アルまど様「干渉できない特殊な宇宙が増えてたので見てみたら自分が犯されてた」   作:夜月工房

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※本作は二次創作であり、記載のない設定による辻褄合わせが行われているため、登場人物は全員18歳以上です。タブンネ


円環の理は今日も平和です

 作中の誰にも呼ばれないし多分自覚もないアルティメットまどかという正式名称を持つ通称アルまど様は、ありとあらゆる世界においてソウジェムが濁りきる最期を迎えた魔法少女を魔女になってしまう前に円環の理へと導くことで救済する法則を全宇宙にもたらした神様です。

 働き者のアルまど様は日夜たくさんの宇宙でソウルジェムの濁りきった魔法少女を救っています。

 ただし、ソウルジェムが砕けた系の最期を迎えた魔法少女には手が出せません。

 世知辛いことですが、壊れた魂の修復や時間への干渉といった手段による復元は、宇宙にかける負担が大きすぎて実行できないのです。マギレコのワルプルギス戦で起きた奇跡を想って頂ければご理解いただけると思われます。

 仮にできたとしたら、それはもはや宇宙の法則を超越した上位存在(もうチートや、チーターやろそんなん!)ということになります。

 

 さて、そのマギレコです。

 

 ある時、アルまど様は自らが干渉できない宇宙が存在することに気付きます。

 アルまど様は困ってしまいました。これではその宇宙の魔法少女たちを救済することができません。自分の存在意義が揺らぎかねない事態にアルまど様はちょっぴり慌てて、それ以上に救われない魔法少女たちを思って心を痛めました。

 一度その存在を知ってしまえば放っておくことなどできません。アルまど様は自分が干渉できないその原因を探っていき、とある一人の魔法少女が基点となって宇宙の歴史が変わっているのだと突き止めることに成功しました。

 その宇宙の歴史を眺め続けたアルまど様は、最終的にその宇宙の魔法少女たちが掴み取った未来の果てに新たな円環の理が生まれたのを見届けました。

 途中で思わず魔法少女たちを応援するために無理矢理な干渉をして、その宇宙を消滅させそうになるお茶目も起こしましたが、結果的に無事だったので良しとします。正直、その時の応援がなければ魔法少女たちの勝利が怪しかったのも確かでした。

 

 と、そこでアルまど様は思い出しました。これはお隣さんに引っ越してきた新しい円環の理こと∞いろはちゃんが持って来てくれた引っ越し祝い、通称マギア・レコードだったのです。どうやらここまで見届けたことで記憶の封印が解除されたようです。決して物忘れが激しくなったとか、そんなものでは、決して、ありません。こっそり魔法少女で収まる範囲の分身を送り込むという召喚に応じる神霊みたいな真似をしていたことを覚えていない振りをしたことが裏目に出ていますが、別に誰からも追及されないので問題ありません。

 

 謎が解決してすっきりしたアルまど様は日常業務に戻ろうと宇宙の観測を始めます。

 

 いつものようにソウルジェムが濁りきる魔法少女を見付けては円環の理に導いていくのを繰り返していると、再び干渉できない宇宙を見付けました。

 

 一度経験がある以上、慌てることはありません。まずはこの宇宙の自分がどうなっているのかを確認しようと大型のモニターに投影して……停止しました。衝撃の余り、叫ぶことすら忘れています。

 少し経つと停止は解けたのですが、心中穏やかなはずはありません。

 取り乱してじっとしていることができず、さりとて目的も定まっていないので、あわあわと意味のない動きを繰り返しています。

 ですが、このような反応も無理がありませんでした。だって、大型のモニターにでかでかと映っていたのは、懐かしき一般魔法少女時代の衣装に身を包んだ自分(鹿目まどか)の姿。別の宇宙では当たり前に見かけるとか言ってはいけません。今の自分からすると遠い過去でもあるのです。円環の理の仕様上、未来でもあるのですが。

 

 そんな一般魔法少女姿の自分(まどか)が何をしているかといえば

 

 

 

       ○

       

