シンボリルドルフ達と泊まる話&他etc 作:how-kyou
---5.皇帝、いざ合宿所へ---
「大丈夫かい?」
「アア、ナントカナァ…」
「そ、そうか?なら良いんだが…くれぐれも事故をしないでくれ。トレーナー君」
俺たちは今、学園の用意したレンタカーで向かっている。
練習道具をトランクに積み、助手席にルドルフを乗せている。
何故、ルドルフが俺を心配するのか?
何故、俺が片言となっているのか?
…俺にとっての、魔の合宿施設が近付いて来ているからだ。
「見えてきたぞ、トレーナー君!立派な建物だ!」
「ヒエッ…ひ、広いなぁ!こんだけ広いと…きっと2部屋も余裕だよなぁ!…だったら良いなぁ」
たづなさんに電話での出来事を伝えようかと思ったが、合宿前で忙しそうな姿を見て慮(おもんぱか)ったというわけだ。
嘘だ、前回の手前怖かっただけだ。
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「…ルドルフ、車停めたし降りても大丈夫だよ」
「そうか!…トレーナー君トレーナー君!一足先に海風を浴びてきても良いかい?」
停めた途端、キラキラした表情でドアに手をかけたルドルフがそう問うてくる。
なるほど、先程から外を落ち着きなく見てたのはそういうことだったか。
「行ってきて良いぞ、ただホテルの方に挨拶するからあんまり離れずにな」
「分かった!!」
タッタッタッと走っていくルドルフ。
余程楽しみにしていたらしい。
「転ばないように注意して、20分位で戻ってくるんだぞー」
すでに浜辺へと降りていた彼女が、振り返り手を振ってくる。
…来てよかった。
これから合宿が始まる。その事実に対する気持ちを噛み締めると、思いの外、喉が渇いていることに気付く。
着いたばかりなんだから俺も、と
自販機でアイスティーを購入し、再度遠目ながらも海の方を眺める。
そうしながら一息入れる。
彼女は気持ちよさそうに伸びをしていた。
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軽く海風を味わった後、ホテルに向かった。
「どんな部屋だろうね、トレーナー君。正直ワクワクしているよ」
「俺も心臓がバクバクしているよ…」
などと言っているとフロントに着いた。
…着いてしまった。
「すみません、こちらで合宿をさせて頂く。トレセン学園の者なんですけど…」
「ホテル「ウマYES谷」へようこそおいで下さりました、こちらの記入をお願いします」
女性の方だ
昨日の電話口の奴とは別人ということだ、ちょっと安心。
「あ、どうも…ルドルフ、手続きの処理終わったら呼ぶから、ロビーで待っててもらえる?」
「分かったよトレーナー君、終わったら呼んでくれ」
「おう……ん?あの、どうかしましたか?」
見れば、口に手を当てて「あらまあ」と言わんばかりの表情をされている。
「随分と距離感が近くて…失礼ながら驚いてしまいました」
「あー、そうですかね?確かに異性ではありますが…長年の担当とならこんなものじゃないでしょうか」
とは言っても、先のラブなホテルでの一件が有ってから、ルドルフとの距離が近付いている気がするが…。
だが、そんな事言う訳もないので、お茶を濁す。
「なるほど…納得しました」
「ご納得頂けたようで何よりです」
「確かな絆が有れば、異性で有ろうと同室で24時間ケアをする!そう言う事ですね…トレーナーさん!」
随分と熱い納得をして頂けたようだ。
しかし…心のどこかで同室はないだろうと思っていたのだが…。
なんとかならないだろうか、と思い聞いてみる。
「とは言ってもやっぱり、プライベートの時間って大事だと思うんですよね。やっぱり2部屋空いてませんか?」
「空いてませんね」
「…そーですか」
現実は無慈悲である。
おのれたけし。一言文句を言ってやろうと彼の所在を聞いてみる。
「あー鶯谷ですね、昨日辞めました」
「辞めた!?」
「なんでも『人生は風船に似ている…俺の風船の行き着く先はここではなかった』とか言っていたそうです」
畜生、あいつ逃げやがったな。
「けど昨日、ウチの目玉の部屋に変えられてますね…。もしかして…お客様から、希望された訳では無かったのでしょうか?」
不安そうにフロントスタッフが聞いてくる。
しかし……目玉の部屋…?なにかあったか?
「トレーナー君トレーナー君。私はその【目玉の部屋】が気になるかな」
暇を持て余したのか、ルドルフが横に来ていた。
「初めて一緒に泊まる訳でもないだろう?」
フロントスタッフが「まぁ…!」などと言っているのが聞こえるが無視。
「確認なんですけど、広さは十分有るんですか?」
「はい。5人泊まることの出来る、離れになっていますので…しっかりとプライバシーも確保出来ていますよ」
「そうですか…」
ルドルフがキラキラした目で見てくる。
まるで、海を目にする直前のようだ。
「じゃあその部屋で…お世話になります」
「承りました!」
こんな大きなホテルの【目玉の部屋】が楽しみなのか…もしかして、また同室に泊まるのを楽しみにしているのだろうか…?
いや、きっとシリウスシンボリと泊まるのが楽しみなのだろうな……ん?
あ、やべ。
シリウスシンボリとも同室になるじゃん。
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現在ヘコみ中。
優しい一言コメントとか評価もらえるとモチベアップ!
基本仕事中は話のネタ考えてます(人間のクズだなこの野郎。
それじゃあどんなホテルか考えるかーー!
シリウスシンボリの扱い(出来る限り頑張ります)
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いっそ3人一緒に泊まれ
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泊まるのはルドルフとだけ
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別の機会にトレーナーと
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そんなことより修羅場が見たい