記憶を失った少女が、ホロライブに関わって変わる話 作:ほがみ(Hogami)⛩
風真「ここをこうして……」
必死に地面と向き合い、イノシシを倒すための罠を設置する
作戦が成功するにはこの罠がとても重要になってくるから、慎重に設置しないといけない
風真「よし…こんなもんかな!ぽこべぇ!」
ぽこべぇ「??」
風真「風真はイノシシを見つけてくるから、作戦忘れずに!」
木の上に登ったぽこべぇは了解(`・ω・´)ゞビシッ!!っと敬礼をした
風真はイノシシが通ったと思われる獣道を進んでイノシシを探しに出かける。多い茂った草木はとても大きく風真の進みを邪魔しようと企んでいるように生い茂る
獣道はその先に続いているのに、風真は屈まなければ進めないような狭いところもある
風真「…結構遠くに来たでござるな――っと…これは…」
目と鼻の先の木の陰に、やけに荒れている場所が少し見える。もしかしたらそこにいるのかも知れないと思った風真は息を潜め、背中に携えた刀を抜きゆっくりと近づく
しん…と静まり返った森の中。ただ心地のよい風の音と森の囁きが当たりに響き渡る。ドキドキと高鳴る風真の胸と額から流れる冷たい汗―――次第に視界はその荒れている場所を捉えていった
――もしいたらどうしようか。もう後の祭りではあるが考えてしまう
しかしそこにいたのは、イノシシなんかではなく、大きな角を持った長い銀髪の少女がすやすやと寝ていた
「――ん……?」
目を覚ます少女。そして目と目が合う二人
…沈黙が数秒続いたあと…状況を理解した少女が大声を上げて叫んだ
「うわぁぁぁぁぁ!!!!!?????食べないでくださいお願いしますぅぅぅ!!!!!」
風真「食べないでござる!!!!!!」
「『食べてやる』?!?!あぁぁもうだめだぁ!!!!か、幹部ごめんんんん!!!吾輩はここまでだぁぁぁ…!!!!」
風真「一旦落ち着くでござるっ!!」ポコッ
風真は手刀で少女の頭を叩くと、少女は頭を押さえて縮こまった
風真「落ち着いたでござるか?」
「うぅ…取り乱してすまん。あのでっかいイノシシだと思って―――」
風真「かざまはそんなにでっかくないでござるが…そのイノシシはどこへ行ったでござるか?」
「たしかあっちだけど…なんで?」
風真は少女に色々と事情を説明する
「つまり…あいつがお前の狩猟モンスターってことか…」
風真「よくわからないけど多分そうでござるな」
「なるほど――じゃ、吾輩はお前のオトモになってや―」
話の最中だが、風真は嫌な気配を感じる…いろいろと喋る少女の他に、なにか別の音が混じっているような…
そう思ったときにはもう遅く、楽しそうに話を続ける少女の後ろに、鼻息を荒くした大きなイノシシが迫ってきていた
「―そこで吾輩が場所をサポートして!お前をイノシシのとこまで――」
風真「その必要はなさそうでござる…」
「―えっ?!なんで!」
風真「後ろを見てみればわかるでござる」
少女は不思議そうな顔をしながらも後ろを振り向くと、目と鼻の先に鼻息を荒くしたイノシシがゆっくりと迫ってきていた
驚いた少女はものすごい速さで風真の背中に隠れ、ガタガタと震えて様子を伺っている
風真「こんな形で合うなんて…想定外のことでござるな…」
『フガッッッ!!!!!』
風真「!!!急いで走るでござる!!!」
突進してきそうな動作を見せたイノシシに、風真は一瞬で危険を察知して少女に逃げるように促す
風真も一対一で戦えるとは思っていないため、少女と一緒に逃げる選択を取った
風真「はぁ…はぁ…こっちでござるよぉ〜!!!!!!」
森の中を駆け抜ける風真。その後ろには2メートルを優に超えるほどの大きなイノシシが、鼻息を荒くして風真と少女の背を一心不乱に追いかけてくる
風真が逃げ続けてかれこれ数十分ほど立っただろうか。追いつかれそうになるも右に、左に避けてなんとかこの均衡を保っている
でも…
風真「罠の場所どこだっけぇぇぇぇぇぇ!!!!!?????」
…方向音痴が発動してしまったか
わかりやすいようにということで赤い札(ここに罠があるよ!)を立てておいたのに。よく考えてみれば、その近くにいなければその目印は見えないからほぼ意味がない
「おい忍者!!!どうすんだこの状況!!」
風真「忍者じゃないでござる!風真は侍でござる!」
ラプラス「風真っていうのかお前。吾輩のお名前はラプラス・ディア……」
風真「自己紹介してる場合じゃないでござるよラプ殿!!」
そんな話をしながらも二人は一生懸命逃げまくる。だが、運悪くぬかるんでる地面にラプラスは転倒してしまった
派手にころんだラプラスに駆け寄る風真
