アルまど様「干渉できない特殊な宇宙が増えてたので見てみたら自分が犯されてた」 作:夜月工房
無事にプロミストブラッドを退けて神浜市の平和を守った久遠達。しかし神浜市の危機はまだまだ続きます。多分。
ここでおさらいですが、
灯花ちゃんがマギウスの翼に語った魔法少女が優れた存在である説を拠り所に、残党が集まり魔法少女至上主義を掲げるネオ・マギウス。
トレーラーハウスで
魔法少女を巡って大規模な悲劇が起きた湯国市で生き残った魔法少女のグループ午前0時のフォークロア。
その他、未所属な
まずネオ・マギウスですが、前身であるマギウスの翼がそれほど人数を集められなかった上に、神浜市内では黒ローブの不審者として見かけたら通報される存在です。つまり補導されたり足を洗ったり
おまけに音頭を取るはずだった宮尾時雨はキュゥべえバスターズの宣伝用PVが明らかに
そして無事に採用され、今ではNPCのAIを担当する大躍進を遂げています。特に人数が集まらない場合に助っ人として参加するパートナーNPCがプレイヤー目線でも十分に賢いため、ソロプレイヤーからは感謝の言葉が絶えません。
基本的には裏方なのですが、
一方で安積はぐむはカウンセラーとマネージャーを付けられた上でキュゥべえバスターズのNPCを対象にしたグッズ展開に巻き込まれて忙殺される毎日を送っています。職人は囲うものであり、作業に集中できる環境を用意すればいくらでも金を産むと語る久遠は、控えめに言ってクズの貫禄を持っていた。と、みことちゃんは回顧しましたが、当の本人は目が¥マークになっていた事実を隣にいた帆奈ちゃんは覚えています……どちらも別に金の亡者というわけではないのですがね。
そんなわけで、現状のネオ・マギウスは十数人のモブ魔法少女が寄り集まっている状況です。灯花ちゃんとねむちゃんへ象徴として立ってもらうよう交渉しているようですが、当の二人は
マギウスの翼時代の伝手を頼りもしましたが、白羽根筆頭のみふゆさんは
こうなると
この世界のヒコ君ですが、
お次はピュエラケアですが、キュゥべえ経由ではなく調整屋の客から動画の噂を聞き、荒れると判断して神浜市に乗り込んできました。
当宇宙のみたまさんはマギウスの暴走に際しても
祝いの手料理に篠目ヨヅルがガチトーンで人格否定込みの酷評を下し、佐和月出里がギャン泣きする場面はありましたが。後者は
しかし神浜市に来てはみたものの、魔法少女同士の血で血を洗う抗争が起きる気配はありません。浄化システムという保険があるため商売上がったりでグリーフシードを確保できずとも魔女化する未来だけは避けられそうですが、利用者との世間話から得られる情報という意味では厳しいものがあります。
外からの魔法少女は確かに来ているのですが、どうにも普通に魔法少女と交流しています。いえ、一部ではちゃんと……というのもおかしな話ですが、襲撃が起きているのです。しかし神浜市の魔法少女から余裕を持って鎮圧されているのです。生身で、魔法少女を相手に、余裕で。
どうにもこれはおかしいと調査する事を決意したリヴィアでしたが、ここで物怖じしないヨヅルが調整屋の宣伝がてら魔法少女に尋ねて情報を持ち帰ってきました。月出里ちゃんも仲良くなった年少の魔法少女に噂話を教えてもらったらしく、鼻息を荒くしながらの帰還と報告です。
はい、
奇襲を受けたピュエラケアでしたが、
中高生と推測される魔法少女がいるにも関わらず、代表としてやり取りするのは年下の男子というチグハグ。リヴィアとしては非常にやり辛い思いをしていましたが、空気を読まない事に定評のあるヨヅルが真正面から斬り込んだので簡単に魔法少女の存在を知った経緯や変わった能力、会社を通じて行っている事業を聞き出せました。
そうしてピュエラケアの三名が共通して抱いた思いは『ヤバい』です。ソウルジェムへの干渉は調整と似たものですが、グリーフシードを必要としない浄化は反則としか言いようがありません。しかも調子を整えて強化するのではなく、ソウルジェムそのものを強化するのは反則を超えた何かです。しかもその方法が
理屈の上では生贄の儀式に属しており、数億の
ちなみにその後の話し合いで調整屋が中立でいる限り邪魔はしない事が確約されましたし、マンション組の伝手がある魔法少女にみたまさんの師匠が新店をオープンさせたので危険ではないと知らせる事になりました。ついでにキュゥべえバスターズのコラボ商品を提供する軽食喫茶を開けるよう資格を取らせる方向に話が進みました。
その後、
