アルまど様「干渉できない特殊な宇宙が増えてたので見てみたら自分が犯されてた」   作:夜月工房

10 / 23
アルまど様がイろはちゃんに軽く引いた話

 時は流れ、あっという間に来年度を迎えていました。

 途中でまどかちゃん(特別な存在)の誕生日を祝ったり、ハロウィンでトリトリ(学校行事に参加)したり、冬休みが始まって宝崎市まで潤さんを訪ねたり、クリスマスにホーリー帆奈とホーリーみことが降臨して引きこもりモブ魔法少女のみなさんも巻き込んでマンションを混沌とさせたり、会社の忘年会や仕事納めをしたり、年末年始を鹿目家で迎えたり、バレンタインに久遠が配った手作りチョコの出来映えで少女たちを撃沈したり、ホワイトデーに三倍どころじゃない成金返礼をして叱られたり……それぞれ一話二話使えそうなイベントがあったのですが、あいにくと面子が同じなので飛ばします。

 当然、女神たちは何がフラグになるか分からないのでしっかり追いかけてじっくり鑑賞しました。魂に干渉する能力を持ち、着エロ(性癖)こだわりを持つ(とても正直な)久遠が、季節イベント(バージョン違い)を逃すはずありませんでしたので。

 その期待を裏切らず、予想通りコスチューム(特別な衣装での)プレイ(思い出作り)(意味深)は素晴らしかった、と振り返って思い出し笑いならぬ思い出し発情を始めてしまうアルまど様でありました。

 イろはちゃんは原作(マギレコ)キャラの契約ラッシュが始まる年になったのでワクワクしながら力を溜めている状態です。とはいえ、毎回劇的な出逢いをするはずもなく、既知の魔法少女に紹介されたり魔女の結界で鉢合わせたりしてそのまま流れで……となる場合も多く、その場合はナレ姦で済まされるのですが。

 

 

 突然ですが、久遠は亡き父の立ち上げた不動産会社を継いだ二代目社長さんから気をかけてもらっており、たまに会食して近況報告をし合う仲です。

 今回、新年度を迎えた久遠は進級祝いでもある会食で、最近になって悪質な地上げ屋が活発に動いていることを伝えられました。中央区にマンションを持つ久遠にも気を付けるようにということですね。

 これを聞いた久遠は、逆にチャンスだと思いました。

 久遠は悪人に人権はない(ドラまたリスペクト)と本気で信じており、好きにしてもよいと考える過激派です。そんな危険人物が魔法少女という非現実的な力を持ち物理的にも一般人では太刀打ち出来ないつよつよな戦力にツテを持っています……そう、久遠は地上げ屋の乗っ取りを画策するのでした。

 

 

 

 早速、帰宅した久遠は帆奈ちゃんとみことちゃんに地上げ屋を乗っ取ろうぜと話を持ちかけました。が、反応はイマイチです。

 どうやら二人としては余りに突然であったため事態が把握できていない感じで、ついでにどう乗っ取るのか、何より乗っ取る意味が分かっていないようでした。

 というわけでまずは任務の説明です。地上げ屋の下っ端を捕まえて暗示の魔法をかけます。トップの居場所を聞き出して暗示の魔法をかけます。恐らくは繋がっている反社会的勢力にも暗示の魔法をかけます。以上です。

 反社会的勢力は、他の土地に根を張る同業からの侵略に対する防波堤でもあるため、迂闊に潰すことはできません。暴力と権謀術数の世界に生きるからこそ堅気の人や義理人情を重く考える者も少なくないため、特に土地に愛着を持っているタイプは残しておいた方が得だったりするわけです。

 とはいえ面子商売なので地上げ屋に手を引かせるよう説得するのは難しく、要求を呑ませ(悪人にくれてや)るだけの見返り(綺麗なお金)用意できる(ドブに捨てる)ほど久遠の(忍耐)が足りているわけではありません。なので暗示の魔法で好き(きれい)()る必要があるんですね。

 

 なんてことを話した翌日から、久遠は情報を集め始めました。これでも不動産業者の跡継ぎ候補として鍛えられた(五歳まで)身、立地の良い場所の特定は容易い事(ほぼ直感)です。