    し  ッ

    て

 ま  お  ク

 ど  り

 か  ま  ス

    し

    た

   

 

 

 亀のように丸まっている自分が、後ろから腰を掴まれ、相手の腰を打ちつけられていました。動きに合わせてどこか猫のような声をあげています。

 

 アルまど様は処女です。なにせ具体的な年齢を出すのは控えますが花も恥じらう中学二年生を境に男旱を通り越した環境に身を置いているのです。男性経験などあろうはずがありません。

 性知識は保健体育で学んだ浅く狭い学術的な部分がほとんどです。

 友達ともそういった話題で盛り上がった経験はありません。

 雑誌などで目にしたときでも気恥ずかしさから基本的に飛ばしていました。一人でこっそり読み耽ったことがないとは言いません。

 自慰に関しても、興味はあったけど怖くて試したことがないタイプの処女です。

 親友のさやかちゃんに胸を揉まれたりしたことはあっても、ただのボディランゲージで、お風呂で体を洗うようなものです。性的な意識はなく、快楽とも無縁なものでした。

 どこかの時空でほむらちゃんから色々(裂けちゃう)されたのかもしれませんが、まったく記憶にございません。

 

 そんな自分(まどか)が、色々すっ飛ばして大人エレベーター(エスイーエックス)しています。

 

 果たして自分(まどか)はそんな淫らな少女だったのでしょうか。

 否定から入るべくアルまど様はかつての自分(鹿目まどか)をじっくり観賞します。

 神様としての不屈の精神でこれは別人、自分に良く似た別人、と念じながらガン見します。

 本人は気がついていませんでしたが、手が胸に伸びていました。この瞬間、アルまど様は性に目覚めたのでしょう。

 

 まず体位。亀のように丸まって踞る自分(まどか)を逃げないように押さえているように見えます。

 もしやこれは無理矢理な行為で、自分(まどか)は苦しんでいるのでは……あぁ、枕にした腕で目は隠れていますが、露出している口元は弧を描いています。どう見ても笑顔です。

 涎も垂れてだらしなくはしたない様子はアニマルカフェでもふもふに包まれているそれに良く似ています。幸せ全開ですね。

 

 しかしこの程度ではアルまど様は諦めません。レディースコミックに載っていたコラムで取り扱われていた薬物を使用されているのかもしれません。

 ホラ、画面の向こうで自分(まどか)もダメとか言ってます。これは体を無理に気持ち良くされても心は嘆き苦しみひび割れそうになって……う~ん、まさかの辞めちゃヤダ。体を起こして振り向きながら行為の延長をおねだりする様は飼い主が撫でるのを止めてしまった時のわんこのごとくです。

 

 アルまど様は屈しそうな心をなんとか奮い立たせて観賞を続けます。まだです、まだ負けていません。

 あーっと、ここで我慢できず自分から動き始めました。積極的。キスもですね。何なら口を開けて舌を突き出しながら顔を近づけました。相手の男の子も優しく抱き締めて受け入れております。わーお濃厚。水音がめっちゃsexuality。しかも合間合間でめっちゃ好き好き言ってますね。これはポイントが高い。ですがそこはかとなく親鳥と給餌される雛のような微笑ましさを感じさせる、実に不思議な光景です。

 

 良く見たらソウルジェムには一点の曇りもありません。見たことないくらいピッカピカのペッカペカです。

 本来ならこの現象を不思議に思うべきアルまど様でしたが、余裕を失っているためできませんでした。

 なぜなら、自分(まどか)の浮かべているうっとりとしながらもどこか安心しきったした表情は確実に自分(アルまど)の知らないものだったのです。この時点でアルまど様の心の中は羨ましいという気持ちが大半を占めていました。

 アルまど様は神になった時点で割り切りはしていますが、いわゆる白馬の王子様というものへの憧れそのものが完全になくなったわけではありません。

 素敵な男性に愛されたい気持ちがあることは、未だに女の子の姿を保っていることからわかります。周囲もなんとなく察していることでしょう。

 わたしの、最高の友達――その存在を忘れたことはありません。ですがそれは友達なのです。性知識に疎いアルまど様は、もちろん○フレなどという概念をお持ちではございませぬ。

