シンボリルドルフ達と泊まる話&他etc   作:how-kyou

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今回は
1.手洗いをして
2.料理をする

そうして嫌われる話。

…嫌われるってなんなんですかね?(概念


外.ルドルフに嫌われたいのですっ!後!

・ルドルフに嫌われたいのですっ!後!

 

トレーナーside

 

諸君ッ!

作戦は最終段階へ進んだッ!!

 

シンボリルドルフは、のこのこと俺のフィールド(部屋)へと足を踏み入れた…!

これは俺の圧倒的優位を意味するッ!!

シンボリルドルフは理解していないようだな?袋の鼠であるということをなぁ…っ!!

 

・細かい男

 

家に帰ったらまずは、手洗い、うがいだよなぁ!?

 

日々の予防は大事だからなぁ!

もちろん俺だけじゃねぇ…!

シンボリルドルフにもここはしっかりしてもらうぜ!

風邪でもひかれた日にゃ、大バッシングされちまうからなぁッ…!!

 

ここはアイツにも十全健康に…

いや、待て。待て待て待て!

…善は急げだろッ!俺っ!?

…怯えることは何もないっ!…ここだ!ここで…初っ端から作戦を決行するんだっ!!

 

「ルドルフ、手を洗う時は…これを使ってくれ」

 

「なんだい、これは?…随分と仰々しい箱から取り出してきたが」

 

訝しんでいやがる。

ここは、ヨイショしてでも使ってもらわなければ…ならねぇなっ!

なんていったって、細かい男以前に…しっかり手を洗わせないといけないからなっ!!

 

「ただの薬用石鹸だよ、麗しのルドルフの手を荒れさせたらいけないからね」

 

「ふふ、何を言ってるんだトレーナー君は…ありがとう。使わさせてもらうよ」

 

よっしゃ!使いやがった!!!

ここから目的を切り替えるゥ!

更に細かい男アピールを続けるぜっ!!!

 

「あ、あとうがいな…これイソジン」

 

「風邪予防だね。苦手な味だが…使うよ」

 

よっしゃよっしゃ!!

嫌がらせ大・成・功!!!

 

……まだだ!まだ終わらんよっ!!!

 

「あ、もう一回これ入れて、んでうがいしておこう」

 

「青いな、これは?」

 

「別の薬。今日、ルドルフ声出してたからさ…一応やっとこうね」

 

「うむ…」

 

流石にしつこ過ぎたか…??

いや…嫌われるにはこれくらいしつこくぅ!!

せねばならんっ!!

鬱陶しいくらいが丁度良いんだぜっ!?

 

---

 

シンボリルドルフside

 

帰り着いた。

洗面所を借り、手を洗おうと思ったのだが、

 

「ルドルフ、手を洗う時は…これを使ってくれ」

 

トレーナー君に呼び止められた。

何やら取り出して持ってきたようだ。

 

「なんだい、これは?…随分と仰々しい箱から取り出してきたが」

 

トレーナー君の後ろには…何というか高そうな箱が見える。

 

「ただの薬用石鹸だよ、麗しのルドルフの手を荒れさせたらいけないからね」

 

分かる、どうやらとても良いものらしい…。

練習で乾燥した、私の手に気を遣ってくれたのだろう。

 

「ふふ、何を言ってるんだトレーナー君は…ありがとう。使わさせてもらうよ」

 

私の手洗いが落ち着いたタイミングでトレーナー君は、

 

「あ、あとうがいな…これイソジン」

 

うがい薬を持ってきた。

しっかりしてるんだな、トレーナー君は。

 

「風邪予防だね。苦手な味だが…使うよ」

 

言ったとおり、あんまりこの味は好きじゃない。

顔をしかめてしまった。

 

「あ、もう一回これ入れて、んでうがいしておこう」

 

「青いな、これは?」

 

トレーナー君が別のうがい薬を持ってきた。

……流石に至れり尽くせりで気が引けてしまう。

 

「別の薬。今日、ルドルフ声出してたからさ…一応やっとこうね」

 

「うむ…」

 

もう一度うがいをする。

先程のものとは、味が違う。

口の中の後味が、大分マシになった。

 

…これも気を遣ってくれたのだろう。

随分と優しいな、トレーナー君は。

 

ふふ、これじゃあ…まるでお姫様じゃないか。

 

 

再びトレーナーside

 

…こんなの絶対おかしいぜっ!

何故か分からねーが、シンボリルドルフの機嫌が良い…っ!!

俺の3K作戦は完璧だったはずなのだが…なにゆえこーなってしまったのだっ!?

 

……ハッ!

…俺は気付いてしまった。

 

第二段階の「ケチくさい男」…あれがいけなかったのだろう!!

 

思えば、コイツが豪華絢爛しているところを見たことねッー!

そして、さっきちょっとばかり値が張る石鹸を開けた時の表情……っ!!

そこから導き出される答えは、一つ。

 

……シンボリルドルフは節約好きだということだっ!!!!

くっそぅ……俺としたことが、本質を見抜けなかったとは…不覚ッ!!…だが、いま気づけたのは僥倖ッ!!

