アサルトリリィ×仮面ライダー episode of 御台場女学校   作:黒破リンク

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第2話:ギャングの争い

純と椛からアキラの話を聞いたロネスネスとセインツのメンバーは、協力の要請をしたストリートギャングに話を聞こうと、メンバーを選出して調査していた。

 

響「翔太郎と花音は安静にさせてなきゃダメだし、行くなら私とフィリップになるよね。」

 

フィリップ「そうなるね。

……こういう時の翔太郎はすぐ無茶をしたがるからね。」

 

雄馬「何もないといいですけど…。」

 

豹馬「ま、ひとまず話は聞かねぇとな。」

 

ロネスネスからは響とフィリップ、セインツからは豹馬と雄馬が選出された。

4人が指定されたアジトに到着すると、1人の少女が出迎えた。

 

??「あなた方が御台場女学校からの使者さんですか?」

 

豹馬「そうだが、あんたは?」

 

みなも「私、九郎みなもと言います。

ここのストリートギャング……『サティスファクション』のメンバーです。」

 

響「リーダーのところまで案内してくれる?」

 

みなも「はい。

……こちらです。」

 

4人は、みなもを先頭にアジトの中を歩いていく。

 

みなも「リーダー、御台場女学校の方々が来ましたよ。」

 

??「あんたらか。

御台場女学校の仮面ライダーは。」

 

フィリップ「仮面ライダーの名を知っている……?

君は何者だい?」

 

克也「俺は鬼柳克也。ここのリーダーやってんだ。

……俺達はG.E.H.E.N.A.の実験の被害者でな。サティスファクションはG.E.H.E.N.A.の奴らの被害者を助け、共に戦うチームみたいなもんだ。」

 

雄馬「つまり、G.E.H.E.N.A.で仮面ライダーって名前を知った…と?」

 

克也「そうだ。

……まぁ、そう言う俺も仮面ライダー…なんだがな。」

 

4人「「「「……!?」」」」

 

克也の発言と懐からロストドライバーを取り出したのを見た4人は驚いていた。

フィリップ以外の3人は身構え、ベルトを取り出そうとしていた。

一方のフィリップはその手にファングメモリを乗せていた。

 

響「どこでそれを手に入れたの。

……そのベルトは、私達ぐらいしか手にしてないはずなんだけど。」

 

かがり「このベルトは、G.E.H.E.N.A.から脱走した時に手に入れました。

……あたしらは、皆仮面ライダーなんだよ。」

 

フィリップ「そういう事か。」

 

克也と話していると、1人の少女が大慌てで扉を開けて叫ぶ。

 

ながせ「……リーダー!!奴らが!!」

 

克也「チッ、またあいつらか……。

……かがり、みなも、ながせ!!迎え撃つぞ!!!」

 

3人「「「了解!!」」」

 

サティスファクションの4人はアジトを飛び出し、外へ出る。

 

豹馬「俺達も行くぞ。」

 

豹馬達もサティスファクションの4人を追いかけて、外へ向かう。

外に出ると、克也やフィリップ達のような体格の青年達が待ち構えていた。

 

ながせ「……また来やがったのか…!!」

 

みなも「みんなの仇……ここで終わらせる…!!」

 

??「あ?てめぇらといる連中……御台場女学校の奴らか?」

 

??「……あの人はいないみたいですね。」

 

豹馬「お前ら、何者だ。」

 

テツ「俺達は『蒼炎群』。仮面ライダーエターナルの蒼い炎を継ぐ者だ。

……俺はリーダーのテツ。」

 

ヒカル「俺はヒカル。

……蒼炎群でテツさんの下で働いてます。」

 

テツ「おい、てめぇら。

……やれ。」

 

テツは部下に指示を出し、後ろに下がる。

部下達は懐からガイアメモリを取り出す。

 

『『コックローチ!』』

『『マグマ!』』

『『スパイダー!』』

『『アノマロカリス!』』

 

部下達はメモリをコネクタに刺し、ドーパントに変貌し、フィリップ達に襲いかかってくる。

 

フィリップ「……っ!!」

 

フィリップはスパイダードーパントの攻撃を避けながらファングメモリをライブモードからメモリモードに変える。

それと同時に、フィリップの腰にダブルドライバーとジョーカーメモリが現れる。

 

ファング!

