アルまど様「干渉できない特殊な宇宙が増えてたので見てみたら自分が犯されてた」   作:夜月工房

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アルまど様とイろはちゃんが新境地に達しそうになってる話

 東西の溝が深まり……というよりは表面化しながらも、それぞれのトップは歩み寄る姿勢を見せ始めた昨今、久遠とは無関係な部分でも魔法少女の物語が進んでいました。

 

 というか、久遠は夏を目安にしている新事業の準備が最終段階になっていて魔法少女に絡んでいる余裕がなくなっていました。

 最初はヴァーチャル空間に受肉した魔法少女たちの囲む卓であったはずが、いつの間にか(年末の忘年会で)どんどん話が大きくなって(酔っ払い共の勢いに押されて)しまい、気付けばメタバースの領域にカチコミを掛ける事になっていたのです。約半年でそれを可能とする社員の技術と熱意に社長(久遠)はドン引きでした。

 魔法少女の活動を参考にしたTRPGも何故か某カードバトルのソリッドなビジョン顔負けなVRなんだかARなんだかハッキリしろと言いたくなるような演出が付け加えられ、ランダムイベント(マルチバッドエンド)シナリオ生成機能が搭載されたGM用のAI(救いは無いんボール)が組まれ、気付けばVRMOARPGに変質(メガシンカ)していました。

 当然ながら筐体(ハードウェア)の時点で新規開発。開発費は当初の予算を大幅に超えていましたが、これまた久遠の知らん内(忘年会の二次会以降)色んな場所(付近の席に居た皆様)から融資がされていました。酒の席でのノリを大真面目に引きずって融資をしてくれる様子は久遠であっても東西の壁とはいったい・・・うごごご・・・となりましたが、仕方のないことだと思います。

 こうして完成したQ(キュゥべえ)B(バスターズ)は一狩りしたり神に挑んだりするゲームのお仲間かつ最先端として大々的に世に出され、魔法少女たちは公式チャンネルで配信するバイト一同な感じに収まったのでした。早い話、当初の目論見(閉じたコミュニティの構築)は失敗です。メディアミックスも展開して売上は順調だったことだけが唯一の救いでした。

 

 ついでに、作中では魔法少女という単語は使っていませんが、魔法少女の真実(人類の敵は元人類だった件)を間接的にバラ撒くことはできました。よくある話(ありがちな設定)なので宇宙の意思とやらもスルーしている様子。

 余波を受けて、どこぞの聞かれたら答えちゃう営業担当(キュゥべえ)が契約を持ち掛けても、魔女の正体は魔法少女なのか、ジェムが穢れきったらどうなるのか、といった質問を受けるようになってしまい、ペースを落とす結果になりました。これには円環の理もニッコリ。

 しかしながら、これ(新規契約数減少)により、魔女狩りのペースも落ちて既存の魔女が力を蓄えやすい環境となり、地域の魔法少女が壊滅する地域なども出始めました。

 そうなると一般人の犠牲も大きくなりますが、事故や事件の形を取る場合が多いため話題にならず、宇宙の意思もあって社会的な問題に発展することもほとんどありませんでした。

 ただ、魔法少女の間では徐々に危機感が煽られている(キュゥべえの仕業だ!)みたいです。現代日本から排除される日は近いのかもしれませんね。その前に魔法少女がいなくなるかもしれませんが(ただし久遠の活動圏内を除く)

 

 別の宇宙(マギレコ)とは微妙に前後する契約時期や、出会いの順番などにより、少しずつ歯車がズレているところもありますが、おおよそ同じ流れではあります。

 八雲みたまがリヴィア・メディロスに師事して技術を身に付けた事から神浜市に根付いた調整屋として活動を始めたり、鏡屋敷の管理を任されたりは変わりませんでした。

 エミリーのお悩み相談所は発足し悩める少女を導きましたし、矢宵かのこはきのこでした。梨花れんやまさここは尊みが爆発していたので素で女神を尊死させていましたし、他のペアやコンビも次々と出会い絆を深めていました。

