アルまど様「干渉できない特殊な宇宙が増えてたので見てみたら自分が犯されてた」 作:夜月工房
さて、改めて
まどかちゃんは久遠が引き取られてきた段階、つまり魔法少女になる前から久遠にべったりでした。
これは弟がまだ生まれていなかったところにやって来た年下の男の子という存在がまどかちゃんにとって大きな価値を持っていたのが最初の理由です。知らない仲ではなかったので、毎日お泊まり会ができて嬉しい感じですね。
ですが、両親を失った久遠は元気がありません。まどかちゃんはそんな久遠を見ていると自分まで悲しくて苦しい気持ちになってしまいます。
それでも
その上で、弱音を漏らしたり甘えてくれたりするようになったばかりか、やり取りの中で晒したまどかちゃん側のコンプレックスをそれでいいんじゃないかな、と肯定してくれたりもしました。
そのような出来事が積み重なっていき、まどかちゃんは
一方で、落ち込んで無気力気味な久遠の様子はまどかちゃんの庇護欲をかき立てて、年上のお姉さん魂に火を着けました。
着替えやお風呂も積極的に手伝いましたし、少し恥ずかしかったけど両親がしてくれるような
そうした自分の上げた成果を後から出てきた他人に奪われるなんてのは、嫌に決まっています。
この気持ちはちょっぴり暴走して、久遠を繋ぎ止めるための花嫁修行へとまどかちゃんを駆り立てたのでした。その結果が
さて、そんな蜜月を迎えた二人ですが、実は最初のお風呂でのできごとを機に久遠が一念発起。こっそり両親が信頼していた弁護士の先生に資産運用をお願いして地味に増えた分を使って数カ月後にはまさかの起業。色々な申請であったり、雇用であったり、問題の解決に一年前から準備していたのです。
雇用は父の友人を頼ったのですが、父がそれなりに破天荒だったせいで唐突な無茶振りを懐かしいだとかあいつを思い出すだとか言って協力を快諾、人を紹介してもらえました。縁とは大切なものですね。
それに伴い、久遠自身は父個人が所有していたことから相続した神浜市の中央区にあるマンションに住み込むようになります。
まどかちゃんの執着が強まりましたが、
代わりに、週末はそういう妖怪かなにかのように久遠にくっついて離れようとしませんし、剥がされもしません。母の
が、この辺りからこの久遠、自重を止めました。まずマンションが敷地丸ごと異界化しました。何を言っているのかわからないかもしれませんが、言葉の通りです。どうやって、とかは後々明らかになります。メイビー。死に設定の可能性も高いので忘れて大丈夫だと思います。夢ですから。
これにより関係者以外から認識されなくなり、関係者であってもその異常に違和感を持たなくなりました。セキュリティの向上のためだけに行われたそうです。馬鹿です。
さて、
ツテを頼り柊ねむの作品を(無料視聴できる形で)取り扱った事により知名度が上がり、物理的な現物しか流通していなかった母の同人誌や音楽作品を取り扱ったことでも上向きました。また、少年社長ということで炎上気味ではありましたが更に知名度アップ。黒字経営の幸先いいスタートを切っていました。
このとき、ねむちゃんに直接依頼しようとお見舞いに向かったことでいろはちゃんとの初接触が起きました。とはいっても、その時はまだ魔法少女ではなかったので一言二言交わしただけに過ぎませんでしたし、再び会うまで日が空きます。なんなら再会時は普通に忘れてました。とはいえ入院女児三人衆って別室なんですよね。でも知り合った。因果が……因果が……。
そうしてねむちゃんの協力を得ることができた久遠ですが、打ち合わせや納品等はネットを通じて会社の大人とやり取りしてもらっていました。
代わりにお見舞いの頻度が増え、ねむちゃんとその友達二人の三人娘とも自然と仲良くなっていきました。秘訣は勿論おせっせ……ではなく、リクエストに応じた
この時点での経験人数はまどかちゃん一人だけだったのに、二年語には一気に増えて数十人。どうしてこうなった。
というかみんなの体は大丈夫なのでしょうか。イろはちゃんが軽く確認した限りでは一度や二度で済ませておらず、
あと、致す際はどんなシチュエーションでも必ず変身しており、最後まで脱がせてませんでした。これにはイろはちゃんも性癖なのかな、と微笑ましい気持ちになっていました。変身を解除すれば汚れとかは気にならないし、次回に持ち越しもされませんからね。傷が治るように体もリセットされます。
話が逸れました。
ある日、久遠はかつて父が経営していた不動産屋に向かいます。
