記憶を失った少女が、ホロライブに関わって変わる話   作:ほがみ(Hogami)⛩

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これは風真いろはの記憶…長い記憶の始まりの記憶…


いろはの記憶:新天地!でござる!

x月x日

 

今日、拙者こと風真は鍛錬を開始する

初めて拙者の故郷を出ての鍛錬だ。この世界にはまだ知らぬ事が多くあるだろう。だが心配はいらない。共に旅をするぽこべぇがいるから

―食べるものに困ったため、木になっている赤い木の実を食べた。多少ピリピリとした感覚があるが大丈夫でござろう

 

x月x日

 

今日はとても大きなクマに出会った

かなり危機的な状況であったが、鍛錬の成果か撃破することに成功したでござる。今日はお肉パーティーでござるよぽこべぇ

―しかし夜になってから急に腹部が痛む。恐らく昨日の木の実のせいだろう。ぽこべぇが看病してくれるおかげで少し楽ではある

明日には治ってて欲しいでござるが…

 

x月x日

 

朝になって無事、腹部の痛みは引き、今日も歩みを止めなくても良さそうなくらい無事だ

だが少し大事を取って少し休んでから先に進むことにした

―半刻くらいすると、故郷とよく似た山里に着いた。今日はここで寝泊まりしよう

昨日撃破したクマの毛皮と肉を山里の者に売ろうとすると、そのクマは最近里に被害を合わせていた獣だったらしい。里の長からお礼とお金を貰い、少し気分がよかったでござる♪

 

x月x日

 

あの里を後にしてしばらく歩く

やっとの事で街に繋がると思われる道に出た。幸先が良いでござる。道なりに歩いていると、商人の馬車と遭遇。ぽけべぇのことを気になるかのように見てくるでござる…でも街まで行くと言うから、クマの手と交換条件に乗せてもらうことになった

―しかしその途中、盗賊に襲われかけたが、風真はすぐに刀を抜き、商人を護った

商人はありがたいと礼を並べ、街に着いたら様々な礼をすると約束してくれた

 

x月x日

 

無事街に着いて商人と別れた。お礼は揃ったらしてくれるそうだ

街の雰囲気はかなりいい。風真の故郷は田舎であるが、ここは発展している都会だ。

とにかく風真は生活を繋ぐために職を見つけることにする。しばらく街を歩いていると、宿屋の娘に止められた。話を聞くと宿屋付属の食事所で働かないかとの事。好条件であったため、風真はここで働くことにした

 

 

 

 

 

 

 

風真「…っと、今日はこの辺にしておくでござるかな」

 

風真は本に添えた万年筆を優しくしまう。鍛錬を始めた時からつけている日記はいつかのためにと思って始めたものだ

ベットの上でぽこべぇはすやすやと眠る。風間もぽこべぇを抱くようにして今日を終える。明日からは宿屋で働くこととなる

頑張らなくては――

 

 

 

 

次の日

 

風真「いらっしゃいませでござる〜!」

 

宿屋付属のお食事処で初めての給仕係の仕事

風真が仕事している間、ぽこべぇは部屋で風真の衣服などを洗濯したり、部屋の掃除をしたり頑張る。

風真の元気なその声で、宿屋に泊まっている旅人や食事に来る人の心を安らげてくれる。風真は鍛錬をしているから、かなり体力があり、何往復してもあまり疲れを感じていない。それどころか普段使わない筋肉の鍛錬になってちょうど良さを感じている

 

風真「生姜焼き定食とからあげ定食でござるね?少々お待ちを!」

 

客からの注文を受けて厨房に伝え、出来上がった料理を目的の机へと運ぶ。嫌いでは無い仕事だ

たまに変なお客もいるけど…まぁその時は厨房のおばs…お姉さんが怖い顔で注意してくれるから助かっている

長らく働いてようやく昼になった

 

風真「休憩入るでござる〜」

「あ、風真ちゃん!賄いそっちにあるから!」

風真「ほんとうですか?!ありがとうでござる!」

 

休憩室にはできたてホヤホヤの美味しそうな料理があり、風真を待ち構えていた

服などを整えてから風真は口に運ぶ―――美味…それ以外の言葉が見つからないくらい美味しい

これなら午後からも頑張れそうだ

 

 

午後

 

少しばかり問題が起きた

店内で身勝手な行為をする客が発生したのだ

 

「お客様困りm――きゃッ!」

「なんだぁ?俺は客だぞ?!金を出す立場なんだぞ?!」

 

注意する女性店員を突き飛ばし、客は金を払っている立場なのだから何してもいいという謎理論を展開し、身勝手の行動を取っている大柄の男

 

―このような輩はどこにでもいるのだなと風真は落胆し、ゆっくり歩きながら注意しようと近づいていくと…男はいきなり拳を振り上げ、今にも殴りそうな体勢になった

風真はさすがにまずいと思ったため、急いで駆け寄る

 

「拳で分からせるしかn …?」

風真「その辺にするでござる」

 

風真に止められた拳は1ミリも動かず、男は訳が分からなくなる

このような細い腕の女に止められるほど鍛えてないわけじゃない。むしろこのくらいなら飛ばせるくらいなのに

 

男は手を振りほどき、風真と向かい合って対峙する

「なめるんじゃないぞ…!」と男は風真に向かって声を上げた。そして次の瞬間、風真に向かって拳を振った

 

風真「ふっ!それっ!」

 

放たれた拳を見事にいなし、それだけでなく逆に男を投げ飛ばし、男は店の壁に激突した

体を押さえる男は、覚えてろと一言言い放ち、その店を後にした

 

風真「まったく…面倒でござるな!」

 

風真は突き飛ばされて床に座っている女性店員に手を差し伸べ、大丈夫かと安否をとる。よく見ればその女性店員は風真と同じくらいの歳みたいだ。そんな子が大柄の男に突き飛ばされた恐怖というのは想像するに耐えない

 

「すみません…大丈夫です…」

風真「怖かったでござるな…?でももう大丈夫!なんたって風真がいるから!」

 

すると店内は沸き立つ

嬢ちゃんよくやるな!スッキリしたぜ風真の嬢ちゃん!などあの男に迷惑していた客は多いようだ

…あのような迷惑客―いや、人に迷惑をかける客はもはや客では無い。ただの迷惑人はどこでも現れる

 

でも今回は風真のおかげで助かった。それは変えることのできない事実だ

 

 

 

 

 

 

風真「っと…今日はここまでにするでござるか。ぽこべぇ、こっちに来るでござる」

 

そっとペンを置き、日記を閉じた風真は髪を解いて布団に入る

その胸元にはぽこべぇが暖を取るようにくっついてきて、なんとも愛らしい

 

風真「明日はいい日になるといいでござるな〜ぽこべぇ…」




街って言ってもそこまで栄えてないでござるよ?
アスファルトとかコンクリとかなくて、道は土でならされてる感じでござる
店はとても賑やかで、いるだけでも楽しくなれそうな感じでござる!
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