記憶を失った少女が、ホロライブに関わって変わる話 作:ほがみ(Hogami)⛩
書記:プロローグ
紗「おはようございまーす」
いつもより早い時間にガチャりと事務所の扉を朝早く開ける紗。
しかし事務所にはまだ誰もいなかった
誰かはいるのになと少し戸惑いを持ちながらも、こんなに誰もいないときは初めてなため、車内を探索してみることにする
空のオフィスに食堂。ホロぐらスタジオと、隅々まで見ても誰もいない。しかしレコーディングスタジオから誰かの声が聞こえる。
聞き覚えのある優しい声。紗はやっと誰かに会えると思ってレコーディングスタジオに急いだ
紗「おはよう!あずき…ち…?」
勢いよく扉を開けてもそこには誰もいなかった
たしかに声は聞こえたはず。しかしもぬけの殻。突然逃げたとも考えられない綺麗に整えられたスタジオ。空耳だったのかと不思議に思うと、今度は背後から「にゃっはろ〜にゃっはろ〜⤴︎︎︎♪」とご機嫌なみこの声が聞こえたため、振り返ってその声を追うも、またしても誰もいない。
何かがおかしい。夢でも見ているのかと紗は再び車内を歩いている時、ガラス越しにスバルとハコスの姿が見え、急いで向かうもまたしても誰もいない。
紗「疲れてるのかな…昨日はちゃんとぐっすり眠れたはずだけど…」
おかしいことはたしかになのだが、どうにも違和感がある
いつもとは恐ろしい程に違うセカイ。まるで過去に経験したあの悪夢のような…
紗「前と違うのは、何も無い…ってことだけどーーーあれ、これなんだろ…」
スバルとハコスがいたところに謎の1冊の本が落ちていることに気づいた。茶色く古びた革製の本で、歯車と時計の表紙。真ん中には読めない文字でなにか書かれている
なんだろうこれと紗が手を触れると、紗の目の前がいきなり変化した
恐ろしい程に古びた廃校舎の中、開かずの扉が開き、吸い込まれた先に見えるのは
神社で立ち尽くす少女から伸びてくる無数の怨霊。
紗が思わず目を覆い、再び目を開けた時には、空は赤く染まり、木々は枯れ、轟々と燃える大地が広がっていた
紗「ど、どういうこと……うわっ!」
その炎に飲み込まれたとき、再び世界は変わり、燃える王国に祈る聖女。そして火は消え、 全てが滅んだ世界に1人立ち尽くすロボット。
そのロボットは過去の映像を映し出し、混沌とかした都市を見せた。
そして地球がパラパラと砂のように消えていく様が、目の前に現れる
紗(夢なら早く覚めて……………)
紗がそう願うと、次に居たのは真っ白い世界だった。
目の前に落ちている本を拾い上げて、ここはどこだろうと考えていると、一人の少女がやってきた
茶色いフードを被ってランタンを持つ紗よりも小さな少女は紗に対して選ばれし者と呟いた
紗「あの…あなたは誰ですか…?ここは…」
?「私は調停者…あなたを迎えるために来た。ついてきて」
そう言って歩き出す少女に紗は仕方なくついて行く。
すると次第に本棚のようなものが現れ、本がひとりでに色んな棚を行き来していた。その真下をふたりが歩いていく
やがて本棚の中心と思われる円形の場所の中心で止まった。わけも分からないまま、紗は色々と少女に話をする
紗「あの…ここどこですか…?」
調停者「ここは世界の狭間。数多の
紗「パラレルワールド………」
調停者はふわっと手を動かすと、水晶みたいな球が宙を舞い始め、その中には風景が拡がっていた。その時、ちらっと調停者の顔が見えた。その顔は見覚えのあるように思えるが、全く分からない。いや、たしかにその顔は知っている。だが知らない人だと自然に思ってしまう
調停者はその中のひび割れている水晶をポンとひとつ触って話し始めた
調停者「そう。そして今、その世界たちが崩れようとしている」
紗「崩れようとしている…?」
調停者「崩壊自体は珍しくない。いずれ崩壊するのか世界の理。だけど、今回は違う。何が原因か決まった因果が崩れ始め、その自浄作用で世界がひとつ滅んだ。だけど、そのエネルギーはそこに治まらず、あたりの世界もドミノ倒しのように崩れ始め、やがて……」
調停者は紗の方を向き直して言い放った
調停者「あなたの世界も崩壊し、全てが無くなる」
紗「全て…って…私も…ですか?」
調停者は静かに頷く
そして少し歩きながら本棚から本を呼び出し、ふわふわと中に浮かばせた
調停者「あなたはここに来る前、違和感を感じてたはず。いるはずの人がいない。見えたものが見えてない。聞こえていた声はない。それは全てセカイのミダレ。平行世界での余波が引き起こした異常事態。あの世界で、あなただけが感じ取れた世界のSOS」
紗「私だけが感じ取れた…どうしたら治るんですか…?」
不安そうに聞く紗のことを調停者は指さした。しかしよく見ると、指さしているのは紗自身ではなく、紗が持っている本であった
紗がこの本ですか?と本を差し出すと、開いてと調停者は静かに話す。言われた通り開いた瞬間ーほんの中からいくつかの水晶が飛び出してきた
そこに現る景色は、先程紗が目にした景色と同じだった
調停者は説明を始めた
調停者「そこに映るのはその世界の結末。その世界たちがあなたの世界に直接関係してくる。その世界たちが余波で崩壊したときーあなたの世界は耐えきれずに崩壊する」
紗「つまり、私がやることはーーこの世界達を崩壊から守ること?」
こくりと調停者は頷く
世界を正しい結末へと導いて崩壊を防ぐ。そうできなければ、私の世界が消えてしまう。それだけは阻止したい
そういえば、何故私だけが世界の異変に気づけたのだろうか?もっと勘が鋭いような人は沢山いる。ししろんとか、スバルなどがあげられるが…
すると調停者は察したように話し始めた
調停者「あなたは原点にはいない唯一な存在。どの世界にも属さないあの世界だけの特異点。だから異変にも気づけたし、この問題も解決出来る。だからお願い」
深く頭を下げた調停者の姿をみると、さすがに断れない。断るつもりは毛頭ないのだけれど
紗「…私も私の世界が大切です。私の力で解決できるのならばもちろん手を貸します!」
調停者「ありがとう。それじゃ、最初の世界に行く準備をしよう」
そう言って中に浮かぶ水晶のうち、ひとつを大きく拡大した
その中に映る景色は、学生姿の不知火フレア、尾丸ポルカ、白銀ノエル、さくらみこ、星街すいせいが楽しそうに談笑している。
ここからどう崩壊に繋がるのだろうか…
調停者「この世界は至って平和な世界…だった。あの扉を開けなければ…」
紗「扉…」
先程見た廃校舎の扉だろうか…?
たしかにあれはいいものではなかったように思える。決して開けては行けないもののような…
調停者「あなたはこの学園、ホロライブ学園の転校生として編入し、知らないこと研究会に入部し、3年生が無事卒業することが出来れば、崩壊は免れたと言える。彼女たちを…助けて」
紗「…はい!」
これは私の新たな物語。
数多の世界を駆ける世界の物語
《ホロライブサーガ》
お久しぶりです。
色々あって休載してました。
日常編が思いつかないので、先に進むことにします。新たなる物語、それは世界を旅する物語です。
これからもよろしくお願い致します。
次の舞台に行く期間は…
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150より早く
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150でいい
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150より伸ばして
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任意のタイミングで