 

 と、ここで駄目押しとばかりに一言、赤ちゃん欲しいが入りました。これはもうあきまへん。流石にアルまど様は認めざるを得ませんでした。この宇宙の自分(まどか)は見知らぬ男の子とよろしくやっているのだと。

 

 繋がったまま体の向きを変えて、両者は動き始めます。

 体の揺れに合わせて漏れる甘い声は同性……自分自身(アルまど)であってもおかしな気分にさせられてしまう魔性を備えていました。ここで男の子ではなく自分(女の子)の声に注意が向く辺り何か深い事情を感じさせます。

 そのまま二人は互いに互いを気遣いながらも高め合い、同時に最後の瞬間を迎えました。

 アルまど様は途中から夢中になる余り体を動かすことも忘れてしまっていたのですが、画面の中の自分(まどか)に釣られるように興奮が高まっていき、最後の瞬間に合わせて頭の中が真っ白になったような不思議な感覚を体験しました。

 本人(本神?)に自覚はまだありませんが、初イキのオカズが自分になるとは流石のアルまど様も見抜けませんでした。見抜きはしたわけですが。

 

 行為が一段落した二人はそのまま優しい笑顔で見つめ合った後で軽くキスを交わし、感想戦に移っています。

 この頃にはアルまど様も落ち着きを取り戻しつつあり、自分の失態を認識してしまいました。

 半端な落ち着きが悪かったのでしょう。アルまど様はなんということしてしまったのかという自責や、自分の身体と服、床等の惨状に対する感情から、つい叫んでしまったのです。

 すぐに自分の口を押さえますが、叫んだ声が戻って来るものでもありません。

 ほどなくして、叫んでしまった自分を心配して親友を始めとする円環の理に招いた魔法少女たちが駆けつけてくれました。

 その直前、アルまど様は慌ててモニターを消そうとして、しかし運命の悪戯か、自分から垂れた分泌液に足を滑らせてすっ転び、あられもない姿を晒してしまいました。もちろん、モニターには変化なしです。

 まぁ、二人とも服は着たままだったしピロートークを続けているなら映っているのは上半身だけ……そんな淡い希望は容易く打ち破られました。

 

 まさかの二回戦突入済でした。

 

 男の子は一度達したら大人しくなるって授業で習ったのは嘘だったのかな。

 そんな現実逃避にも似た疑問を浮かべながら、アルまど様は指を絡める形で両手を繋ぎ、馬乗りになって腰を振っている自分(鹿目まどか)の痴態を見られてしまうのでした。黄色い歓声が上がっているような気もしますし、お赤飯という単語が聞こえた気もします。

 一応、結合部分はスカートで隠れていたからセーフ……なんてわけには、当然いきませんでしたとさ。

 

 

 

 その後、気を遣ったのかもしれないけど大笑いしてからかってきた親友のさやかちゃんに対して、アルまど様は仕返しとばかりにこの宇宙でのさやかちゃんに姿を映してみました。

 

 自分(まどか)膝枕されて頭を撫でられ(あやされ)ながら、自分(まどか)と致していた男の子を受け入れていました。

 

 これにはさやかちゃんも思わず疑問の叫び。アルまど様は苦笑いです。

 向こうのさやかちゃんは、向こうの自分(まどか)と同じように魔法少女の姿で致していました。

 ですが、アルまど様と違って向こうのさやかちゃんはこちらのさやかちゃんと同じ姿なので、見ている側としてはこちらのさやかちゃんが致しているようにも見えてしまうのです。

 その証拠に、百江なぎさちゃんが素知らぬ顔でさやかちゃんからちょっと距離を取りました。こちらのさやかちゃんは泣いていいと思います。

 