 

 そしてやって来ました神浜市は参京区、孤児院『つつじの家』です。別の宇宙(マギレコ)では神浜市が大きな被害を受けたワルプルギスの夜vsイブvs魔法少女の怪獣大決戦を経ても無傷で過ごした神浜市最強の建築物として有名ですね。

 事業家としての顔も持つ久遠は予約していた時間にみことちゃん(暗示の魔法家元)を伴い来訪しました。

 帆奈ちゃんは孤児院生活の経験があるため、横の繋がりで顔を覚えられている可能性(万が一)を考えてリスク回避を兼ねた周囲の見張りと堅気に見えない相手の尋問をお願いしています。

 久遠たちを迎え相手にしたのは副院長。つつじの家を売るつもり満々な裏切り者ですね。

 しかし、国主導の政策で孤児を別々の新規施設に飛ばして教育してみるテスト……正直な感想を言えば、孤児が溢れていた過去に散々試されていたと考えられますが今はデータが残らない程度の価値しか見出だされなかった手法です。どこをどう切り取っても結果を出せず大赤字の大失敗(ISTD)案件です。賢者は歴史に学ぶそうですよ。

 まぁそんな国家規模の計画とは関係ないし知りもしない久遠は自分の目的を切り出します。

 年齢にそぐわない成功を収めたので、両親を失った身の上として他人事ではないから、慈善事業に還元したい……という建前で資金またはカタログ品の寄付に関する申し込みですね。

 こうして金をちらつかせたら悪人は奪えないかと調べるでしょうし、大人がそばにいない小学生なんておいしい環境がわかれば危機感の足りない無知な子供と侮って手を出して来るでしょう。後は食いつくのを待って釣り上げるだけ、簡単なお仕事です。

 と、思っていたら微妙に困った顔の副院長。何しろ、本人的にはもうすぐ畳まれる施設です。このまま説明もなしに寄付を受け取るだけ受け取ってすぐに施設を閉鎖したとなれば、寄付金を持ち逃げしたと週刊紙にすっぱ抜かれることでしょう。

 更には名刺と自己紹介から、相手はインターネット産業で実績を持っているとわかっています。SNS経由で注目を集めたり、万が一にも計画に辿り着かれたりしたら、身代わりの捨て駒にされる可能性が濃厚です。よって、下手に説明をして断ることも難しい提案でした。

 国がバックについているなら寄付金の大半を貢いで国に圧力をかけさせるかと陰謀を巡らせましたが、副院長が迷っている内に久遠は院長先生とも相談してください(お前ごときじゃ話にならない)と言い残して帰りました。院長先生はこの時点だと体調を崩した段階であり、存命だったんですね。神ならぬ身では気付きませんが。

 

 副院長との会話を終えてつつじの家を後にした久遠とみことちゃんを、帆奈ちゃんが迎えました。その傍らにはぐったりとして動かないスーツ姿の男性。どうやら獲物が網にかかったようですね。

 というか、返事を待たずに席を立った理由がこれです。念話で帆奈ちゃんからみことちゃんへ連絡がいき、計画がポロリしたからなのでした。下っ端の地上げ屋かと思ったら神浜市の役人だった。な、何を言っているか以下略。

 そしてつつじの家が本来の目的である地上げ屋とは無関係だと判明したので、久遠はちょっぴり恥ずかしく思いながら帰途についたのでした。

 それはそれとして政治家の弱みを握れそうなので、神浜市転覆のために証拠を集める決意を固めたそうです。

 

 数日後、返事もないし証拠隠滅に動いたのかと心配になり、つつじの家を襲撃しようかと考えていた久遠が、新聞のお悔やみ欄に院長先生の名前を見付けてお茶を吹き出す悲しい事件が起きました。

 

 その日の夜は予定がなかったので、早速魔法少女二人と一緒にスニーキングミッションのお時間です。マンションにかけてあるのと同じ認識阻害で楽々進行で……つつじの家の庭で新しい魔法少女が三人生まれる瞬間に立ち会ってしまいました。とりあえずの精神で遭遇率の高いアレ(キュゥべえ)に対して不意打ち(アンブッシュ)を加えしめやかに爆発四散させたマンション組は悪くないと思います。

