記憶を失った少女が、ホロライブに関わって変わる話   作:ほがみ(Hogami)⛩

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記憶を失った少女がホロライブに関わって変わる話(ホロかわ(仮))を投稿して1周年が経ちました!見てくださる皆様のおかげでここまで頑張れたと思います。
これからもどうぞよろしくお願い致します


記録:お誕生日おめでとう

紗「ん…ん―――」

 

ムクリと体を起こす紗

本日は1月25日。だからといって特別なことがあるわけではないが…

―みんなのために料理を作ろう。そう思って紗は立ち上がる。顔を洗ってキッチンへ向かおうとすると、なんだかいい匂いが漂っている。ルイねぇが早く起きて作っているのかな?と思った紗は顔を洗う前にキッチンへと顔を出すと、そこに立っていたのはルイだけではなかった

珍しくラプラスも小さな踏み台に乗ってルイの隣で料理をしていたのだ

 

紗「おはよ〜」

ラプラス「お?!お、おはよう!!紗、今日はいい天気だなぁ〜」

 

なぜか焦っているラプラスに紗は気になって入ろうとすると、ラプラスは必死になって止めてきた。なにかおかしい…そう思ったが、今日の食事は私が作るから、その手伝いをしてるよとルイから教えられると、なんだか納得出来る気がして、先に顔を洗ってこようと洗面所へと向かった

 

ルイ「あぶなかったね」

ラプラス「まじ焦ったぁ…幹部ナイスプレーd(˙꒳˙* )」

 

 

 

 

事務所

 

カタカタと鳴り響くキーボードの音。今日もみんなのスケジュールをカレンダーに落とし込む作業だ

ほぼ正社員見たいな立場にもなっているが、紗は所詮はアルバイト。お手伝いさんでしかない。でもこの仕事にやりがいを持っているし、飽きるということは無い

 

まつり「紗〜ちゃん♪」

紗「わっ…まつりさん?どうしたんですかいきなり抱きついて…」

 

突如、もう帰る予定と思われるまつりから背中に抱きつかれた紗は少し困惑の声をあげる

椅子に座ったまま抱きつかれると、首元に手が交差し、片方の耳に直接声が聞こえる感じになってしまう

 

まつり「なんか欲しいものとかある?」

紗「欲しいもの…うーん…」

まつり「なんでもいいよ?別荘とかはさすがに無理だけど…」

 

なんでもいいと言われると言いづらい

そもそも紗は物欲は少ない方だし、欲しいものと言われてもピンとはこないのだ

少し考えて、考え抜いた結果…

 

紗「まつりさんと同じリボンがほしい…です」

まつり「―――ッ!!!」

 

紗のその言葉に感極まったまつりは涙を流しながら紗の頬ずりして「いいよぉ〜…まつりのリボンあげるよぉ〜」とする。そんな事をされた紗はまた困惑しながらも、まつりの頭をナデナデした

だがまつりは今日はリボン持ってきていないみたい。「また会う時に渡すよ…(涙)」と言って今日は帰ってしまった

 

まつり(いい子や…紗ちゃんいい子すぎる―)

 

その入れ替わりになるなるように今度はロボ子さんがと扉から入ってきた

 

ロボ子「紗ちゃん〜おはよ元気〜?」

紗「ロボ子さん!おはようございます。今日は早いんですね」

ロボ子「今日は"特別な日"だからね〜早く起きちゃった」

紗「特別な日?なにかイベントでもあるんですか?」

 

ロボ子の言った"特別な日"が気になった紗はロボ子に聞いてみるも、「あはは…色々ね…」とはぐらかされてしまった。なにか彼女なりの理由があるのだろう。これ以上の深堀りはしないでおくと、ロボ子は話題を逸らすように別のことを聞いてきた

 

ロボ子「それよりもさ〜なんかしたいこととかない?」

紗「したいことですか?」

 

なんだかみんなから同じような事が聞かれるが…紗は考える。いや考える間もなく頭に浮かんできたことがあった

―ロボ子さんと一緒にゲームがしたい

紗がそういうと、ロボ子は嬉しそうな顔をして手をぐっと胸の前で握り嬉しそうな声をあげた

そんな表情されるとこっちまで嬉しくなってくる

 

ロボ子「いいよ〜一緒にゲームしよ!言っておくけど、ボクは強いよ?」

紗「私もロボ虐をできるように頑張りますよ?」

ロボ子「いうねぇ〜その心意気嫌いじゃないよ!それじゃ、仕事終わったら一緒にやろ〜ね〜」

 

嬉しそうに帰るロボ子に元気を貰った紗は頑張って仕事を終わらせようと努力できる気がした

 

