記憶を失った少女が、ホロライブに関わって変わる話   作:ほがみ(Hogami)⛩

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エピローグ的な話です


こぼれ話

「はーいそれじゃ息を吸って〜…」

 

病院内で紗は精密検査を受けていた

あの戦いの後。ホムンクルスである紗の体は、再生能力はあるにしてもそれは表面のみ。内部的なダメージが大きいところがあった

それと、失ってしまった記憶を取り戻すこと…大変なリハビリではあるが、ホロキャスをみて心が支えられている

 

「―うん。異常見当たらないね」

紗「いつもありがとうございます。健屋さん」

 

紗の担当看護師の健屋花那は、礼儀正しい紗をみて少し顔が緩む

人造人間だと最初に言われてたから、どうなる事やらと思っていたが、見てみれば普通の人間そのものだった

しかも、普通の人間よりも礼儀正しい(小声)

 

健屋「不調はない?」

紗「はい。バッチリ元気です」

健屋「そっか。それじゃ記憶のリビルドに行こか」

 

そう言って連れられる紗は、CT検査機のような大きな機械がある部屋に連れていかれ、その機械の真ん中に寝っ転がった。頭上にはドーナツ状のリング。それで特殊な電波がどうたらこうたらで、脳の記憶領域にアクセスして記憶をさせるのだとか?

 

ホムンクルスだから出来た芸当みたい。健屋の友人に錬金術師がいるらしいが、その人の力も借りてようやく実現したらしい

―ヘルエスタ技術と違うホムンクルスやけど、なんとかなるっしょ!的なノリで作ったらあらまぁ成功した

 

健屋「それじゃ始めるよ」

紗「―お願いします」

 

グオーンとなる機械。そして紗の頭に記憶が蘇ってくる

仲間との楽しい記憶。一緒に過ごした記憶。今やその9割が戻ってきている。自分が何者なのかをわかってきた

これも例の研究所にいたライブラと呼ばれる女性のおかげ。その人がロボ子さんに保存していた記憶データを譲渡し、今こうやって復元してるのだから、感謝しかない

 

健屋「――これで終了…かな?」

紗「ふぅ…ありがとうございます」

健屋「いいっていいって!あ、そうだ!紗ちゃんに面会の予約入ってるんだ」

紗「私に――」

 

紗は誰だろうと不思議に思いながら面会室に向かうと、そこで待っていたのは、笑顔が素敵なおじさん―そのおじさんは、紗に向かって初めましてと挨拶を交わした

 

「初めまして。私は谷郷元昭。カバー株式会社の社長を勤めている者です」

紗「どうも…」

 

差し出された名刺を見る紗。そこにはホロライブのマークも書かれていた。谷郷元昭はにこやかな顔で君のことは以前から知っていたと口にした

優秀なバイトがいるとの事。ぜひ会ってみたかったが、海外出張などが重なりなかなか挨拶ができなくて申し訳ないとこの事

 

谷郷「貴女が良ければなのですが、私の会社に正式に入ってくれませんか?アルバイトとしてではなく、正社員として。そして、新人スタッフ兼タレントとしての―」

紗「私が――」

 

壮絶な話に少し驚く

スタッフとしての経験はあるものの、タレントとしての経験は無いに等しい。だからこそ自分でいいのかと言う不安がこの胸を締め付けている

 

谷郷「もし嫌なのであれば無理強いはしません。ですが、私達は貴女がおよぼしたホロライブ内での影響をよく知っています。貴女は素晴らしい人材だ」

紗「な、なんだか照れますね…嫌では無い事は確かなのですが―」

谷郷「やはり不安ですか」

紗「はい…」

 

いきなりタレントを頼むと言われても…と困惑している心が絡まっている。だが、谷郷は話を続けた

 

谷郷「誰だって不安はあります。ですが、背中を押してくれる存在は、沢山いますよ」

 

そう言って差し出してくれたのは、1枚の写真だった

そこに写っているのは、ホロライブのみんな。集合写真のように集まっており、真ん中が抜けている。まるで紗の席だと言わんばかりに

写真を裏返してみると、そこにあったのはみんなからの声。待ってるとか、またオムライス作って〜とか温まるような言葉だった

―その写真を見た紗の心は動く。またみんなと歩めるのなら。少しの不安なんて怖くない

 

紗「―その話、お受けします」

 

そう言って紗は谷郷元昭―いや、YAGOOの手を握ったのだった




今すぐ次の話に進むか、一旦日常編挟むかのアンケート取りたいと思います

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