 

フィリップ「変身!」

 

フィリップはファングメモリを起動しジョーカーメモリを左のスロットに装填、続けてファングメモリを右に装填してドライバーを開く。

 

ファング!ジョーカー!

 

ダブル「「ハァッ!!」」

 

スパイダードーパントとの戦闘を開始した2人。

2人は獣のような荒々しさを纏いながら、どこか理性的な戦い方をしてスパイダードーパントを追い詰めていく。

 

スパイダーA「チッ、ちょこまかとウゼェんだよっ!!」

 

スパイダードーパントは『スパイダーネット』を使ってダブルを捕縛しようとするが………

 

アームファング!

 

ダブルはファングメモリの『タクティカルホーン』を1回押して『アームファング』を展開、すぐさま飛んできたスパイダーネットを切り刻む。

 

ダブル(フィリップ)「スパイダーメモリの力は既に検索済みさ。」

 

ダブル(翔太郎)「それに親父が1度戦った相手だ、数多の戦場を潜り抜けた俺達が負ける訳ねぇだろっ!!!」

 

スパイダーA「ラァッ!!」

 

今度は応戦とばかりに力任せの拳を振るうスパイダードーパント。

だがダブルには巧みに躱され、反撃に振るわれたアームファングの一閃を右足に受けて転倒する。

 

スパイダーA「このっ……!!」

 

少し離れたところでは、響はスパイダードーパントの振るう拳を避けつつ、ロストドライバーを腰に装着する。

 

響「ほっ!!ハァッ!!」

 

バク転してすぐさま蹴りを入れ距離をとり、懐からスカルメモリを取り出す。

 

スカル!

 

そのままスカルメモリを装填し、被っていた帽子を上に投げる。

 

響「変身!!」

 

スカル!!

 

そのままロストドライバーを倒し、姿は仮面ライダースカルに変化する。

その後帽子が宙を舞い響の頭に被さった。

 

スパイダーB「オラァァッ!!」

 

スパイダードーパントは殴り掛かるが、響は左手でその拳を真っ向から受け止め、空いた右手で腹部に一撃を加え、すぐさま前蹴りを浴びせる。

 

スカル「(スパイダー・ドーパント……。かつておやっさんが戦ってたドーパント……おやっさんが背負ってた、『仮面ライダースカル』を継いだ私が戦うことになるなんてね……。)」

 

幼い頃から慕っていた『今井荘吉』が戦っていたドーパントと戦っていることに、少し複雑な感情を持ちながら響はスパイダードーパントにパンチの応酬を浴びせ、ダメージを与えていく。

 

また少し離れて、雄馬はマグマドーパントの火炎弾を避けていた。

 

マグマA「オラオラオラァっ!!」

 

雄馬「っ!!あっぶなっ!?」

 

攻撃を避け、スライディングでマグマドーパントの背後を取って戦国ドライバーを巻き、『クルミロックシード』を解錠する。

 

クルミ!

 

迫り来るマグマドーパントの攻撃が雄馬に迫るものの、頭上から降ってきたクルミアームズが雄馬から攻撃を守る盾のように飛んでくる。

 

雄馬「変身!!」

 

ロックシードをドライバーに装填し、カッティングブレードを下ろすと、クルミアームズが雄馬の頭に降り、ライドウェアが雄馬の身体に定着すると、クルミアームズが展開される。

 

クルミアームズ!ミスターナックルマン!

 

ナックル「……ふぅ。

行くぜッ!!!」

 

雄馬はマグマドーパントの放つ火炎弾をクルミボンバーを駆使して火炎弾を殴って相殺しつつ、懐にクルミボンバーを使ったパンチを浴びせる。

 

マグマA「燃えやがれぇっ!!」

 

そう言って火炎弾と火炎岩を雄馬へ向けて放っていく。

雄馬は火炎岩を殴りつけて弾き、距離を詰めていく。

 

ナックル「ハァァッ!!ハッ!!」

 

一方の豹馬は、サティスファクションのメンバーであるかがりと共にコックローチの相手をしていた。

 

豹馬「おい、かがりって言ったか。

……行くぞ。」

 

かがり「あたしのリズムについてきな!」

 

豹馬「あぁ。」

 

豹馬は戦国ドライバーを、かがりはロストドライバーを腰に装着し、豹馬は『ブラッドオレンジロックシード』を解錠、かがりは『ジールメモリ』を起動する。

 

ブラッドオレンジ!

