記憶を失った少女が、ホロライブに関わって変わる話   作:ほがみ(Hogami)⛩

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ちょっとした新しい取り組みがあるので、ちょっと長めです
この物語で、みなさんが笑顔になっていただけたら嬉しいです


記録:トワの永遠なる料理練習

数日前、紗とトワの約束を覚えているだろうか

そう。トワが紗に料理を教えて欲しいという約束だ

本日はそんな2人が仲良く料理する話…

 

 

 

 

 

トワ「ぬわぁぁぁぁぁぁ…」

 

部屋に響くトワの鳴き声(?)

その部屋はお世辞にも綺麗といえる状態ではなく、私服やカバンなどが無造作に散らかっている

 

トワ「もぉ〜!あと数分で紗ちゃん来るってのにぃ〜!」

 

綺麗さを数値で表せば20もないこの部屋を、数分で100まで引き上げなければならない。猫の手も借りたいものだとトワは思っていると、扉からチラッとトワの愛猫、虎太郎くんが可愛らしい顔を見せて覗き込んできた

まるで、手を貸してやろうかというような表情だ

 

トワ「こたーちがでっかくなっておかゆ先輩みたいになってくれたら嬉しいけど…ごめん!今は遊べない!」

虎太郎「にゃあ〜〜ん(頑張れ〜!)

トワ「応援ありがとね。よし、終わらせてやらぁぁぁぁ!!!」

 

虎太郎の応援を受けたトワは、いっそう力が増して素早い動きで片付けを再開する

ゴミはこっちに…書類はここに…ダンボールはデカイのは保存用に…と頭を使いながら掃除すること5分。ついにその時はやってきた

 

ー突然鳴り響くインターホン。紗が来てしまった?

綺麗度は60は行ったものの依然として荒れている。こんな荒れているところを見られたくない!

でも、インターホンを無視する訳には行かず、トワは玄関に向かって扉を開けた

するとそこに居たのは…

 

「ちわ〜っす」

 

いつも通りジャージ姿の大空スバルだった

 

トワ「なんだスバルちゃんか…」

スバル「なんだってなんだよ」

トワ「いや、紗ちゃんと料理する約束しててさ。それまでに部屋を綺麗にしたかったんよ。ほら、トワって身なり整えてるし、だらしないところ見せたないな〜って――」

スバル「その気持ちはわからなく無いけど……ん」

 

スバルは親指で自分の背後を指さす

トワは気になってよく見ると、そこにはスバルの背で見えなかったが、あくあと少し気まずそうな顔をする紗の姿があった

空いた口が閉じないトワ。すると紗がそのフォローをした

 

紗「ま、まぁギャップがあって私は好きですよ?」

トワ「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙紗ちゃんに知られたぁぁぁぁ!!!!紗ちゃんの前では"カッコよくて可愛い"先輩を演じようと思ってたのにぃぃ!!!」

 

手を頬に当て悶々とするトワを見てふふっと笑うあくあと紗にニヤニヤとするスバル。そんなスバルにトワは「何笑ってんだよ!!」とスバルに言葉で噛み付く(甘噛みで?)

トワはなぜかいるあくあに対して、その理由を問うと、あくあはトワハウスに来る途中でエンカウントし、トワの家で料理するから一緒に来ないかと誘われたから来たそうだ。

まぁ立ち話もなんだから、とりあえずトワの家に入ることにした。室内に入った瞬間に、トワの愛猫がにゃあーんとお出迎えしてくれて、紗の事を興味深く見つめる

 

トワ「虎太郎、挨拶しな〜」

虎太郎「にゃー!!」

紗「お邪魔しますね。虎太郎くん」

 

しゃがんだ紗は虎太郎の頭を優しく撫でようとすると、虎太郎は自ら紗の手に寄ってきて頭をスリスリしてきた

どうやら紗を自分のテリトリーに入れてくれることを許してくれるみたいだ

スリスリしてくれるお返しに紗は虎太郎の頭を優しく撫でると、嬉しそうな顔をして素直に紗の手を許す

 

トワ「人懐っこいこたーちだけど、ここまで心許すのははじめてかも」

紗「そうなんですか?よっ…っと…可愛いですね〜」

虎太郎「にゃ〜〜ん」(=^・^=)

 