 

 相手目線では唐突な不法侵入からの契約の対価とはいえ願いを叶えてくれた存在を殺害という言い訳無用な不審者が出現したわけで、当然といえば当然ながら誕生したばかりのつつじシスターズ(名前はまだない)と一悶着ありました。が、先輩魔法少女による説明と質疑応答を経て武力衝突には至りませんでした。負のご都合主義による突然のあち死が発生することもありません。

 しかし、一足も二足も早い(フライング)魔法少女の真実(お前が魔女になるんだよ)はショックが大きかったらしく、戦闘もなしにソウルジェムが濁ってしまいます。そして反射的に浄化活動(ちゅーちゅー)してしまう一連の流れ(ご都合主義)は起きました。

 

 まず最初に、よくわからないけどなんとなく怖い話をしているな、と不安になったあやめちゃん(末妹)犠牲になりました(あやめーーーーっ!)。年長者二名は自分たちの暗い未来と大切な存在を巻き込んでしまった絶望よりも、そんな大事なことを伝えなかった質問には真摯に答えた営業(キュゥべえ)に騙されたと受け取って抱いた怒りが勝っていましたので、濁るタイミングが挟まらなかった様子。

 色気のないうひゃあという悲鳴を上げて飛び上がった時に浮かべていたのは驚愕の表情でしたが、着地に失敗して放心したまま座り込む彼女の瞳の中には間違いなく悦びが混じっていました。

 これは経験も知識も自覚さえも持たないまま性の目覚めを迎えたらしいと、女神たちは即座に見抜きました(しょうがないにゃあ)。女神的には高ポイントだったようです。

 

 次に、溺愛する妹分に危害を加えられたと瞬間沸騰(ブチギレ)したこのはさん(長女)魔法少女の先輩方(瀬奈&帆奈)から押さえられている内に、ほぼ綺麗なままのソウルジェムをきれいきれい(ペロペロ)され撃沈。

 そんな反応をしてしまった(気持ちよかった)自分が信じられなかったらしく、受けた精神的な衝撃(ショック)で今度はしっかりソウルジェムが濁ってしまったため、追撃が決まりました。おかげで女神たちが外人4コマみたいなテンションになっています。そして許容値(ライン)を越えて上がり(絶頂)を迎えたこのはさんは意識を飛ばしてしまいました。

 

 残された葉月ちゃんは冷静ではいられませんでしたが、どうにか質問によって今起きた現象の説明を受けることに成功しました。そして頭を抱えました。

 ただでさえ、一足飛びに経験(絶頂)から入ってしまったあやめちゃんに知識(ABC)を教えなければならない苦労が予想されてめげそうなのです。

 そこに体を差し出す(今以上の行為)となれば、どう取り繕えばいいのか葉月ちゃんには検討もつきません。

 貞操観念を確立させなければ快楽堕ち(ドはまり)してビッチ街道まっしぐらな可能性もありますので、逃げるわけにもいきません。潔癖症(処女厨)っぽいこのはさんの説得もすごく疲れそうです。

 いっそ自分も堕ちてしまえば楽になるのかと気分は沈み(フラグが立って)、気付けば襲撃を許して(ジェム姦されて)しまいました。何となく自分だけ仲間外れになるのも嫌だったのか、葉月ちゃんはどこかスッキリした笑顔で親指を立てながら前のめりに崩れ落ちたのでした。

 こういうのもたまにはいいですねと珍しくはしゃいでいるイろはちゃんを、アルまど様が温かい目で見守っておりました。

 

 さて、意識を失った三姉妹(オルフェンズ)を放置しておくわけにもいきませんので、マンション組は背負ったりお米様抱っこしたりでお待ち帰りすることにしました。グッバイつつじの家!

