記憶を失った少女が、ホロライブに関わって変わる話   作:ほがみ(Hogami)⛩

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記録:総帥は見返したい

「紗〜コール〜」「紗〜お腹すいた〜」

「紗〜」「紗〜」

いつものHolox基地はこんなふうに紗の名前が飛び交っている。そのほとんどはHoloxの総帥、ラプラス・ダークネスなんとかかんとかディア…の声である

―しかし最近はと言うと…

 

紗「ラプ総帥、バイトに行ってくるので大人しく待っててくださいね?」

ラプラス「りょーかい」

紗「お腹がすいたら冷蔵庫にある焼きそばを温めて食べてくださいね」

ラプラス「あいー」

紗「あ、でも中にあるプリンは食べないでくださいね?」

ラプラス「わかってるわ!早くバイトいけ!」

 

そう。子供扱いされているのだ

最近妙に子供のように扱われているとラプラスは感じている。成長したとも言い変えることができるが、ラプラスとしては少し遺憾

 

―吾輩はこんなに可憐で大人のれでいーなのに

 

それは紗に限ったことでは無いと、今考えて思う

沙花叉もいろはも幹部であるルイでさえラプラスは赤ちゃんだと思い込んでるに違いない…

 

ラプラス「それでは総帥の威厳が…」

 

どうするか

総帥としての威厳を取り戻すにはどのようなことをすれば良いのか

机に座って考えることにする

 

ラプラス「まず、吾輩はちゃんと総帥としての役割を果たしているかだな…」

 

総帥としての役割

それは人によって価値観によってかわるだろうが、少なくともラプラスは部下を引っ張るものと考えている。その役割をちゃんと果たせているのだろうか…

―答えは是。果たせているとラプラスは思っている。この間、メンタルがやられてダウンした時、紗に「私達の総帥はラプちゃんしかいない」と励まされた。そのことからラプラスは総帥としての役割を全うしているといえるだろう

 

ラプラス「ならどうすっかなあ〜吾輩の威厳を取り戻すには―」

 

思考しても何も出てこない

それどころかどんどんおなかがすいていく。おなかがすいた時のために紗が冷蔵庫に入れておいたと言っていた。その言葉を思い出したラプラスは冷蔵庫を開ける

そこにあったのは焼きそばだけではなかった。ついでに手紙も添えられていて、丁寧に総帥宛てと書かれている

 

ラプラス「えっとなになに…」

紗『ラプ総帥へ。この手紙を読んでいるということは、もうお腹が空いたということではないでしょうか?食いしん坊ですね』

ラプラス「なっ…?!」

 

こいつ馬鹿にしやがったとラプラスは少し頭にくる

だが事実であるためなにも言い返すことができない。まだまだ手紙の内容は続いているようで、続きをラプラスは読む

 

紗『馬鹿にしたな?と思ってますか?馬鹿にはしてませんよ。むしろ私が作ったご飯を美味しそうに食べてくれるってことが嬉しいんです。ばっくばっくばく~んってね』

ラプラス「それは沙花叉だろ」

紗「ナイスツッコミです◝(⑅•ᴗ•⑅)◜」

 

おかしい。何故か手紙のはずなのに会話ができている

 

紗『とまぁ、それは置いておいて、手紙初めて書いたんですけど、オオカミにおわれながら書いたんですよ。そしたら…oh!紙がねぇ!』

ラプラス「…全然面白くないぞ」

紗『笑ってくれないの悲しい( ⋅ ̯⋅ )…』

 

ここまで読んでラプラスは思った―これ執筆者紗じゃないだろ。と

こんな寒いダジャレやボケを彼女は突っ込むような人では無いはずだ。そしてこんな先を読むようなことも彼女は出来なかったように思える

 

紗『焼きそば食べて、配信とか頑張ってください。私もバイト頑張ってきます!(`・ω・´)ゝ

追記:最後の1文以外ルイねぇ作でした〜!どうでした?楽しめました?楽しめたかどうか手紙じゃわからないそんなあなたには、銅メダルを贈呈します!どうだけにね!』

ラプラス「……なんだこれ」

 

なんか終始馬鹿にされた気がする

本当に総帥としての威厳はあるのだろうか。そう思いつつラプラスは焼きそばを取り出し、温めてから口に運ぶ

…その瞬間。彼女の頭に一閃が走り!いいアイディアが思いついた!

 

―料理で見返してやろう。食いしん坊だと馬鹿にされたからにはそれを否定しなければならない。アイツらが帰ってくる前までにたくさんの料理を作って温かい料理で歓迎しよう

そう決意したラプラスは、もう以前のラプラスとは違う。何を作るか考え、どの時間帯に作れば暖かいまま提供出来るかを考える

 

ラプラス「でも料理に自信ないな〜あ、そうだいろは巻き込もう」

 

ということで、ラプラスはいろはの部屋に「たのもー!!!!」と突撃すると、いろはが投げたと思われるクナイのようなものがにこやかなラプラスの顔のそばを通り去り、さっと軽く髪が切れる

運良くその後ろには誰もおらず、投擲物は壁に刺さるだけだった

 

いろは「!ごめんなさいでござる!!!大丈夫だったでござるか?!」

ラプラス「お、おう…」

 

心配そうに駆け寄ってくるいろはにラプラスは自分の身が安全であったことを、冷静に、平然とした態度で説明する

―正直死んだと思った。とラプラスは口に出さずに呟く。如何に総帥であってしてもビビる時はビビるのだ

 

いろは「…それで…拙者の部屋に来たのには何があるのでござるな?」

ラプラス「あ、そうそう。吾輩、紗を見返そうと思ってるから力貸してくれ」

いろは「???―話が跳躍しすぎているでござる…そこに至る経緯とどんな力が借りたいのか教えろでござる」

ラプラス「そうだな。詳しく説明すると…」

 

ラプラスはいろはに事情を説明した

 

いろは「なるほど…つまり舐められていると感じているから料理で見返したいってことでござるな?」

ラプラス「そ!だから頼むよ〜!」

いろは「わかったでござる!紗ちゃんたちが帰ってくるまでに作り上げるでござるよ!」

 

そう言ったいろはは腕を捲ってやる気になる

ラプラスもいろはに手伝ってもらえるなら簡単に終わるだろう。そう思ったラプラスはいろはの手ほどきを受けながら料理を頑張る

途中、ハプニングもありつつ無事に紗が帰ってくるよりも前に作ることができた

―と同時に紗はルイとともに帰ってきた。だからラプラスはエプロンを付けたまま、笑顔で玄関まで迎えに行き、こう言ってやったのだ

 

ラプラス「おう!帰ってきたか!あったかいごはんできてるぞ!」




書いてるうちにキャラが不明になった…でもこんなラプラスもいいよね!
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