う理由があるのだろうか。

杖を突いて歩かなければならない彼の性質上、砂漠は非常に相性が悪い。

杖がまともに機能しなくなるし、足を無理に動かすことも出来ない以上、一度足を取られてしまえば脱出に時間を要するのは明らか。

 

間違いなく通常時よりも数倍は時間を掛けて歩くことになる。

ただでさえ徒歩移動にハンデを背負っているのにこれ以上付与させればそれこそアビドスに到着するまでに日数を使ってしまう。

 

なのでバイクを使って移動するのは至って当たり前の思考だと言えただろう。

足も疲れないし、時間も掛からない。むしろこの状況で使わない選択肢は普通選んだりはしない。

一方通行としては逆にどうしてバイクを使ったのかと聞いて来るアロナ自体が疑問だった。

 

『生徒さんが後ろに乗ってないですよ先生』

 

回答は至ってシンプルだった。

彼女の答えを聞いた一方通行は嘆息し、良いか? と、前置きする。

 

「言っとくが望ンで乗せてる訳じゃねェよ……。いつもいつもうるせェから俺が折れてるだけだ」

 

シャーレでの書類仕事は基本的に午前中で終わらせるのが日常。

残りの午後は実働業務を行うか、何も無ければその時点で一方通行は外に繰り出すのだが、この時、当番生徒が一人だけだった場合、頑なに同行を申し出て来るのが多い。

 

無下にするのも憚られた一方通行は、仕方なく少し前に納入されたバイクの後ろに乗せて街を走る日々を送っており、その姿を多数の生徒が目撃した。

 

思えば、それが彼の運の尽きだったかもしれない。

 

気が付けばあれよあれよと言う間に午後は先生が生徒をバイクの後ろに乗せてどこかへ遊びに連れて行ってると言う噂が広まり、シャーレで仕事をしたいと申し出る少女達が増えた。

そして彼の午後の自由時間はほぼ消失した。

 

ちなみに同乗率が最も多いのは現状ハルナであり、次点に、モモイ、ユウカ、ミドリと続いている。その他にもそこそこの生徒が乗っているのだが、回数自体は彼女達と比較すれば劣っている為一方通行は数えていない。

 

「俺としてはもう少し小型で取り回しの良い奴が欲しかったのに、大型が良いですそして後ろに乗せて下さいとか口々に言い出しやがって……俺一人じゃ倒した時持ち上げられねェって言ってるのによォ……。何が私が持ち上げるから安心して下さい、だ。常に誰か一人俺の後ろに乗ってる前提かよってなァ」

 

バイクを購入する前日にシャーレで交わした少女達との会話を思い出した一方通行は苦い表情を顔に出して空を見上げた。

彼の脳裏にユウカ、ミドリ、ハルナ、ヒナの四人に一斉に詰め寄られて大変な思いをした記憶が蘇り始める。

 

キヴォトスにいる以上足が欲しいなと思ってバイク購入を決意したのが数週間前。

その時に偶然いたハルナが嬉々としてカタログを持ってきたのが始まりだった。

 

『キヴォトスの各所を先生と二人で回って買い食い! 是非大型で二人乗りのを買ってくださいませ!』

 

これだけなら別にいらねェだろの一言で済む筈だったのだが、何処で広がってしまったのか、噂を聞き付けたユウカ、ミドリ、そして後日遅れてやってきたヒナの三人も、それぞれ目的こそ違えど要点はどこかに先生とバイクで二人乗りして出掛けたいから大きいの買ってください。だった。

 

そこで一方通行はとうとう折れた結果、何故か四人が集まることになり彼のバイクは何が良いかを勝手にカタログを並べて睨めっこをし始めた。

 

ここまでは良かったのだが、不意にヒナが発してしまった一言が場を混沌に陥れた。

 

『先生はその……前に誰かを乗せたことがあるの? その、女の子……とか』

 

思い当たる例が一つあった一方通行は素直に吐露する。

自分を師匠と崇める少女を乗せて夜の街を走ったと。

 

これがいけなかった。

本当にこれがいけなかった。

 

あの時、どうしてあそこまでカタログ片手に盛り上がっていた四人の空気が冷えてしまったのか未だに一方通行は分かっていない。

 

