記憶を失った少女が、ホロライブに関わって変わる話   作:ほがみ(Hogami)⛩

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UA50,000記念の作品です


記録:開店!ホロ食堂!

毎朝紗が立つキッチンから、ジュージューと料理のいい音が響き渡る

朝起きるみんなが食べるための朝ごはんと自分や、日中仕事に行く人にお弁当を作ったりしているのだ

今日、日中活動するのは紗1人だが…何故か弁当が2つ並んでいた

 

紗「よし!見栄えもバッチリ!」

 

綺麗に弁当を包み、カバンへとしまう

そして朝食を起きてきたいろはやラプラスと食べてからホロの事務所へと出勤した

 

 

 

――昼

ようやくなった昼。紗はふたつの弁当のうちひとつを持ってとある人の机へと向かう

その人は真剣そうな顔でパソコンとにらめっこしていた

 

紗「…Aちゃん、今お時間ありますか…?」

Aちゃん「ん?あぁ紗さん。どうかしましたか?」

 

話しかけられたAちゃんは1度手を止めて紗の方を向く

その表情には若干疲れが見えるような…気もしなくない。まぁEXPOも近づいているし、忙しくなっているのはたしかだろうけども…ちゃんと食べているのだろうか…?

 

紗「あの…お昼の時間になったのですが…」

Aちゃん「おや、もうそんな時間…」

紗「Aちゃん、お弁当作ってきたので良かったら一緒に食べませんか!?」

 

そう誘うとAちゃんは少し固まった。聞こえてなかったのかな?

もう一度復唱しようとすると、「いや聞こえてますよ」と突っ込まれたが、Aちゃんは弁当を作ってきてくれたことはもちろん、一緒に食べましょと誘われたことに驚いたみたいだ

―でも仕事が…とAちゃんがパソコンをチラ見すると、紗は「ちゃんと食べて休む事も大切ですよ!」と前のめりになって言うと、さすがのAちゃんも折れたみたいだ

 

Aちゃん「分かりました、ではあそこのデスクで一緒に食べましょうか」

 

そう言って2人はデスクに座り弁当を広げた

Aちゃんからしたら人から作ってもらった弁当を食べるのは、いつぶりだろうか。そう思い蓋を開ける

中から現れたのは綺麗な卵焼きやソーセージ。葉野菜のサラダなどヘルシーな見た目が綺麗に光っていた

Aちゃんはいただきますと手を合わせて紗の作ったご飯を口に運ぶ

 

Aちゃん「!!」

紗「ど、どうですか?」

Aちゃん「うまぁ…人のご飯の味だぁ…(;-;)」

 

感極まって泣いてしまったAちゃん。話を聞けば最近はコンビニの弁当やらカップ麺やら簡単に食べられる食事を取っていたらしい

 

Aちゃん「こんなに美味しいんなら毎日食べた…―――」

紗「…どうかしましたか?」

 

急に動きが止まったAちゃんに紗は話しかけると、Aちゃんは箸を置いてこういった―「社員食堂やらない?」

突然言われたその言葉に紗は驚くも、Aちゃんの目は本気だ。冗談で言っている人の目には見えない

―簡単にAちゃんの提案をまとめると、紗のご飯が美味しい→毎日食べたい→昼食→社員食堂となったみたい

 

紗「悪くは無いですけど…さすがに毎日は…」

Aちゃん「わかった!毎週水曜日のみの限定販売にしましょ?!そうすれば、1週間の真ん中で美味しいものが食べられるし、1週間に1回だからウキウキしながら昼食を待つことも可能!(?)」

 

意気揚々と提案するAちゃんは、見ているだけでも熱量が伝わってくる。美味しいといいながら食べ終わったAちゃんは、ご馳走様と手を合わせた

 

Aちゃん「それで、紗さんどうします?」

紗「うーん……水曜日だけと言うのであれば…」

Aちゃん「やった!では私は企画書を作成してきます!」

 

そうしてAちゃんはウキウキな気分でデスクへと向かっていった

 

―その後の事だが、Aちゃんが提案した社員食堂はとんとん拍子で進んでいき、ついに社員食堂が完成した!

毎日コンビニ弁当や、カップラーメンの人にとってうれしい施設になったようだ

料金は社員であれば無料。システムは食べたい料理をメニューから選んで番号札を呼ばれるまで待つという仕組み

 

「生姜焼き定食一つ」

紗「はーい!番号札をもってお好きな席でお待ちください!」

 

注文された料理を素早く料理して番号を呼ぶ

メニューは和洋中とかなり幅広い。初日だからか社員食堂はものすごく繫栄しており、慌ただしい雰囲気が出ている。だが紗は自前のマルチタスク処理と料理の腕前で着々と作って呼んでを繰り返せる

これもルイの効率的な仕事の進め方だ

と料理しながらの紗に誰かが話しかけてきた

 

「賑わってるね~」

紗「あ、ルイねぇ!」

ルイ「やっほ~!」

 

そういってルイはカウンターに肘をついて手を振る

なにか手伝おうか?と首を傾けて聞いてくる。紗は撮影とかあるんじゃないの?と聞くと、ルイは今日はあと帰るだけだから大丈夫!と言ってくれたので、ルイには受付を頼むことにした

 

紗「ルイねぇ、これ10番の生姜焼き」

ルイ「はいよ~番号札10番でお待ちのお客様ー!」

 

ルイの通った声が食堂に響き渡る

すると、あくあと一緒に銀髪の少女がにこにこした顔でルイと会話していた。料理が一通り終わった後、紗はルイに呼ばれてカウンターの方に向かう

 

ルイ「紹介するね、こちら紫咲シオン先輩です」

シオン「よろしく~紗ちゃん」

紗「よろしくお願いします。せっかくですし、なにか食べていきませんか?」

シオン「んーじゃオムライスたのもっかな~」

 

にやにやしながら言うシオンにあくあは「紗ちゃんのオムライスめっちゃうまいから!」と自信満々な顔で説明していた。それに対するシオンはシオンは味にはうるさいよ?と一言、番号札を持って楽しそうに席へ座った

紗はラプラスにも負けないお子様みたいだなと思いつつ、いつも通りオムライスを作る

出来上がりに近づいてきたとき、ルイが助言してきた「オムライスにあくしお♡って書いてあげてw」と言われたため、紗はオムライスにあくしお♡と描き、それを二人の座る席まで持っていった

 

紗「お待たせしました~」

シオン「あ、ありが…と…?」

 

書かれた文字にシオンは目を丸くし、それを見た後にオムライスを見たあくあも思考が停止した

そして不思議そうな顔でどうしてこれを書いたのかと問われる。紗はルイねぇがこれを書いてあげてって言われたと言うと、シオンは「ねぇぇぇぇ!!!」と声を漏らした

 

そしてシオンがオムライスを食べると、小さな声で「美味しい…」と呟き、紗がわざと味はどう?と聞くとシオンは胸を張りながら

 

シオン「ま、いいんじゃないですか?」

 

と言いつつも美味しいという目をしながらオムライスをがっつくのだった




アンケートには料理屋と書きましたが、店舗を持つのはハードルが高いと思いましたので、社員食堂にしてみました
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