名目は社会見学で、実際に近い将来グループを起こし、新事業として不動産を扱う会社を立ち上げる予定を立てていたのです。
そうして社員に同行して歩くようになり、市内で疎まれているが故に土地代の安い大東区一帯の買い取りと開発計画を考えていました。
そして、ついに久遠は魔法少女と遭遇し、体験人数を増やすことになるのです。
ところで、年齢を考えればぶっ飛んだ内容ではありますが、魔法少女と縁遠い生活をしていた久遠の軌跡を辿るのは根気がいる作業でした。
この頃にはアルまど様も復活し、イろはちゃんは気晴らしを兼ねてカップラーメンをすすっていました。
そして、久遠がいよいよ道を踏み外すというか道を爆破する時が訪れます。それを見たイろはちゃんは、思い切りラーメンを吹き出してむせてしまいました。アルまど様は思わず体を乗り出して……特にテーブル等はなかったので単純に前屈みになって注目していました。
その日、久遠は大東区にある団地の屋上で風に当たっていました。突風にさらわれてしまった地図を追って来たのですが、全力で階段を昇るのはそれなりに疲れたため休憩していたのです。
その時、久遠の近くに何かがやって来ます。屋上にある唯一の出入口ではなく、別の建物から跳んできたそれは、驚くことに少女でした。しかも二人。更にはコスプレのようなファンタジーな格好をしています。ここでイろはちゃんがラーメンを吹き出しました。鼻から麺が出る事態は回避した模様。
しかし、恐らく久遠には心当たりがあったのでしょう。そう、両親を失った日に助けてくれたが打算っぽいから
とはいえ、久遠はそれ以上の事情を把握できなかったようで、話し掛けたりせずに二人を見守ります。
二人は自分たちの世界を作り上げ何やら深刻なやり取りを続けていましたが、片方の少女が黒い靄に包まれます。ソウルジェムが濁りきり、魔女が孵る瞬間でした。
新たに誕生した魔女は、鏡の魔女。
相方――更紗帆奈が事態を把握して壊れた笑みを浮かべた、まさにその時です。
久遠が背後から鏡の魔女をぶち抜きました。
「「「は?」」」
画面の手前と向こうとで綺麗に声が揃いました。
魔女が魔法少女以外の存在に傷つけられるのは極めて稀です。どこぞの
しかも、久遠は
グリーフシードが弾けてソウルジェムになりました。
「「「は?」」」
またもや声が揃いました。まるで囃子のようです。
ですが無理もないでしょう。魔法少女が魔女になることはあっても、その逆はありません。
だからこそ、
衝撃のあまりアルまど様が
理解できない過程は投げ捨てて、帆奈ちゃんはみことちゃんに駆け寄ります。体格の勝る相手をお姫様抱っこしていた久遠は地味に辛そうでした。
久遠からみことちゃんの身柄を奪い、そっと地面に寝かせながら帆奈ちゃんは呼び掛けています。意識のない人の体を揺するのはおよし。脳卒中だったら大変ぞ。
と、ここで久遠はまたしても予想できない行動に移りました。
帆奈ちゃんに近寄り、首元にあるソウルジェムに口づけしたのです。
その瞬間、帆奈ちゃんから甲高い悲鳴が上がります。どことなく艶やかな声でしたが、それを証明するように背を沿ってビクビクと震えています。驚きに目を開き、涙を浮かべながら、大きく口を開けて舌を突き出している様子は実にえっちぃです。
唐突なお色気要素に思わず消滅の演出を止めて画面に迫るアルまど様。イろはちゃんもまた帆奈ちゃんの変化には注目せざるを得ませんでした。
久遠の口づけを受けたソウルジェムが浄化されているのを確認したのですから。
帆奈ちゃんのソウルジェムは、みことちゃんの魔女化という現実を叩き付けられたにより、凄まじい勢いで濁っている最中でした。
たった一人の仲間が魔女になってしまったことだけでなく、魔法少女が魔女になる事実から自分の未来に対しても絶望するダブルパンチです。苦悩を分かち合う仲間を失い孤独な身となった帆奈ちゃんが
さて、どんな原理かは不明ですが、どうやら帆奈ちゃんは今までに経験したことのない激しい絶頂を迎えてしまったらしく、瞳を収縮させながら体を小刻みに震わせています。
と、情欲を掻き立てる様子から変化がない帆奈ちゃんの側では、奇跡の復活を遂げたみことちゃんが意識を取り戻しました。
ぼんやりと辺りを見回して、目の焦点が合って最初に目にしたのは、驚愕に染まる表情を浮かべ断続的に短い音を漏らしながら体を痙攣させて座り込んでいる
思わず駆け寄ろうとしたみことちゃんでしたが、上手く体が動かせなかったらしく、足をもつれさせて体勢を崩してしまいました。その先にはピクピク帆奈ちゃん。
おわかりいただけただろうか……?
