CINDERELLA BRE@KER~BUILD THE FUTURE   作:wataru012

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強欲の報いと蠢き出す敵意

「あいつら全員ブッ倒したなんて、凄ぇよ姉ちゃん達!」

 

「さすがは彩渡商店街チーム、世界一の名は伊達じゃないな!」

 

「わわっ!?」

 

「うわー、物凄い称賛っぷりだねぇ」

 

2度目の対スクランブル戦に無事勝利し、ポッドから出た

泰葉達への近所の子供達からの称賛の声の嵐に驚きを見せる

泰葉に対して比奈達からの状況説明が伝えられる。

 

「あー、泰葉ちゃん達がプレイし始めてしばらくしたら

 やって来た子供達がセンモニに集まって来て観戦しながら

 激励や驚きや感嘆の声が次々と発せられる事態になっちゃいまして」

 

「それらの発言を聞いたところ、まだ近所の子供達の間では

 今回のステージのクリア者は出ていないようだ」

 

「それも相まって、こういう事態になったんだと思います」

 

そうした比奈・晶葉・泉からの説明に続く形で、

騒ぎを聞いたイラト婆さんもやって来て泰葉達に声を掛ける。

 

「こうもあっさりクリアしちまうかい…ま、あんたら

 初代世界王者の名声の恩恵をウチへの客寄せ効果という形で

 受けてる身で言うのも何だけど…これに関しちゃ正直言って

 ゲーセン泣かせも大概にしてくれってのが本音だよ」

 

苦笑いの表情でイラト婆さんが泰葉達に愚痴を零す中、

対称的に子供達は盛り上がり歓喜の声が聞こえて来る。

 

「自力クリアは出来なかったけど…こうしてクリアする様子を

 自分の目で見る事が出来たのは良かったかな」

 

「さすがに小遣い注ぎ込み過ぎたし…しばらくは節約だな」

 

「何情けない事言ってんだいガキ共が! 自分達も

 こいつらに続こうって気概のある奴はいないのかい!」

 

「そんな事言われてもよぉ…小遣いだって無限じゃねえし」

 

「だったら親なり近所の手伝いでちょっとでも稼いで来な!」

 

「んな都合良く手伝いの機会が転がっちゃいねぇよ!」

 

「むしろ、急に手伝いしまくった事で親に警戒されちまってるし…」

 

~~~~~

 

「…ん?」

 

そうしたイラト婆さんと近所の子供達の言い争いの中、

何の気なしに周りを見渡していた比奈の視線が

センターモニターに向いた次の瞬間、画面の変化を

その目で視認した事で短く声を挙げる。

 

「どうしましたか、比奈さん?」

 

「ああ、いや…センモニに内容は確認出来ませんでしたが

 何かメッセージが表示されてたのが見受けられまして」

 

「あー、確かに画面中央に表示されてるねぇ」

 

「ふむ…どういった内容か気になるし、確認してみるか」

 

「そうだね」

 

そこから続く比奈の言葉に、その「メッセージ」を

確認しようと泰葉達はセンモニに移動し…

子供達とイラト婆さんとインフォも釣られる形で

泰葉達に付いて行く。そうして一同がセンモニを確認すると…

 

『スクランブルガンダム撃破おめでとう!

 だが、これで終わりではない

 ファイターよ、真の戦いはこれからだ

 キミに挑戦する勇気はあるか?』

 

というメッセージが画面に表示されていた。

 

「これは…」

 

「ま、まだ先があるって事!?」

 

「そういう事、みたいっスねぇ…」

 

「私の方では今回の先のステージの情報は

 確認出来なかったが…泉の方はどうだ?」

 

「私の方も同じく…だね」

 

「お、オイ…マジかよ」

 

「あれで終わりじゃなかったのか…!?」

 

その文章を確認した泰葉達が驚き、

子供達が騒めいているその中で…

 

「クックックッ…ヒャハハハハ!!」

 

「うわっ!?」

 

「おわっ!?」

 

同様にそのメッセージを目の当たりにしたイラト婆さんの

唐突な高笑いに、ミサと子供達は率直な驚きを示す。

 

「マスター、申し訳ありませんが救急車が必要でしょうか?」

 

「バカ言うんじゃないよ! …とは言え、まさかこんな仕掛けがあるとはねぇ」

 

続けての心配した様子のインフォの言葉にツッコんだ後、

この事態に対する驚きと感心の声がイラト婆さんの口から洩れる。

それから続けて子供達の方に向けて振り向いた後…

 

「さぁ…どうするんだい、ガキ共?」

 

「く、くっそぉ…」

 

「さっきまでのステージに辿り着くだけでも、相当苦労したってのに…」

 

「あのメンツで出て来たから、あそこで終わりだって思ってたのによぉ…」

 

「さぁ選びな! このまま逃げ帰るか、勝ちの保証はないが

 この先を確認する為にさらなる壁に挑むかのどちらかをねぇ!」

 

~~~~~

 

「…ミサさん、まだ時間は大丈夫ですか?」

 

「え!? えーと…うん、まだ余裕はあるけど…」

 

「…でしたら、あと1戦お付き合い頂けますか?」

 

「そ、それって…」

 