 そんな中でも“不運(ハードラック)”と“(ダンス)”っちまう魔法少女は決してゼロにはなりません。

 史乃沙優希(さゆさゆ)はローカルアイドルであったが故にコラボ企画で久遠に出会ってしまいましたし、千秋理子(看板娘)は脱走した飼い犬(マメジ)を捕獲したのが切っ掛けで交流を持ってしまいました。そしてどちらもほぼ単独で活動していたため、念入りに強化()されてしまいました。

 どちらも純心だったので素敵なお嫁さんになれなくな(よごされちゃ)ったと傷つきましたが、棚上げした(おまいうな)久遠により初恋が叶う率は低いこと(エレクトラ・コンプレックス)中高生での交際(やることをやった)相手でもゴールインする率は低いことなどを伝えられて励まされたので、一足早く大人になっただけだと何とか持ち直しました。でもそこでさらっとご両親に聞いてみることを推奨した久遠は人でなしだと、女神たちは確信しました。

 

 

 

 そうして時は流れ、秋になり、冬を過ぎて、また春がやって来ました。原作開始(まどマギやマギレコ)まで秒読みです。

 神浜市は多少の魔女不足という問題を抱えてはいましたが、魔法少女同士の繋がりが出来ていくに従って久遠に紹介(ドナドナ)される者が増えていったので、比較的平和でした。

 さすがに母数が増えて来ると、身持ちの堅い魔法少女や尊みが過ぎて手を出せない百合(カップル)が増えて来たので、久遠は浄化や強化について代わりの方法を探していました。

 別にそこまでする必要はないのでは、と帆奈ちゃんやみことちゃんは言うのですが、神浜市全域をカバーするくらいの手段は欲しいのが本音です。

 そんなわけで、一日に割ける時間は極わずかではありますが、グリーフシードから穢れを直吸いして新品同様にリサイクルしたり、逆に穢れを吹き込んで孵化させたり、実験の毎日です。ちなみに主な被害者(被検体)は立ち耳の魔女。

 現状ですと、弱いけどグリーフシードを残す率の高いボーナス魔女の作成方法が固まって来ました。

 これをグリーフシードのまま全国の魔法少女に発送してやれば、その内に孵化した弱い魔女を相手に戦闘経験(成功体験)を積みつつ新鮮なグリーフシードを得られる仕組みです。もっとも、放置したら普通に犠牲者を出しながら強くなっていくので注意は必要ですが……立ち耳の魔女と元になった魔法少女は泣いていいと思います。なお、未だに当たりのグリーフシードは見つかっていない模様。

 

 

 

 ある日、久遠は里見メディカルセンターにねむちゃんトリオ(久遠視点での呼び名)を見舞いに行ったのですが、普段三人が集まっているういちゃんの病室にねむちゃんの姿はありませんでした。

 居場所を尋ねると自分の病室にいると返されたので、お土産を二人に置いてねむちゃんの病室へと向かいました。その際、二人の友人から意味深な台詞をかけられたのですが、朴念仁でもある久遠には三分の一も伝わらない(こうかはいまひとつの)ようでした。

 そして改めてねむちゃんの病室を訪ねると、そこにはいつになく真面目な様子のねむちゃん。普段とは違うどこか逼迫した様子に首を傾げながらも話をしていると、ねむちゃんからお願いがあると申し出がありました。なんと飛び出して来たのは抱いて欲しいというお願いでした。これには女神たちも口に含んでいた飲み物を吹き出してしまいました。久遠は病人相手に体力使う行為はあかんやろ、と若干ズレた考えをしていましたが、久遠なので仕方ないね。

 なんでもねむちゃん、そして灯花ちゃんの年齢間違ってそうな方向性の違う天才コンビは、その賢さ故に自分たちの死期をなんとなく感じ取ってしまったようなのです。そしてねむちゃんはエゴを全開にして終活を始めようと考え、処女のまま死ねるか(後先考えなくてよくね)という結論に至ったようです。

