アルまど様「干渉できない特殊な宇宙が増えてたので見てみたら自分が犯されてた」 作:夜月工房
気にしなくなった部分なのですっかり忘れていたのですが、本作はたまたま見た夢の内容を寝ぼけながら古い型のスマホでポチポチ文字にしたのが始まりだったこともあって短編小説です。
なのに気付けば前回で14話……今回で15話です。これはいけません。とある人外も10巻以上続くコミックスは惰性と言っていますし、このままだと惰性で原作をなぞりそうなので面白みに欠けます。よって、ここらで一つ打ち切ろうかと思いました。
と、いうわけで何の前触れもなく宇宙の意思が重い腰を上げました。
どんな感じにしようかと宇宙の意思が該当する宇宙を観測していたら、ちょうど普段通りに過ごしていた久遠が魔法少女相手に100人斬りを達成した瞬間をとらえたので、記念と称して願いを叶える事にしました。
魔法少女の契約とは異なりデメリットはない単純な降って湧いたような幸運ですが、久遠は非現実的過ぎて信じてくれません。行為の最中に突然時間が停止して意識だけで会話している状態なのは、果たして関係があったのでしょうか。今となっては知るよしもありません。
その後も粘り強く交渉し、最終的には願いを叶えない事には首を切られてしまうと泣き落としまで試したところ、その間に用意した契約書を差し出してこれにサインするのなら要求に応えるのもやぶさかではないと言ってきました。
これに宇宙の意思は飛び付きました。内容をよく読まないまましっかりと署名したのです。もう嫌な予感しかしませんが、署名を確認した久遠の告げた願い事を聞き届けた宇宙の意思は一瞬起きたほんの小さな
それと同時に、女神たちの干渉できない新しい宇宙を映していたモニターはプッツリと信号が途絶えて真っ暗になってしまいました。
女神たちは第三の円環の理が生まれるものだとばかり思っていたのですが、残念ながら違ったようです。
アルまど様はせっかくの竿役が手の届かない場所に行ってしまったのでしょんぼりしてしまいました。イろはちゃんはそんなアルまど様に慰めの言葉をかけます。それを受けたアルまど様はなんかこう失恋したところへ優しい声をかけてなびかせる系の効果が働いて、一時的な気の迷いと言えばいいのでしょうか、イろはちゃんに狙いをシフトしました。イろはちゃんはイろはちゃんで自分でするより他人にしてもらう方が気持ちいいという魔法少女たちの声が正しいのか気になって仕方がなかったので、つい出来心で受け入れてしまいました。
そうして二人は幸せなキスをして終了。それがこのお話の終着点になったのです。
久遠の願いは「じゃあ君の好きにしなよ」でした。
宇宙の意思は久遠の願い通りに自分の
こうして切り離された宇宙は、外部の干渉を受けない完全に独立したものになりました。これから先は誰にもわからない未知の歴史が紡がれていくのでしょう。
ただ、宇宙の意思の管轄外に存在する、魔法少女やインキュベーターが存在しない宇宙もまた無数に存在していることは、みんな知っています。
そしてそこの寿命は人間の基準で考えれば遥か未来。その頃には地球も寿命を迎えていますし、人類はその更に前の段階で生きていけなくなって滅びていることでしょう。
あるいは人類やそれ以外の存在がそれを解決するのかもしれませんが、どの道この切り離された宇宙を追うことは切り離した宇宙の意思にすらできません。
まぁ、契約書に明記された『願いを叶えた場合に叶えた側はその持っている能力、資産、権限の全てを願った側へ移譲する』という一文のせいで実質的に久遠が宇宙の意思に成り代わった事実はこの際なので無視しましょう。
何もできなくなった宇宙の意思がどうなったのか、数ある平行宇宙は今後どうなるのか、そんなことは
あくまでも現時点の目標は神浜市の破壊と再生に過ぎず、何より久遠は未だに小学生なのです。