アサルトリリィ×仮面ライダー episode of 御台場女学校   作:黒破リンク

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数年放置して誠に申し訳ありませんでした。

OP:Ave Mujica『Symbol I:△』


第1話:Eの異変〜新たなベルトと彼女の過去〜

スクリーム「ェヘン、ェヘン。

とりあえず……『ガイアドライバーrex』は完璧に作れたみたいね……。」

 

ダブル(フィリップ)「『ガイアドライバーrex』……!?」

 

スクリーム「これが私の最高傑作……ガイアメモリを使いこなす、究極のドライバー……!!」

 

エターナル「翔太郎くん、フィリップくん……気をつけて……あの人が何をするか、分からないから……。」

 

花音は震えながら、2人へ忠告した。

 

スクリーム「ァァァァァァァァァッ!!!」

 

ヘカテーは口から超音波を放ち、それを2人へぶつける。

2人は防御の体勢を取るも、超音波攻撃故に防げずに吹き飛ばされる。

 

ダブル(翔太郎)「ぐぅッ……!!こいつ、やべぇ……!!!」

 

ダブル(フィリップ)「叫ぶことで、超音波が放てるのか……!!!」

 

エターナル「うぁぁぁッ!!」

 

2人は大きく吹き飛ばされて、壁に衝突する。

ヘカテーの攻撃によって地面は抉れ、2人の間を抜けるように壁に穴が空いていた。

 

ダブル(翔太郎)「嘘だろ、こいつ壁まで破れんのか……!!」

 

ダブル(フィリップ)「翔太郎、ここは遠距離から行こう。」

 

フィリップの助言の元、翔太郎はメタルメモリを抜き、トリガーメモリを起動する。

 

トリガー!

 

翔太郎はトリガーメモリを装填し、ドライバーを操作する。

 

サイクロン!トリガー!

 

ダブル(翔太郎)「これでも喰らえッ!!」

 

翔太郎はトリガーマグナムを連射するも、全て弾かれ接近を許してしまう。

 

スクリーム「遅いわよ?

……花音を誑かした罪、その命で償いなさい。」

 

そのままヘカテーは異様に伸びた指を備えた腕を構えて自らを巨大なバズソーのようにして突進してくる。

 

ダブル「「グァァァァァァッ!!」」

 

そのまま大きく吹き飛ばされて校舎内へと転がっていく。

 

エターナル「ハァッ……!!」

 

花音は震えながら斬り掛かるも、難なく受け止められて至近距離で超音波攻撃を受けてしまう。

 

スクリーム「ァァァァァァァァッ!!!」

 

エターナル「キャァァァァァッ!!」

 

花音はそのまま地面へ倒れ伏してしまう。

 

スクリーム「さて、帰りましょう?私達の家に。」

 

スカル「ハァッ!!!」

 

ヘカテーが手を伸ばした時、響がスカルマグナムから弾丸を連射し妨害、花音から距離を離させ、そのまま2人を遮るように立った。

 

スカル「私の仲間に手出しはさせない!!」

 

ヘカテー「……次から次へと、バイ菌共が…。

……興醒めね。まぁいいわ、ある程度データは取れたもの。」

 

ヘカテーはガイアドライバーrexからガイアメモリを抜き変身を解く。

そのままエキドナを連れて装置を操作し、ワームホールの中へと消えていった。

 

響「花音、翔太郎、大丈夫!?」

 

花音「大丈夫…だけど……。」

 

翔太郎「しくじった…!!」

 

響「ひとまず、保健室行こう。話はそこで聞くから!」

 

響は2人の肩を持って保健室まで向かっていった。

 

忍「お前ら、大丈夫か!?」

 

翔太郎「悪りぃ、先生…。完全にやられた…。」

 

忍「だろうな、見ただけでわかる。

ほら、とりあえず座ってろ。」

 

翔太郎と花音は椅子に腰掛け、忍は包帯を手にとったまま手当をしていく。

消毒液で湿らせた綿を当てると、翔太郎は咄嗟に動いてしまった。

 

翔太郎「いてっ。」

 