ロボ子「危な〜PONやらかすところだったわwwまたルイに怒られちゃうねw…」

 

 

 

 

 

 

お昼

 

紗は持ってきた弁当を広げ、午後に備えて食べようとする

…みこと星街も一緒に

紗の弁当はルイの手作り弁当で、ものすごく丁寧にキレイに詰まっている。一方二人の弁当はよく似ているコンビニの弁当。時間がなくてふたりともコンビニで買ったもので済ますみたいだが…同じコンビニで買ったのか気になる

 

みこ「うぉーー!!紗ちゃんの弁当めっちゃうまそー!」

紗「食べますか?」

みこ「いいの?!それじゃ――頂きます!」

 

目をキラキラさせたみこは紗の弁当にたくさんある唐揚げを一つ食べる

すると目をまんまるにしてうめぇぇぇぇ!!!!!と叫んだ

 

みこ「これめっちゃうまいぞ!すいちゃんも食べてみ!」

星街「紗、いただくね?―――ん!!!うまぁ…」

紗「ルイねぇにも伝えていきますね?」

星街「お礼にこのポテトサラダあげるね」

 

星街が紗の弁当に自分の弁当のポテトサラダを移そうとすると、みこが「おめぇ野菜嫌いすぎだろ!」と叱責(?)

二人の弁当がなぜ似ているのか気になった紗は二人に聞いてみる

―同じ弁当なのは、なにか理由があるのかと

すると二人は今気づいたかのように、「うわっ!ほんとだ!」と驚いた声を上げた

 

みこ「真似すんなよおめぇ!」

星街「いやいや、今日先に来たのは私だもん!」

みこ「これじゃビジネス壊れちまうよ!すいちゃんどうすんねん!」

星街「スタッフが買ってきてくれたことにしよう!」

みこ「すいちゃん名案じゃん!」

 

…仲が悪いのか良いのか…よくわからない二人だった

話題はなぜか紗の好きな料理の話に変わり、二人は興味津々に聞いてきた

紗は好きなものと言われてぱっと頭に浮ぶのは【オムライス】だった

 

星街「この間一緒にとこちゃんの所で食べたときもオムライスだったよね。なんか理由あるの?」

紗「初めて一人で作った料理がオムライスなんですよ。食べるのも作るもの大好きです」

みこ「すげ――ってすいちゃん紗ちゃんと一緒にご飯行ったの?!」

星街「行ったよ」

みこ「いいなぁぁぁぁぁ!!!みこも紗ちゃんとご飯食べたい!」

 

今度一緒に御飯に行きましょ?というと子供のように喜ぶみこ

なんだか子供と会話しているような気持ちになるなぁ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紗「よしッ!仕事終わり!――お疲れ様でした!」

Aちゃん「おつかれさま〜"気をつけて”ね〜」

 

仕事が終わって家に帰る途中、紗の携帯が鳴る。取り出して画面を見ると、通信先はルイであった

紗は通話ボタンをおして携帯を耳に当てると、携帯からみんなの賑やかな声と共にルイの声が聞こえてきた

 

ルイ『あ、紗?ちょっとお願いがあるんだけど…大丈夫?』

紗「大丈夫ですよ?」

ルイ『良かった。事務所近くのスーパーでさ、いちご買ってきてほしいんだよ。お代は後で渡すから!お願いね!』

紗「あちょっ…切れちゃった」

 

なんで騒がしいのか聞きたかったのだが…まぁルイから頼まれたものを終わらせて帰ろう

そう思い近くのスーパーでいちごを購入し、再び帰路に戻る

突然いちごが食べたくなったのかも知れないと思い、お礼も兼ねて少しお高めのいちごを買った。ルイからのお代は断ろう

そう思って家の扉を開けると…何故か真っ暗だった

不思議に思った紗はただいまーと声を出しても返ってくるのは自分の声のみ―――

――ドンッ!といきなり開けた扉が勢いよく閉まる。紗はだんだん怖くなってきた

 

紗「ヒッ…なになに…?」

「ようこそ」

紗「キャっ―!!」

 

廊下の奥からいつもの服装ではない白い服装をしたフブキが無表情で近づいてきた

何を考えているのかわからない顔…ものすごく恐怖を感じる…

 

フブキ「ここは集いの地…貴女は招待されたのです」

紗「は、はい…?」

フブキ「さぁ…こちらへ…」

 