 初めてが外かーと不満そうに漏らしながらも期待が隠せず、正座待機していたのにお預けを食らってしまったイろはちゃんが、もっと熱くなれよとエールを送っていますが、届きはしません。

 すっかり染まったイろはちゃん(年上の後輩)アルまど様(年下の先輩)は軽く引いた態度で眺めていました。なお、普段の自分がそんな感じだとは夢にも思っていないご様子。

 

 マンションに無事到着した久遠一行でしたが、三姉妹は未だに意識を取り戻さないのでベッドにひとまとめにしておきました。そして話し合いのお時間です。

 つつじの家での会話で判明した契約の対価(ねがいごと)によりつつじの家が存続する(不正が明るみになる)ので、弱みを握れそうな関係者は首が据え変わり効果が無くなるだろうと久遠は大きく肩を落としていました。予想される新任たちの人間性にも期待できないと嘆きます。小学生の姿か? これが…。

 それを帆奈ちゃんが元々予定にないイベントだったから損はしていないと正論で励まし、みことちゃんが新しい協力者を得られそうだしと希望的観測で慰めます。

 このとき、二人はわざわざ変身して近付きながら言葉をかけていました。ご褒美を要求するんですねわかりますと女神たちは即座に体勢を整えました。いいものは、何回見ても、いいものだ。詠み人不明(アルまど)

 そしてお約束ですが、こっそり意識を取り戻して様子を伺っていた葉月ちゃんが近くで繰り広げられる打ち上げ(お楽しみ)に当てられてその気になり、あやめちゃんは興味津々で演技にボロを出しながら鑑賞、このはさんはカルチャーショック(複数相手に勝つ姿)受け()て気絶しました。

 一通り済ませて満足した帆奈ちゃんがベッド(二次会場)に誘導し、みことちゃんが悩みます。そこに久遠がもう起きてるでしょとかまをかけ、あやめちゃん(素直アホの子)が引っかかりました。それを咎める形で葉月ちゃんも復帰。

 改めて医療行為(お注射)の効能について説明をしましたが、あやめちゃんは無駄に強さへの自信に満ち溢れていたので拒否しました。葉月さんは悩み中。説明の途中で復活し聞いていたこのはさんは自分が犠牲になればあやめちゃんは綺麗なままでいられると覚悟を決めていました。

 と、ここでみことちゃんから三姉妹の話し合いタイムも必要ではと提案が出たので、マンション組は一時的に席を外(浴室でキャッキャウフフ)しました。エコーのかかった艶っぽい声は破壊力が高過ぎて葉月ちゃんは割と限界が近くなっていましたが、知らないふりをしてあげるのが大人というものでしょう。つまり、あやめちゃん(お子ちゃま)が指摘して姉二人(お年頃)の間にいたたまれない空気が流れたわけです。

 

 サッパリホカホカな風呂上がり組に対して、孤児院を出た三姉妹は出した結論を告げました。

 このはさんはあやめちゃんの貞操を守るのと本当に行為の効果があるのかの確認という自己犠牲精神から、葉月ちゃんは二人を守る力を欲した上で行為そのものへの興味から、それぞれ施術(行為)を希望しました。あやめちゃんは興味があるけど止められてしまい、仲間外れにされたのもあってご機嫌ナナメ。とりあえずデカゴンボールの単行本を与えておきました。

 

 やることは決まったものの、順番争いが勃発しました。片や効果の確認のため、片や我慢の限界により、自分が先にと譲りません。

 決めてなかったんかいと呟く帆奈ちゃんの呆れ顔、我々の業界ではご褒美です(プライスレス)。そしてこれは長引きそうだと判断した帆奈ちゃんの、暗示の魔法が火を吹きました(ファインプレー)

 結局、二人同時に卒業式を迎えました(おとなになるってかなしいことなの)。暗示で素直になるように強制されてしまい、嫌だ、いけない、と思いながらも気持ちいい、もっと欲しい、と止められなくなって普段とは全く異なる姿を晒した二人。声質も珍しかったのでつい漫画から視線を移してしまったあやめちゃんの目が丸くなっていました。

 止められなかったら自分もあんな風になっていたのかと、二人に感謝しながら安堵のため息を吐いたのですが、その二人に誘われたものだからさあ変態(大変)