ジール!

 

豹馬は戦国ドライバーにロックシードを、かがりはガイアメモリをドライバーに装填する。

 

2人「「変身!!」」

 

豹馬はカッティングブレードをおろし、かがりはドライバーを倒す。

 

ブラッドオレンジアームズ!邪ノ道・オンステージ!

ジール!!

 

武神鎧武「……ハァッ!!」

 

豹馬は地面を強く踏み込んで駆け出し、1体のコックローチドーパントに近づいてブラッド大橙丸を振り下ろす。

 

コックローチA「なっ…!?グァァァっ!!」

 

武神鎧武「てめぇのスピードと、俺のスピード、どっちが速ぇか勝負しようぜ。

……俺が勝ったら、わかってるな?」

 

ジール「ハァァッ!」

 

かがりはもう一体のコックローチが放つ粘液を回避しながら、身体のしなやかさを活かした蹴りを浴びせていく。

 

ジール「あの粘液、当たったらやばそう…!!

……っと!フッ!」

 

かがりは粘液や徒手空拳を回避しながら徒手空拳を浴びせていく。

一方の克也とみなもは、アノマロカリス2体が放つ、歯の形をした弾丸を回避しつつベルトを装着する。

 

克也「ウラァッ!!」

 

克也が近くのドラム缶を投げ、2体のドーパントが気を取られた隙を突いてガイアメモリを起動する。

 

ベルセルク!

リップル!

 

2人「「変身!!!」」

 

ベルセルク!!

リップル!!

 

アノマロカリスドーパント2体の放つ弾丸がドラム缶を貫いた瞬間、変身した克也とみなもが、貫かれたドラム缶とすれ違うように現れる。

 

ベルセルク「オラァァッッ!!」

 

克也は専用武器の『ベルセルクブレード』を振るい、放たれる弾丸を斬り裂きながら近づき、本体に向けて斬撃を放つ。

 

ベルセルク「……ラァッ!!」

 

リップル「ハァッ!」

 

みなもはアノマロカリスが振るう腕を回避しつつ急所に蹴りを入れてダメージを与えていく。

 

ながせ「ッ!!!」

 

ながせは、ヒカルの変身したマグマ・ドーパントの突進を回避しながらベルトを巻き、ガイアメモリを起動する。

 

ミーティア!

 

ながせ「変身!」

 

ミーティア!!

 

ミーティア「ソレッ!!!」

 

ながせは変身してすぐ、背後から飛び膝蹴りを浴びせて転倒させてひたすらに殴りつけていく。

 

マグマ(ヒカル)「くっ……!!邪魔だッ!!!」

 

ヒカルは至近距離から火山岩をぶつけてながせを吹き飛ばして立ち上がる。

 

マグマ(ヒカル)「燃えろっ!」

 

火山岩と火炎弾を同時に射出し、敵味方関係なく無差別に周りを燃やし始める。

 

ダブル(翔太郎)「ッ……!

巻き込まれんぞ!!!!」

 

翔太郎は異変に気づいて、すぐさま気づいて響達3人とサティスファクションの4人に声をかける。

ながせ以外の全員はその声に気づいて、響は飛んできた火山岩に向かって転がってきたドラム缶を投げつけて迎撃、フィリップは翔太郎が身体を動かしたことによって回避し、雄馬はクルミボンバーで防御、豹馬とかがりは交戦中のコックローチを掴んで盾に、みなもは近くの遮蔽物に隠れてやり過ごす。

 

ミーティア「っ……!!!」

 

しかし、先程火山岩の直撃を受けてダメージを負ったながせは咄嗟に動くことができず、身構えるしか無かったのだが……

 

ベルセルク「ながせっ!!!!」

 

克也がながせを庇うように火山岩と火炎弾の両方の攻撃を受けてダメージを受ける。

 

ベルセルク「うぐっ……!!!」

 

ミーティア「リーダー……!!」

 

ベルセルク「……大丈夫だ…!!