その後、怒涛の勢いで四人が一直線に彼の方に走り寄り、血相を変えた表情で一斉に根掘り葉掘り聞こうとし始めた時は正直に頭が痛くなる展開だった。

 

最終的には私達も後ろに乗せて夜の街を走って下さい!! というちょっとよく分からない理論がユウカの激しすぎる圧と共に繰り出され、それで彼女達の機嫌が直るならと屈することにより一応の終息を経たのだが、一方通行としてはやはり、理解しがたい展開なのだと思わざるを得なかった。

 

なので一連の約束は守りはするが納得はしていない。

 

大体、キヴォトスに来る以前に女を一人バイクに乗せて走ったことがあるってだけでどうしてあそこまでグイグイと詰問されなければならなかったのか。

 

今頃になって色々と言いたいことがぶり返した一方通行だが、別に怒りの感情を向けている訳では無い。

ただ、ちょっと面倒だと思っただけ。

それは別に、彼女達に限って覚える感情では無かった。

こういう感情を覚えたのは学園都市で何度もあった。

 

それはこんな自分を居候として招き入れた女教師であったり。

とある実験に参加していた知り合いの研究者だったり。

 

何度も何度も手を差し伸べて来る、どこぞのチビガキだったり。

 

「………………」

 

彼女達に対して一律覚えた感情は、過去に覚えた物と一致している。

面倒だと切にこそ思う物の、否定的な感情は一切含まれていない。

 

その証拠と言わんばかりに、普段は生徒が座っている後ろの座席には彼の脳裏の中に浮かんでいる少女達が今朝作ったお弁当が括りつけられ、落さない様しっかりと固定されている。

 

その数、キッチリ五人分。

 

「一人で食いきれるかっての……」

 

優しさを覆い隠したいかの如くボヤかれた声は、バイクのエンジン音によって見事に全て掻き消える。

ただし。

 

『ぶ~~!! 私だってお弁当作りたかったです!!』

「いや物理的に無理な話をしてンじゃねェよ」

 

彼女に対してだけは筒抜けだった。

どれだけ言葉を小さくしてても、彼女にだけは聞こえてしまう。

厄介な状況になった物だと、一方通行は弊害を嘆き始める。

 

「つゥかよォ。今日は妙に饒舌じゃねェか」

『先生が普段話しかけてくれないからじゃないですか! 本当はこうやって先生と沢山お話しをしていたいんです!』

 

キーン!! と、脳に直接大声が届けられ一方通行は思わず眉を寄せ右目を瞑る。

ハンドル操作を誤らなかったのは幸いだった。

 

こんな所でバイクを転倒させたりでもすればその瞬間このバイクは放置決定だ。

一方通行だけではどう足掻いてもこの鉄の塊を持ち上げることは出来ない。

 

本当に、つくづく厄介な状況になってしまったと今一度彼はこの状況に頭を横に数度振った。

 

「オマエに変なのをぶち込まねェ方が良かったかもしれねェな」

『えーーー!! スーパー可愛いアロナちゃんともっとお話ししましょうよ先生~~~~!』

「どォでも良いが人前では喋りかけて来るンじゃねェぞ。俺にしか声は聞こえてねェンだからよォ」

 

それぐらい弁えてます!! と、怒りの声がまたもや脳内に響き渡る中一方通行は、で? と、一方的に会話に区切りを付けアロナの意識を無理やり変えさせる。

 

「学校までは後どのくらいだ」

『ルート通りに進めばあと数分で校門が見える筈です』

 

それにしても凄いですね。と、アロナの声が響く。

 

『街のど真ん中でも道に迷う噂もあるアビドスで、一切迷っていませんよ先生』

「あ? シャーレでアビドスの地理は確認しただろォが、覚えたからにはもう迷う方が難しいだろ」

『……数秒見ただけでしたよね?』

「? 事足りるだろォが」

 

地形を覚えるのに苦労している程度の人間が学園都市最強を名乗れる筈が無い。

学園都市で最強を名乗るということは、それ即ち最良の頭脳を持っているということ。

 

能力を使用する際にベクトルを操作する演算を常に行わなければならなかった一方通行にとって、この程度の暗記は数秒で出来なければならない。

いくら能力が使えなくなったとて、今まで鍛えた頭脳は一寸たりとも衰えていないのだ。

 