 元々の興味と、目の前の反面教師との間で葛藤しましたが、素直にさせられているこのはさんの本心からの言葉(激重感情の暴露)が決め手でした。

 気合を入れて変身してから何故か脱いで(数少ない知識から)すっぽんぽんな状態でベッドにダイブしたあやめちゃんは勇者でした。久遠の指示で脱いだ服を着せられて納得いかない顔をしていましたが。

 暗示なしのあやめちゃんは子供っぽくも初々しいしっかりした反応を見せていました。久遠も精神的に年下な印象が強すぎるあやめちゃんには思わず紳士度(品格)が高まり、つい実践形式の性教育(開発)になっていたのはご愛敬。じっくり丁寧に仕上げられ(出来上がっ)ていく中、部屋に響くオホ声に、モニター前の女神たちもほっこりしていましたとさ。

 

 施術が終わって、三姉妹の上二人は暗示にかかった最中の自分を振り返って悶え転がりました。末っ子だけはどこか嬉しそうにしており、悶える姉二人に抱き着いて尊い光景を作り上げています。

 落ち着きを取り戻したところで今後についての話をしたのですが、長女が貯金を株で増やす計画をしたので、久遠が社長の顔になり自社への投資話を持ちかけました。ついでに口頭ですが近く募集予定のバイトについても説明。今ならマンション最大一人一部屋もちろん相部屋相談可に住み込みで家賃インフラ全部無料。即決でした。

 憐れみや邪な心を見せないビジネスライクな態度がこのはさんの気を楽にしたようです。小学生社長とかいう非常識には呆気に取れればしていましたが。なんなら魔法少女の願いで若返ったんじゃないかと疑惑を向けられたくらいです。

 そういった可能性を模索できる(ただし魔法少女の真実はスルー)このはさんの高い能力に、マンション組の期待は高まりました。施術中の本音トーク(暴露話)により束縛系ヤンデレ(ナカーマ)な傾向と人見知りのコミュ障(オマエモナー)であることが判明しているので、距離の取り方もバッチリです。

 こうして、魔女狩りのために神浜市を去るはずだった三名が市内に残留することになりました。久遠が強化した(手を出した)魔法少女の数がトップな中央区は、戦力的に見ても全国有数、もはや魔境じみています。東は古巣でもあるため協力者がチラホラいて、じわじわ久遠(無限グリーフシード)の噂も広がっています。西は西で柊ねむちゃん(数少ない血縁)の見舞いで度々訪れており、道中で石・即・吸(摘まみ食い)してしまうパブロフの久遠が犠牲者を積み上げています。かなえちゃんは口も義理も堅いので話題の広まりはなかったようです。が、そこに信が置けるのだと久遠は評価をしているので問題なしでした。

 

 あ、つつじの家ですが、聞き出した願い事だけでは施設として残ってもクリーンな運営が確約されているわけではないので、後日ちゃんと経営母体(社会福祉法人)の調査をしました。さすがに法人の乗っ取りをするには時間も(資金)が足りませんので、予定通りに寄付だけです。

 それにより、つつじの家から感謝状を貰いましたし、同じ学校に通う孤児院出身者からも感謝されて交流が始まり仲良くなりました。地味にモブ魔法少女が紛れていたので、施設内では浮いていたらしい三姉妹の許可を得てから捕獲して仲間に引きずり込みました。女神調べでは養子として引き取られて行った先の義兄からひどい目にあわ(無理矢理致)されて絶望し魔女化する運命だそうです。ここではどうなることやら。

 

 

 

 ある朝、久遠と帆奈ちゃんは真っ青な顔色のみことちゃんから怖い夢を見たと告げられました。

 内容としては、魔女化する直前の何もかもが憎悪の対象になる心境を更に酷くした状態で、たくさんの魔法少女の悲劇を延々と見せられるというもの。

 ソウルジェムの強化が著しい現在のみことちゃんでさえ結構な穢れが溜まっていますので、常人レベルの精神には相当な負担がかかっているでしょう。

 考察や今後の対応といった詳細を詰める前に、まずは浄化を急ぐのでした。


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。