仏の顔もって言うしね、謝って許してもらおうとも思っていない。
でもせっかくだし今度はちゃんと完結させたいね。
淫魔の都ラストエルベのスラムに新たに作られた闘技場でついに初試合が行われる。
奴隷闘士同士での対戦で、レートは共に0。
観客はほぼ無の情報の中で賭けの内容に頭を悩ませる。
そして賭けの締め切りが宣言されたところで司会から両者の紹介がされるようだった。
【司会サキュバス】
「さーあ!今までおまたせ致しましたぁ~♪」
「これより魅惑の闘技場での初試合を開催致しまぁす~♪」
「司会進行を務めますのはこのアタシ、ミミルミよ~♪」
ミミルミが壇上で大声を張り上げたところで観客はどよめいた。
なにせ、娼婦同然なほどにギリギリな下着姿だったからだ。
ミミルミが紹介した奴隷闘士は、申し訳程度の軽装で下着が全く隠れていなかったが、ミミルミはそれよりも肌を隠していなかった。
【司会ミミルミ】
「そんなにアタシが魅力的なのぉ~?」
「別にいいけど安くはないし、予約はちゃんと取ってよね♪」
ミミルミが冗談を言った後両者を紹介する中で、今回場内に入場する奴隷闘士リナはこれまでのことを思い返していた。
そもそもリナが奴隷堕ちしてしまったきっかけは家出だった。
リナは剣の腕に自信があり、世直しの旅を目論んだところを父親に反対されてしまった。
そこを無理押しして村から出てしまったわけだが、人攫いに負けて捕まってしまったのだった。
リナが捕まった奴隷商会はあまり設備投資するところではなかったらしく、隷属の首輪や媚薬等をされることはなかった。
ただ、リナが反抗するたびに暴力を振るわれた。
うっかり用心棒がリナの顔を傷つけてしまったために商品価値が落ちたとして、最終的には備品扱いとして乱暴される日々を送る羽目になった。
反抗心が折れる寸前のところで、リナはある出会いをすることになった。
【痴女っぽい双角】
「大丈夫?……じゃないかー」
「元は綺麗だったんだろうけどこんなにボロボロにするなんてなってないわねぇ」
リナはドロドロのボロボロで、身動きする余裕すらなかった。
【痴女っぽい双角】
「この辺の敵みんなノしちゃったし、せっかくこの娘生きてるなら貰いたいなぁ……」
「ねぇねぇ、アナタは今生きたい?死にたい?」
【リナ】
(生きたい……こんな人生絶対許せない……)
【痴女っぽい双角】
「返事ないけど、このアゴじゃムリかー」
「とりあえず治療からだねー」
「これ受けるならアナタはアタシのもの……ってことになるけどそれでいい?」
「まあ返事なんて聞かないんだけど」
そうしてリナは下腹部に光るハートの模様を付けられ、サキュバスの奴隷になってしまったのであった。