記憶を失った少女が、ホロライブに関わって変わる話 作:ほがみ(Hogami)⛩
今日はポカポカな気温。こんな日はうたた寝したくなるような日差しが太陽から降り注いでくる
ホロ事務所の窓辺の観葉植物も気持ちよさそうに太陽の光を浴び、その近くにはゆらゆらと太陽の光を浴びてぬくぬくしている猫の尻尾が――
その猫の名は”猫又おかゆ”。極めて自由に生きる猫である
「紗ちゃん〜♪」
紗「気持ちいいですか?」
一方、紗の膝元で心地よさそうに頭を撫でられてシッポをフリフリするのは、おかゆと同期の"戌神ころね"だ
2人とは面識があるものの、このように直接対話することのなかった紗は接し方を考えながら接する
ころねは紗の話は前から聞いていたが、会ってみるとなんだかものすごく撫でてほしいような感情になり、今に至る。なぜ撫でてほしい感情になったのかは不明だが、紗の撫で方はとても心地が良い
撫でられれば撫でられるほど尻尾が嬉しそうに左右に揺れ、顔も嬉しそうな表情になる
おかゆ「ころさん気持ちよさそうだね〜」
ころね「うんうん♪気持ちいいよ〜なんかね、こぉねが撫でてほしいところを撫でてくれるんだよ!しかも優しい!普段からなにかやってるの?」
紗「普段ですか…特にはやってないんですが、強いて言うなら…こよちゃんのブラッシングを手伝ってますね」
こよりの髪は長い
それはみんなから見てもわかることだろう。
それ故、毛先や首元などは自分でブラッシングするのは辛い。だから紗はこよりのブラッシングを手伝っている
…それと同時にこよりは紗に撫でてもらうという、極秘ミッションがあるのだが…
ころね「なーほーね〜こよちゃんの髪をとかしたりしてるから、扱いわかるのかぁ〜」
紗「ころねさんの髪もとかしますか?」
ころね「いいの?!これから収録あるんだよね〜紗ちゃんに整えてもらえるこぉねは幸せ者だなぁ」
そう言って椅子に座り直したころねの背に回り、紗は櫛を取り出して丁寧に痛くないように髪やしっぽの毛並みを整える
ころねも整えない訳では無いが、自宅から事務所に来るまでに強風で髪が乱れたり、タクシーで座ることによりしっぽが乱れたりと、大変なのだ
ころね「助かったでなー!おかけで髪がサラサラになったよぉ!」
おかゆ「きれいになったね〜ころさん」
ころねは可愛らしく「うんっ!」と頷き、気分上々のまま収録に向かったのであった
続いて紗の膝に頭を預け、「撫でて〜」と優しい声で紗に話しかける。言われるがまま紗はおかゆの頭をそっと撫でると、おかゆは猫のような声を上げて満足そうな顔をする
気持ちが良くて眠くなるが、紗を見上げて少し眠気が飛ぶ
おかゆ「―紗ちゃんさ〜」
紗「はい、なんですか?」
おかゆの問いかけに紗は反応する
依然おかゆは眠たそうな目をしながら尻尾をゆらゆらと揺らしている
おかゆ「結構おっぱいおっきいよね〜」
紗「なっ!い、いきなりなんですか///」
のどかなその声から発せられる突然の発言
確かに紗の胸は小さくはない。かといって大きいというわけでもない。ならばなぜ彼女が紗の胸に注目しているのだろうか。特に面白いことはないのに
極めて自由に生きる彼女にそんなことを聞くのは野暮だろう。なぜならば自由に生きているから。理由などない
おかゆ「パって見たときに思ったんだよねぇ~あ!あの子おっぱいおっきい!ってボクの尻尾センサーが反応してたんだよ〜」
紗「どんなセンサーなんですか!!」
おかゆ「名付けてぺぇせんさー!」
細い目ながら自信満々に答えるその様は、まるで本物の猫を見ているようであった
―そんなことを考えながら頭を撫でていると、紗の手がおかゆの耳に当たってしまう。その瞬間、おかゆは色っぽい声色で身を縮めたのであった
紗は痛かったのかと聞くと、おかゆは…
おかゆ「紗ちゃん、ボクにこんな声を出させて…"えっち”だね」
紗「え、えっち?!」
おかゆ「あははっ!冗談だよ〜でも――とっても気持ちよかったよ?」
そう言われ、なんだか恥ずかしいような感情になった紗は顔を紅潮させる
そんな紗を見ておかゆはニヤニヤと、(かわいい反応するなぁ〜)と口には出さないで紗のことを見つめた
―翻弄された仕返しと思って、紗は再びおかゆのけも耳を触り始める
おかゆ「ひゃん♡ちょっと、また触るのは―ひゃっ」
紗「おかゆさんの耳ふさふさで気持ちいいですね」
おかゆ「ちょ―紗ちゃ―!やめっ」
やめてと言われたが、紗はやめない。これは翻弄された仕返しなのだから
だが次第になんだかやめたくない気持ちになってきた。―このままおかゆの耳をいじり続けたい。そんな行動が紗の頭を支配する
おかゆの恥ずかしそうな声が紗の耳に届き、次に紗がおかゆの顔を見た時にその支配は解けた
おかゆ「ま…まだやるの…?」
すこし涙ぐみながら紗のことを見上げるおかゆには流石に理性が回復してきて、紗は手を止めて、今度はいじるではなく頭を撫でることをする
おかゆは始めはビクッと体が震えたが、次第に慣れてきて、安心したような表情になる
紗「すみませんおかゆさん。少しいじめたくなっちゃって」
おかゆ「もう…びっくりしたよ〜紗ちゃんSっ気あるんだね…」
紗「はは…でもおかゆさんの耳って可愛らしいですよね。私にはないものですし」
その瞬間、Aちゃんが紗のことを訪ねてきて、紗はおかゆと別れた
Aちゃんに紗がおかゆの頭を撫でていたことは見られたが、おかゆがあまりにもいい顔だったからこのことは秘密にしておこうと
―耳を触られ続けて少しドキドキしているおかゆ。何せあんなに触られたのは、あの時以来だから
「…おがゆ」
物陰からおかゆの名前を呟く声が部屋に響く
今度は違うドキドキにおかゆの心臓は高鳴り、その物陰を注目する。そこに立っていたのたは、暗い顔で赤く目を光らせたころねの姿であった
おかゆ「こ、ころさん…?」
ころね「紗ちゃんとイチャイチャ」
おかゆ「こ、ころさんもイチャイチャしてたじゃん!」
ころね「………」
ころねは無言で歩み寄ってくる
逃げようと思ったおかゆだが、耳を触られ続けたこともあり、上手く動けない。そうこうしているうちに、ころねはおかゆの目の前に来ていた
―圧倒的な圧。負け押されそうなほどにその迫力はすごい
そしてころねがおかゆに手を伸ばす…
おかゆ(も、もうダメだぁ〜!)
○られると思ったおかゆは意を決して目を瞑るが…
―ぽすっ。目を瞑ったおかゆの体には、軽い衝撃と触られている感触しかない。恐る恐る目を開けると、そこに居たのはおかゆの胸に顔を埋めるころねの姿があった
ころね「…紗ちゃんとイチャイチャするのも悪くないけど、こぉねはおかゆとイチャイチャしたい」
おかゆ「………」
ころね「時間あるし…ね?」
そう言って可愛らしく見てくるころねに、おかゆは敗北した
おかゆ「しかたないなぁころさんは〜」
おかゆはMだって本人も肯定してた気がするので、紗にはSっ気を出してもらいました
ころさんは…マジで怒らせたら怖い…