アサルトリリィ×仮面ライダー episode of 御台場女学校   作:黒破リンク

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2本目!!
みんな大好きなあのシーンもあるよ!


「反省会とお茶会と失意の紅。」

保健室……

allvision

 

倫夜は通信の記録を聞いていた。

 

『データは充分手に入りました。東京地区での実験はここまでで良いかと。』

 

倫夜「拡散型は一先ず成功という事ね!」

 

『はい。今回の経験があったとしても、ギガント級の駆逐までに相当な時間を有します。充分な時間が取れるはず。』

 

倫夜「失敗は許されないわよ。」

 

『計画は、実行出来ます!!』

 

倫夜は通信機を外す。

 

倫夜「何が「実行出来ます」、よ。あのくらいで取り乱して。」

 

『そして、私も生きています。戦闘に参加したリリィも全員、1人残らず生きています!!』

 

倫夜「ヒュージの姫にも満たない強化リリィの癖に。

紛い物が偉そうに。」

 

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反省会──

翔太郎vision

 

昴はドミネーターヒュージの情報がまとめあげられた資料を出す。

 

昴「これが、昨日出現したギガント級ドミネーターヒュージですね。」

 

椛「えぇ。」

 

槿「ギガント級の特型なんて、滅多に出ないはずなのに。」

 

蛍「最近多いよねー。」

 

楪「相手にしてないロネスネスメンバーは呑気なもんだなぁ!」

 

純「はぁ?」

 

椛「ゆず。」

 

翔太郎「純も反応するなっての。」

 

周「せっかく考察してくれてるんだ、聞こう。」

 

楪「昴は反省会が好きなだけだよ。」

 

と小さな声で周様に言う楪。

すると昴は楪に接近した。

 

昴「戦闘を振り返り考察することは、リリィにとって重要なことです。」

 

楪「へいへい。」

 

昴「んんっっ?!」

 

湊「わたくしも、大切だと思いますよ?今回は特に、撃破とまでは行かなかったわけですから。」

 

雪「セインツに、純が加わったマギスフィアでも討てなかった強敵……ということになるわね。」

 

フィリップ「ギガント級の特型は放っておくとアルトラ級になる恐れがあると聞く。」

 

純「次は必ず粉々に消し去ってみせますわ。」

 

竜「御台場女学校周辺に現れる特型。これは戦ったレギオンだけの問題では無く、ガーデン全体の問題かもしれんな。」

 

湊「わたくしも、そう思いますわ。」

 

昴「では、考察を続けましょう。

因さん。」

 

因「はい!」

 

昴「ドミネーターの特徴を。」

 

因「えっ!?

えっと…マギがヒュージ側に固定されちゃうからいくら因がラプラスで頑張っても……」

 

昴「滞留するマギをドミネーター側のマギに固定する!それがドミネーターの特徴ですね。」

 

響「リリィが状態異常を起こしたり、上手く攻撃が通らなくなったりする影響があるんだよね?」

 

フィリップ「あぁ。ラプラスやカリスマ、ブレイブ持ちがいても普通に戦うのは難しいと書いてある。」

 

因「あっ…。」

 

治「因は気にしすぎなくていいんだよ?」

 

因「治様…。」

 

昴「しかし、どうすればよかったかを考えることは大切です。」

 

因「はい、もちろん!」

 

昴「ところで……この反省会にはロネスネス、ヘオロットセインツ、そして戦いに参戦したコーストガードの湊と英さんを呼んでいます。紅と初を除いても、計33人いるはずですが。

…紫!!」

 

紫「はい…!」

 

昴「ほかの1年生は!!」

 

紫「それは……。」

 

翔太郎「はぁ…またかよ…。」

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一方……

カブキvision

 

梢「んんー!いい香り〜!さっすが燈、ナイスチョイス!」

 

燈「当然ですわ。」

 

すると突然桂が立ち上がる。

 

カブキ「おいおい桂、どうしたんだよ。」

 

薺「んなー!!桂ー!!」

 

桂「桂?呼び捨てにしていましたっけ?」

 

薺「どこ行くのっ!!」

 

そう言って薺は桂の腕を引っ張る。

 

桂「離してください。桂は昴様の反省会に行きます。」

 

薺「桂が反省するのはー!あの時私に、言ったことでしょーがー!!」

 

カブキ「あーらら、まぁた何やらかしたんだよ桂のやつ。」

 

桂「なにかやった覚えはありません。変なことを言わないでください。」

 

カブキ「硬ぇなぁー。もっと気楽に行こうぜ、気楽に。」

 

央「あはは、なっちゃん根に持ってたんだー!」

 

梢「なぁに、なんて言ったの?」

 

と梢は薺に迫る。

 

薺「『なんですかそれは。CHARMをクルクル、クルクルと。』」

 

カブキ「なぁんだ、いつも言ってんじゃん。」

 