忍「消毒してんだ、動くんじゃねぇ。」

 

翔太郎「す、すんませんっ。」

 

忍「ほらよ。」

 

包帯を巻き終えた忍。

翔太郎は手当を受けて感謝の言葉を述べる。

 

翔太郎「すみません、ありがとうございます。」

 

忍「ったく、派手にやったなお前ら。」

 

翔太郎「そういや先生、睦は?」

 

忍「あいつなら今そこで寝てるよ。

……そろそろ裏のあいつが動き出すのも時間の問題かもな。」

 

翔太郎「……そうですか。

何かあったら、忍先生の力借りることになりそうっすね。」

 

忍「あぁ。なんかあったらすぐ頼れ。」

 

睦「……先生…。」

 

忍達が話している時、ふと睦が起きる。

 

忍「睦、起きたか。」

 

睦「すみません、1回レギオンルームに戻りますね…。

……ちょっと、気持ちの整理をしたくて。」

 

忍「あぁ。行ってこい。」

 

睦はそのまま保健室を去っていく。

翔太郎達の手当を済ませた忍は2人に声をかける。

 

忍「お前らもそろそろ戻れ。」

 

花音「……忍先生、私たちと一緒にレギオンルームに来てくれませんか?

私の事、皆に話したくて。」

 

忍「……あぁ。いいぜ。」

 

そのまま花音と翔太郎、忍はロネスネスのレギオンルームに向かう。

道中、翔太郎はスタッグフォンを使ってフィリップに連絡してロネスネスとセインツの全員を集めさせた。

 

純「それで、話ってなんですの?」

 

翔太郎達がレギオンルームに到着して早々、純が痺れを切らしたかのように話す。

 

翔太郎「話があんのは俺じゃねぇ。

……花音だ。」

 

花音「……皆に、私の事話したくて。

翔太郎くんとフィリップくんに頼んで皆に集まってもらったの。」

 

天奈「そういえば……花音の身の上話って聞いたことないね…。」

 

響「私達船田予備隊メンバーは知ってるけど……1年生の皆とかは知らないもんね。」

 

謙也「そういや、俺らも聞いたことあらへんな。」

 

花音「……さっき、私のお母さん……『大道羨代』が、翔太郎くんや私に襲いかかってきました。」

 

明日香「それって、さっきの謎の叫び声の正体?」

 

花音「はい。」

 

豹馬「それで、その人がなぜ花音と翔太郎……ひいてはこの御台場に殴り込んできたんだ?」

 

花音「……私は元々、生まれた頃からG.E.H.E.N.A.に囚われていました。

望まない強化実験を母に施されて、危険なブーステッドスキルである『ノスフェラトゥ』の施術までされました。」

 

一同「「「「……!?」」」」

 

雄馬「ノスフェラトゥって、相当やばいやつだよね…?」

 

フィリップ「あぁ。

成功例がない、危険なブーステッドスキルだ。」

 

花音「そんな危険なブーステッドスキルを付与されて、G.E.H.E.N.A.でお母さんの下で実験に参加させられた。

……エターナルの力を得たのも、この時。

中でも、私の使ってる『T2ガイアメモリ』は危険な存在だったの。使用者は皆メモリに意識を乗っ取られて暴走して……。エターナルメモリとの適合率が異常に高かった私は、ロストドライバーとエターナルメモリを使って、仮面ライダーエターナルとしてたくさんのドーパントを倒し続けた。」

 

ヒロト「ドーパントを倒したって…まさか…!」

 

花音「みんなの想像通り。

……私は、人殺しなの。」

 

花音は震える声でそう呟き、話し続ける。

 

花音「私はお母さんに監禁されながら非道な実験を受けさせられた。

……施設では何もかもお母さんに干渉されて、普通の生活をすることすら許されなかった。

ヒビキさん達に助けられるまで、私は外の世界を知らずに育ってきた。」

 

ヒビキ「出会った時は、実験施設内でのトラウマとルナティックトランサーで暴走してたからな。

……ほんとに命懸けで助け出したのは今でも覚えてる。」

 