 こうなったらついでとばかりに、見滝原市の仲間たちの様子も確認してみました。

 ほむらちゃんは眼鏡をかけた三つ編みの姿で、自分(まどか)と抱き締め合い見つめ合った状況で男の子の好きにさせていました。

 マミさんは二人きりでしたが、若干光を失った瞳をして馬乗りになり搾り取っていました。

 杏子ちゃんは半分白目をむいた感じで吠えるような声をあげていたので一見すると無理矢理されているのかと思われましたが、終わってからは艶っぽい笑顔を浮かべ満足していたので、合意の上で行われていたようでした。

 

 さて、こうなるとアルまど様としてはお隣さんこと∞いろはちゃんの様子が気になります。

 本人の許可を取らずにゴメンねと謝りながら映してみると、しっかり魔法少女の肌色面積は少ないのに艶やかなエロはちゃん姿で、やはり自分(まどか)たちの相手と同じ男の子からあんあん愛らしい声で鳴かされています。なんなら妹さんや妹さんのご友人が同席していました。アルまど様としてもびっくりするシチュエーションです。

 今までは自分たちがまさかこんな行為に……との驚きにとらわれていたので気付きませんでしたが、知人のあられもない姿にも見慣れてきたアルまど様は、ここで男の子が自分達よりも年下っぽいことに気付きます。

 中学二年生を相手になんてけしからん(このロ○コンどもめ)と考えていたら実態は全くの逆で小学生を誘惑していた(たまにはショ○もいいよね)という可能性が緊急浮上です。

 こいつぁ一大事とアルまど様はその宇宙に関しての情報を段ボールに詰め着払いで∞いろはちゃん縮めてイろはちゃんへと送ります。なんかマギレコ時空の究極まどか先輩化して来たように思わなくもないです。

 

 そんな届いたレコードを見たイろはちゃんはというと

 

「な、なんじゃこりゃあー!?」

 

 思わず心身ともにマギレコ時空のいろはちゃん化して叫んでいました。

 

 イろはちゃんはすぐさまアルまど様に連絡を取りました。方法は次元を越えた糸電話二刀流です。ハイテクなんだかローテクなんだかわかりゃしません。

 そうして情報を擦り合わせた結果、この宇宙はアルティメットまどか、∞いろはの両名が干渉できないことから、第三の円環の理が存在する宇宙だと結論付けられました。

 第一候補というか容疑者は当然のごとく魔法少女を毒牙に掛けて回る(逆だったかもしれねェ…)男の子です。究極、無限ときて、次は何になるのでしょうか。二人だけでなく、二人の円環の理に招かれた魔法少女たちもまた興味津々です。もちろん性的な意味でも。

 

 この新しい宇宙は、イろはちゃん宇宙と同じように、他の宇宙では魔法少女にならなかったはずの少女が魔法少女になっていることが確認できました。神浜市を覆う結界も同じく存在しています。結界の外には見た目だけは白い悪徳営業(インキュベーター)の姿も。

 更に、結界が成立する前の時点で魔女になるはずの魔法少女が生き延びていたり、ソウルジェムが砕けて亡くなる運命の魔法少女が存命のまま過ごしていたりもしました。

 ただし、それは数年前までが限界です。それ以前の魔法少女は変わらず終わりを迎えていました。やはり鍵は例の男の子のようです。

 多分その関係なのですが、神浜市と見滝原市、またその周辺で活動している魔法少女は、ほとんどが例の男の子と行為に及んだ経験を持ち、その半分以上は関係を継続していました。

 そんな風紀の乱れを知った円環の理にいる魔法少女たちは阿鼻叫喚。

 特に第三の宇宙で存命が確認されている魔法少女たちは崩れ落ちていましたが、その中の何割かは男を知らないまま人生を終えた自分と比較して負けた気分になったからだったそうな。

 

 では、この新しい宇宙の歴史は果たしてどのように紡がれていくのでしょうか。次回からはそこに焦点を当てていきたいと思います。





 違うんです。どっかのスパロボ二次でユーゼスが、あいつが突然あんな……予測不可能回避不可能な発言かますから!
 でも悪いのはそこからなんの罪もないアルティメットさんを登場させてあんな夢に出演させた私ですからね。えぇ、その辺は反省も後悔もしています。だが制御不能だ。

 三人目の戴く冠はE。氏名の片側は久遠。
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