最後に残ったお前らだけは、絶対……!!!死なせねぇっ……!!!!」

 

克也は気力で立ち上がりヒカルへ向けて駆け出す。

みなもとかがりの2人は、3体のドーパントへトドメを刺すべく『マキシマムスロット』にメモリを装填する。

 

ジール「みなも、決めるよ!」

 

リップル「う、うん……!!!」

 

ジール!マキシマムドライブ!

リップル!マキシマムドライブ!

 

2人がマキシマムスロットのスイッチを押すと、かがりの周りには薔薇の花園のフィールドが、みなもの周りには水のフィールドが、3体のドーパントを巻き込んで展開される。

 

ジール「これで終わりだぁぁぁっ!!!」

 

かがりがそう叫ぶと、周りの薔薇の花弁が炎に代わり、炎が彼女の頭上へと蓄積され、次第に巨大な球状へと変化していく。

 

ジール「ジールシュートッ!」

 

かがりは頭上の炎の玉をオーバーヘッドキックで蹴り飛ばす。

炎の玉が2体のアノマロカリス・ドーパントに向かう中、みなもは水のフィールドから放たれる激流の勢いを利用して敵を追尾していく。

 

リップル「リップルスライダーッ!!」

 

そのまま勢いのままスライディングキックをコックローチ・ドーパントに浴びせて撃破する。

倒された3体のドーパントに変身していた青年達は、メモリが排出された後、その場に倒れ込んだ。

 

一方、フィリップ達御台場代表組はヒカルの暴走でボロボロになった蒼炎群のメンバーを倒すべく向き直した。

 

ダブル(フィリップ)「僕達は、今のうちにこいつらを倒しておこう。」

 

スカル「そうだね、さっさと終わらせよう!!」

 

武神鎧武「最速で潰すぞ。」

 

ナックル「ぶちかます……!!!」

 

フィリップはファングメモリのタクティカルホーンを3回押してマキシマムドライブを発動させ、響はスカルメモリをスカルマグナムに装填し銃身前部を上げる。

豹馬はブラッドオレンジロックシードを、ブラッド大橙丸を取り付けた『無双セイバー ナギナタモード』に装填、雄馬は戦国ドライバーのカッティングブレードを2回下ろす。

 

ファング!マキシマムドライブ!

 

ダブル「「ファングストライザー!!!」」

 

2人は飛び上がってそう叫びながらファングサイドの脚に『マキシマムセイバー』を出現させ、スパイダー・ドーバントを切り裂くような回転飛び蹴りをかます。

恐竜の頭部のようなオーラが現れ、スパイダーの身体にはF字の残光が浮かぶ。

 

スカル!マキシマムドライブ!

 

スカル「スカルパニッシャー!!」

 

響は帽子に左手を添えながら、スカルマグナムから強力な破壊光弾を放ち、スパイダー・ドーバントの身体を撃ち抜く。

 

イチ!ジュウ!ヒャク!セン!マン!ブラッドオレンジチャージ!

 

武神鎧武「……消えろ。」

 

ブラッドオレンジの形をエネルギーでコックローチ・ドーパントの動きを封じ、豹馬は再度レアスキルを発動して近づき目にも止まらぬ速さで何回もコックローチ・ドーパントを切りつける。

 

クルミオーレ!

 

ナックル「ハァァァァッ!!!

