記憶を失った少女が、ホロライブに関わって変わる話   作:ほがみ(Hogami)⛩

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記録:行方不明

紗「じゃあ行ってきます」

ラプラス「あいよー気をつけろよー」

 

紗はいつも通り仕事へ向かう

ラプラスは提出物をまとめながら自室で配信の準備を着々と進めリスナーを喜ばせる準備をしている

そこに現れたのは博士の博衣こより。懐かしいものを見つけたからという理由で来たみたいだ

持ってきたものは、一枚の写真。そこに映っていたのは、むん!と胸を張るラプラスと、穏やかに笑う鷹嶺ルイ。そしてぎこちなく笑うこよりの姿があった

 

ラプラス「うわ!なっっっつ!!!秘密結社結成して間もない頃じゃん!」

こより「こよを助けてくれた時に、記念として撮ったやつだね〜懐かしいなぁ〜」

 

その後しばらくして風真いろはと出会って、旅をしてるうちにヨーロッパの方で沙花叉クロヱと出会った

そしてYAGOOと出会って、holoXが正式名称に変わり、最後のメンバーと出会った

数え切れない試練がここに来るまでにあったなと思い出に耽けるラプラス

 

ラプラス「いやぁ〜いろいろあったねぇ〜」

ルイ「年寄りみたいなこと言うじゃん」

 

話をこっそり聞いていたルイが耐えきれなくなって二人の会話に入り込んだ

 

ラプラス「ま、吾輩地球とタメはれますから?年寄りって言っても過言じゃないかなとね?」

ルイ「実際問題、私も人間よりは長生きだからなぁーあっという間だよ。」

 

気づけば5年、10年と歳を重ねていく

長寿な二人からしたらあっという間なのかもしれない

 

こより「紗ちゃんも出会った頃と比べてよく気持ちを出すようになってきたし〜料理は美味しいし♡」

ラスラス「掃除も完璧だからな―ほんっと助かる」

ルイ「あまり紗に頼ってちゃ、紗が独立しちゃったらどうしようもなくなるよ」

ラプラス「やめろよ…紗が居ない生活なんて嫌だよ!絶対引き止めるからな!」

 

子供のように駄々をこねるラプラスだが、実際助けられてる面は大きい

突然いなくなってしまうなんてことは考えられない

…いや、そんな未来見たくないのだ

 

 

 

ーだが、それは起きてしまった

 

 

 

 

 

 

 

いろは「ただいまでござる〜」

沙花叉「ただいまぁ〜」

 

収録終わりの2人が玄関から帰ってくる。だが、2人はいつもの感覚とは違うことにすぐ気づいた

ー紗の気配がない。いつもならこの時間には帰って来てるはずで、出迎えてくれるはず…

2人は不思議そうな顔をしながら玄関からリビングへと行くと、そこにはソファーでラフな格好で寝転ぶラプラスの姿があった

 

ラプラス「おかえり。さむらいとしゃち」

いろは「ただいまでござる。紗ちゃんは出かけてるでござるか?」

ラプラス「朝から出かけたままだぞ?一緒に帰ってくると思ったんだが…」

沙花叉「いや約束はしてないけど…」

 

いろはの顔を見る沙花叉。いろはもそれは同じなようだ

不穏な感じがする…紗がこうやって遅れるのは珍しい。というか初めてかもしれない

 

沙花叉「ちょっと連絡してみようかな…」

 

沙花叉が紗のスマホに連絡するも一向に出る気配は無い。

なんだか不安になった沙花叉はちょっと探してくる!と行って外に出る

生憎紗の位置情報は、何かあった時のためにholoXメンバーの携帯と紗の携帯をリンクしてあるため、それを頼りに沙花叉は探しに行く

 

ピ…ピ…と指し示す場所は、事務所から離れて少しした場所。退勤路になっている場所だった

 

沙花叉「どこにいるの…?」

 

沙花叉は紗に電話をかけた

すると、紗の携帯の着信音が裏路地方から聞こえてきた。間違いない。紗はそこにいる。と確信した沙花叉が裏路地に足を踏み込んで行くと…

その裏路地にあったのは、紗のスマホだけだった

 

沙花叉(…どうして…一体何があったの…?)

 

雨でも降ったかのように溜まる水の真ん中に落ちている紗のスマホを拾いあげると、そこには『今から帰るよ(*´︶`*)ノ』とholoX宛に打ち込まれているままの状態だった

訳の分からないまま混乱している沙花叉の肩を、後から来たルイが触れる

 

ルイ「…ひとまず帰ろう。今日のところは…ね」

沙花叉「でも…でも―」

ルイ「大丈夫。だって紗だよ?あの紗が黙ってどこか行くはずがないよ」

 

そう言ってルイは泣きそうな沙花叉を抱きしめた

 

 

 

 

一方その頃…ホロライブ事務所では…

 

えーちゃん「え、紗さんが帰ってないって、それほんとですか?」

 

こよりが紗の所在を知るために事務所に連絡をとっていたところだった

 

こより「はい。ルイねぇ曰く沙花叉が向かった先にあったのは携帯だけだったとの事です」

えーちゃん「うーん…退勤時間までは普通にいたんですけど…あの紗さんがパチンコ打ちに行くなんて考えられないし…ましてや携帯を――」

 

考え事している時に、事務所の内線がなってしまい、少しこよりには待っていて欲しいという旨を伝えた

 

えーちゃん「はい。えーです」

「あ、えーちゃんさん!ちょっと事件です!」

 

電話の先で話をするのは泉を採用した時のスタッフだった

明らかに焦っているような声にえーちゃんは少し驚く。話を聞けば、泉と名乗る女性から電話があり、その声は面接をした時の彼女であったそうだ。この数日、原因不明の失神によって倒れてしまい、そのまま病院で寝込んでたため連絡がつかなかったらしい

 

えーちゃん「…それじゃ私たちが話してた彼女は一体…」

 

紗の失踪。そして泉の偽物と謎が急に出てきてえーちゃんはパンクしそうになる。とりあえず警察に連絡を―と思ったが、紗の身元は未だわかっていないのにそんなことしたら、逆に怪しまれるのかもしれない―

 

こより「えーちゃん!」

えーちゃん「へぁ、はい?」

こより「迷うよりも行動だよ?もし警察との関係性を気にしてるんなら―――」

 

こよりは溜めてこう言い放った

 

こより「ホロライブにも警察はいるじゃん」




だんだんと物語が進んできました
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