なので、多分普通は無理ですというアロナの言葉に対し、そりゃ俺は普通じゃねェからなと、何を当たり前の事を言ってるんだと言わんばかりの顔で一方通行はアロナと会話を交わす傍らアビドス高校目指してバイクを進めていく。

 

そして一分程さらにバイクを進めた後。

 

『あ! 先生! あれですよあれ! あれがアビドス高校です!』

 

アビドス高校と思わしき校舎を発見したアロナがやや興奮気味に彼に報告した。

 

タブレットの住人であるアロナが確認できていると言うことは当然一方通行も校舎があるのを見つけているということであり、彼女の声に背中を押されるように彼は身体を僅かに屈めた後、目的地目掛けて一気にアクセルを吹かし、程なくして校門前へ辿り着いた彼はそのまま校門前にバイクを停止させ、フルフェイスヘルメットを取ってバイクから降りようとする寸前。

 

「…………っ」

 

 

中の様子がおかしいことに気が付き、冷静にバイクと身体を学校側から見て死角となる壁に寄せた。

 

 

アビドスに在籍している生徒は極少数しかいないのは事前に調べて知っている。

ただし、それだけでは説明が付かない様相が門の外からでも分かる程に異様だった。

 

校内の至る所から響く重機らしき音。

外、中問わず徘徊しているロボット兵士。

 

それは一般的な状態とは悉く外れている。

少なくとも、ミレニアムやゲヘナではこんな光景を見た記憶は無い。

 

ただし理由を付けようと思えばまだ付けられる範囲ではあった。

 

重機を動かしているのは工事の為。

ロボット兵士を動かしているのは警備の為。

 

少数運営されている学校だからこそ、機械でサポートしている。

そう受け取ることも現時点では不可能ではない。

 

だが。

 

肝心の動いているロボット兵士こそが一方通行にきな臭さを与える。

その徘徊しているロボット兵を、一方通行は知っている。

 

「カイザーのオートマタ兵士がなンでアビドスにいやがるンだ」

 

民間軍事会社、カイザーコーポレーション。

あらゆる分野に手を広げ、利益の為なら悪事にも手を染める悪徳企業。

 

一方通行はかつてゲヘナにてカイザーコーポレーションが行っていた悪事を潰した際、利益の為なら、生徒を平然と物扱いするのも辞さない方針であることを知った。

 

そして、利益以外の何かを追い求めて生徒を消費しようとしていることも。

 

そのカイザーの持つ主力武装が、何故かアビドスの学園内を堂々と闊歩している。

異常事態だと、一方通行の直感がそう訴える。

 

「プチプチプチプチ潰しても潰しても、まだ飽きたりねェとは……」

 

カイザーの動向は常に一方通行が懸念し、シャーレの力を最大限活用し睨みを利かせ、時には直接妨害、もしくは計画の根本的破壊を実践しているが、学園都市と言う名の宿命か、どうしても目の届かない場所は存在する。

 

一方通行が暮らしていた学園都市もそうであったように、暗部に属する者が粛々と人知れず何かを企てるのはそこまで難しいことではない。

 

光に属する者達が必死に街を守りたくても、守らなければならない範囲が広すぎるのだ。

広大な都市に対して、防衛人数が絶対的に足りていない。

 

今回も、その例の一つだった。

一方通行がこの悪事に気付いていない間にカイザーはアビドスで何かをやろうとしている。

その一つが、小鳥遊ホシノの人体実験。

 

それは、決して踏み込んではならない絶対の領域に等しい。

少なくとも、その事実は一方通行の逆鱗である。

 

『アビドスの生徒さんは学園の中にいるのでしょうか……』

 

心配げなアロナの声が脳に響く。

小鳥遊ホシノが拉致された経緯、詳細を黒服から知らされていない以上推察するしか一方通行には術が無いのだが、普通に考えた場合小鳥遊ホシノを巡ってアビドスとカイザーの間で戦闘が起きただろうと考えるのは至極当たり前のことだった。

 

小鳥遊ホシノが単独で拉致されたとしても、集団行動時に襲撃されたとしても、どちらにせよ迎撃、奪還作戦をアビドス側が行っただろうと言うのは想像に難くない。

 

