記憶を失った少女が、ホロライブに関わって変わる話 作:ほがみ(Hogami)⛩
?「貴女さえ消えれば…私は唯一無二の存在になれたのに!」
憎しみの色で攻撃をしてくる紗(荒)に紗は避け続ける
負ければ多分体が自分のものでは無くなってしまうという危険をその身に感じ、必死になって逃げる
しかし相手も簡単に逃がしてはくれないようで、突如目の前に現れてその剣を紗に向けた
?「消えろッ―!」
紗「くっ―――」
ギンッと鳴り響く金属音。紗は恐怖に苛まれながらもちゃき丸でこの攻撃を防ぐと、その瞬間、紗の頭がズキンと痛んだ
すると紗の頭の中に誰かの記憶が流れ込んでくる
―研究室のような部屋。そこでひとりの研究者の男を中心に人だかりができている
男『――さぁ、実験を始めよう』
それは世紀の大発明となる実験。この世界の理屈が変わるかのような実験だった
誰もがその実験に注目した。それが確立してしまえば、この世界の医療――それだけではなく、生活すらも一辺させるものだから
紗「―はっ…」
引き戻されるかのように紗は現実に戻された
なんだか心が重い感じがする…うまく体が動かないというか、動きづらい
苦しそうに頭を押さえていると、紗(荒)は紗に威圧的に声を出した
?「思い出せ…”私”の記憶を――貴女が逃げた記憶を!」
紗「いッ――」
?「そしてひとつになるのだー」
防ぐこともできずに紗は一撃もらってしまう
するとまた誰かの記憶が紗の頭の中に流れ込んできた
―また研究室。だけど、今回は違う。暗い照明に照らされる研究者の男。その周りを囲むように黒い影が立ち尽くしていた
影『今噂になってるヘレシーってやつさ…』
影『…盗んだ上でさらに自分の手柄にしようとしてたらしいぜ?』
影『やっぱり?!そうだと思ってたんだよ!あいつ最初からおかしかった…』
影『残念だよ。君は優秀だと思っていたのだがね』
そんな心もない言葉をかけられる男。その男に対して励ます言葉などかけられることはなかった
彼はただ自分の力をみて貰いたかったのに。だから必死で頑張ってきたのに。それなのにその頑張りを簡単に奪われ、あたかも頑張ってきた自分が悪人として仕立てあげられている
人のためにと頑張ってきた努力はなんだったのだろうか
―その時何かが彼の前に立った
それがナニであるかは不明。でも、彼の感情はそのナニカを求めているようだった
そのナニカはすぅっと彼の体に入っていくと、不気味な笑いが彼の口からこぼれた
男『ーはは…守る価値なんてないじゃないか…』
紗(この記憶は嫌…!)
そう思った時、また現実に戻ってきた
今度は足が動きづらい。だんだんと自分が動けなくなっていくのが分かっている。このままでは行けない事はわかっているのだが…
?「どうだこの記憶は!」
紗「私は…こんな記憶知らない!経験したことも無い!」
?「そうか。なら今度はどうだ?」
紗「うーー」
次に見たのは、会社のような場所だった
そこは限りなく厳しい世界で、休みなどない世界。残業なんてものは当たり前だった
紗はその景色に恐怖を感じる。本能的に体が拒否しているかのように
ー見たことは無い。でもこの記憶は嫌だ。そんな感情が紗を巡った
誰かが助けてくれる。誰かの元に行けばーと助けて欲しい感情が大きくなる
紗「ーはっ…」
?「これがお前が逃げた結果
紗「く――」
…研究室。1人の研究者が不気味な微笑みを浮かべて実験をしていた
彼は先程の人間。人影の中心にいた人間だった
ぼそぼそと何かをつぶやく男。その言葉は恨み言のように聞こえ、恐怖を紗は感じていた
男「…奴ら人間は私のものを奪った。なら私も仕返しでも問題ないよなぁ?神さんよ」
神に問いかける男であったが、神など居ないと既にその身に刻んでいた
神が存在するのであれば、とっくの昔に慈悲の眼を向けているだろう
男「…ある有名な人は神は死んだって言ってたっけな…なら、その誰もいない神座に私が座っても問題ないはずだよな?」
そして彼は決断した。自分自身が神の存在となり、自分を除け者のした人間を排除すること。そして新しい人間による統治を
邪魔な者は消す。有益な者は知識として迎える。彼の計画の始まりだった
紗(嫌…もう見たくない…)
そう思った時、胸の奥からズズズと何かが蝕む感覚がする
体の自由が聞かなくなってくる
このまま彼女に取られたら、いい気がしない。唯一の存在になるだけでは収まらないだろう
?「…まだ拒むか。いい加減私にその身体をよこせ」
紗「いや…!もしあなたにこの体を渡したら…あなたはどうするの?!」
?「無論。旧世代の人間を滅亡させる。
つまりは記憶の博士の計画を実行しようとしているという事
今までの人間を排除する。紗の大切なみんなもその対象だ。それだけはー絶対にさせる訳には行かない
だが、紗は抵抗しようにも思うように体が動かず、徐々に迫ってくる彼女を睨むことしか出来なかった
?「もう諦めろ。お前は私の手中にある。胸に違和感がるだろう?その胸元の塊が私とお前を繋げている。それがある限りお前は私からは逃げられない」
紗「あなたの…自由には…」
?「―お前がそうやっているうちに、お前の仲間達はボロボロになっていくぞ」
そう言って紗の目の前に映像が現れた
その映像にはボロボロになるルイやいろはの姿があった