紗の腕の中でビヨーンと気持ち良さそうに伸びる虎太郎は、リラックスするかのように紗の腕に落ち着く

このままだと紗は料理ができないが―――このように気持ちよさそうにリラックスされては起こすのも可愛そうだということで、少しの間そのままにしてあげた

その間、トワは料理するための環境を構築し、キッチンを使用可能に組み上げていった

――椅子に座ってぼーっとするスバルは、なにか思いついたようにトワに提案する

 

スバル「トワさ〜これ完全に趣味的な感じでやるの?」

トワ「そうだけど?」

スバル「スペースでもやらね?」

 

―スペース。それは某Twitterで使用されるリアルタイム配信のことで、動画はないが、音声だけで楽しむ配信のことだ。たまーにホロメンも使ったりするが、あまり使用されることはない

なぜならYOUTUBEを主に見る人には、やっていることすらわからないから。だからホロメンはスペースで配信をすることは少ない。やるとしてもお風呂スペースとか、ケツドラム検定(?)というようなやつしかしない

 

あくあ「あまりトワちゃんスペースやらないからやってみてもいいんじゃない?」

スバル「そうだよ!トワの料理会なんでめったにやらないんだからさ!」

 

二人に念を押されるトワはすこし悩む

もともとはスペースやらないつもりだったが、やってみるのも面白そう…でも…と決断できぬままに紗の事をチラッと見ると、紗はにこやかな笑顔で「やってみるのもいいんじゃないですかね?」と一言言った

トワはその言葉に押されて、決断した

 

トワ「よし…やるかぁ!」

 

料理の準備も万端!さぁスペースを始めよう!

君たちもスペースを聞いているように想像してみよう!

 

―――――――

 

トワ「こんやっぴ〜〜〜!!!!トワ様で〜す!」

 

みんな「いぇーーーーい!」

 

スバル「今日は何をするんですかぁ!?」

 

トワ「今日は、この間の公式番組で料理に感銘を受けたので、料理をしたいと思います!それで今日来てくれた人たち!自己紹介お願いします。じゃ〜あくたんから!」

 

あくあ「はい。帰宅途中突然スバルに誘拐されました、ホロライブ2期生の湊あくあです」

 

スバル「待て、スバル、誘拐したわけじゃないが」

 

あくあ「ほぼ誘拐みたいなもんだよ!」

 

トワ「じゃ、スバルちゃんは大空警察に捕まってもろて(?)」

 

スバル「なんでだよ!一人二役しなきゃいけないの?!」

 

トワ「そんなことより自己紹介!」

 

スバル「そんなことより…?まぁいいか。え〜あじまう!あじまう!今日はトワの実験台にされます。ホロライブ二期生大空スバぁぁぁぁう!そしてそして〜!」

 

紗「トワさんの料理の師匠、紗と申します!今日はトワさんが満足できるまで料理を教えます」

 

トワ「この四人でやっていこうと思いま〜〜〜〜す!!!!!」

 

スバル「ちなみに料理するのは紗とトワだけなんで、スバルたちは食事係ね。できるまで世間話でもしてるわ」

 

あくあ「『何作るんですか』だってトワちゃん」

 

トワ「師匠!何作るんですか!?」

 

紗「今日はですね、ホロメン大好きオムライスを作っていきます!」

 

みんな「いぇーーーい!!!」

 

トワ「あくたんオムライス好きだよね?」

 

あくあ「あてぃし大好きだよ!」

 

紗「この間あくあさんにオムライス作ってあげるって約束しましたよね」

 

スバル「え?!いつしたの?秘密の密会?」

 

あくあ「つい先日初めて一緒に喋って、お茶して…そのときに約束した」

 

トワ「あぁ〜あのメッセージってそういう…」

 

スバル「あくあが知らないうちに陽キャになってる?!お前…さてはあくあじゃないな?!」

 

あくあ「なんでだよ!あてぃしはあてぃしだよ」

 

トワ「紗ちゃ〜ん、これ切っちゃっていい?」

 

紗「大丈夫ですよ。どんどん切っちゃってください」

 

トワ「オッケー」トントントン

 

紗「トワさんは包丁捌きは上手なので、焼き方とかに注力しますね」

 

トワ「サンキュ〜」

 

スバル「『紗ちゃんって何者ねんや?』だそうですけど紗、君は何者?」

 

紗「ええぇ?何者って言われても…ホロライブの関係者としか言えませんよ?誰かのマネージャーって訳でもないですし」

 

あくあ「Aちゃんみたいなガチのスタッフってわけでもないんだよね?」

 

紗「そうですね。困ったことがあれば派遣される助っ人みたいな感じで考えてもらえば助かります」

 