果たして戦闘の結果は今の状況が語っている。

今のアビドスはオートマタ兵士が我が物顔で歩き、あちこちから何かを掘り起こしているかのような重機の音が響き続けている。

 

アビドスは負け、学校はカイザーの手に落ちたのだろうと推察するのは簡単だった。

 

ヘイローを持つ少女達は銃でどれだけ撃たれても基本的に気絶で済む圧倒的防御性能を誇る。

そればかりか、フライパン程度なら簡単に曲げられる身体能力も持っておりそんな少女達をどこかの場所に纏めて監禁するというのは難しい。

 

だが不可能と言う訳でも無い。

とりわけ、アビドスならば話は変わる。

 

まずアビドスは人目に多く触れない。

連邦生徒会が半ば見放してしまっている地区のせいで、彼女達の安否を簡単に確認できる環境が構築されていない。

五人と言う極少数の人員しかいないのも向かい風と言える。

 

さらにこれはアビドスに限った話ではないが、彼女達キヴォトスにいる少女達はどれだけ身体能力が優れていようが攻撃手段の多くを銃に依存している。その為武器さえ取り上げれば結局はちょっと頑丈な少女に成り果てるのだ。

 

暴れようと思えば素手でも十分暴れられる少女達を延々と抑え続ける。それは人力なら難しいかもしれないが、疲れ知らずの機械兵士ならば武装を奪った少女達をどこかに監禁して二十四時間休みなく見張り続けるのも可能だろう。

 

見張らなければならない人数も四人と少ない。

小鳥遊ホシノを奪い返す等と言う真似をさせないよう監禁するのは相手側に立てば妥当な判断。

 

アロナが指摘したホシノ以外のアビドス生徒が学内に監禁されている可能性も、十分あり得る範囲。

その上で一方通行はイヤ、と首を横に振った。

 

「それなら黒服からの依頼は五人全員を救出しろ。になる筈だ。だが持ち込んできた話は小鳥遊ホシノを助けろと言う話だけ。普通に考えるなら小鳥遊ホシノ以外はアビドス、またはキヴォトスのどこかに敗走だろォな」

 

どのような形であれ捕らわれの身になっているなら黒服から僅かでも話ぐらいは通す筈。

それが一切無かったのは、彼女達は健在だからだろう。

 

何もかも推測に過ぎないが、可能性として一番高いのはこうである以上一方通行はそれを信じて動くしかない。

 

『どうします先生?』

「一先ず残りの四人、十六夜ノノミ、奥空アヤネ、砂狼シロコ、黒見セリカを探す、ここからどう動くにせよ、合流出来るならしておくに越したことはねェ」

 

ヘルメットを被り再びバイクを動かす準備をする中でこれからの行動をアロナに提示する。

 

最中、少女の奪還依頼という関係上、すんなりと物事が進むとは露程も思っていなかったが、ここまできな臭さが最初から漂っているならハルナかワカモのどちらかを乗せて来るべきだったなと一方通行は今朝、二人ともいたにもかかわらず連れて来ようとしなかった己の浅はかさに舌打ちした。

 

だが過ぎ去った物事を一々考えても無意味だと、彼は即座に気持ちを切り替える。

アビドス高校がどうなっているのかも気になるが、今はアビドスのどこかに潜伏しているであろう彼女達を見つけるのが先決だとバイクを走らせようとして。

 

「そこにいるのは誰だ!?」

 

徘徊中のオートマタ兵士に、存在を認知された。

バイクの存在自体は校門の壁によって生じた死角で隠していたが、音だけはどうにもならない。

 

「チッッッ!!!」

 

感付かれたことに不機嫌さを隠すこともせずにバイクを発進させこの場からの逃走を図る。

アビドスにどれだけのオートマタ兵士がいるのかは知る由も無いが、十や二十では無いのは確かだろう。

 

まともに戦うのも馬鹿らしいと即座に判断した彼は、一気にエンジンのギアを上げ加速させアビドス高校から離脱し始める。

 

だが。

 

『先生! 追って来てます!!』

 

