CINDERELLA BRE@KER~BUILD THE FUTURE 作:wataru012
ガンプラバトルへのFIRST STEP
20XX年…人類の宇宙への旅立ちの起点となる静止軌道ステーションと
地球とステーションを繋ぐ軌道エレベーターが完成してから1年。
とはいえ安全性を初めとする様々な議論が続いている事もあってか
使用用途は限られており、市井の人々の大半は生活に大きな変化が
起こる事もなく変わらぬ日常が続いているという状態であった。
そんな年の3月。
東京都の23区を離れた所にある1つの街、
彩渡市の中心街である駅前通りからは離れた場所にある
1件のゲームセンター…イラトゲームコーナー。
そこに、初来店となる2人の女性が入店した。
「えーと…お、ありましたありました」
「あれがガンプラバトルシミュレーターですか…
こうして実物を見ると、結構大きいですね」
ガンプラバトルシミュレーターの筐体を目にして、
その大きさに驚きの声を上げる2人。
そんな2人に、1体の人型ロボットが近付き声をかける。
「初めてのお客様ですね、ご来店ありがとうございます」
「こ、こちらこそ…比奈さん、これってロボットですよね?」
「あー、『ワークボット』っていう作業用の人型ロボットっスね。
ここ最近大量生産の技術が確立して価格がお手頃になった事で
中小企業や自営業にも広まりつつあるとニュースで言ってましたが、
こんな所でお目にかかれるとは正直予想外だったっス」
「少し昔にはロボットによる接客を売りにしていたお店があったと
聞いた事がありますが、これからは当たり前になっていくのでしょうか」
このゲームセンターの店員であるワークボット「インフォ」の
姿を見て2人がそれぞれ驚きや関心の声を上げていると、
店の奥から1人の老婆が2人とインフォに近付き声をかける。
「見ない顔だねぇ…ま、ウチに金を落としてくれるなら誰でも構わないけどね」
2人を品定めするような目つきで見回した後にこう言うと、
老婆は再び店の奥に引っ込む。そんな様子に2人は少しの間
呆気に取られていたが、気を取り直すように小柄な女性がインフォに尋ねる。
「あのお婆さん、もしかしてここの店長さんでしょうか?」
「はい、この店の店長であり私のマスターでもある『イラト』という方です」
「なるほど、店名は直球に店長の名前から名付けられたんスね」
「そういう事になります」
「質問への回答と説明、ありがとうございます。
…そろそろガンプラバトルシミュレーターに移動しましょうか」
「そうっスね、泰葉ちゃん」
「ガンプラバトルシミュレーターのプレイですね…
只今全ブース空いておりネットワークの問題も発生しておりません」
「重ね重ねありがとうございます」
「ども、どうやらタイミング良かったようでスね」
インフォの質問への丁寧な返答に感謝の言葉を返しつつ、
ガンプラバトルシミュレーターへの移動をしようとする
2人に現在の状況を伝えるインフォ。重ね重ねの丁寧な対応に
再度感謝の言葉を返しながら2人は1つのポッドへと進んで行った。
~~~~~
「えーと、まずは…」
「とりあえずレバーに付いてるボタンをどれか押すっスよ、泰葉ちゃん」
「あれ、比奈さん?」
「公式ホームページで説明されてましたが、本当に外からプレイヤーに
話しかけたりプレイ中の画面を見る事も出来るとは驚きっスな…」
ポッド内に入り、どうやってプレイを開始するかを思い出してる時に
不意に比奈の声が聞こえた事に軽く驚く泰葉に返答する形で
比奈は外部からの会話や観戦が可能な事に驚嘆の声を上げる。
「驚かせちゃいましたけど、ゲームプレイが始まれば会話を切ったり
画面を見せないようにも出来るので…少しだけ我慢して欲しいっス」
「いえいえ、私も一緒にホームページは見ましたがこの機能の事はすっかり
忘れてましたし…プレイ出来るようになるまで、ナビをお願い出来ますか?」
「了解っス」
その後、比奈の助言を受けながらプレイヤーデータ登録に始まり
ガンプラ登録とEXアクション・オプション武装の設定を済ませ…
泰葉はいよいよ、最初のミッションに出撃しようとしていた。
「外部との音声会話と画面公開はONのままで良いんスか、泰葉ちゃん?」
「はい、そちらに私のプレイを見てもらってアドバイスして頂ければと」
「いえいえ、アタシもこのゲームに関しては泰葉ちゃんと同レベルの
ズブの素人なので…まずは泰葉ちゃんの思うままにプレイして下さいっス」
「ありがとうございます、それでは…」
筐体外の比奈と軽く会話を交わした泰葉は、ミッションへの出撃を選択する。
そうすると目の前の画面に自分が組み上げた「初めてのガンプラ」である
ガンダムエクシアがカタパルトに移動し、発進しようとする姿が映し出され…
「岡崎泰葉、ガンダムエクシア…行きます!」
泰葉のその言葉に合わせるように発進したエクシアと共に、
1人のアイドルがガンプラバトルの大海原へ飛び込んで行った。
比奈:え~と…この形式で本当に良いんスか、プロデューサー?
