CINDERELLA BRE@KER~BUILD THE FUTURE 作:wataru012
ジャパンカップのファイナルラウンド決着から30分後。
泰葉達は優勝に伴って行われるミスターガンプラとの
エキシビジョンマッチの為の準備に取り掛かっていた。
「いよいよミスターとのバトルかぁ…どんなガンプラで来るんだろ?」
「この30分の間に調べてはみたけれど…現役時代の使用ガンプラは
リック・ディアスをベースにして頭部や腕部にビルダーズパーツの
追加どころじゃ済まないレベルの大規模な改造が行われたものみたい」
「昔のシミュレーターはパテやプラ版等で形状変更を施したり
1から作り上げたパーツも対応してたって話を聞いた事がある、
今だとビルダーズパーツが使えるようになった代わりに
そういったパーツは使えなくなったって話だから
そのミスターの現役時代の愛機は使えないだろうな」
「そうなると、実質的に事前予想は不可能という事になるか…」
「その通りですが、実際のところガンプラバトルにおける
対人戦では相手の使用ガンプラを事前に知る事はほぼ不可能だと
これまでの経験で身に染みていますし…そういう意味では
普段のバトルと変わらないと言えます、気負わずに行きましょう」
「まぁ、確かにその通りだね…それにミスターと戦えるなんて事も
私1人じゃ決して現実にならなかっただろうし、ここはありがたく
その幸運に素直に乗っかって全力で行っちゃおうか!」
ミサの一言に対し、まずは泉が検索で確認した情報を告げ
それに続く形でカドマツが過去のシミュレーターで使用出来た
「スクラッチビルド」パーツについての話と現在のバージョンでは
使用不能である事を話す。それらを聞いて晶葉は使用ガンプラの
予測が不可能である事を零すが、泰葉はその事について「普段通り」と
感想を述べ…その泰葉の緊張と無縁の様子を見たミサも心強さを
感じて安心したのか、ミスターと戦える事への素直な喜びを口にする。
そうして泰葉達はガンプラを手にポッドに進み、入って行き…
「岡崎泰葉、ガンダムティガーストライク…行きます!」
「サツキノ・ミサ、アザレア・ヘヴィガンナーいっきまーす!」
「ロボ太、フルアーマー騎士ガンダム出る!」
普段通りの口上と共に、3機のガンプラがフィールドに飛び出して行った。
~~~~~
「今回も私達が先んじたねぇ」
「とはいえ相手は1人ですし、すぐに入って来るでしょうね」
「…うむ、早速お目見えのようだ」
ほぼ円状の形で岩山に囲まれた砂漠フィールドに
降り立った3人がそう言葉を交わした直後に、
対戦相手となるミスター機のログイン反応が確認される。
「…来たみたいだな」
「はい…えーと、ケンプファーの頭にシナンジュの胴と武者頑駄無の腕に
脚はヴァサーゴの…フロントスカートにスリットが見られないから
チェストブレイクの方っスね、そんで背中がスターゲイザーのやつで
格闘武器に『ガーベラ・ストレート』、ビルダーズパーツは両肩の張りだした
装甲の側面に『GNフィールド』を左右それぞれに1個づつと
両膝に『ビームブーメラン』が見受けられまスね」
「射撃武器や盾はわかりますか?」
「すんません、そこまではちょっと…」
「いや、最初のパッと見でそこまで確認出来ただけでも
有難いから気にしないで…私は『GNフィールド』を
使い切らせる為にありったけの射撃武器を叩き込むから
泰葉ちゃんとロボ太は間合いを詰めて格闘攻撃で
ミスター機を攻撃してもらえないかな?」
「わかりました」
「承知した!」
ミスター機が現れた事へのプロデューサーの一言に
続く形で使用パーツを確認した比奈が泰葉達に報告すると、
それを聞いたミサは役割分担を泰葉とロボ太に頼み込み、
それへの返事を受けてミサは「ファンネル」の展開から
射撃攻撃を開始し泰葉とロボ太は前進して間合いを詰めて行く。
「さぁ、いよいよ始まりましたジャパンカップ優勝チーム
『彩渡商店街チーム』とミスターガンプラのエキシビジョンマッチ!
8年間の沈黙を破り、再びバトルの舞台に経ったミスターは
果たしてどんな戦いぶりを見せるのか!? 彩渡商店街チームの強さは
かつての王者に通用するのか!? この勝負、一瞬たりとも見逃せません!」
「…私は今日この時が来る事を信じ、楽しみにしていた!