 ちょうど自分達とは更に方向性が違うものの年齢不相応に高水準な能力を持ち、ねむちゃんとしては少なからず想いを寄せる異性(久遠)がいたため、色事(未知の探求)に走ったというわけですね。思考回路的には常人である女神たちにはよくわかりません。イろはちゃんと一体になっているういちゃんに紐づくウワサ(別宇宙)のねむちゃんは納得していました(とてもよくわかるよ、むふっ)

 久遠としては、そんな乙女の願い(据え膳)叶え(食わ)ずにはいられません。灰色の脳細胞を活性化させて導き出した結論は、とりあえず生中(一発)。そう、物質化してない魂に手を加えられないなら身体に手を加えればいいじゃないというシンプルな(頭の悪い)結論です。

 

 と、いうわけでジェム姦(いつもの)を封じられながらも磨き続けて来た技術を用いて、相手(ねむちゃん)の体力と相談しつつ、じっくりねっとり準備を進めます。当然のごとく、体を冷やすのは良くないという建前(性癖)から病衣は脱がさずに(性癖は譲らない)

 入院生活が長く看護師さんの噂話やネット経由の情報ですっかり耳年増(ムッツリスケベ)なねむちゃんでしたが、体が成熟し(できあがっ)ていたわけではなかったため、反応は控え目でした。が、少なからず想っている相手との行為であり、病院というシチュエーションはねむちゃんとしても中々にクるものがあったらしく、気持ち的にはどんどん高まっていき、体も釣られるように開花していきました。イろはちゃんのテンションが既に危険域をイったりキたりしていますが、アルまど様は動じません。

 もちろんねむちゃんの欲望(異性の身体への興味)を満たすことも忘れません。ご立派様と呼ぶには少々威容さに欠ける初めてでも安心サイズな久遠の久遠と挨拶を交わし、一時の触れ合いに興じたのでした。

 おっとここでまさかの暴発。普段からドーピング(副作用や暗示)に頼ってばっかりだからこうなるんだと身内びいきもあってドヤ顔なイろはちゃんでしたが、アルまど様はわざとであると見抜きました。その証拠に、ねむちゃんは驚きつつもその感触やにおいを確認し、味も見ておこうと好奇心を満たしています。イろはちゃん(かませ役)はなん・・・だと・・・と驚愕を浮かべながら崩れ落ちたのでした。

 で、まぁ準備も整ったということでそのまま本番に挑み、イろはちゃんが痛みに耐えてよく頑張った、感動した! と感想を漏らす内容を経て、()閉じ(破れ)たのでした。ちなみに体力との兼ね合いとか考えていたはずですが、間隔を短めに五ラウンドほど格闘していました。看護師さんの巡回を考えなければそのまま朝日を拝んでいた可能性もあるくらいには相性が良かった様子。アルまど様は、まどかちゃん(生身で相手する者)の関係もあってでしょうか、やれんじゃねぇか(ジェム姦なしでも)……と無駄に後方師匠面しています。

 その後は魔法少女と違って実際に汚れてしまった身体を綺麗にし、病衣やシーツを取り換える一幕を挟んでから更に一息ついて、ねむちゃんはまず思い出をありがとうとお礼を言い、大丈夫だとは思うけどと前置きしてから自分の死後は引きずられることのないようにして欲しい、と満足そうな様子でした。

 思い残すことはあんまりない的な言葉も口にしていますが、この時点で病気は治っていたりします。久遠は未来を知っているわけではないため、契約時に別口の強化がされるような仕込みはしていません。

 なお、本人が余り気にしないタイプなので気づいていませんが、お肌もつやっつやです。看護師さんが見回りに来たら三度見くらいはすると思われます。下手をしたら化粧品についての情報提供すら求められかねません。あっさり心当たり(やったこと)を話してしまいそうなのがねむちゃん(天才キャラ)の怖いところですが、まぁ大丈夫でしょう(慢心)。

 

 

 