作者(以下P):ああ、俺がやりたいからそっちは気にしなくて良いぞ
比奈:この形式、昔のSS書きのトラウマを刺激しそうなんスけど…
P:設定説明等もここで行う以上、説明文を書くとダラダラ長くなりがちで
テンションが下がる身にはこの形が良いと思ったもんでな…
比奈:…了解っス、それでは始めましょうか
P:ああ、では改めて…この度は「CINDERELLA BRE@KER~BUILD THE FUTURE」を
お読み頂きましてありがとうございます、作者のwataru012と申します
比奈:本編のメインキャストの1人兼、あとがき担当の荒木比奈っス
あらすじページにも書きましたが、この後書きパートでは
メタ発言も遠慮なく行うのでそこはご承知おきを…
P:こちらの担当である「岡崎泰葉」が参戦する「Stage for Cinderella」の
Cブロック開始日に合わせる形で投稿した第1話、いかがでしたでしょうか?
こうして形にして不特定多数に見られるように投稿するのはほぼ初めてな身で、
色々至らぬ個所は沢山あると思われますが楽しんで頂ければ幸いです
比奈:新しい総選挙の泰葉ちゃん参加ブロック開始のタイミングで
公開するというのはわかりまスが…何故にまたこの作品
(「ガンダムブレイカー3」)とクロスオーバーさせたんスか?
P:率直に言うと、ニコニコ動画に投稿された同じ作品の組み合わせの
架空戦記動画(ジオスミンP作「CINDERELLA of Gund@m breakerS 」)を
見て…その影響で中古のVITA本体とソフトを買って、泰葉イメージの
機体を組んで遊びながら自己流の物語を思い浮かべてたのが理由だな
比奈:あー、アタシを含めた第6回総選挙TOP50入賞勢の
新規ボイス実装メンバー(肇・比奈・柚・巴・裕美)が
主役のあの動画っスね…とはいえ実際にゲームをプレイして
機体を組んだと言うのなら、同じように動画にするという
選択肢もありだと思いまスが…なぜSSという形を選んだんスか?
P:ゲーム内のムービーだと自機以外のNPC機が固定されたり、
自機に関してもシールドの位置や大きさの調整を無視されたり
格闘攻撃のモーションがこちらのイメージと噛み合わない
表現になる事が多々あってな…そういう点でSSという形式の方が
描写の自由度が高くてその辺りの融通が利くと思ったもんでな
比奈:あー、なるほど…ところで話は変わりまスが、
泰葉ちゃんの最初のガンプラをエクシアにした理由は?
P:物語上の理由についてはこれからの話で書いていくが…
メタ的な理由は、「ガンダムブレイカーバトローグ」に出て来た
「ダブルオーコマンドクアンタ」からの逆算というのが大きな理由だな…
もちろんそれだけじゃなく、元々エクシアは候補の1つに入ってたけど
なかなか「これだ」と決められなかった所にコマンドクアンタが
出て来たのが決め手になったっていうのが詳細な理由になるな
比奈:…そうなると、もしかしたらバトローグの時期の話も…?
P:ああ、大分時間はかかってしまうし色々と設定変更は行うが
DLCシナリオ編後にバトローグ編も書くつもりではいる
比奈:おおー…しかしそうなると、大長編と言える規模の
話数になる事が確定という事になるんじゃ…
P:そういう事になるな…SfCのCブロック開催に合わせた
泰葉の支援作品という形で出しはしたが、Cブロックの
投票期間では到底終えられない事は自覚してる…
それでも時間がかかっても完結はさせたいと思ってるから、
読んでくれた方には長い時間をしまう事になるでしょうが
気長に付き合って頂ければ幸いです…それでは、第2話で