逃がす気は微塵も無いのか、彼の後ろを二台のバイクが追従していた。

ハンドルを握っていない片方の手には、黒光りするサブマシンガンが握り締められている。

 

こちらがバイクであることは気付かなかった筈なのにもう追尾手段と攻撃手段を用意して追い回し始めるとは随分と周到なことだと吐き捨て、彼は強くハンドルを握り、逃げ切り体勢に入った。

 

砂だらけの市街地を抜け、なるべく直線が長い道のりを地図から速攻で掘り起こし逃げ切るにあたって最適な道を走る。

 

相手のバイクを見た限り排気量や速度におけるスペックはこちらが上。

いかに素早く追う手段を手配したとして、その間にこちらが走った距離。マシンスペックの格差。全うに考えれば振り切るのは難しくないのだろう。

 

しかし。

 

『先生! どんどん近づいて来てますよ!?』

 

実態は追い詰められる一方だった。

曲がり角で距離を縮められてしまうのは計算の内。

だがそれが直線でも変わらない。

 

走れば走る程、こちらとの距離が詰められる。

計算外だった。

だが、気付いてしまえば当然のことでもあった。

 

一方通行の思惑を狂わせた部分。

それは分かってしまえば単純明快な部分。

そして、今この状態において絶対に覆しようの無い部分。

 

運転技術だった。

 

「機械仕掛けのオートマタっつゥンだからそりゃ運転技術はシステムとしてインストールされてて当然ってか!! 鬱陶しいなクソッタレ!!」

 

アビドスの悪路をも想定した完璧な運転技術が恐らくオートマタ兵士には搭載されている。

どのような場所でも常に最大のパフォーマンスを発揮出来るのは、機械だからこその芸当。

 

対する一方通行だが、運転技術に関してはそれほど高い訳ではない。

いかに非凡な頭脳を持つ彼でも平凡かそれ以下、または僅かに上回る程度しか持っていない技能と言うのは少なからず存在する。

 

運転技術は、正にその典型例に当てはまってしまっていた。

 

一方通行は世界最強の運転技術を有していない。

ごくごく平凡な、事故を起こさず操れる程度しか持ち合わせていない。

 

手足の様に操るといった、高度なことは出来ない。

つまり、悪路を全速力で走れていなかった。

 

砂に掴まり横転する可能性を捨てきれず、最高速を出せない。

だから彼は、振り切れない。

逆に、距離を縮められる。

 

『このまま真っ直ぐ行けば比較的砂漠化が進んでいない地区へ出ます! そこまで行けば──』

「それこそ相手の思う壺だ。整ったコンクリートで技術勝負になるともう勝ち目がねェ。蜂の巣確定だ」

 

アロナの提案を即座に一方通行は蹴る。

確かにスペック勝負をするならば整備された地面でやるのは正解だろう。

 

ただしその条件が相手にも適用されるならば話は別だった。

 

「ッッ!!!」

 

ガチャッッ!! と、背後から銃口が構えられたのを気配で一方通行は察する。

 

数撃てば当たる距離まで詰められたのかと勘繰ったのが一瞬。

迎撃に拳銃を構える選択肢を浮かべたのがその直後。

 

余計なことに思考を割いている場合では無いと決意したのはそのすぐ後のことだった。

 

サブマシンガンを相手に拳銃一丁で立ち回るのはいくらなんでも無理がある。

おまけに相手は機械でこちらは人間。

付け加えると相手は追う側でこちらが追われる側。

振り向いて攻撃しなければならないこちら側と前を向いたまま攻撃出来るあちら側とでは置かれている環境がまるで違う。

 

この状態で撃ち合えば耐久面でも攻撃面でも圧倒的力量差によりこちらが叩き潰される。

 

つまり、戦いを始めた瞬間にこちらの負けが確定する勝負。

 

土俵に乗る訳にはいかない。

なので彼は盛大に舌打ちし、背後を見ることもせぬまま強引に蛇行運転を始めた。

 

ガガガガガッッ!! と、蛇行運転を始めてから間も無く、弾丸が掠める音が一方通行の耳を叩き始める。

 

一発一発が死を知らしめる、不吉な死神の足音だった。

 