───オリャァァァッ!!!!」

 

雄馬は駆け出してクルミボンバーに蓄積されたエネルギーをクルミ状にしてクルミボンバーに纏わせ、マグマ・ドーパントに向かって飛び掛かり、クルミボンバーで2回殴りつける。

 

4体のドーパントはそれぞれ必殺攻撃を受けて吹き飛ばされた先で爆散、体内からドーパントメモリが排出されてメモリブレイクされ、粉砕される。

 

マグマ(ヒカル)「……っ!!」

 

ヒカルは4人がメモリブレイクされてフィリップ達に拘束されたを目撃していた時、克也から横槍が入る。

 

ベルセルク「余所見すんなぁ!!!」

 

マグマ(ヒカル)「うぁっ……!!!」

 

ヒカルは克也の振るうベルセルクブレードの一閃を受けて、大きく弾き飛ばされる。

 

マグマ(ヒカル)「っ……!!!」

 

ヒカルは火炎弾を克也の足元に数発投げて爆破させる。

煙が晴れると、そこにヒカルの変身したマグマ・ドーパントの姿はなかった。

 

ベルセルク「チッ!!!逃げられた。」

 

克也はドライバーからメモリを外し、ながせ達サティスファクションのメンバーに駆け寄った。

 

克也「お前ら、大丈夫か。」

 

ながせ「へ、平気…です…っ。」

 

みなも「と、とりあえず…戻りましょう…。御台場女学校の皆さんも連れて…。」

 

かがり「だね。

……皆さーん、1度アジトで話しましょう!!」

 

かがりはフィリップ達に声をかけ、共にアジトへと戻って行った。

サティスファクションのアジトで、フィリップ達は改めてサティスファクションのメンバー達と話をしていた。

 

フィリップ「ひとまず、捕らえた彼らが目覚めるまでは少し話をしようか。

……あの場で倒した、コックローチ・ドーパントの1人と、アノマロカリス・ドーパントに変身していた2人……合わせて3人の脈がなかった。」

 

克也「逆に、あんたらが倒したドーパントに変身してた奴らは全員気絶で済んでる。

……一体どういうことだ?」

 

響「私達のベルトには、『メモリブレイク』って言って、文字通りドーパントの体内にあるガイアメモリだけを破壊する機能が付いてる。

……あなた達の発言的に、あなた達のベルトにはそのメモリブレイクの機能が付いていないってことでしょ。」

 

みなも「うん。

メモリブレイクって言葉、初めて聞いた。」

 

かがり「私達、G.E.H.E.N.A.にいた頃からずっと……こうやってきた。」

 

フィリップ「……だからこそ、生きて罪を数えさせる必要がある。

死んでしまったら、罪を数えることも、罪を償うことだって出来ない。」

 

響「私達は、そういう思いで戦ってるの。

……例え相手がどんなに極悪人でもね。」

 

ながせ「……極悪人だろうと、生きて罪を償わせる…。」

 

克也「それは、誰から言われたんだ?」

 

響「……私の憧れの存在から。

受け継いだ思い、かな。」

 

克也「……そうか。」

 

サティスファクションのメンバーと話している時、フィリップの腰にダブルドライバーが出現、それとほぼ同時に通信機からアキラの声が響く。

 

アキラ『皆聴こえる?

御台場に大量のドーパントやインベスが現れたの!直ちに戻って、純ちゃん達と合流して!』

 

響「わかりました。

依頼人達も連れてって平気ですか?彼らなら、もしかしたらわかるかもしれません。」

 

アキラ『えぇ、許可するわ。

今リボルギャリーをそちらに向かわせたわ。それに皆を連れて戻ってきて!』

 

豹馬「了解です。」

 

アキラの通信が終わり、響が振り返ってサティスファクションのメンバーに声をかける。

 

響「私達はガーデンにもどるけど、皆も来て。」

 

かがり「私達も?」

 

響「うん。

今ガーデンに大量のインベスとドーパントが出てきてて。もしかしたらあなた達の敵と何か繋がりがあるんじゃないかと思ってるから。」

 

克也「……そうか。

行くぞお前ら。準備して出るぞ。」

 

みなも「けど、ながせの手当が…!!」

 

ながせ「もう平気。私は行けるよ。」

 

雄馬「決まりだね。

……行こう!」

 

フィリップ、響、豹馬、雄馬の4人は到着したリボルギャリーに乗り込み、サティスファクションのメンバー達は自前のバイクに乗って御台場へと向かっていった。

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少し遡り──御台場女学校。

 

サティスファクションの元へ派遣させたメンバーからの連絡を待っていたロネスネス。

先の戦いからガーデン周辺の警戒を強化し、ロネスネスが周辺を警戒していた時だった。

物陰からマスカレイド・ドーパントに似た兵隊『ボーンズ』が出現し、ロネスネスは応戦し始める。

 

槿「何、こいつ!!!」

 

蛍「何って、ただのマスカレイド・ドーパントなんじゃ!?」

 

初「似てるけれど、何か違いますわね。」

 

純「残らず駆逐しますわよ!!!!」

 

ボーンズは特殊能力等はないものの、組み付きや格闘術、人海戦術でロネスネスを苦しめていく。

………そんな時、ロネスネスの元に、風が吹いていた。

 

梢「風……?