こうしてキミとガンプラバトルが出来る事を!」
「そうですか…ですが、私だけしか見ていないのであれば
それは誤りだと言わせてもらいます! ミサさんもロボ太さんも
ここまで辿り着くに相応しい実力の持ち主です、私だけに
注目して2人を無視していると足を掬われますよ!」
泰葉達の行動開始を合図代わりに、MCハルによるまさに
「立て板に水」という表現がしっくり来るような
凄まじい勢いの発言から続く形で泰葉のポッドへ
ミスターガンプラから泰葉と戦える事を楽しみにしていたという
通信が入る。それを聞いた泰葉は返事としてミサとロボ太も
十分な実力を備えており無視するのは危険だと返事を返す。
~~~~~
「もう少しで格闘攻撃の届く間合いに入りますね」
「うむ、『GNフィールド』は未だ展開されているが
我々の格闘攻撃で足止めすればさらなる射撃の嵐を
その身に受け続け使い切る事になるだろう…行くぞ!」
「…ふんっ!」
「なっ…うわっ!」
「ぬおっ!?」
泰葉とロボ太のそれぞれの機体があと少しでミスターの機体に
取り付ける位置まで迫り、格闘攻撃を繰り出そうとした
その瞬間にミスターは泰葉達のその行動を読んでいたかの如く、
2機の初太刀に合わせる形で大きく前進しすれ違いざまに
鞘から抜刀しての居合い切りをカウンターで叩き込んで
泰葉とロボ太のガンプラを打ち上げ…そのまま飛び上がって
「ガーベラ・ストレート」による追撃に続けて行く。
「泰葉ちゃん! ロボ太! こんのぉーっ!!」
「たぁっ!」
「え…うわっ!」
「ミサ!」
「ロボ太さん、ミサさんが心配なのはわかりますが
高く飛び上がって急降下した事で硬直している
チャンスを逃す訳には行きません…今のうちに!」
「う、うむ!」
「向かって来るか…ならば!」
その様子を目の当たりにしたミサが、割って入らんと
射撃を中断し「ビーム・サーベル」を手に取って
一気にミスター機に迫る。だがその様子を見たミスターは
泰葉とロボ太への攻撃を中断し標的をミサに切り替えると
EXアクション「ライトニングスラスト」を発動して
高々と飛び上がり…そのままミサ機の真上から強襲し
地面に叩き付けバウンドさせる。そうして地上に着地した
ミスター機目掛けて体勢を立て直した泰葉とロボ太が迫ると、
2人の方に向き直したミスターは2つ目のEXアクション
「ミリオンスパイク」を発動しその決して広いとは
言い難い攻撃範囲に2機を巻き込んで高速連続突きを叩き込む。
「きゃあっ!?」
「ぬおおっ!」
「固まってたとはいえ、あのEXアクションで
複数敵機を巻き込むなんて信じられねぇ…!」
「ブランクありとはいえ、やはりかつての王者の
実力は伊達じゃないって事っスか…」
「ミリオンスパイク」に巻き込まれた泰葉とロボ太の
悲鳴に続く形でカドマツがミスターのEXアクションの
当て方に驚愕の声を上げ、比奈はミスターの腕前を
目の当たりにしての驚愕の声を上げる。
「やっぱ単純に突っ込むだけじゃダメかぁ…
ここは大きく広がってタイミングを合わせた上で
別々の方向から格闘攻撃を仕掛けようか、私は射撃を
再開するから泰葉ちゃんも射撃しながら側面に回り込んで
ロボ太は泰葉ちゃんの反対側に回り込んでもらえるかな?」
「わかりました」
「承知した!」
ミサがミスターの的確な迎撃の様子を確認した事で、
状況打開の為に「散開からの一斉突撃」を提案する。
それに対する泰葉とロボ太の返答を聞いたミサは
間合いを取っての射撃攻撃を再開し、そこに泰葉も便乗する形で
両肩の「マイクロミサイル」や左腕に増設したビルダーズパーツの
「腕部グレネードランチャー」を発射しそれらを全弾撃ち切った後に
「ビームガトリング」を連射しながらミスター機の側面に
回り込むように移動する。その泰葉の移動に合わせる形で
ロボ太も泰葉とは反対側のミスター機の側面に回り込み…
「よし、行くよ!」
「はい!」