 原作(マギレコ)開始目前とは言いましたが、一足早く原作(まどマギ)が開始していました。

 そう、引いては寄せる波の如く勧誘を繰り返す営業(キュゥべえ)を受け流し続けた覇王(まどかちゃん)でしたが、中学校生活にも慣れて自由時間を抽出(心に余裕が)できるようになった頃に暁美ほむら(めがほむ)の来襲があり、巴マミ(マミさん)からも勧誘を受けて揺らいでいたところに、トドメとなるできごと(イベント)が起きてしまったのです。

 具体的に言うと、腐れマッチポンプ(キュゥべえ)の誘導により、まどかちゃんの家族が魔女の口づけを受けていたのです。助けを呼ぶ時間もなかったため、まどかちゃんはやむなく契約を完了させて(魔法少女となって)窮地を切り抜けました。その際に叶えたのは、今までずっと考え抜いてこれだと決めていたとびっきりの願い事でした。特に後で効果を発揮するイベントとか考えてないので明かさない理由もないのですが、とりあえずその内容は内緒です。ただ、内容を知った久遠が悟ったような笑顔でまどかちゃんの頭を撫でたことは伝えておきます。

 さて、魔法少女としての初陣を飾ったまどかちゃんですが、当然のごとく魔女は瞬殺です。その際、久遠の仕掛けによってそこまでの因果ではなかったはずなのにありえない強さを発揮したまどかちゃんを見た感情を理解できない悲しき獣(キュゥべえ)は予測不可能回避不可能な現象に遭遇したせいで処理能力が限界を迎え、精神に異常をきた(恐怖を覚え平伏)しました。

 集合精神(ハイヴマインド)であり感情を持たないのがインキュベーターであるため、感情(精神疾患)(発症し)てしまったその個体はリンクを切られてしまいました。得てしまった感情も影響して途方に暮れ(初めてを経験し)ている姿は肩ポンを受けた窓際族のごとし。

 慈悲深さに定評のあるまどかちゃんはその切り捨てられた個体を引き取って面倒を見る(ペットとしてこっそり飼う)決意をしたのでした。なおネーミングセンス。

 

 で、週末になって久遠に話を伝えたところ、よく頑張ったねと称賛および慰撫を受けたまどかちゃんは有頂天(ウェヒヒヒ)。もっとご褒美を、とキュゥべえがいるのに襲いかかったのでした。感情を得たばかりのキュゥべえは未知の感覚(わけがわからないよ)から観察に徹しました。空気の読める淫獣です。これには女神たちも見込みがあるではないかと感心しました。

 なお、魔法少女になったからには今後は是非とも着エロを……と主張した久遠ではありましたが、弱者に権利など存在しませんでした(まどかには勝てなかったよ…)

 

 ちなみに、週末は久遠と熱い時間を過ごす予定が詰まっていると聞かせてあるのでほむら女史()の脳は破壊済です。二年近く惚気を聞かされ続けてきたさやかちゃんは慣れた手つきで胃薬を取り出して飲み始め、マミさんはあらあらうふふと穏やかに笑っていました。

 マミさんの笑顔の裏にどこか羨ましそうな空気を感じ取ったまどかちゃんは、しっかりと心の中に書き止めて、マミさんを生贄に捧げるのかマミさんに生贄を捧げるのかはわかりませんが、とにかく準備を始めていたのはここだけの話です。ここのマミさんは3話でもうなにもこわくない(処女じゃないから怖くないもん)となるわけですね。女神たちの期待も青天井です。なんなら同話に出るお菓子の魔女も女の子扱いされる可能性が微レ存なのではと考えているアルまど様でありました。ホラ、チーズってなんか、ね?

 

 そんなわけで、次回はいろはちゃんがえろはちゃんになることでしょう。イろはちゃんは果たして正気を保てるのか、何となく最近慣れてきたのか地味に性欲よりも愛玩の気持ちが強くなっている気がして困惑気味なアルまど様は自分の問題とどう向かい合うのか、それはまだ誰も知らない――。

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