ラプラス「ウッ…吾輩を置いて先にいけ―」
風真「んなこと言うんじゃないでござる!強引に連れて行くでござるよ!!」
ヒョイッと風真は肩にラプラスを担ぐ
その時、どこからか風真に光が照らされた。その光をよく観察すると、光は木々をすり抜けて風真に届いているようだ。その先をよーく見つめて見ると、罠の印である赤い札が見えた
よしっと思った風真は、その光に向かって走り出す
一人を肩に乗せながらイノシシから逃げる風真…そのフィジカルの強さは計り知れない
もうすぐ罠の場所にたどり着く――と思った時、ラプラスは「吾輩を上に投げろ!」と風真にいうから、風真は上にラプラスを投げる
するとラプラスは体が軽いのか、ものすごく高く上に飛んでいってしまう
ラプラス「――投げろって行ったけど、投げすぎだぁぁぁぁぁ!!!!!!」
風真「ごめんでござるぅぅぅぅ!!!」
そう言いながら走って罠を飛び越える風真。そしてイノシシが罠を踏み込むと…その巨大な体が地面に沈み、あっという間に見えなくなってしまう。それと同時に風真は木のうえにいるぽこべぇに合図を送ると、ぽこべぇはひらひらと緑色の葉っぱを飛ばすと、それらはポンッっと白い煙を出して槍に早変わりしてイノシシを突き刺した
―風真はやったかと思ったが、突然罠の穴からイノシシが勢いよく飛び出してくる
風真「わっ―――!!!」
『フゴォォォォォ!!!!!』
ザスッ…ザスッ…っと勢いをつけて突進しようとするイノシシ
風真はグッっと持った刀を強く握る。正面から斬ることができるのだろうか…自分の刀が折れてしまわないだろうか。―二人が向き合って何秒か経つ。次第に音は静かになり、風が切る音だけが聞こえるようになった
さっきよりも高く鳴り響く鼓動がうるさく鳴り響く。その時、イノシシが勢いよく飛びかかってきた
深呼吸して…風真は動きを予測する
風真「ここでござるッ!!!!」
一直線に動いてくるイノシシをスレスレに避け、イノシシの勢いを利用して刀をイノシシの側面に立てる
斬った際に出てくる血が風真の上半身を赤く染めた
これで終わったか―そう思ったのも束の間だった。振り返ってみれば、イノシシは倒れておらず、逆に興奮したようにそこに立っていた
どうやら思っていた以上に、イノシシの毛皮や肉が硬く、致命傷とまでは行かなかったみたいだ
これはまずいと思った風真――しかし、長く走った影響と、皮膚を斬る際にかなりの力を使ったため、ものすごく体力を消耗しており、二度目は耐えられそうにない
そう思った時、空に投げ飛ばされたラプラスがイノシシめがけて落下してきた
ラプラス「うぉぉぉぉぉぉ!!!!!!くらえ!吾輩のスタンドッ!!!!無駄ァァァァァ!!!!」
隕石の如くぶつかったイノシシはその衝撃に耐えられず、体勢を崩してその場に倒れる
一方のラプラスはイノシシにぶつかった衝撃でばいーんと弾かれ、何度かバウンドして風真の近くに着地した
―いててと頭を押さえるラプラス。どうやら地面とバウンドした時に頭を打ったようだ
風真が心配すると、ラプラスは決め顔で「これくらい…どうってことないさ✧」と言い放った
ラプラス「まぁそれは置いといて…これ結構マズイよな」
風真「そうでござるね…」
ラプラス「一旦引くか?」
風真「むりでござる。この先は街のみんなに危険が迫るでござるよ」
『フゴォォォォォォォ!!!!!』
二人「「う、うわぁぁぁぁぁ!!!!」」
近づいてくるイノシシに怯えて目を瞑る。その時甲高い銃声が鳴り響き、ドズンと鈍い音が森に鳴り響く
恐る恐る目を開けると、そこに立っていたのは長い猟銃を持ったピンク色の髪の女性だった
「あ、総帥!!!やっと見つけた!!!」
ラプラス「か、幹部ぅぅぅぅ!!!!(泣)」
泣きついて女性に抱きつくラプラス。女性はよしよしとラプラスを慰めながら風真にお礼を言う
―迷子の総帥を見つけてくれてありがとう。君が守ってくれたおかげでラプラスが助かったと。それを聞いた風真は嬉しくなり、もじもじする。やっぱり人助けはいいものだと
しかしそんな感情も束の間に、街の方から鐘のような音が聞こえる
初めて聞いたその鐘の音――なんだか不気味な感じがする
「ん…これは…火の粉?」
風真(火の粉…なんだかマズイ気がする!)
風真はぽこべぇを地面から頭に乗せ、ラプラスたちに一度街の方に行くと告げ、踵を返して街の方に向かう
どうか…どうか最悪の結果にはなっていませんように―――
こういう戦闘系の文章を書くセンスがなくて試行錯誤しながら書きました
戦闘系の文才のセンスってどこに売ってますか?博士に作ってもらえますかね…?