記憶を失った少女が、ホロライブに関わって変わる話   作:ほがみ(Hogami)⛩

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これはラプラスの残ってる記憶。世界を掌握する少女の物語


ラプラスの記憶:記憶の果て

……ただ暗闇の中を漂っているだけだった

記憶にあるのはそれだけ。過去の記憶や力は腕についた枷によってロックされている

私は何者なのであろうか。私は何処から来たのか。その全てが思い出せず不安だ

 

―でも、いつかは分かるだろう。私が生きてきた意味が――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラプラス「ん……―――」

 

ラプラスは腰まで濡れる波の感覚で目を覚ました

ここはどこなのだろうか――水で濡れた体を起こしてあたりを見る

群青の海、聳え立つ大きなヤシの木。カンカン照りの太陽と白い砂浜―――どうやら南方の島に漂着したみたいだ

―なぜここにたどり着いたのだろうか…ここに来るまでの記憶がない

 

ラプラス「私の名前は―ラプラス・ディア・ダークネス…よし、言える」

 

自分の名前や大抵のことは言うことはできた

でも大事なことが思い出せない。何者で出生は何処なのか。どのような経緯でここにたどり着いたのかなど…

―今ある知識だけで考えた結果、単なる一時的な記憶喪失だろう。とにかく今は、現状把握と明日を生きるための努力をしなければならない

 

ラプラスは体や顔に付いた砂を払い除け、濡れた服を近くの木にかけておく。この島(仮)を探索するために、濡れた服を着続けるわけには行かないから

 

ラプラス「よしッ!探索開始ッ!」

 

木の棒片手に悠々と島を探索する

落ち葉に大きな朽ちた気。そして白骨化したなにかの亡骸と、ここで生態系が完成されているのが分かる。でも肝心の生きている生物が見当たらない

ふと上を見上げると、美味しそうな果物が木に実っていた

気になるラプラスはその木の実をどうやって入手しようかと思考を巡らせる。

石を投げて落とすか、それとも棒を伸ばして落とすか

そこでラプラスはひとつの案を思いついた

 

ラプラス「某森みたいに揺らせばいいんじゃね?!」

 

そう思ったラプラスは行動が早い。勢いをつけて木に飛び蹴りをしたのだ

ガサガサと騒がしく揺れる樹木。その揺れで果物が地面に落ちてきた!

果物を手にしてやったー!と喜んでいるラプラス。そこに怪しき影が…

 

ラプラス「♪〜♪〜…ん?なんかブンブン言ってないか?」

 

嫌なほど鳴り響くなにかの羽音。ラプラスが振り返ってみるとこそにいたのはかなり巨大な蜂の姿であった

そしてその下には巣と思われし残骸が…

 

ラプラス「ここここ、、こんにちは!今日はいい天気ですね( ˊᵕˋ ;)」

 

必死になって蜂を諭すが、自分の巣を壊されて怒った蜂は羽根をさらに羽ばたかせ、ラプラスを威嚇する

―このままではやばい!ラプラスは身の危険を感じ、蜂に背を向けて来た道を一気に走り駆けた

「壊す気はなかった」「私が治すからさ!」と蜂に問いかけても、蜂はその鋭い針をチラつかせて追いかけてくる

 

ラプラス「んも〜!執拗いやつは嫌われr――ってうわぁぁぁぁぁ!!!!」

 

後ろを向きながら歩いていたせいで目の前にあった穴に気づかずに踏み外して落っこちてしまう

ゴロゴロと斜面を転げ落ちていき、やがて水たまりにボチャンと落下した。いてててと腰をさすって立ち上がる

そこは苔むした石とツタ等で構成された場所であった

うっすらと壁が光っており、なんだか幻想的な場所だ

 

ラプラス「なんかすげぇ気になるなここ…」

 

大きさは子供が遊べるくらい広い円形で、奥の方に盛り上がっている部分が見える。その場所だけに天井から光が差しており、特別な場所のようにもみえる

ラプラスはその光っている丘に行ってみると、そこには古びた立て札と真っ白い大きなキノコがあるだけだった

 

ラプラス「『嘗て人は獣と共に住んでいた。だが人は獣を食とし、獣を迫害した。獣と和解せよ』…なんだこれ」

 

訳が分からない立て札

まぁ、とりあえずキノコを採取して拠点(仮)に帰ることにした

 

 

 

ラプラス「はぁ…はぁ…キツかった…」

 

険しい山道をかき分け自分の服がかかっている海岸にたどりつく

そして火起こしをして暖を取り、先程採ってきたキノコを木の枝に差して日で炙る

休もう。大きな葉っぱを地面に敷いて横になる。綺麗な星空の下海風が心地よく肌に触れる

 

いつまでこの島にいることになるのだろうか。明日を生き延びるにはまだしなくてはならないことが沢山ある

食料問題や屋根のある家。そしてこの島を出る方法など…

 

ラプラス「お、キノコいい色じゃん」

 

白いキノコに綺麗な焼き目が付いていて、とても美味しそうだ

パクっ。ラプラスは1口頬張る

……美味しくはない。まぁただの調味料のない味付けないキノコだし、種類すら分からないのだから、それもそうかわ

と、ラプラスはいいことを思いついた!

 

ラプラス「海水に漬けてもう1回焼いたら塩味になるんじゃね?!私天才じゃん!」

 

るんるん気分でキノコを海水につけ、もう1回焼き直す

滴る旨みと海水の雫。こんがりと焼けたキノコは先程とは違い、美味しそうな匂いがムンムンと出ている

気になる好奇心を抑えながらまた1口食べるラプラス。その瞬間、目を真ん丸に輝かせた

 

ラプラス「うめぇぇぇぇぇぇ!!!!ガチ天才だわ。無人島料理人になれるくらいに」

 

満腹になったラプラスはゴロンと横になり、明日のことも考えられずにすやすやと寝息をたてて寝てしまった

 

「…吾輩の島に誰かがいる…?!」

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