『あわわわわ!!!! 先生!! アロナちゃんが守れるのは多分二十発が限界です!! それ以上は先生の身の保証が出来ません!! 出来るだけ回避を!!!!』

「俺が無事でもバイクが大破したらその時点で終了だ!! 一発も当たってやれねェよ!!!」

 

アロナから保険があることを提示されるが、それは前提が間違っているとしか言えなかった。

『シッテムの箱』に搭載されている防御機構。

彼女が『アロナバリア』と呼称しているシステムにより弾丸から先生を守りますと彼女は豪語しているが、それはあくまで自身を弾丸から守るだけ。

そして守られるのも、自身だけ。

 

一方通行に被弾する状況が生まれた時点で間違いなくバイクにも被弾しているだろう。

それによる二次被害までは彼女が言う『アロナバリア』では防げない。

 

保険を前提に立ちまわっては、まず間違いなく生き残れない。

 

『先生と私の意志がリンクしたことによりこれでやっと自動発動が可能になりました。正確には私が先生の危機を察知することが出来るようになりました』

 

等と供述されたのが先日の話。

正直今でもそのシステムそのものを一方通行は疑っているが、その検証をする余裕は今ここには存在しない。

 

「チッッ! もう少し乗り回すべきだったかァ!?」

 

今更になって技術力を磨いておくべきだったと後悔に近い一言を零す。

 

ただでさえ不安定な柔らかい砂の上。

そこに切り返しの激しい蛇行運転を行い始めた一方通行には、常に転倒の危険が付き纏い始める。

 

一つ手順を間違えれば路上に放り出される、または二百キロ以上の鉄の塊に身体を挟まれる可能性がある中、彼は出来る限りコントロールし、弾丸の回避に注力し続けていた。

 

秒間ニ十発の銃弾が一方通行に襲い掛かるも、決死の回避行動の甲斐あってか今の所は一方通行は被弾していない。

 

蛇行運転が効果を発揮している。

それはそうなのかもしれないが、もう一つ銃弾の回避に大きく役立っている大きな要因が一つある。

 

現在進行形で苦しめられている砂そのものだった。

 

「これが答えだアロナ!! 砂地で車体が安定してねェから狙いが上手く定められてねェ! だがそれが無くなったら今度こそ撃たれ放題になる! 苦しくても悪路を走り続けるしかねェンだよ!」

 

だからこの砂漠化した土地を利用できない場所へは行けない。

行けば最後、安全に確実に狙い撃ちされる。

 

そうアロナに懇切丁寧に我が身を以て説明する。

 

『でもこのまま撃たれ続けたらいつか当たっちゃいますよ!!!』

「だから図ってるンだろォが!!」

 

アロナの言う通り、一方的に撃たれ放題な以上、どこかでまぐれ当たりが生まれてしまうのは確実。

早急に対策が必要だと訴えるアロナを、一方通行は目論見ありと説明し、彼女を強引に押し黙らせた。

 

その間にも、オートマタ兵士とのチェイスは一方通行を追い詰め続ける。

 

蛇行運転を行う関係上、余計距離の縮まりが早くなる。

互いの距離は、二十メートルも無い。

そしてさらにそこから時間にして五秒、逃走劇を続ける最中。

 

「ここら辺でそろそろ落ちとけクソ野郎ッッ!!」

 

時は来たとばかりにギラリと白い歯を覗かせながら一方通行は拳銃を取り出し。

それをそのまま真上目掛けて発砲した。

 

サブマシンガンの音に紛れて、一方通行が持つ拳銃から銃弾が立て続けに放たれる。

オートマタ兵士を明らかに狙っていない彼の銃弾は向けられている方向通りに真上へと伸び。

 

上方にあった電柱同士を結んでいる伸びるケーブルの片方の根本に命中し、弾丸の勢いを以て切断させた。

張られていたケーブルは、ダラリと重力に従うように地面へと垂れ始める。

 

断線したケーブルがそのまま地面に接する直前。

反応出来なかったオートマタ兵士がケーブルの先端に接触し。

 

バチッッッッッ!!!!!! と言う激しい破裂音と共に超高圧の電流が機械仕掛けの兵士に流れた。

 

結果は、最早語るまでもない。

 

「異常発生!! 緊急停止!!」

 