槿様、さっきまで風吹いてましたっけ…?」

 

槿「風なんかいつも吹いてるでしょ!」

 

昴「しかしこの風、少し妙ですね。

……木や草が一切揺れてません。」

 

雪「……何か来る。」

 

雪が何かに気づき、振り返って飛来物をCHARMで叩き落とす。

ボーンズと戦いながら叩き落とした飛来物を拾い上げた雪は、それに見覚えがあり、狼狽する。

 

雪「……嘘、まさか…。」

 

紫「雪様…?どうしたんですか…?」

 

隣にいた紫が狼狽してる雪に声をかける。

様子のおかしい雪を見てレジスタを使った昴がその場にいた全員に叫ぶ。

 

昴「全員迎撃用意!!なにか来ます!!!!」

 

昴の声で臨戦態勢をとったロネスネスの全員。

ロネスネスの周りに吹いていた風が止んだ直後、突風が見えない斬撃としてロネスネスに飛んでくる。

ロネスネスが咄嗟にそれを回避した瞬間、近くにあった木が音を立てて倒れる。

 

純「なんですの!?」

 

??「……流石は御台場三大レギオンの一角…一筋縄じゃいきませんね。」

 

蛍「誰!?」

 

槿「見て!あそこ!!!」

 

声が聞こえた方向へ槿が指を指すと、そこには純や初と同年代くらいの青年が木の上に立っていた。

 

??「僕の風を咄嗟に避けるとは……。流石ですね。」

 

燈「あなた、なんなんですの?」

 

憂太「僕は風待憂太。

司馬燈…あなたと同じ、強化リリィですよ。」

 

燈「どうしてアタクシの名前を…!!」

 

憂太「……G.E.H.E.N.A.の研究所から逃げ出し、研究者を皆殺しにした実験体……。有名な話ですよ。」

 

憂太はそう言いながら木から飛び降りて、左肩にかけていた袋から刀を取り出す。

 

憂太「話はここまでです。

さて……花音さんを渡して貰いますよ。」

 

憂太は刀を手に船田姉妹へ駆け出し、刀を振るう。

それと同時に横に並んでたボーンズ達も走り出し、ロネスネスへと向かっていく。

憂太はその剣捌きと体術で船田姉妹を圧倒していく。

 

──そこで再び弾丸が飛んできて、憂太は刀で弾丸を弾いた。

 

梢「……っ!?」

 

天奈「梢っ!」

 

弾丸が弾かれた方向には梢がいた。梢は不意に弾丸が飛んできたため防御の姿勢を取れずにいた時に、天奈が梢を突き飛ばしたことで、弾丸は天奈の身体を掠めていった。

 

天奈「っ…!!!」

 

梢「天奈様!」

 

突き飛ばされた梢は天奈の元へと駆け寄っていく。

 

天奈「私は平気…!!ひとまず目の前の敵に集中して!」

 

梢「で、ですけど…!」

 

天奈「私はいいから!」

 

梢「は、はい…!!」

 

梢は再びボーンズへと立ち向かっていく。

天奈は右腕を抑えながら、物陰に隠れる。

 

天奈「……どっかから飛んでくる射撃をどうにかしないとやばそうだね。」

 

天奈は懐から戦国ドライバーを取り出し装着し、戦国ドライバーに『ゲネシスコア』を取り付けてロックシードを2つ起動する。

 

オレンジ!

ピーチエナジー!

 

起動したロックシード2つを戦国ドライバーに装填する。

 

ロックオン!

 

天奈「変身…!」

 

ミックス!!オレンジアームズ!花道・オンステージ!ジンバーピーチ!ハハーッ!