薺「早く席に着いて!」

 

廉「『戦闘中ですよ。軽薄で戯言のような真似はするべきじゃないと、桂は思います。』」

 

央「さっすが廉、超似てるっ!」

 

カブキ「やっぱおもしれー!お前ら見てっと退屈しねぇわ!」

 

薺「私のどこが!軽薄なの!!」

 

桂「今の、その行動そのものがですよ。」

 

薺「どぉこ!!」

 

と机に突っ伏す薺。

 

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反省会──

翔太郎vision

 

昴「答えなさい!どこに行っているのですか!!」

 

紫「分かりませんっ!!」

 

と頭を下げる紫。

 

昴「欠席者は基礎訓練を倍にしましょう。

いいですよね、純。」

 

純「ご自由に。」

 

紫「良かったー、断って。」

 

と呟く紫に昴が反応する。

 

昴「なにか??」

 

紫「いえ何でもありません!!!」

 

昴「では続けますが。」

 

昴は蛍の前を通りかかり、ポップコーンを奪い取る。

 

蛍「ちょ、ちょっと!!」

 

槿「いいから。」

 

昴「このドミネーターは、負のマギを扱うルナティックトランサー持ちのリリィ、そして体内にヒュージ細胞を宿す強化リリィはより強く影響を受けてしまいます。」

 

そう言って蛍から奪ったポップコーンを叩きつけながら話す昴。

 

翔太郎「回避できんのは、共感現象を起こせる船田姉妹だけ…か。」

 

フィリップ「正直、キツイ話だね。」

 

竜「紅はルナティックトランサー持ちで強化リリィだったはずだ。」

 

椿「強く影響を受けすぎた結果、暴走したと。」

 

花音「そ、それで…紅ちゃんは今どこに……??」

 

雄馬「仲間に襲いかかってしまったことを気にしてるみたいです。」

 

映司「紅さんはああ見えて仲間思いだから…。」

 

楪「あれから訓練も出てない。」

 

ヒビキ「訓練もか。これは相当心に来てるみたいだな。」

 

蛍「迷惑かけてごめんなさいねー?とか言ってくると思ったのに。」

 

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保健室……

忍vision

 

檀「今日の気分はどう?」

 

紅「……。」

 

何も喋らず俯く紅。

 

檀「訓練はまた休んだの?」

 

紅「またあのドミネーターが現れて、あの時と同じように…みんなを襲ってしまったらと考えると……。」

 

忍「怖くてCHARMも握れない、か。」

 

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翔太郎vision

 

治「怖くてCHARMも握れないって。」

 

響「あの紅ちゃんが…ね。」

 

椛「暫くは、戦闘に参加させない方がいいかもしれませんわね。」

 

純「え?それじゃあ余計に落ち込んでしまわない?」

 

フィリップ「純?」

 

純はらしくないことを言い始める。

 

純「仲間に必要とされてない、って思いませんかしら。」

 

竜「たしかにな。」

 

周「……今日の会議は、ここまでにしよう。」

 

周様がそう言うと、楪と蛍が反応する。

 

楪 蛍「「はい!!」」

 

楪「しゃーっ。」

 

椛「ゆず、失礼ですよ。」

 

燕「そうだ。失礼よ、楪。」

 

楪「はーい。」

 

映司「いつもの事だなぁ…。」

 

そのまま4人は去っていく。

 

蛍「やれやれだなぁー。」

 

そうして落ちたポップコーンを拾い、昴に言う。

 

蛍「これ、あなたが踏みました!」

 

そう言ってポップコーンのカップを持って去る蛍。

 

昴「踏まないようにしましたよっ!!」

 

槿「昴、もう少しドミネーターについて調べてみよ?」

 

響「協力するよっ!」

 

フィリップ「困った時は今井探偵事務所の出番だね、翔太郎。」

 

翔太郎「あぁ。んじゃぁ、響、フィリップ、早速調べるぞっ!」

 

2人「「了解!」」

 

そのまま俺たちは調べるために移動する。

 

昴「これいります?」

 

昴と槿も、俺たちに着いてくる。

落ちたポップコーンを拾った昴は槿に聞くが…

 

槿「いらない、いらないっ。」

 

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保健室……

忍vision

 

檀「でも、訓練はした方がいいわ?」

 

忍「実戦じゃないし、ドミネーターが出る心配もない。」

 

紅「でも、CHARMを持つと、あの時のことばかり考えてしまって……。」

 

檀「だったら、忘れるまでCHARMを振るの。あなたはリリィでしょ?一度の失敗で、戦うことを諦めるの?」

 

紅「諦めたくありませんわ…!」

 

忍「その意気だ。それさえあれば、前みたいに戦えるようになるさ。」

 

檀「もしかしたら前よりももっと強くなれるかも!」

 

紅「えっ?!」

 

檀「困難を乗り越える度に人は強くなるのよ?先生は何時でもあなたの味方。一緒に乗り越えましょう?」

 