相方がバイク諸共物言わぬ鉄屑にさせられたのを確認したもう一機のオートマタが追跡行動を停止する。

だがそれはあくまで一時的。

 

稼げる時間はほんの数秒程度、それ以上過ぎればケーブルを飛び越えれば問題無しと判断し再び一方通行の追跡を始めるのは確実。

 

しかしその数秒間を稼ぐことが一方通行には重要だった。

 

「ォォアッッッ!!」

 

バイクを右側に倒し、右手の手首に収納していた杖を地面向かって突き出す。

そうして右足の代わりを杖で代用した後、アクセルを強く踏み、ハンドルを強く自分の方へ引き寄せる。

 

 

グオァッッッ!! と、エンジン音をこれでもかと唸らせて、杖を軸にしたバイクが百八十度回転した。

 

 

数秒間だけ得た安全を、彼はこの為に使った。

オートマタ兵士と対峙する形となった一方通行は、即座に杖を収納した後グッッッ!! と、全力でアクセルを踏み込む。

 

同時、カイザーのオートマタ兵士も状況を把握したのか、排除続行と言葉を続けた後、サブマシンガンを構えて一方通行目掛け突撃を始める。

 

間を置かず、嵐のような銃撃がオートマタ兵士から迸る。

しかし一方通行はもう蛇行運転はせず、代わりに我が身を出来る限り低くして一定の安全策を取るだけに留め、一直線に相手のバイク目掛けて走行を始めた。

 

ブレーキを一切踏まない、激突も止む無しとばかりに二台のバイクが距離を急速に詰める。

片方はサブマシンガンの火を吹かせながら、片方は身を限界まで屈めながら。

 

そうして互いの距離が五メートル、三メートル、一メートルとコンマを刻む毎に縮まり。

激突まで残り三十センチの距離に到達し、互いのバイクが衝突する寸前。

 

一方通行は僅かにハンドルを傾けた。

刹那。進路を反らした一方通行の行動結果により、一方通行とオートマタは肩と肩がぶつかってもおかしくない距離ですれ違う。

 

バイクの側面と側面が擦り合ってもおかしくないギリギリで一方通行は激突を避けた後。

 

「この速度なら果てまで飛べるンじゃねェか!? あァ!?」

 

カチッッ!!! と、素早く首元のチョーカーのスイッチを切り替えた。

直後、スイッチを切り替えるのに使った右手をそのまま真横に伸ばし、すれ違っている真っ最中の兵士の顔面に押し当てる。

 

ゴシャッッッッ!!!!!!!!!!! という、何かが根元から破壊されたような音と、バイクに乗っていた兵士が凄まじい勢いで一方通行の進行方向へ吹き飛んだのはその直後だった。

 

その距離、およそ三十メートル。

 

果てとまではいかなかったものの、彼が放った一撃はオートマタを破壊するには十分な威力だった。

吹き飛ばされたオートマタ兵士の顔面部分は歪な形で凹み、背後にあったコンクリートに派手に後頭部をぶつけた後、バチバチと火花を散らし始める。

 

乗り手がいなくなったオートマタのバイクが、バランスを崩し横転する音と、一方通行から受けた衝撃に耐えきれずオートマタ兵士が破裂音を迸らせたのはほぼ同時の出来事だった。

 

「はァ……。アビドスにやって来た初っ端からコレかよ……。先が思いやられるなァオイ」

 

奇跡的に一切被弾していなかったバイクを止め、来て早々に厄介事に巻き込まれた事実に拭いきれない面倒臭さを覚えた。

 

元々厄介事に首を突っ込む前提でアビドスまで足を運んではいるのでトラブル発生自体は問題ないのだが、それにしたって猶予が無さ過ぎだろと思わざるを得ない。

 

これでは先が思いやられる。

待ち受けている仕事が早くも暗雲立ち込めていることに辟易しつつ休憩を終えようとして。

 

突然、真上に巨大な物体が現れたのを影と気配で察知した。

 

「ッッッ!?」

 

咄嗟に真上を見上げ、絶句する。

もう一台のオートマタ兵士とバイクが彼の真上を飛んでいた。

彼がいる場所目掛けて、落下しようとしていた。

 

咄嗟に両手でハンドルを握りバイクを発進させようとするが、間に合わない。

立ち上がりが遅いバイクでは、逃げ切れまでの加速を確保できない。

 