 

鎧武「(……音を聞け…!!スナイパーの位置を特定しろ…!!)」

 

ジンバーピーチで音のなる場所を探査していた時、再び弾丸が放たれる音がした。

 

鎧武「……こっちか…!!」

 

弾丸が放たれた音の方向へ向けて『ソニックアロー』を弦を引いて放つ。

しかし、当たったり弾かれたりした様子はなかった。

 

鎧武「(手応えがない…。)

皆、こっちは任せた!!」

 

天奈はダンデライナーのロックシードを起動させ、錠前がエアバイク型に変形する。

 

雪「……私も行くわ。」

 

純「雪姉…?」

 

雪「……射撃手に少し心当たりがあるの。」

 

純「……わかりましたわ。天奈、雪姉をお願いしますわ!」

 

鎧武「うん、任せて!!!」

 

天奈はダンデライナーに雪を乗せて飛び上がる。

 

鎧武「雪様、しっかり捕まっててくださいね!!!」

 

雪は天奈の身体にしっかりとしがみつく。

飛び上がってしばらくしたタイミングで、再び弾丸が放たれた音が聞こえ、天奈は音がした方向へと進んでいく。

 

鎧武「雪様、射撃手を見つけたら撃ってください!」

 

雪「……わかったわ。」

 

音のした場所に到着すると、フードを被った女がCHARMを構えていた。

 

鎧武「雪様!」

 

雪「……っ!!」

 

雪は自身のCHARM『ヤーエングレイプル』から弾丸を放つ。

それに気づいたフードの女はCHARMをブレードモードに切り替えて弾いた。

それを見た天奈と雪はダンデライナーから降りて、フードの女を睨みつける。

 

雪「そのCHARMに、その戦闘スタイル。

……あなた、詩乃なんでしょう?」

 

??「……。」

 

雪「答えなさい!」

 

雪はCHARMを構えて叫ぶ。

……その瞬間、女はフードを外した。

 

詩乃「……ご名答。流石、私の相棒ね。」

 

雪「……どうして、あなたが生きてるの…?!」

 

鎧武「雪様、この人は一体…。」

 

雪「……青薔薇詩乃。

かつての私の相棒で、私の腕の中で息絶えた……なのに、なんで……?」

 

詩乃「……教えてあげる、なんて思わない事ね。」

 

詩乃はCHARMを構えながら、後ろにある崖の下へ飛び降りた。

 

雪「なっ……!!」

 

鎧武「追いかけますよ!!」

 

天奈は雪の手を引きダンデライナーに再び乗り込んで崖の下へ追いかけていった。

前方を見ると、自由落下している詩乃が目の前にいた。

 

鎧武「何をする気なの!!貴方死ぬわよ!?」

 

詩乃「……。」

 

そのまま崖の下に落っこちて行った詩乃。

………しかし、その身体には傷の1つも見えなかった。

詩乃は何事も無かったかのように、詩乃のいる方へと後退してきた憂太と合流する。

 

ダンデライナーで追いかけてきた天奈と雪は、ダンデライナーから降りて詩乃のいる方へと歩きながら武器を構える。

憂太のいる方にはロネスネスがおり、憂太と詩乃の2人を挟み撃ちするように立ちはだかる。

 

憂太「挟まれましたね。」

 

詩乃「……切り抜けるわよ。」

 

憂太は再びロネスネスへ、詩乃は雪と天奈へそれぞれ駆け出し、再び戦闘が始まる。

 

詩乃は自身のCHARMであるアステリオンを雪へ向けて振り下ろす。

天奈はそれを、雪の前に立ってソニックアローで受け止める。

 

鎧武「あなた、雪様の相棒なんでしょ!?ならなんで刃を向けるの!!」

 

詩乃「そうね、でも、今の私は敵。

……だから、雪も、貴方も。全員、ここで抹殺するっ!!!」

 

詩乃はアステリオンを押し込み、天奈の肩にアステリオンの刃を当てる。

 

鎧武「っ…!?どっからこんな力がっ…!!」

 

詩乃「私と憂太は『NEVER』。

……まぁ、端的に言えば『死者を超えた者』と言ったところかしら。」

 

