シンボリルドルフ達と泊まる話&他etc   作:how-kyou

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あー難産だった…。
これで次回から甘々出来ますね!!


4.トレーナー、電話杯追負

---4.トレーナー、電話杯追負---

 

生徒会室前にて

 

「じゃあまた合宿所で…怪我とかすんなよ?」

 

「オイオイ、随分と心配してくれてるじゃないか…さては惚れたな?」

 

「10年早いわガキんちょが……ルドルフがマジでお前と走るの楽しみにしてるんだよ」

 

立場的に学内で頻繁に会うのが、難しいのだろう。

そんな彼女と思いっきり競える合宿は、たとえ彼女の参加日数が短くとも、ルドルフの状態を絶好調まで持っていくに容易い。

 

「…一つ思うんだが、あの状態の皇帝サマと走る方が怪我すると思わないか?」

 

対してシリウスシンボリは、少々げんなりとしているように見える。

ハイテンションのルドルフの相手に疲れたようだ。

 

「心配するな、死ぬ前には止めてやる」

 

「それじゃあ遅いんだよ、ったく…連絡、任せたぞ、じゃな」

 

シリウスシンボリは去っていく。

次に彼らと会う時は合宿所だ。

 

彼女ならレースも体調も大丈夫だろう。

そう思い、見送りを終え生徒会室に戻る。

 

「随分と激励の言葉を送っていたようだね、トレーナー君……シリウスは何か言っていたかい?」

 

どうやら彼女が去って、テンション高く絡みすぎたのでは?と後悔しているようだ。

 

なんと伝えようか…と少し悩んだところで、彼女が事あるごとに揶揄ってくる、そんな姿を思い出す。

 

「絶対、合宿中に追い負かすって言ってたよ」

 

「!ふふ…そうか、そうかそうか…!それは楽しみだな!」

 

またルドルフのやる気が上がったようだ。その姿は、もはや滾っていると言ってもいいだろう。

 

大人気なかったかもしれん。

 

---

 

忘れる前に宿泊施設に電話をしなければ。

そう考え、再び部屋の外に出て電話をかける。

 

『はい!お電話ありがとうございます!お電話ありがとうございます!お電話ありがとうございます!!ホテル『ウマYES谷』フロント鶯谷たけしでございます!!』

 

「いや、B○○K ○FFか!」などとツッコミを入れるべきか悩んだが、電話の向こう側の騒がしさが窺える。

おそらく忙しくて混乱してるだけだ。

きっとそうだとスルーを決める。

 

「あーすみません、中央トレセン、シンボリルドルフのトレーナーなんですが」

 

『承っております!150名様でご予約のシンボリ…』

 

「違う違う、そんな一族総出じゃない」

 

『あーっ!すみません間違えました!!夏合宿でご利用頂く…』

 

「そう、そっちだ!」

 

突拍子なフロントマンの発言からか、思いの外大きな声が出てしまう。

 

『それで、どういったご用件でございましたか?』

 

「えー、確認なんですけど…トレーナー1人とウマ娘2人で宿泊予定になっているはずなんですが…1人が、遅れて到着することになりまして」

 

『かしこまりました!ご予定の変更をされるという事ですね!少々お待ちください』

 

〜〜〜♪

 

……なんだよシンボリ家150名って。

 

御用達か?

ルドルフやシリウスも行ったことあるのか?

 

「ふむ、行ったことはないね」

 

「そうだよな…あれ、聞こえてた?」

 

部屋の前で話していたのだが、気が付けばルドルフが、扉から顔を覗かせていた。

 

「トレーナー君の「そう!」が中まで聞こえていたよ」

 

「マジか…うるさくして悪かった。」

 

特に授業の時間帯とか気を付けないと…また、たづなさんに叱られる。

 

苦笑した彼女が聞いてくる。

 

「どうしたんだい?電話で大声を上げて」

 

「いや、な…150名で予約のシンボリ〜とか素っ頓狂なこと言われてさ、思わず突っ込んでしまった」

 

「ふふ、なんだそれは…けど、クリエンスやアイルトンらのトレーナーらも含めたら、150人位にはなりそうだね」

 

「マジかよ」

 

シンボリ家だけで150人達成しちゃったよ。

 

「実際の所は、他にも見ているウマ娘が居るだろうから、中々トレーナー達の参加は出来ないだろうがね」

 

それでも100人は越えてきそうじゃね?

