シンボリルドルフ達と泊まる話&他etc   作:how-kyou

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タグ増やさなきゃ…。

悩み中の方があるんで、最後に書いときます。


2.合宿は誰と共に?

---2.合宿は誰と共に?---

 

「…あー緊張する」

 

案の定、夏合宿を行うウマ娘達は多かった。

 

各人の希望を聞き、適切に集計した結果、参加するトレーナーに対し、ウマ娘は凡そ倍…つまり、彼も2人以上の面倒を見ると言うことが、確定している。

 

そして今から、合宿を共に過ごすウマ娘が誰になるか決まるというわけだ。

 

「オイ、ルドトレ」

 

向かおうとした矢先、誰かに呼び止められる。

 

「ん?ああ、シリウスシンボリか」

 

スラリとした、長身のウマ娘に呼び止められる。

彼女はシリウスシンボリ。

 

ついこの間、本格的に顔を合わせた。

その時の状況を彼はふと思い出す。

 

その出会いは、彼にとって印象的だった。

 

---

 

出会い頭、第一声が「テメェ、ルドルフに手ェ出したんだってなぁ」であった。

それはもうその他大勢がいる廊下で、そう声をかけられた。

 

声をかけて来たのが生徒であるという点、思いの外の雑踏に声が紛れ、こちらを気にしている者が居ない点、どことなく彼が担当するウマ娘に似ている点。

 

その辺りを踏まえた彼は、すんでの所で反射的にぶん殴ろうとしたのを止めることが出来た。

 

万が一、周りに聞き耳を立てている生徒が居た時の事を考え、努めて冷静に「練習中に手を貸したあの事ですかね」などと躱した。

 

「ふーん…私はホテルで、だと聞いていたんだがな??」

 

小声でホテルというワードを伝えてきた事実で、彼の表情の裏側に驚愕に満ちる。

時たま、風の噂が流れている事は知っている。

 

しかしそれらも75日、放っておけばそのうち収まるものだろうと考えていた。

だが、目の前のウマ娘は詳細まで知っているようだ…。

 

彼は考えた。ここまで知る者は、たづなさんくらいしか居ないはずだ!と…。

 

どこかから漏れたのか?いやシンボリルドルフに限って、そのような事を話す相手がいる筈が……と、ここまで逡巡し、唯一彼女が話す可能性があるウマ娘に思い至る。

 

彼女は言っていた。

「以前シリウスと話した時にね、なんでも〜……」

 

そうだ、コイツがシリウスシンボリだ。

見た目、雰囲気、話す内容、どれをとってもそうだとしか思えない。

 

彼の、あの苦労と思い出は、全て目の前のウマ娘に起因するものだった。

 

某子供探偵のように、若干ドヤ顔を決めてくるシリウスシンボリであろうウマ娘。

それを見てたら段々ムカついてきて彼。

 

少しくらい文句を言っても問題ないだろう。

そう判断し、手を取り「ついて来い」という。

 

「お前まさか…ルドルフだけに飽き足らず私まで手籠にしようってのか?この色情魔め」

 

「なぁに言っとるんだこの小娘!?」

 

幾つか振り返る視線が増したように感じた。

それを避けるようにくぐり抜けてかけ離れていった。

間違いなく新たな噂が流れるだろう。

シリウスシンボリも見られている事に気付く。

 

「ルドトレ…テメェ、この後どうなるか分かっているんだろうな」

 

「いや、お前のせいだからな?」

 

そんなこんなが、彼とシリウスシンボリの出会いだった。

 

---

 

「相変わらずシケたツラしてるのな、お前」

 

「うるせーほっとけ」

 

誤解を与えたまま放置するのは危険だと判断した俺は、出会ったばかりのシリウスシンボリに事の洗いざらい、全てをぶちまけることを選んだ。

 

最初、顛末を聞いた彼女は赤面するだの、アイツにいっぱい食わされただの、色々言っていたが…最終的に「アンタおもしれーのな、覚えといてやるよ…皇帝のお気に入り」などと言って立ち去っていった。