鎧武「蘇生兵士……!?」

 

詩乃「まぁ、死んでるから痛覚もないし、単純な物理攻撃如きじゃ私達は止まらない。」

 

詩乃はそのままアステリオンを押し込んで天奈を斬ってから蹴り飛ばし、標的を雪に変えた。

 

雪「なんで、そんなこと…!!」

 

詩乃「さぁ?私だって知りたいわよ。

……けどまぁ、これのおかげで私は無敵。」

 

アステリオンを横薙ぎに振るい、ヤーエングレイプルを構えて防御の姿勢をとった雪を大きく弾き飛ばす。

 

雪「っ…。」

 

詩乃「雪、いくらあなたが優秀なリリィだとしてもね。

……今の私には遠く及ばない。」

 

倒れた雪へ向けてアステリオンを振り下ろそうとしている詩乃の後ろから、天奈はソニックアローから矢を放ってアステリオンを弾き飛ばす。

 

鎧武「……私の目の前で、誰の命も奪わせたりはしない…!!」

 

一方その頃、憂太は再び船田姉妹と対峙していた。

 

憂太「こんなものですか。船田姉妹の実力は。」

 

そう呟き、憂太は刀を持ってない左手を振って真空刃を放つ。

 

純「……刀なしで、こんな技が…っ!!」

 

瞬く間に2人へ距離を詰めて刀の柄を向けて純の腹部を殴りつけ、そのまま刀を振るい初の頬を切りつける。

 

純「ぐっ……。」

 

初「っ…!!!」

 

純はフルンティングを振るうも躱され、体勢が崩れたところを背中から蹴られて倒れ伏す。

 

憂太「船田純……まずはあなた方から死んでもらいますよ。」

 

憂太は刀を振りかぶって純へと振り下ろそうとする。

 

燈「純お姉様ッ!!!」

 

そこにボーンズを突き飛ばして駆け出してきた燈が割り込んで、純の身代わりとなって憂太に斬られる。

斬られた燈は、そのまま倒れ伏した。

 

燈「がはっ…。」

 

純「燈ッ!!!」

 

しかし、燈の身体に出来た傷はリジェネレーターの効果で回復し、塞がっていく。

 

燈「……っ…。」

 

憂太「司馬燈……。邪魔をするなっ!!」

 

燈に向けて刀が振り下ろされそうになったその時───

射撃が憂太へ向けて放たれた。

 

憂太「っ!!!」

 

憂太の刀は憂太の手を離れ、少し遠くへ弾き飛ばされた。

射撃が飛んできた方向を見ると、スカルマグナムを構えたままこちらへと歩く響がいた。

 

響「……これ以上、あんたらの好きにはさせないよ。」

 

紫「響様…!!」

 

響「純、皆!ここは私が引き継ぐからガーデンに戻って!!」

 

純「ですが……!!」

 

響「この事案、ガイアメモリが関わってる。

……それに、そこのお二人さんからなんとなーくガイアメモリ使用者の雰囲気を感じるからさ。」

 

初「でしたら、私と純も残りますわ……!!」

 

響「ううん。

……私達がいる限り、御台場の仲間は誰にも死なせない。そうでしょ?」

 

純「そうですわね。」

 

鎧武「私もここに残る。

……響のことは私が守る。」

 

初「わかりましたわ。

……その代わり、2人とも生きて帰ってきて。」

 

響「……当たり前でしょ。私達を誰だと思ってるの?」

 

ロネスネスの全員を撤退させ、天奈と響は憂太と詩乃へ視線を向ける。

響は懐からスカルメモリを取り出して起動する。

 

スカル!

 

そのままスカルメモリを装填し、被っていた帽子を上に投げる。

 

響「変身。」

 

スカル!!

 

怒気を乗せた声で呟いたまま、そのままロストドライバーを倒し、姿は仮面ライダースカルに変化する。

その後帽子が宙を舞い響の頭に被さった。

 

スカル「……これ以上、あなた達の好きにはさせない。」

 

……To be continued




次回、第3話:『新たな敵の影』

ED:燐舞曲『群青のフローセカ』
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