花音「それからお母さんは、G.E.H.E.N.A.での常軌を逸した実験が原因でG.E.H.E.N.A.を追放された、って言うのはアキラ先生から聞いたのが最後だったんだけど……。」

 

竜「そして、その母親が再び姿を現したと。」

 

花音「うん。

……私がヒビキさん達のおかげで施設から抜け出した時、お母さんは怒り心頭で、翔太郎くん達の事を相当恨んでるみたい。」

 

フィリップ「確か、僕達のことを『バイ菌』、とか言っていたね。」

 

楪「私ら、相当恨まれてんだな。」

 

花音「……一応、私が話せる、身の上話はここまで…。」

 

花音は涙を浮かべる。

ヒビキがすぐ傍に寄り添い、泣き始める花音を宥める。

 

ヒビキ「辛かったろ、何度も話させてすまねぇな。」

 

純「……次から次へと、御台場に脅威が迫りすぎですわ。」

 

椛「今、アキラ先生も対策を練ってくださってますが……。」

 

響也「今のままだと、俺達は後手に回ってしまうな。」

 

フィリップ「ひとまず、彼女…『ヘカテー』の使っていた新ドライバーのことさえわかればいいのだが…。」

 

治「新しいドライバー?」

 

フィリップの呟きを治は聞き逃さず、すぐさま問いただした。

 

フィリップ「あぁ。

……『ガイアドライバーrex』という新たなドライバーを彼女は手にしていた。」

 

星「ガイアドライバーって確か…昔船田予備隊の皆さんがが壊滅させたと言う『ミュージアム』ってところが使ってたって言うベルトですよね……?」

 

フィリップ「あぁ。

……どうやら敵は、既に新しい戦力を手に入れている。」

 

椿「もしかすると、偽物の花音みたいにまた敵が増えたりするかもしれない、ってことね。」

 

フィリップ「あぁ。」

 

純「より一層、注意を払っていきますわよ。

……この御台場に攻めてきたこと、後悔させてあげますわ。」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

レギオンルームでの話を聞いた後、純と椛はアキラ・ブラントンに呼び出されていた。

 

アキラ「純ちゃん、椛ちゃん、いきなり呼び出してごめんね。」

 

椛「どうかなさったんですか?」

 

アキラ「えぇ。

……この事案、翔太郎くん達探偵組に任せようかなって思ってたんだけど、頻発するドーパント騒ぎで消耗しちゃってるし無理はさせられない、と思って。」

 

アキラは1度息を整え、口を開く。

 

アキラ「ここ最近、御台場近くのストリートギャングの抗争が激しくなっているの。

……ガイアメモリやロックシードによって抗争が激化しているようなの。」

 

純「ストリートギャング同士の抗争なんて、私達が相手することではないのでして?」

 

アキラ「ストリートギャングの1つには、どうやらパラダイス教団という組織が関わっているようなの。」

 

椛「パラダイス教団…ですか?」

 

アキラ「うん。

……その教団、最近のインベスや魔化魍騒ぎに関与している疑いがあって翔太郎くん達に調べてもらっていたの。

そしたら、ガイアメモリやロックシードの流通にも関与しているって情報を掴んでくれたの。」

 

純「その教団と、ストリートギャングの1つが繋がってるから、それの調査ってことですの?」

 

アキラ「半分正解だけど半分不正解。

……もう一個のストリートギャングの方が、協力して欲しいって私に要請してきたのよ。」

 

アキラの発言を聞き、2人は少し警戒をしながら話を聞いていた。

 

アキラ「どうやらそのストリートギャング、御台場中のストリートギャングを軒並み殲滅して、G.E.H.E.N.A.の実験の被害を受けた子達を助け出してるって噂なの。」

 

椛「その方々が、どうして私達に協力を要請してきたのですか?」

 

アキラ「そこでもう1つのストリートギャングが絡んでくるの。」

 

純「……わかりましたわ。

ひとまず、そのストリートギャングの方に話を聞けば良いと?」

 

アキラ「えぇ。

……よろしくね、2人とも。」

 

……To be continued




ED:燐舞曲『群青のフローセカ』
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