 

こちらとしては、彼女に絡まれると面倒なことになるのは間違いなく、ルドルフ関連で揶揄われるのも確定事項となるので、忘れてもらったほうがありがたかった。

 

ちなみにその日に、シンボリルドルフは「紛らわしい言い方すんじゃねぇよ!」とシリウスシンボリから怒られ、ションボリルドルフしていた、というが別の話。

 

「んで、皇帝サマとナニか進展あったのか」

 

例の一件があってから、顔を合わせる度に、予想通りに揶揄ってくる。

 

「意味を持たせるな意味を……何もナニもねぇよ、教え子とそんな事あってたまるか」

 

「ホテル行ったくせに」

 

ダメだ、内容が内容だけに話すと、いつも形勢不利から始まる。

 

「それよりもだ、シリウスシンボリ…お前も夏合宿の抽選か?」

 

「チッ、流すなよつまんねぇな…そうだよ、海辺の砂で走り慣れて起きたくてな」

 

上手い具合に話題を変えられた。それにしてもこの時期に海辺の砂で走る意味合い…なるほど。

 

「海外レース、出ようとしてるのか」

 

「ほー、驚いたな…なんで分かったんだ?」

 

「そうだな…君が走っている姿はちょくちょく見ていたってのと、筋肉のつき方や足つきから…そして今、海辺の砂を走る意図を考えたら、辿り着いたって感じかな」

 

「やっぱさ、アンタ…私も狙っているだろ?」

 

「だから、なんでそうなるのさ!?」

 

「ハハッ!…アンタ、やっぱり面白いな」

 

くっそやり辛ぇ!!まるで…

 

---

 

「…酔った時のルドルフにそっくりだ」

 

「…あん?どういう意味だ?」

 

気付けば声に出ていたようだ。

 

「君も聞いたんじゃないのか?ルドルフがワイン風呂で酔っ払って迫ってきた時にそっくりだったんだよ」

 

「……」

 

「俺がちょっとトレーナーらしい事をした時の反応も似てたしさー。本当、何なんだよ」

 

「……ウソだろ」

 

シリウスシンボリはショックを受けているようだ。

 

(あんなポワポワな生徒会長と似ている、だと…!?)

 

背中がムズムズとしてきた。

 

そしてウマ娘である彼女には、トレーナーである彼には、決して聞こえることのないものが聞こえてくる。聞こえてきてしまう。

 

『あ、あそこにいるのシリウスシンボリ先輩と…』

『生徒会長の担当トレーナーだよ!』

『最近よく一緒に居るよね?ね??』

『も、もしかして生徒会長から奪う、とか…?』

『『『キャーキャー』』』

 

好き勝手言いやがって。とシリウスシンボリは耳を後ろに少し絞る。

少女達による噂はこうして出来上がって行くのだろう。

 

どうこう言っても、有効的な効果はない。

しかし、あの生徒会長の担当トレーナーをここに置いていっては、勝手な話が更に広がるではないか、とも思う。

 

総合的に判断したシリウスシンボリは。

 

「おい、抽選はあっちだろ…行くぞ」

 

「え?あ、ああ」

 

これ以上ここで話すのは得策じゃないと、トレーナーを引っ張り、その場から逃げることを選んだ。

 

---




ルドルフは今回お休み。
悩んでいるのはシリウスの扱い。
ヒロインクラスにするか。彼女も彼女みたいな扱いにするか。
そもそもルドルフとだけ共に泊まれば良いのか?
折角だから3人同じ部屋に泊まるみたいな方が良いのか…?

そうなったら、またまたタイトル変更ですね(笑)

多分pixivでも同じこと聞いてます。

お読み頂きありがとうございました。

シリウスシンボリの扱い(出来る限り頑張ります)

  • いっそ3人一緒に泊まれ
  • 泊まるのはルドルフとだけ
  • 別の機会にトレーナーと
  • そんなことより修羅場が見たい
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