改めてシンボリ家の大きさを実感する。

 

「所でトレーナー君?」

 

「ん?」

 

「先方の保留音が終わっているようだが」

 

「ハッ⁉︎す、すみませんすみません!とんだ失礼を」

 

『いえいえ、大丈夫です!!』

 

声量を落として電話に戻る。

 

ルドルフは再度苦笑し、生徒会室に戻っていった。

 

『ばっちし電話越しに聞こえてましたよ〜!トレーナーさんが参加出来ないという事で承りました!』

 

「へ?」

 

何を言ってるんだ?と言いそうになったが、先のルドルフの発言を思い出すと、

『〜トレーナー達の参加は出来ない〜〜』

あーあれかーー。納得…じゃない!!

 

「すみません!それはこっちの話でして…」

 

『ちょっと何言ってるか分からないです』

 

「なんでだ!?」

 

『冗談です冗談…あ、今のはトーセンジョーダンのことではなくってですね』

 

「知ってるよ!もう!…参加遅れるのはウマ娘の方!」

 

どこの世界にウマ娘を先に送り込んで、遅刻していくトレーナーが居るというのか。

 

『えー困りますよお客さん!もうキャンセルしちゃいましたよ?』

 

「早スギィ⁉︎ちょ、元に戻してくださいよ!」

 

『えーどうしよっかなー』

 

「なんでそこで淀むんですか!?」

 

『冗談です冗談、あ、ジョーダンというのは…』

 

「その下りはもういいよ!」

 

『あーすみません、つい癖で…あ、もういっちょすみません、部屋取られちゃいました』

 

「なんだよ癖って…え?軽くない!?部屋取られちゃったって、え?」

 

『じゃあもうこの際だから3人部屋で取っときますねー』

 

「いやいやいや、どの際だよ!?ちょっと待って!余計なことしないで!頼むから!!」

 

『お客さん!』

 

「いや本当すみません!余計な事とか言っちゃってすみません!!ですが自分男性なんで…」

 

『昔、チョットマテ茶って流行ってましたよね?』

 

「引っかかってたんとちゃうんかい!マテ茶がどうだと言うんですか!?」

 

『いや、似てるなーと思って』

 

「…だから!?」

 

『あ、三人部屋に変えれましたよー』

 

「嘘でしょ!?ダメですって!その部屋とさっきの2人部屋で、値段上がっても良いですから両方抑えてください!」

 

『ダメですよーお客さん!ここ泊まりにくるウマ娘さん達でいっぱいなんですから、あんまり我儘言わないでください』

 

「嘘でしょ!!!?…こちとら成人男性ですよ!?女子高生2人と同室は世間的にもダメじゃないですか!お願いします!変えてもらえませんかね!?」

 

『……分かりました、ではこうしましょう』

 

「なんでそっちから譲歩したみたいな空気になっているのかが分かりませんが、聞きましょう」

 

『ありがとうございます!…まずトレーナーさんにはタイに行ってもらいます!』

 

「…ん?」

 

『そして私のお勧めの所で手術を受けてもらい、当ホテルで合流する!どうですか、この完璧なプランは!!!』

 

「なんで自信満々なんだよ!?俺部屋変えてって言ってんの!!俺の性別変えてなんて言ってないの!!」

 

アーダコーダ アーダコーダ

 

---

 

『分かりました!いい具合にしておきます!じゃあ当日お楽しみということで〜』ガチャ

 

「なんでだっ!?あぁ、切られたッ!……畜生ッ、繋がらねぇ!」

 

おのれたけし。なんだよ、いい具合って。料理か何かかよ。

 

おそらく向こうの電話がひっきりなしに鳴っているのだろう。

決して人気で忙しいから、などという理由では無い気がするが。

 

…などと考えていると。

 

「……」

 

ジーっとルドルフが見ていた。

 

「うわっ!す、すまんルドルフ!…電話うるさかったよな」

 

「トレーナー君…合宿所のな」

 

「あーそうだよな…悪い、一部屋は泊まれはするから、心配ないと思うが」

 

問題は三人かどうかだ。

最悪、俺は野宿すればなんとか…。

 

「いや、冗談とトーセンジョーダンが面白くて……ふふ、合宿所の人も中々のやり手だな!」

 

いや、なんも上手く無かっただろ!

と突っ込もうかと思ったが…。

クスクス笑っているルドルフを見ていたら、野暮に思えてきた。

 

 

---




お読みいただきありがとうございます!

…なんやこのモブぅ!?キャラ濃すぎやろ。
アンケで合宿中、あるいは今後出しても良いか聞きます。

シリウスアンケありがとうございます!今後の参考に進めます!
あ、面白いと思って頂けたら評価とか感想貰えたらエヘヘヘ。

シリウスシンボリの扱い(出来る限り頑張ります)

  • いっそ3人一緒に泊まれ
  • 泊まるのはルドルフとだけ
  • 別の機会にトレーナーと
  • そんなことより修羅場が見たい
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