手を差し出してくれたフブキに手を重ねて暗い廊下を歩いていく

その手はなぜか冷たく、紗の恐怖心は広がるばかりだった

ロビーに繋がる扉の前で一度立ち止まり、フブキは紗に問いかける。「今日なにかおかしなことはなかったかい?」と

―おかしなことが無かったわけではない。今日みんなやけにソワソワしていたし、ロボ子に至っては特別な日とも言っていた。彼女だけの個人的な理由かも知れないが…

 

フブキ「では扉を開けたまえ…そこに真実はある」

紗「ふぇ…?」

 

開かれる扉。そして目に明かりが差し込んできた。眩しいと思って目を細めていると…

―ポンッ!っと何かが弾ける音が紗の近くで鳴った。そして…

 

「「誕生日おめでと〜〜〜!!!!!」」

 

数多い仲間の声が部屋に木霊したのだ

ひらひらと宙を舞う紙吹雪。紗の頭にかかる赤い紙テープは紗の困惑した顔をよく囃している

綺麗な装飾に誕生日おめでとうと大きく書かれたカードが天井や壁を華やかに彩る

―誕生日?誰の?と困惑する紗にルイはこういった

 

ルイ「今日は紗がスバル先輩に名前をつけてもらってから一年だよ。だから誕生日!」

紗「あ、そういう――」

ラプラス「紗来てくれ!吾輩頑張って作ったんだ!」

 

そう言ってラプラスはテーブルを指さしてにこやかに笑う

そこにはハンバーグとオムライス。ありとあらゆる料理が所狭しと並んでいた。わぁ〜と思ってこれはラプラスが作ったのかと聞くと、「吾輩だけじゃないぞ!」と手を広げると、みこと星街がバァーーンという効果音が合うような恰好をする

 

みこ「みこたちがオムライスを作りました~」

 

―昼に何が好きかと聞いてくれたのはこういう理由からだったのか

紗は椅子に座って料理を食べる。みんなが作った料理はとてもおいしく、心が温まる物だった

紗がものすごくおいしいと口に出すとみんな笑顔で喜ぶ。そしてみんなで会食が始まった。

「それあてぃしが作ったやつ!」「それはちょこが作ったのよ」と騒がしく会話する。どうやらいろんな人がこの料理に手をかけているようだ

 

みんなが満腹になりすこし休憩している時、こよりが進行を始めた

 

こより「ではみなさーん!ここでプレゼント会を始めたいと思います!」

「「いえーーい!!」」

 

盛り上がったみんなは自分が持ってきたバッグからプレゼントを取り出して紗に手渡す

 

まつり「まずはまつりからこれ!」

紗「これ――まつりさんとおなじリボンじゃないですか!」

まつり「そう!欲しいって言ってくれたから!」

紗「ありがとうございます!では早速…――どうですか?」

 

まつりの初期衣装のリボンを紗はポニーテールの髪留めとして後ろで結ぶ

その姿は普段とはまた違う雰囲気をみせる。まつりや他のホロメンはドキッとする。仕事中や家事をしている時はいつも髪を結んでいるものの、ただの黒い髪留めで結んでいるだけ

それがちょっとだけおしゃれ目になるだけで、印象がぱっと明るくなる

 

まつり「かわいい…」

紗「ありがとうございます♪」

ロボ子「ボクからはこれをあげる~」

 

そういうロボ子の手にあったのは、ロボ子っぽい色のゲームコントローラーだった

話を聞くと、それはロボ子愛用のコントローラーらしく、感度や反応速度も高くてかなり使い心地のいいものだそうだ

 

紗「そんないいものを私に―」

ロボ子「あとでいっぱいゲームしようね」

紗「はい!」

そら「次は私!――紗ちゃん、ちょっと目を瞑ってくれる?」

紗「はい?――」

 

そういって紗は目を瞑ると、そらは紗の目の前まで寄って紗の首に何かをかける

目を開けてと言われた紗のは首にかかっているものを手に乗せてみた。それは銀色のペンダントで、エンドパーツのアクセサリーは青い石がホロライブのマークのような形になっている

これはと思った紗にそらは説明を始めた

 

そら「私たちホロメンとスタッフからの贈り物!真ん中の石はターコイズ。『災いから身を護り、行動する勇気を与える』っていう意味があるの」

紗「みなさん…ありがとうございます!」

 

紗がぎゅっとペンダントを握ると、ルイがまだおわりじゃないよ!と言って大きなケーキを目の前に出した

綺麗でおしゃれな飾りつけに、紗が先ほど買ってきたイチゴも飾られていて、とてもおいしそうだ

そのケーキを見ていると、なんだか胸が温かくなってくる。こんなにいろんな人に支えられていることが実感できたし、今日は最高な日になった




誰かに内緒で準備するって楽しいですよね

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