車体が、落ちる。

百キロにも及ぶバイクと、測定不能なオートマタ兵士が、重力を纏いながら彼目掛けて落ちる。

 

そして。

 

ガガガガガガガガガッッッ!! と、銃撃音が鳴り響いた。

 

但しそれは一方通行の真上からではない。

 

何処から放たれているのか、一瞬一方通行は認識出来なかった。

ただ漠然と撃たれている事実のみが、彼の脳内で警鐘を鳴らした。

 

そう、彼の中では判断されていた。

しかし。

 

 

 

 

 

どういう訳か彼の頭上で爆発が発生した。

 

 

 

 

 

「ッッッッ!?」

 

何が起きたのか、今度こそ一方通行は何一つ分からなかった。

自身の真上を支配し、上から叩き潰す役割を今まさに全うしようとしていたオートマタ兵士と兵士が操るバイクがまとめて爆発するなんてことが普通あり得るのか。

 

だが彼が何が起きたのかを認識できていない間にも着々と事態は進行する。

 

ゴシャァァアアッッッ!! と、爆発したオートマタ兵士とバイクの残骸が一方通行の周囲に轟音を立てて散らばる。

 

脅威は取り除かれたことを、結果が証明する。

 

「ん……。もう大丈夫」

 

声が聞こえたのは、そんな折だった。

反射的に視線を声が聞こえて来た方へ、後方へとずらす。

 

初めに視界が情報を拾ったのは、ロードバイクにまたがり、暖かい時期なのに何故かマフラーを巻いている少女がアサルトライフルを一方通行のやや上方向に構えていた様子だった。

次に汚れ一つない銀髪と頭の上にちょこんと生えた猫耳と、瞳の色が白と黒のオッドアイであることが見え、そして少女が丁度探している少女達が身に着けている筈の制服に身を包んでいるのを確認する。

 

「その服……。色々と聞きたいことは沢山あるけど……」

 

対する少女の方も目線を上から下へとゆっくり動かし、連邦生徒会の制服を着込んでいる一方通行を見て一瞬複雑そうな表情を浮かべる。が、しかし直後には表情を緩め、ロードバイクを押して彼の方へと近付き。

 

「とりあえず、怪我は無さそう?」

「……あァ。どこも怪我してねェよ」

「なら良かった」

 

本当に良かったと思ってる様に目を細めて少女は微笑む。

 

これが二人の初邂逅だった。

その出会いは、破壊されたバイクから零れるガソリンとオイルの匂いが立ち込める戦闘跡で行われる。

 

やがて長い災厄に立ち向かうことになるであろう少女達。

その六人目。

 

砂狼シロコ。

 

彼女との出会いから、ここ、アビドスを取り巻く物語が幕を開ける。

 

 

 

 

 

 

 

 

 












シロコ登場!! シロコ登場!!
やっと出てきました本命ヒロイン!! 本命……??
でも割と王道してるヒロインは彼女だと思ってます。

ヒロインが王道なら出会いだって王道です。
典型的なミーツガールですが、これが良いんです。

加えて今回からアロナが自在に喋れるようになりました。
これで出番がやっと増やせますね! やりましたね!

そんなこんなで開幕イレギュラーから始まりましたアビドス編。
殺伐としてそうでそんなに殺伐としていない、けれどやっぱり重いかもしれない物語です。

今回のお話から一方通行にいくつかのアップデートが入っていますね。
具体的にはバイクとアロナ関連。

一方さんバイク運転出来るの? って方はアニメ『とある科学の一方通行』の三話を見て頂ければよろしいかと……!

それ以外にも何やら変なことをやって変な結果を出したりしていますが、多分全部アロナバリア関連なのでしょう。きっと。恐らく。


パヴァーヌと比較してそこそこ動けるようになった一方さんがどうなるのかも要チェックですね。


感想、コメント毎回嬉しく拝見させて頂いております。
今後も送って頂けると励みになりますのでどうかよろしくお願いします。


次回は残りのメンバーと邂逅編です。
さて、高校にいない彼女達はどこに行ったのでしょうね……???









多分、浜面ならもう少しスマートにオートマタ兵士を退けてる。


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