「うむ!」
「なるほど、そう来たか…だがっ!」
3機が上手い事散開出来た事を確認したミサの合図と共に
泰葉達は3方向からタイミングを合わせてミスター機目掛けて
格闘攻撃を仕掛ける為に移動を開始する。だがミスターはそれを
目の当たりにしても慌てる事なく泰葉達が格闘攻撃を繰り出すのに
合わせて迎撃の為に3つ目のEXアクションを発動させる。
「ふんっ!」
「うわっ!?」
「せいっ!」
「ぬおっ!?」
「やっ!」
「うっ…!」
「はっ! たっ! はぁっ! ぬおおおっ!!」
ミスターが発動した3つ目のEXアクション「ストライクストリーム」による
左右に大きくステップしての連続斬りで泰葉達3機を1つにまとめるように
ステップ範囲の中心部近くに吹き飛ばし、そこにミスター機も移動し
飛び上がってまとめて打ち上げてからの落下大車輪斬りで地面に叩き付ける。
~~~~~
「な、何という強さだ…!」
「射撃攻撃が見当たらない分、ここまで格闘を極めてるなんて…」
「始まる前に話した現役時代の使用機体はバリバリの射撃型だってのに、
格闘オンリーでもここまで戦えるって本当凄まじいとしか言えねぇな…
3人共、格闘攻撃という相手の土俵に上がって戦うってのは
やっぱ厳しいから『GNフィールド』を2つ共使い切るまで
射撃を浴びせて使い切った所に照射ビームとかを浴びせて
相手を拘束するって方針で行くのが良いと思うぞ」
「わかりました、その方針で行ってみます」
「う、うん」
「うむ…」
泰葉達の攻め方に対し的確に迎撃を決めるミスターを見て、
晶葉と泉が驚嘆の声を上げる。そしてカドマツはミスターの
使用ガンプラが現役時代のものとは真逆のコンセプトで
あるにも関わらず的確な戦い方を行う姿への驚きに続けて
泰葉達に射撃戦を中心とした立ち回りを提案する。
それを受けて泰葉達は攻め方を射撃戦中心に切り替え
ガトリングの弾幕やミサイルとグレネードによる爆撃、
ビーム弾及び照射ビームによる砲撃やEXアクションによる
射撃の積み重ねによりミスター機が肩部装甲に増設した
2つの「GNフィールド」も容量切れとなり…
ドカァン!
「ぬおっ!?」
「はあっ!」
ザンッ!
「ぐっ…!」
そのタイミングで放たれたミサ機の「GNバズーカ」からの
ビーム弾の着弾によってミスター機がのけぞった所に、
ビーム弾によって姿を隠す形となった泰葉機からの
「グランドスラム」による一閃を胴体に受けた事で
ミスター機はついに膝を付く姿勢でしゃがみ込み動きを止める。
「あーっと! ミスターの機体が膝を付いたぁっ!!」
「この胸に生じる気持ち、高鳴っていく鼓動…
キミの力が思い出させてくれる、やはり私は
ガンプラファイターなのだという事を!!」
その様子を見てのMCハルの実況に続く形で、
ミスターが自分の中に生じた気持ちを吐き出す。
そして、その直後に立ち上がったミスター機は
狂化と似て非なる赤いオーラを発散し纏った姿となり…
「嘘!? この反応、泰葉さんのと同じ…!」
「まさか、ミスターも『覚醒』が使えたというのか!?」
「…正確に言えば、泰葉の嬢ちゃんの強さをその身で実感して
心が昂った事で使えるようになった…ってとこだろうな」
その時のミスター機から収集されたデータを見て、
ミスターが「覚醒」を発動した事を確認し驚愕する
泉と晶葉。そしてそれに続く形でカドマツがミスターが
「覚醒」を発動させた理由を推察する言葉を口にする。
~~~~~
「あの光…まさか!?」
「間違いない! あれは主殿のものと同じ『覚醒』だ!」
「そんな…!?」
そんなエンジニア組と同様に、フィールドで戦う
泰葉達もミスターの「覚醒」発動に驚愕の声を上げる。
「キミもファイターなら、わかるだろう!
自分と同じ力を持つ者とぶつかったのならば、
どちらがより強いかを確かめずにはいられないという
この気持ちが! さぁ、キミも『覚醒』を使いたまえ!