紅「はい!!」

 

紅を励ます檀。

しかし俺には、稲葉檀が何かを隠しているように思えた。

 

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お茶会…

カブキvision

 

薺「大体さぁ、反省会って何!必要かなぁ!?それは!」

 

央「はいはい、なっちゃん。もうやめとこ?」

 

カブキ「アハハハハハっ!!薺おもしれー!央も止めるなよー、もう少し見てよーぜ?」

 

梢「これ、ほんとにハーブティー以外入ってないの?」

 

燈「薺さんはあれこれ混ぜすぎなんですわ。」

 

英「燈さん、これは何?とっても美味しい!」

 

燈「それはあたくしがブレンドしたもので、

ペパーミント、ローズマリン、レモンマートルにアップルピールの4種類ですわよ?」

 

薺「へっ、ふっつー。」

 

燈「黙れ酔っ払い!!」

 

カブキ「薺は馬鹿みたいに混ぜてこうなってまーす。アハハハハハっ!!」

 

これはカップにあるティーを飲み干す。

 

カブキ「ぷはーっ!あー、うんめぇー!」

 

英「お茶会って聞いて着いてきてよかったっ。」

 

梢「湊様に怒られないの?」

 

英「うん、英は自由にしていなさい、

って。」

 

カブキ「カッケー!やっぱよぉ、持つべきなのは良い上司だよなー!さすが湊だぜぇ。」

 

廉「さっすが、栄光の第四部隊!」

 

薺「あー、私も参加しておりましたー!」

 

燈「純お姉様も、

ご自由になされば。

って仰いますわよー!!」

 

桂「それは意味が違うと思いますけど。」

 

燈「桂さんの、もーっとスパイシーなものにしてさしあげようかしら?」

 

カブキ「おぉー!いいぞやっちまえー!」

 

桂「結構。」

 

カブキ「けどよー、初のやつがあんな大きな怪我を負うなんてなー。」

 

梢「大変な外征だったみたいだからねー。」

 

央「あのさ、やっぱり純様がギガント級を討ち洩らしたのって──」

 

燈「討ち洩らした!?」

 

カブキ「あー、違うかぁ?」

 

燈「あれは、セインツのマギが足りなくて、マギスフィアの威力が小さかったんですわっ。」

 

薺「はぁ〜〜〜?」

 

薺を止める央と桂。

 

カブキ「ギャハハハハハッ!!」

 

燈「それにあたくしが純お姉様がお傍にいなかったから戦いづらかったかもしれませんわねぇー?」

 

梢「そういうことにしておこうっ。」

 

カブキ「ギャハハハハハッ!あー!おもしれー!」

 

薺「えー、そうかなぁ。初様と連携が取れなかったから─」

 

燈「初様が居てもいなくても、純お姉様が最強なことに変わりありませんわっ!」

 

薺「しゃー!!」

 

桂「しかし、またあのドミネーターが襲ってきたら。」

 

燈「あたくしは強化リリィの中でも特別な存在。ドミネーターの影響なんか受けませんから。

純お姉様のサポートは、あたくしが行いますわー?」

 

梢「嬉しそー。」

 

そう言って俺たちは片付けを始める。

 

燈「あー、やっと誰にも邪魔されず、純お姉様のお傍で戦えますわー!!」

 

 

片付けが終わり……

 

カブキ「あー、笑った笑った。やっぱあいつらおもしれーわ。」

 

天奈「カ・ブ・キ?」

 

カブキ「うげっ、天奈!!なんでここに!!」

 

天奈「あなたが反省会に来なかったから、探しに来たのよ?ふふふ…」

 

カブキ「ま、まさか連れ去ろうだなんて言わねぇよな?な?」

 

天奈「さぁ、どうしようかしらねぇ?」

 

そう言って天奈は俺の頭を掴む。

 

カブキ「イデデデデデッ!!痛えよこのやろう!!」

 

天奈「あんたが反省会に来てたらこんなことにならなかったんだけどねぇ?」

 

カブキ「だってよぉ、昴の反省会つまんねぇんだもん。

イデデデデッ!!」

 

また俺を引っ張る天奈。

 

天奈「つまるつまらないじゃなくて、私たちがどう対処すべきかを考えるのが反省会なのよ。」

 

カブキ「痛い痛い痛い!!おいっ、離せっ!」

 

天奈「このまま訓練場まで来てもらいます。今回のメニューは倍です。」

 

そう言いながら俺を連れてく天奈。

 

カブキ「はぁっ!?マジで言ってんのか!?」

 

天奈「反省会に来てないカブキが悪い。」

 

カブキ「わかった、わかったから俺の髪引っ張んなー!!!」

 

……To be continued




カブキは1年生だけど、上級生のことも呼び捨てにしています。

次回、「悩みと相談と倍の訓練。」
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