 

これよりィ!本当の3Kを見せて、やるぜぇぇぇぇ!!

 

 

ケチくさい→金遣いが荒い

 

「トレーナー君…随分と手際が良いね」

 

「ん、そうかい?ありがとうね……だけどここから、結構力使うんだよねぇ」

 

「む、なら私の出番だな!!」

 

よっし!撒き餌成功だっ!!

最初はこき使ってやるぞ!!

 

「はは、絶好調だね。じゃあお願いするよ」

 

「任せてくれっ!!それで、何をしたら良い?」

 

「そうだね…じゃあまずは〜〜〜」

 

「む、結構…難しそうだな」

 

思う存分オーダーを言ってやったぜ!!

なんて…細かい男なんだ俺は!!?

 

「はは、まぁフォローするからさ、やってみよっか」

 

「…そうだね。頑張ってみるよ!」

 

〜〜〜

 

しばらく経った

 

シンボリルドルフに色々任せている間に最後のK…まさしく最終形(K)を発動する準備が整った!!なんて上手いことを言ってるんだ俺は!

 

それはさておき、

……どっこいしょっと。

 

「ルドルフ…締めを持ってきたぞ!!」

 

「トレーナー君?…それはなんなんだい?」

 

「言ってたろ?…ハチミツだよ!!」

 

「ほう…なんというか、あんまり見ない容器だね」

 

「はは、少しばかり良いものさ!…せっかく今日、ルドルフが来てくれたんだからね!」

 

暗にシンボリルドルフに使わせた!と言う!!

ちっくしょ〜!なんていやらしい奴なんだ俺はッ!!

 

シンボリルドルフも唖然としているぜッ!!

 

「…ありがとう、トレーナー君」

 

「はは、なんのことだい?…さぁ、煮込んだら完成だ、一緒に食べようか」

 

お高いものを、無理矢理ィ食わしてやるぜぇ!!!!?

 

 

再びシンボリルドルフside

 

彼の料理する姿を見ていた。

 

「トレーナー君…随分と手際が良いね」

 

思わずそう声をかけてしまう。

…なんとか手伝えたらと思ってはいるのだが、彼の動きについていけそうにない。

 

「ん、そうかい?ありがとうね……だけどここから、結構力使うんだよねぇ」

 

!!

彼がこっちを見ている…もしかして、頼ってくれているのだろうか?

 

「む、なら私の出番だな!!」

 

「はは、絶好調だね。じゃあお願いするよ」

 

…些か、声を大にし過ぎた気がする。

随分と微笑ましいものを見るような目をされた。

 

「任せてくれっ!!それで、何をしたら良い?」

 

気恥ずかしい感じがしたので、振り払うように聞く。

 

「そうだね…じゃあまずは〜〜〜」

 

「む、結構…難しそうだな」

 

彼から、手順を聞いたのだが…どうにも難しい。

走る私は皇帝と呼ばれているが、その形は無しといったところだな…。

 

「はは、まぁフォローするからさ、やってみよっか」

 

買い物中に、彼はこう言ってくれた。

『一緒に勉強して行こう、ルドルフ』

そうだ、今日からだ。

 

「…そうだね。頑張ってみるよ!」

 

〜〜〜

 

彼に何度も、手を貸してもらいながら肉を裁断し、煮込み始めた。

 

「ルドルフ…締めを持ってきたぞ!!」

 

「トレーナー君?…それはなんなんだい?」

 

鍋から離れた彼は、また何か豪華そうなものを持ってきた。

 

「言ってたろ?…ハチミツだよ!!」

 

…彼のお金のかけるポイントが、また一つわかった気がする。

 

「ほう…なんというか、あんまり見ない容器だね」

 

少なくとも、日常生活や…先程の買い物中も見た記憶がない。

 

「はは、少しばかり良いものさ!…せっかく今日、ルドルフが来てくれたんだからね!」

 

彼が嬉しそうに取り出してくる。

今日、か…。

 

今日まで知らなかった色々なことを、彼は私に教えてくれた。

走るだけが全てじゃない。

身をもって、改めて知ることが出来たよ。

 

私は幸せだよ。

 

「…ありがとう、トレーナー君」

 

「はは、なんのことだい?…さぁ、煮込んだら完成だ、一緒に食べようか」

 

 

 

---シンボリルドルフのひとこと---

トレーナー君のおかげで、色々と勉強になったよ。…ありがとう。

晩御飯も美味しかったよ。いっぱい頂いてしまったな。

私は今日を胸に刻んで、望む明日を迎えるよ。

見ていてくれ、トレーナー君!

 

---トレーナー君のひとこと---

飯うめぇ…。

やっぱ良いハチミツはすげえな。

作戦…成功か??いや分からんぞっ?

 

…とりあえず、シンボリルドルフを太らせておくか。

オラァン!もっと食うんだよっ!!

 




感想とか評価とか随時募集。

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  • イチャつくならおk
  • 別で連載しろ
  • 早く本編書け
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