互いの全力をぶつけ合う、最高のバトルをしよう!!」
そして「覚醒」を発動させたミスターは今まで以上に
縦横無尽にフィールドを駆け巡りながら攻撃を繰り出し、
それをギリギリながら回避し続ける泰葉に声をかける。
「…わかりました、ならば…お見せしましょう!」
そのミスターの言葉に応える形で、泰葉も「覚醒」を
発動させる。それを見たミスターは満足そうな表情を浮かべ…
「行くぞ!」
「させません!」
一言発すると共に「ガーベラ・ストレート」を構えて
泰葉達目掛けて突進し、泰葉もそれを迎撃せんと
「グランドスラム」を構えてミスター機目掛けて
突進する。そして2機の間合いが詰まり、それぞれの
得物による鍔迫り合いが行われ…お互いに「覚醒」を
発動している状態である事の影響からか、2機から再び
「覚醒」発動時のように周囲に向けてオーラが発散され…
「うわっ!」
そのオーラを身に受け押されながらも踏み止まっていた
ミサとロボ太だったが、ついに耐えきれずにミサ機
「アザレア・ヘヴィガンナー」が後方に吹き飛ばされる。
「ミサ、大丈夫か!」
「う、うん…それより私達も加勢しなきゃ!」
「…いや、私達は手を出さない方が良いだろう」
「何でさ!」
「私達が手出ししたところで、ミスター殿には見切られて
避けられ主殿の気を散らすだけにしかならん…」
「そんな…」
「…我々はまだまだ、井の中の蛙に過ぎなかったのだな…」
ロボ太が「フルアーマー騎士ガンダム」を吹き飛ばされた
ミサ機に向けて走らせて声をかけ、それに返事をしながら
立ち上がり攻撃に移ろうとしたミサをロボ太が止める。
そこからロボ太が発した言葉は、泰葉やミスターと
自分やミサの間にある実力差を痛感してのものだった…。
「何言ってんだロボ太! ファイナルラウンドが始まる前に泰葉の嬢ちゃんが
言ってたろ! お前達がいなきゃ、ここまで来れなかったってよ!」
「主殿のその言葉は紛れもない本心なのであろう、だが現実に
ミスター殿に対して決定打を入れられたのも今こうして
『覚醒』を発動させた状態に食い付けるのも主殿だけだ…
こうして黙っている事が、今の私とミサが出来る最善手なのだ」
「………」
「ロボ太くん…」
「ミサさん…」
「…こうして諦めさせてしまう程の実力、という事か…」
「そうだな…」
そのロボ太の言葉に対して、カドマツがファイナルラウンド開始前の
泰葉の言葉を引き合いに出して反論するが…身を持って実力差を
痛感してしまったロボ太を動かす事は出来ず、ミサも同じように
思っているのか反論どころか一言も言葉を発する事は出来ず…
それを見た比奈・泉・晶葉・プロデューサーも、そう思わせてしまう程の
ミスターの実力の前に一言程度しか言葉を発する事が出来なかった。
~~~~~
「ミサさん!? ロボ太さん!?」
「よそ見をしている暇などないぞ!」
「くっ…!」
その間、泰葉は視界の片隅に移った吹き飛ばされた後に
動かないミサとロボ太を捉えて心配になり声をかける。
だが、そうして意識を逸らした瞬間を見逃さずに
ミスターは攻撃を仕掛けそれの迎撃に強制的に意識を移させる。
「私が見込んだ通り、キミは素晴らしくそして凄まじい強さを持った
希有なファイターだ! ここに至るまでの間で桁外れの速度で成長し続け…
そして今、この瞬間も止まる事無くさらに強く成長し続けている!
…そしてそれは、キミとチームメイトの間にある決定的な差でもある!
それを自覚した時、キミ達は今まで通りの気持ちでは居られないだろう…
だが、それでも! 私はキミ達がこれからも共に行けるように願っている!!」
そこから続ける形で、ミスターは泰葉の強さや成長速度への賞賛を述べ…
それによって生じる泰葉とミサやロボ太との「格差」についても
触れた上で、それを乗り越えて共に歩めるようにという願いを口にする。
「…ありがとうございます」
そのミスターの言葉に対し、泰葉は一言礼を返すと
そこからミスターにも負けない勢いで言葉を続けて行く。
「確かに私とミサさんやロボ太さんの間には力の差があるのでしょう…
ですが、この私の力はミサさんのおかげで得られたものです!
だからこそ私は、周りから何と言われようとも何度でも言い続けます…
『ミサさんが居なければ、決してここまで辿り着けなかった』と!
