記憶を失った少女が、ホロライブに関わって変わる話 作:ほがみ(Hogami)⛩
シオン「ねぇ紗ちゃん知ってる?」
紗「なんですか?」
机に座って仕事をしている紗に向かってシオンは声をかける
何やら聞いて欲しいことがあるみたいだ
シオン「電話ってあるじゃん?」
紗「皆さんよく使ってる電話ですよね?」
シオン「そうそう。あの電話〜電話先の人を知ってる時、声若干違うな―って思ったことない?」
確かに電話の声と生の声は若干違う。非常に似てるが、どこか違うと言った感じに
シオンはニヤニヤ笑いながら紗に向かってその声について説明し始めた
シオン「あれって電話局の人が声真似してるらしいんだよ」
紗「え!そうなんですか?!」
シオン「うんそうなの…w―まぁ嘘なんだけどねww」
あははと笑うシオンに紗はしてやられた!と思った
考えてみれば分かることなんだが、シオンと話しているとまさにそれが本当かのように思えてくる。まぁ不快にならないから良しとするが
再び視線を目の前のPCに変えて仕事を再開する。そんな紗の後ろでシオンはその様子をまじまじと眺めていた
シオン「紗ちゃーん」
紗「なんですか?」
シオン「今暇?」
紗「御覧の通りお仕事中です」
残念そうにちぇーというシオンは紗の机の上に上がっているコーヒーを興味深そうに見る。それを見た紗はシオンに飲んでみますか?と言うと、シオンは紗ちゃんのだから遠慮しとく!と顔を引き攣らせながら言った
紗「美味しいですよ?ブラックコーヒー」
シオン「げ、しかもブラックかぁ…」
そういうシオンに紗は少しイタズラを仕掛けてみたくなる
シオンがいつもやっているように紗も真似をしてみた
紗「ごめんなさい。シオンさんまだ子供なので飲めないですよね」
シオン「はぁ!?シオンは大人なレディーなんですぅ―ブラックコーヒーぐらい飲めるわ!」
そういったシオンはブラックコーヒーをごくごくと飲んだ
しかし途中でうぅ…とベーと舌を出していたのは見なかったことにしよう
ちょっとずつ飲むシオンに対して紗はさっきの仕返しをかける
紗「シオンさん知ってますか?」
シオン「ん〜?」
紗「コーヒーって猫のうんちから抽出されるんですよ」
そういうとシオンはぶふっ!とコーヒーを吹きたし、ゴホッゴホッと咳き込み始めた。紗はやりすぎたかなと思いながらタオルでシオンの口を拭いてあげる
するとシオンはそれほんとぉ?!と驚いた声で紗を見つめてきた
紗「(種類によっては)ほんとですよ。ブラジルの猫から採れるんです」
シオン「うべぇ…じゃあ今シオンが飲んだのは――猫のうんちだってこと?!?!」
紗「そうなりますね…まぁシオンさんが飲んだのは普通のコーヒー豆から出したものですけど」
そういうとシオンはほぇ?という顔をする
その顔がなんとも抜けていて可愛らしい
シオンはもぉー!!と言って紗のことをポカポカと叩き始めた
紗「ごめんなさいw先程の仕返しですよw」
シオン「もぉー!紗ちゃんのばかぁ――まぁシオンが先にやったんだから仕方ないか」
紗「ごめんなさい。でも猫のコーヒーはほんとにありますよ?しかも高級なんですから」
それを聞いたシオンは、マジであるの…ウソで良かったんだけど…と少し引いていた
本当にあるのだから引かないで欲しい。ジャコウネコの糞がコーヒーになるそうだ。美味しいかどうかは飲んだことがないから分からないが…
そして再びPCで作業を始めると、シオンは暇そーな顔をして、紗のことを見つめた
シオン「紗ちゃーん」
紗「どうかしましたか?」
紗はPCを見ながら作業をしていると、シオンは甘えるような声で今日のお昼ご飯はなに~?と聞いてきた
今日のホロ食堂は―――たしかラーメンにしてたはず
それを聞いたシオンはウキウキな顔をしながら紗の後ろから去って行った
それからしばらく時間が経って――お昼時になった。紗は一旦作業を中断して食堂へと向かう
ただなんだか騒がしいような…と恐る恐る食堂へと行ってみると、そこには人だまりができていた
その人たちは楽しみだねーとか紗が作る昼食を楽しみにしているようだ
よく見れば、そこにいるのは大空スバル・獅白ぼたん・博衣こより・紫咲シオンであった
紗「あ、あの…みなさん何を…」
こより「お!シェフが来た!!!」
スバル「待ってたよ!」
皆嬉しそうな目をして紗のことを見てくる
その様子を見てシオンは誇らしげにムネを張って説明した
シオン「楽屋にいるみんなに今日のご飯を説明したんだ~ラーメンを求めるホロメン…名付けて!!!」
「「我らホロラーメンバー!」」
楽しそうにポーズをとる四人
ラーメンバーとは、大空スバルがラーメン食べたいから誰かを誘おうということ結成された(?)メンバーである。今は(無理やり?)獅白ぼたんが引き継いでいるが
そんな四人をみて、紗はやる気が出てきた。口角を少し上げ、みんなに今から作るから席に座ってと促した
ぼたん「てんちょ〜どんなラーメン?」
紗「本日のラーメンはチャーシュー麺です!」
そう言って紗は昨日から仕込んでおいた大鍋に火をつける
冷蔵庫から煮卵、ネギ、海苔、そして昨日から漬け込んでおいたチャーシューを取り出し、綺麗にカットしていく
麺は……残念ながら市販のものだ。その麺を沸騰した鍋に入れていき硬さになるまで茹で始めた
ぼたん「手際がいいねぇ…麺屋ぼたんにスカウトしようかな」
こより「残念ながらぼたん先輩。紗ちゃんはHoloXで確保しちゃってるんですよ…!」
ぼたん「そっかぁ残念だなぁ」
残念がるぼたんを横目に紗は温めておいた器にスープを流し入れ、茹で終わった麺をジャッジャッと水切りして4分割し、そこに流し入れた
それから海苔を縁にくっつける。その隣には厚く切ったチャーシュー。煮卵。そしててっぺんからネギをパラパラとかけて完成した
―ホロチャーシュー麺の完成!
いただきますと4人は箸を持ってラーメンを口に運んだ
スバル「ん〜〜っま!マジチャーシューぷりぷりなんだけど!」
こより「煮卵もちょうどいい硬さだし塩味もちょうどいい!」
シオン「スープ美味すぎw」
ぼたん「――これチャーシューと同じ鍋でスープ作ったっしょ?」
れんげでスープを飲んだぼたんは紗に問いかけた
さすが麺屋ぼたん店長、見るところが鋭い
基本はチャーシューとスープは違う鍋で煮るが、同じ鍋で煮ることによって、チャーシューの旨み成分が余すことなくスープの元になるという訳だ(多分)
…まぁ小声で言うとスープ煮込みながらチャーシュー煮込むのは時間的に厳しいかなと思ったから一緒に入れちゃえ!!って話なんだけど…
スバル「ウマ過ぎてやばい。紗これラーメン屋作った方がいいよ」
シオン「ラーメン屋じゃなくても常設して欲しいなーって感じ」
紗「お褒めに預かり恐縮です」
褒められて少し恥ずかしい紗なのであった
ク☆ソ☆ガ☆キが分からない
150話になったら次の舞台に行きたいと思ってるんですがどうですか?
次の舞台に行く期間は…
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150より早く
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150でいい
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150より伸ばして
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任意のタイミングで