・風呂で磨かれた
・荷運びクエストを受注することにした
【淫魔ミミルミ】
「そうそう、地図渡してあげるから仕事行くならここの建設予定地ってところに行ってね~」
【リナ】
「えっ?」
奴隷一人で外歩かせるとか正気なんだろうか。
脱走し放題だし、スラムのならず者にそのまま持っていかれるとか思わないんだろうか。
【淫魔ミミルミ】
「うんうん、言いたいことは分かるよ~」
「でも大丈夫。首輪が黒じゃなければアタシたちのモノってちゃあんと周りには説明してあるからねぇ~」
「あっちなみにリナちゃんの首輪は赤だよ~」
「色が変わる基準はこれからみんなで考える予定だけど、黒、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫、白、虹って感じで変わる感じの予定だって聞いたような」
「仕事は明日からでいいけど今から下見に行ってもいいんじゃない?」
「地図にはコンビニとか娼館の場所も書いてあるから気が向いたら行ってみてね~♪」
まさか現地まで地図を持って行けと言われるとは思わなかった。
このまま脱走することも考えたが、大人しく建設予定地に下見に向かうことにした。
その考えが正しかったと痛感したのはスラムと城下町の境目あたりを通ったときのことだった。
晴れてるのに何故か大きな水たまりができていたのだ。
少し様子を伺ったところ、ちょうど脱走を狙う奴隷を見かけた。
ちょうど水たまりのあたりのところで突然奴隷が嬌声を上げ始めたところで、野次馬が集まり始め、奴隷が力尽きたところでスラム側に連れ去られていった。
奴隷を運び去った男共の会話からしてきっとあの娘はロクな目に合わないだろう。
あの水たまりのあたりで首輪の色が赤から黒に変わったということは、首輪の色で
水たまりを片付けないのはきっと見せしめのつもりなのだろうなと思った。
コンビニとやらを先に見ることにしたが、明らかにご主人サマみたいな格好をした双角の女が立っていた。
店に入るとものすごく適当に挨拶された。
こんなところに入るのはスラムの住人か奴隷くらいだしそんなものだろう。
品揃えを見た感じだと、軽食とか飲み物とか下着とか間に合わせの装備とかが売られていた。
コンビニというのは何でも屋という意味らしい。
飲食物はやけに白かったり、白いものがかかっていたりするものが多いようだ。少し気になったが無一文の私には何も買えなかった。
ここでもバイトを募集しているらしい。
赤い首輪の奴隷が研修中の札を首に下げていたが様子がおかしかったので、ご主人サマみたいにちょっかいをかけられていたのだろう。
双角の店員にバイトを勧められたが、一旦保留にすることにした。
少なくともこの仕事で鍛錬になるとは思えないし。