スバル「でもね〜料理とか家事全般できて、尚且つJPホロメン全員のスケジュールを詳しくカレンダー化作業できるのは、もう助っ人ってレベルじゃないよ?」

 

トワ「そのうちスバルちゃんを越すようなスタッフになるね。きっと」

 

スバル「グッ…地味に否定できない!」

 

トワ「紗ちゃん、紗ちゃん」

 

紗「はいはいなんですか?」

 

トワ「あれ教えて欲しい!よく見る卵がふっくらとなる方法!」

 

紗「あーそれはですね、卵を入れた後、固まらないように素早くかき混ぜるといいんですよ。その後は端をちょんちょんって剥がして、箸と手首を使ってクルンっと半分ヒックリ返してあげると、半熟部分が中に入り込んで、切った時に綺麗にふわーってかかるようになるんです」

 

トワ「なるほどね!卵を入れた後に素早く!OK…」

 

スバル「さぁトワ選手、溶いた卵をナイアガラかのようにフライパンに流し入れて行きます!」

 

トワ「素早く素早く…シュバシュバシュバ」

 

スバル「馬鹿にしてんのか?!」

 

トワ「バカにはしてないよ?それより待って…端を剥がしてから…クルンっ!…あれ、クルン?!―――ああああああ!!!!」

 

スバル「スクランブルエッグみたいになっとるやん」

 

紗「まぁふわとろタマゴは難しいので、最初はこんなもんだと思いますよ?ホントの料理人は、布巾とかで練習するんだとか?」

 

トワ「うぅぅぅ…はい、スバルこれあげる」

 

スバル「え、チキンライスはないの?これじゃスクランブルエッg――」

 

トワ「スバルちゃんが言ったんだよ?スクランブルエッグみたいだって。だからトワはスバルちゃんが食べたいのかなーって思って提供したのにな〜」

 

スバル「ん、けっこうふわとろで美味しいわ。うまくひっくり返ってたらめっちゃ美味いオムライスになったよ多分」

 

トワ「紗ちゃ〜ん。詳しく教えてぇ〜」

 

紗「それじゃ、見ててくださいね?このように入れて…固まらないうちに混ぜるんです。フライパンを大きく揺らしながら……」

 

あくあ「こう見ると紗ちゃんって、すごいお母さんみたいだね」

 

スバル「みおしゃはスバルより大きいからママっぽいけど、紗はスバルと身長変わらないはずなのに、すっごくお母さんみたいなんだよね」

 

あくあ「トワちゃんは甘え上手な娘って感じ」

 

トワ「よッ!!!」

 

あくスバ「おぉぉぉぉ!!!!」

 

トワ「みてみて紗ちゃん見てみて!めっちゃキレイじゃない?!」

 

紗「本当ですね!さ、飾り付けて切ってみてください!」

 

トワ「ゆっくり――よし!さぁ、キレイに割れろぉ!」

 

みんな「すげぇぇぇぇぇ!!!!!」

 

あくあ「キレイな♡が書かれてる」

 

トワ「わぁぁ恥ずかしい!早く食べて!!」

 

あくスバ「いただきまーす!」

 

スバル「スゲェぇぇぇ!!!ふわとろだぁ!!!」

 

あくあ「トワちゃんこれ商品化しよ!!常闇家のオムライスで」

 

スバル「いいねぇ。ケチャップでビビを書いてね!売れるよこれ!スバルがトワのマネちゃんに直談判するからさ!」

 

トワ「いやいや!売れないって!」

 

紗「トワさんも料理番組作ってみたらどうですかね?」

 

スバル「リッチショコラみたいに、トコヤミクッキングとしてね」

 

トワ「伸びるかな?」

 

あくあ「需要あるよ!ほら、投稿したオムライス写真に『トワ様の料理番組とかほしい!』って書かれてるもん」

 

トワ「いや〜これも紗師匠のおかげですよぉ〜ありがとうございますほんとに」

 

紗「また料理したいってなったらいつでも呼んでくださいね?」




皆さんに情景描写を想像させる系の文章はどうでしたか?
私としてはあまり好きではないのですが、珍しい感じだなと思って今回やってみました


そして皆様にアンケートさせてください
この物語にホロ以外のVの人も登場させてもいいですか?深く関わるわけではなく、すこし登場するみたいな感じと考えているのですが…たくさんアンケートしてすみません…

ホロ外のVの登場について

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