記憶を失った少女が、ホロライブに関わって変わる話   作:ほがみ(Hogami)⛩

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記録:探偵

スバル「まず情報をまとめよう。」

 

そう言ってスバルはホワイトボードにマジックで色々書き始めた

―被害者 紗

―時刻 帰宅途中(?)

―容疑者 泉(偽?)

―動機 紗の過去に関係する(予想)

 

とまぁこんな感じに書いていく

これは今現状みんなが分かる範囲だ。えーちゃんやholoXのみんなの話を纏めたもの。だがここにスバルがココから聞いた話を足していく

 

―紗が保護されてからエデンという会社が人を探し始めた

―紗の前の組織 製薬会社エデン

―エデンの責任者 アルヴィース・へレシー

―エデンの裏面 世界統合組織 プリスキュウム

 

そこまで書くと、こよりやルイはハッとした顔になる

 

ルイ「アルヴィース・ヘレシー…懐かしい名前だ…」

こより「出来ればもう聞きたくなかった名前…まさか彼が絡んでるなんて…」

スバル「もしかして知り合い?」

 

そう聞くと、こよりは暗い顔で頷いた

こよりがholoXに入る前。そのアルヴィース・ヘレシーの元で働いていたらしい。だが、彼は名声に溺れており、自らの名を世界に知らしめようと、人体実験を繰り返し、人を操る薬を作成していた

こよりもその被害者の1人であるが、奇跡的に薬発症前にルイに助けられ、副作用(?)として今までよりもスタミナが増加し、集中力が高まった

 

ルイ「あの爆破で全て終わったと思ってたのに…まさか生きてるなんて…」

ラプラス「でもこれ確証あるの?」

スバル「スバルだけの情報源じゃない。入ってきてくれ!」

 

そうスバルが叫ぶと、扉を開けてココが入ってきた

ココの姿をみてみんなは感動する。「久しぶりだなぁ!おまえらぁ」と元気な声を上げるココは、改めて自分の身分を語った

 

ココ「公安公認の正義のヤクザ。桐生組会長、桐生ココ」

スバル「会長には紗の身元を調べて貰ってたんだ。ほんの数十分前にスバルも聞いたんだけど…確証は何%?」

 

するとココはほぼ100%と断言した

その自信は、とある有力な情報屋から仕入れたからだという。その情報屋は【神眼の描き手】と噂されている人なんだとか?

表の世界と裏の世界。どちらの世界も知り尽くすその情報屋と手を組んだのだから間違いなさそう

 

ココ「ただ、ひとつ。プリスキュウムは1年前から誰かを探していたのは確かなんすけど、それが紗さんなのかどうかは不明なんすよ」

ルイ「1年前…ちょうど私が紗を保護した時期と重なる」

スバル「パーツは揃ってきた―よし。点を線にしよう」

 

ガチャりと扉が開き、ぱっと明かりが灯った

その扉にいたのは、シャーロック・ホームズさながらの探偵姿の金髪少女がいた

 

スバル「紹介しよう。探偵業を行っているMsワトソンだ」

アメリア「事件のことなら、このワトソン・アメリアにお任せあれ!」

スバル「自己紹介も済んだことだし、Msワトソンに事件を紐解いてもらおう」

アメリア『OK、それじゃMs紗がどこに消えたのか、紐解こうじゃありませんか!」

 

なんだか、芝居がかっているその仕草にカリオペはニヤける

アメリアは1つづつ状況を整理して行った

 

アメリア「まず1年と少し前。高嶺ルイが迷子の紗を保護した。その際紗は記憶喪失であった。そしてそれから少しして裏の組織世界統合組織プリスキュウムが誰かを探し始めた…そしてずっと誰かを捕まえられずに今に至る…

次に紗に関して。記憶喪失のまま保護された少女。身長は約155。人相がよく、仕事も完璧。教えられたことは100と言っていいほど覚える…はっきりいってこんなにすごい人間いるの?」

 

良く考えればおかしなことのように感じる

人は誰しも欠点を持っているものだが、紗に関してはそれが見えない。まさに完璧人間と言うべき人物……気にならなかったのが不思議なくらいた

 

アメリア「その世界統合組織なるものは何をしているの?」

ココ「情報によれば、『新しい人類』を創り出し、世界を再び作り直す―ことだそうですよ」

アメリア「『新しい人類』…Ms博衣。苦しいかもしれないが、アルヴィース・へレシーについて君の知ってる情報を教えてほしい」

 

こよりはゆっくり考えはじめ、記憶のそこに眠っていたものを思い出す

 

こより「…彼はかなり優秀な研究者でした。いくつもの論文を発表し、界隈に名が上がるほどの人物―だったんですが…」

スバル「何かあったの?」

こより「…はい。彼の論文は素晴らしいものでしたがある日。その論文は彼が書いたものでは無いと言われてしまった事件が発生しました。彼は無罪を表明しましたが、世間からは冷たい目で見られ、その結果、人に対して深く絶望し、表の世界からは去ってしまったんです」

 

そしてこよりは話を続けた

そこから彼の人生―いや、彼自身が狂ってしまったのだと

人類に絶望した彼は、自分の手で新たな世界を作ろうとした。その始まりがウイルスによる世界統一。彼の命令を聞くようになるウイルスの生成計画が始まった

それは結局ルイとこよりによって潰えた訳だが…

 

こより「彼の研究が進めばあれだって作れちゃうかも…」

スバル「あれって?」

こより「…人造人間【ホムンクルス】です…」

 

―ホムンクルス。それはかつて昔の人が錬金術で作り出した人造人間

現代では再現不可であり、禁忌の領域ですらあるモノ

新しい人類を作るということを掘り下げれば必ずぶつかるものである

そのことを踏まえてアメリアは再び考え直す

―紗が消えた理由。プリスキュウムの新しい人類…仮に紗がホムンクルスだとしたら…

 

アメリア「…紗はプリスキュウムで造られたホムンクルスだと仮定するならば、プリスキュウムに囚われた可能性が高いと私は推察する」

沙花叉「まさかそんなのって―」

スバル「あくまで仮定…と思いたいのはスバルもだけど、『ホムンクルスは生まれながらにして高い知能を持つ特性がある』と古代の錬金術師が綴ってる。紗の完璧な仕事とか家事とかを見るに、見事に当てはまってるんじゃないかな」

 

スバルの回答にみんな唖然とした

 

スバル「ホムンクルスとして生まれた紗は、何かがあってその組織から離脱したところをルイに拾われた。そして組織は紗を見つけるために極秘に捜索を続けている―そう考えれば筋は通ってるんじゃない?」

 

やけに賢いスバルに対していろはは疑問を抱いた。「…本当にスバル先輩ですか…?」と思わず口に出してしまうと、スバルはなんでだよ!と突っ込んでくれる

そしてその後に、スバルは悔しそうな声で呟いた

 

スバル「ただ、スバルは()を助けたいだけ。全知能使ってでも助け出す」

 

グッと拳を握るスバル

そして次なる目標は、そのプリスキュウムの場所を特定することだ

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