それに…力の差があるという事は、その差を詰める為に強くなれる余地が
あるとも言えます…だから私は信じています! ミサさんもロボ太さんも、
今よりもっと強くなれると! だから私は何度でも言い続けます!
『これからも、私と一緒に戦って欲しい』と! それが、心からの願いだから…!」
「泰葉ちゃん…!」
「主殿…!」
泰葉のこれでもかと言わんばかりにミサ達への感謝の気持ちを
込めて紡がれた言葉に、ミサもロボ太も沈んでいた心に
再び火が点いたような感覚になると共に短い一言ながらも
泰葉への感謝の気持ちが込められた言葉が口から出る。
そしてその間に泰葉がミスター機に取り付くと凄まじい勢いで
メインとオプションを交えた格闘攻撃による連撃を叩き込んで
空中に浮かせ、そのまま連撃からの落下大車輪斬りでミスター機を
地面に叩き付ける。その直後にバーストアクション「ライザーソード」を発動し、
巨大なビーム刃でミスター機を叩き付けた地面から掬い上げる形で
大上段の構えで持ち上げた後に再び地面に勢いよく叩き付ける。
その結果、格闘連撃で耐久力とチャンスゲージを削られていた事もあってか
ミスター機は全パーツをバラバラに解体させられた上で撃破された。
「…キミの勝ちだ!」
「き、きき…決まったぁーっ!! ジャパンカップエキシビジョンマッチ
『彩渡商店街チームVSミスターガンプラ』は、彩渡商店街チームの勝利となりましたっ!!」
泰葉の言葉、そしてトドメの一撃を受けてのミスターの言葉を
合図代わりにMCハルが興奮を隠し切れない結果報告の直後に
このバトルを観戦していた観客や参加者達による驚きの声や歓声が
ジャパンカップの会場内に響き渡っていた。
~~~~~
…それとほぼ同タイミングの、タイムズユニバースグループが
経営している静岡県内某所のアミューズメントパーク。
エキシビジョンマッチの決着を確認したウィルが、
ガンプラバトルシミュレーター外のドロシーに声をかける。
「…ジャパンカップ会場のシミュレーターとの
接続を開始してくれるように頼んでくれ」
「承知致しました、ウィル坊ちゃま」
ドロシーの返事を聞き、ウィルは持ち込んだ
アタッシュケースを開いてその中から
ガンプラを取り出しセットする。
「接続が完了したとの事です」
「わかった」
ドロシーの声に返事をしながら、
起動したシミュレーターの画面と向き合って
ガンプラの状態を確認し出撃を行う。
…そして、運命の交差の瞬間が訪れる…
P:まずは自分や家族の体調不良があった事で
最初の投稿予定日から10日以上遅れた事をお詫びします、
そして年明け以降…特に2月が仕事が忙しくなる事が
ほぼ確定と言える状況でもある為、次話からの投稿は
遅くとも「毎月末日」には投稿する…という形にします。
何度も頻度を下げてしまって申し訳ありません
比奈:ま、何とか年内投稿は出来ましたから良しとして
おきましょうか…話の内容に移りまスが、今回は
原作をベースにしつつも色々と「盛った」形になりましたな
P:ああ、該当ステージの動画を見た上でミスターの使う
EXアクションを元に各シーンを書いたんだが…
「ミリオンスパイク」で複数機巻き込みのシーン、
ここでは泰葉とロボ太の2機だったけど見てた動画じゃ
ミサも含めた3機まとめて連続突きを叩き込んでたんだよなぁ
比奈:作中のセリフにもありましたが、それって相当狭い範囲に
固まってたからこその事態なんでしょうね…話は変わりまスが、
ミスターさんやロボ太くんを中心にセリフも盛ってたり
細かく表現を変えたりとかなり手を加えてまスねぇ…
P:それぞれが抱いてたであろう感情をより多く込めようとして
ああなったって感じだな…さて、「ジャパンカップ編」も
残りわずかとなりました。来年3月には新章に入る予定です。
比奈:となると、残り2話という事っスか…次の話はこのステージの
クリア後ムービーからでしょうけど、その後の会話シーンを
分割する形で2話を書くという形になるんスかね?
P:だな…次話はミスター関係のパートで区切りを付けて、
残りシーンを次々話に…という形にする予定だ。
もちろんゲーム内のセリフ以外にも色々と「盛る」事で
ボリュームも兼ね備えて行こうと思ってる。
…何かと不安定な作品ではありますが、楽しんでいる方が
居れば幸いです。それでは、また来年の次話で