調整された帆奈ちゃんは軽く感触を確かめてみると言い、その場で上書きしている暗示の魔法を使いました。ピュエラケアからピュアが吹き飛びエラケが残り、エロと開けに選び分けられました。つまりは
範囲と効果の上がり具合に、帆奈ちゃんは背景のピンク色など気にした風もなく、とてもご機嫌でした。みことちゃんは自分が調整してもらう機会を先延ばしにされてご機嫌斜めになりましたが。
残る午前0時のフォークロアですが、例のゲームや動画で当たり前に魔法少女の真実が暴露された頃から里見太助を含め大混乱の真っ最中です。
当然、そんなやらかしをしている神浜市の動向には早くから注目していますし、三浦旭は家の都合もあって時女一族に潜入済です。一族による
残るメンバーは氷室ラビが里見太助の娘であり神浜市へ引っ越しさせた里見那由多の元へ使用人として送られ、有愛うららと来栖アレクサンドラは湯国市にはいられないと市外へ脱出しました。現在は潜入先を探しつつ、隣町や宝崎市で路上パフォーマンスを行い路銀を稼いでいます。
そのせいで目立つ流れの魔法少女がいると黒江から報告を受けた久遠から潤さんに連絡が行き、神浜市への帰還がてら
こうして所属や目的を隠したまま久遠に接触する事ができた二人は、潤さんに連れられて突発的に神浜市までやって来たので宿泊場所のアテがない事を告げ、そのままマンションの空いている部屋を借りる許可をもらえました。ツアーに組み込まれている旅館を紹介してもらう等を考えていた二人としては、話を聞く
そうして辿り着いた中央区のマンション。久遠と一緒だったので認識阻害が働かなかったのは次回以降来訪しようとする際の罠として機能する事でしょう。
敷地に入ると、まず視界の端に鏡の魔女の結界があります。初見の二人は三度見くらいしましたが、見間違いではなさそうだとわかるや否や慌てて尋ねました。当のマンション組からは大人しいから気にしなくていい、そっとしてくれると嬉しい、後で中の案内しときますね、との淡白な反応。早速ですが踏み込んだ事を後悔し始めています。
そして部屋を案内され、鍵を渡され、施設案内で食堂まで連れて来られました。たくさんの人がいましたが、全員女性……そして魔法少女でした。これには驚きです。普通に考えたら、ソウルジェムを綺麗に保つためのグリーフシード、つまり魔女の数が足りません。
それを尋ねようとしたところで、サーシャちゃんがある事に気付いてしまいました。
何人か
魔法少女になって日の浅いうららちゃんは何事かと慌てて支えましたが、騒ぎに気付いた湯国市出身の魔法少女が自分達の身の上が関係しているのだろうと推測を語り、さらっと垂れ流された
そうして半ば夢心地でおいしいはずなのに味のわからない食事を摂ったうららちゃんは、倒れたサーシャちゃんをお部屋に運んで帰ってきた久遠達にサーシャちゃんが心配な旨を伝えて、サーシャちゃんの部屋で待機する事を決めました。少し休みたかったのは間違いなく本音でした。
いざ部屋に案内されサーシャちゃんの様子を見ると、サーシャちゃんは血色が戻り安らかに眠っているように見えました。うららちゃんはホッと一息。また、そのソウルジェムから穢れが消えていた事に気付きます。
グリーフシードを使ってくれたのだと思いお礼を言ったところ、うららちゃんのソウルジェムも少し穢れが見えたので浄化しておこうという話になり、
そしてうららちゃんが目覚めると、先に目が覚めていたらしいサーシャちゃんに見守られていました。これは中々に恥ずかしかったようです。
そこから二人は改めて現場を確認し、今後についてを午前0時のフォークロアとして話し合うべくメッセージアプリで報告をしました。
とても信じられない体験をしましたが、サーシャちゃんが湯国市で見た覚えのある
そしてうららちゃんは
久遠以外にはできない方法だと言われ、サーシャちゃんとうららちゃんで試したら実際に穢れは取れなかったという実験結果と、魔法少女同士だから駄目だったのか、非魔法少女からならどうなのか、男性が相手だからなのか……という推測も合わせて報告しました。
生々しい話題だったせいか、里見太助がしばらく無反応になりましたが、他のメンバーはそっとしておきました。優しい世界が、そこにはあったのです。なお太助本人は
話し合いの結果、判明した新事実は精査が必要なので追加で情報収集する事と、本来の目的である魔法少女の存在を広める事についての聞き取り調査をする事でまとまりました。
うららちゃんとしては顔を合わせ辛いのですが、そこは眠っている間に済まされて気恥ずかしさの薄いサーシャちゃんが主体になってインタビューする事で対策する事に。
もっとも、サーシャちゃんはサーシャちゃんで好きでもない相手から知らず