ではもう一度ご覧いただこう。
体勢を崩したみことちゃんは未だ心ここにあらずといった帆奈ちゃんを意図せず押し倒してしまいました。
足をもつれさせるくらいですから、手を上手く突くこともできません。
体を支えることができずに潰れてしまうのですから、驚きから悲鳴をあげてしまうのも仕方のないことです。
ここで思い出してほしいのですが、帆奈ちゃんは口を開けて舌を突き出していました。そこに悲鳴を上げたことで口を開いたみことちゃんが帆奈ちゃんを押し倒す形になり、覆い被さりました。
これ以上は語る必要もありませんね。
何なら帆奈ちゃんがこうなった原因が原因なので、割と規制の緩かった……文学作品の表現として既得権益団体が日和って改訂を放置した昔の小説を読んでいたので知識を有していた帆奈ちゃんは、温かく柔らかい滑りあるものが触れた舌を無意識に動かしてしまいました。川原に捨てられていたエロ本から知識を得ていたみことちゃんも空気を読んで応えちゃったもんだから
画面の前にいる神様連中は文字通り繰り広げられている
それでは現場の久遠はというと……これは携帯電話の動画撮影機能を使っていますね。録画しています。よもや今晩まどか以外の女のお世話になる気か貴様。
ねっちょりすること約十分。舌が疲れたのか自身の口内に戻した二人は、そのまま顔も離して起き上がります。
流石に意識ははっきりしており、体の動きも問題ないようでした。
一度は外した視線を再度合わせて、照れくさそうだけど嬉しそうにはにかむ様子には、同志百合好きの男共も拍手で歓迎していることでしょう。
そんな二人を気にした風もなく、久遠はSFで見るような空間投影ディスプレイをいじっていました。何それ。
落ち着いた二人の魔法少女は、改めて事態の把握をするために情報交換をしました。
今度ばかりは久遠が放置されることもありません。一連の流れ――特に最後の絡みを見られたばつの悪さから、魔法少女二人の態度が少々刺々しくなっていたのはご愛嬌というやつなのでしょう。二人が互いしか信じられない状態に陥っていたことを考えれば、むしろ対応は柔らかくなっていたのかもしれませんが。
一応のお礼と、互いの自己紹介。魔法少女の説明や、久遠の異常な能力および目的の確認といったやり取りを経て、何か二人の魔法少女は久遠の所持するマンションに住むことになりました。
どうやら久遠としては、神浜市に根強く根付いた東西問題が商売の邪魔だと判断しているようです。
民意を変えるには、通常ならば多大なコストを投入しなければなりません。ですが、そんな悩みを一気に解決してくれそうな人材が二人も現れたのです。久遠としてはスカウトしない理由がありませんでした。
そう、久遠が考え付いたのは
おまけに、魔法少女二人の家庭環境は見るも無惨。お互いへの愛が一歩進んだこともあり、未練もなくなっていました。神浜の闇が垣間見える話ですね。
魔法少女側としても、ソウルジェムの濁りに関して
さて、魔法少女とのやり取りによってアルまど様とイろはちゃんは久遠の能力についての情報を得ることができました。
魔女を倒せたのは、久遠が魂に干渉できる能力を持っているから。何故そんな能力を持っているのかは不明のままです。久遠から見て魔女の体は全身が
グリーフシードをソウルジェムに戻したのは、グリーフシードが許容量限界まで絶望が詰まって一部が溢れている魂と見なせるため、魂に干渉する能力を使って絶望要素を口で吸い取って中身を綺麗にしてから元の魂になるよう整えたのが真相。ただし、絶望に染まりきった魔女が異常なのであり、絶望しきっていないのであれば魂が希望に満ちていなくてもソウルジェムに戻るように改造したんだとか。調整屋さんの上位互換なんでしょうか。イろはちゃんはそういえば自分の見た最中のみたまさんは
ソウルジェムの穢れについても、グリーフシードをソウルジェムに戻す工程の一部でしかないようでした。ただ、この部分の補足説明として、魂は非常に敏感なものだという話が出ました。体でいうなら神経の集中した場所や粘膜部分なので、性感帯として機能してしまう、とも。そりゃそんな部分を
綺麗な花が人間で例えると股間丸出しで
魔法少女って二進も三進も行かない状況下で蜘蛛の糸されるパターンはまだしも、基本的に短絡的な願いで契約しちゃうアレな所あるよね。
あの敏腕営業なら因果の都合で簡単な願いしか叶えられそうにないのを考慮した上でその程度の軽い願いしかしてこないだろうなって見抜いて契約を持ち掛けてるんだろうけど。
描写されても誰得でしかないから海イベントとか以外ではナンパシーンないんだろうけど、割と絡まれるの多そう。魔法少女って秘密があるから普通の男女交際は無理だろうけど。とはいえ性欲まで皆無ってことはないだろうし、クソレズシティになるのも仕方ないんだろうなって。戦国の衆道みたいな。そこに死にたくないからって大義名分を掲げて相手の合意を得た上で致せる異性、しかもショタがドーンですよ。結界成立前の、魔法少女の真実(笑)を知った後で。淫獣との契約と構造自体は変わってないんだよなぁ……