記憶を失った少女が、ホロライブに関わって変わる話 作:ほがみ(Hogami)⛩
がんも「…なるほどかなり苦労してきたのだな」
カラスからラプラスの出来事を聞いた後そのようにつぶやいた
ラプラス「貴方はどうしてルイさんといるの?捕まえられた――ってわけじゃなさそうだけど」
がんも「昔からの知り合い――ってところだな。あやつがまだ小さく実家にいた時から面倒を見ていた。儂にとってあやつは孫みたいなものだ」
ふんっっとなぜか胸を張るがんもだったが、その表情にはすこし曇りが見える
それはつい先ほど見たルイの曇った笑顔とよく似ている――子は親に似るというのはそういうことか
ラプラスは、ルイには聞けなかった質問をがんもに聞いてみようと思う
――なんだか悩み事がありそうだけど、どうかしたのか?と
がんも「…気のせいなのかもしれぬが…最近ルイの元気がなくてな。心配なんだ」
ラプラス「たしかに元気なかったかも」
がんも「初対面の君にいうべきではないのかもしれぬが、あの子の悩みを解決して貰いたい。そして困っていたらルイを助けてやってほしい」
ラプラス「…任せて。ルイさんから助けてもらったんだもん。その恩を返さなきゃ」
そんな話をしていると、洗濯が終わったルイが秘密の話してるの〜?と部屋に入ってきた
がんもはラプラスにルイの方に合図するかのようにグイッグイッと嘴を動かす。どうやら仕掛けてみろ…ということか
ラプラス「あの、ルイさん」
ルイ「ん?なに?」
ラプラス「困ってることあったらなんでも言ってください。ルイさんに助けられたので、恩返しがしたいと思ってて…」
ルイ「……」
そういうとルイは微笑みながらラプラスの頭を撫でた
ラプラス「?????」
ルイ「ありがとう。困ってることか〜うーん…人が増えてご飯も多くなることかな?ラプラス、手伝ってくれる?」
ラプラス「うん!」
料理は苦手なラプラスだが…ルイに迷惑かけないように必死に自分にできることを頑張った
ルイ「おはよ……」
ラプラス「おはよ!」
ルイの家に住むようになって何カ月か経った。…ココ最近のルイの表情はどこか浮かばないように見える
ここは!私ラプラスが元気づけなくては!
ラプラス「いつも!お疲れ様!お弁当つくったんだ!」
ルイ「え?ほんとに?」
ラプラス「うん!これ」
そう言って差し出されるのは、おにぎりと思わしきものと弁当箱が包まれた弁当だった
身内以外からの初めての弁当。しかもずっと恩返しがしたいと言っていたラプラスからのプレゼント。ものすごく嬉しくなって心が明るくなったように見える
ルイ「―ありがとうラプ。さ、一緒にご飯食べよっか!」
ルイはこの健気な子に迷惑をかける訳にはいかないと思い、その時とある決断をした。今後の生活に関わるほど重大な決断を――
ルイが仕事に向かって数時間が経った
家は以前静かだが、ルイが買ってくれた漫画や連絡用のスマホで暇をつぶしていた
横になりながら動画を見潰すラプラス
ラプラス「あははwこれ面白いなぁw」
そんな時、いきなりスマホが鳴り響き、ラプラスは驚いてスマホが宙に舞ってしまう
トントントンと何度か弾かれるスマホは、やがてラプラスの手に収まり、その音の正体が分かる。それはルイからの電話だった
彼女が日中に電話をかけてくることは珍しい。なにか忘れたことでもあったのだろうか…
ラプラス「はいはい〜こちらラプラスでござ…」
ルイ「ラプ!今すぐそこから逃げてっ!」
ラプラス「え?なんで?」
ルイ「説明してる暇はないの!早くーーんもぉ!しつこいっ!」
突如切られる電話。ルイの声の後ろからは、何やら銃声のような音も聞こえたが………
ーーピンポーン。と次は部屋の呼び鈴が鳴った
宅配便かなと思ったラプラスは、重い腰を上げて玄関へ向かおうとすると、がんもがいきなり叫んだ
がんも「行ってはならんッ!!」
ラプラス「へ?」
がんもの方を振り返った途端、ドアが猛ましい音を立てて爆発した
何が起こったのか理解出来ないラプラスに、目の前にいる何者かの力に息を飲むがんも。
そして煙の中から考えられないような大きさの大男が現れた
黒いコートを着て、紳士の方な帽子をかぶっている血の気のない男は、ドアフレームを掴むと、メキメキと音を立てていとも容易く広げた
ラプラス「た、たたた…タイ〇ントだぁぁぁぁ?!?!」
大男「………」
首を慣らすかのように首を曲げて歩いてくる大男…ラプラスは這うように部屋の奥に行き、どうにかして逃げることを考える
がんもは自分の羽を武器にするようにその大男に飛ばして攻撃したが、一向に効いてる様には見えない
怒りの矛先をがんもに向けた大男は、その拳をがんも目掛けて振るうと、ひょいっと避けたがんもには当たらず、そのまま壁に激突し、ボロボロと壊れてしまった
がんも「ここは逃げるぞ!」
ラプラス「あ、足がすくんで…」
大男「……」
ラプラス「いや…来ないでっ!」
目の前に立つ大男がラプラスに向かって拳を振る
もう当たってしまう!と思ったその時、ラプラスはその拳が当たる前に宙に浮き、攻撃を回避した
何故宙に浮いたのか分からなかったが、背中に違和感があると思い、横目で見ると、カラスがラプラスの体を浮かしていたのだった
ラプラス「カラス…」
カラス「さっさと…歩けッ!」
カラスに放り投げられて建物の外に出た
ごろごろ転がり服が汚れた。振り返って部屋の方を見ると、先ほどの大男がこちらを見て佇んでいた
それに恐怖したラプラスは、今度こそ腰を上げて一直線に走り去った
新生活が始まりましたね。私も社会人になったので、小説投稿の頻度が落ちるかもしれませんということを報告させていただきます
それに伴って(?)、みなさんからの質問などを匿名で書けるマシュマロを開設いたしました!回答は、私のXアカウント@Hogami_picにて回答します
この物語に関することでもいいですし、聞きたいこと何でもいいですよ
みなさん、今度ともほがみをよろしくお願いします
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