「ぶ、ぶっつけ本番で挑む気っスか!?」

 

「はい、無謀と言われるかもしれませんが…

 こうも沈んだ空気のまま帰るというのは

 私としても良い気分ではありませんので」

 

そんなテンションが振り切れたイラト婆さんと

落ち込む子供達の様子を見た泰葉が、腹を括った様子の

表情でミサに問い掛けた後に答えを聞くと「その先」への

挑戦を決め…ミサと比奈の驚きに返事をすると

そのままイラト婆さんの元に向けて歩を進める。

 

「…そのステージ、私達が最初に挑みます」

 

「お? やるってのかい? その度胸は認めるが…

 もしあんた達がしくじったら、ガキ共をさらに

 絶望させるのは目に見えてるが良いのかい?」

 

「…このまま帰っても子供達の心が落ち込んだままなのは

 明白です、ならばそれを打破出来る可能性のある

 選択肢を選ぶべきだと思ったのでそれに従います」

 

「姉ちゃん…」

 

「すげぇ…」

 

泰葉の言葉にイラト婆さんはプレッシャーを込めた言葉を

返すが、それに怯まず揺らがぬ決意を泰葉はさらに返す。

その姿に、落ち込んでいた子供達も泰葉に視線を向けながら

覚悟を決めたその様子への驚きと称賛が籠った言葉が漏れる。

 

そこから泰葉・ミサ・ロボ太が再びポッドに入り、

泉と晶葉は改めてノートPCをポッドに接続し

比奈はその傍らで必死に泰葉達が次に挑む

ステージに関する情報がないかとスマホで

懸命に情報を探し続けている最中…

 

「…インフォ、確かこいつには『敵の視点で観戦出来るモード』

 ってのがあったはずだろ? ちょうど1個ポッドが空いているし、

 そこでそれを出来るようにちょちょいと設定しとくれ」

 

「…わかりました」

 

「え!? そんなモードがあるんスか!?」

 

「それは初耳だぞ…」

 

「基本的にファイターやエンジニアの立場だと

 ほぼ必要とされない視点だしね…」

 

その様子を見ていたイラト婆さんが、インフォに対して

「空きポッドを『敵機視点観戦モード』に切り替える」という

要求を出し、気乗りのしない様子のインフォの返事に続き

比奈・晶葉・泉が初耳となるモードへの驚きの声を上げる。

 

「また何かとんでもない事しようとしてるなぁ…イラト婆ちゃん」

 

「とはいえあくまで『観戦』である以上、深く気にする事はないと思いますよ?」

 

「うむ、観客がどうしようと我々が成すべき事に変わりはないからな」

 

続けてポッド内のミサがその発言を聞いて若干不安な様子を見せるが、

泰葉とロボ太は「プレイに直接的な支障が生じる訳ではない」という予測と

どのような状況でも自分達のやるべき事は変わらないという決意を返す。

 

「…だね、じゃあ行こうか!」

 

「はい! 岡崎泰葉、ダブルオーヘヴィバレット…行きます!」

 

「サツキノ・ミサ、アザレア・ファミリアマスターいっきまーす!」

 

「ロボ太、コマンドガンダム出る!」

 

その泰葉達の言葉にミサも腹を決め、そこから流れるように

出撃口上が発せられると同時に3機のガンプラが本日2度目となる

カタパルトからバトルフィールドへの出撃がなされた。

 

~~~~~

 

「円形ステージ…という事は、この場所でステージが完結するという事ですか」

 

「だね、でも一体どんな風に出て来るんだろ?」

 

「泰葉ちゃん、ミサちゃん、ロボ太くん! このステージの内容がわかったっス!」

 

「比奈殿!?」

 

降り立った場所が宇宙空間に佇むような円形ステージであった事から、

泰葉はこれまでの経験からこのステージが「フィールド移動なしの1発勝負」で

あるという予測をミサに話し…ミサもそれに同意の返事を返した直後、

慌てた様子の比奈の声がポッド内に響き…ロボ太が驚きの反応を示す。

 

「どうしましたか、比奈さん!?」

 

「何かすっごい慌ててるけど!?」

 

「は、はい! このステージで戦う相手は…」

 

泰葉とミサも同様に驚きながらも返事をし、比奈が

3人に対してさらに言葉を返そうとしたその直後…

 

それに割り込むようにボス登場ムービーが流れ始め、

そこにはスクランブルガンダム…しかもここまでに

泰葉達を始めとしたファイター達が戦っていた時とは

比べ物にならない程の巨体の「それ」が現れた。

 

「まさか…PGサイズ!?」

 

「ちょ、ちょっとマジで!?」

 

「はい、マジっス! つい今さっき先行実装されてた

 ゲーセンでのプレイの様子に対するSNSへの

 投稿を発見出来て…そこでもこのPGサイズの

 スクランブルとの戦いだったみたいっス!」

 

それを目の当たりにした事でさらに驚く

泰葉とミサに対し、比奈はまさに今

確認出来た情報を手短に3人に伝えると…

それに続く形で、また別の声が聞こえて来た。

 

「まさかこんなデカブツが出て来るとはねぇ…

 ま、おかげでこうして高い所から

 あんた達を見下ろせるってのは良い気分だよ」

 

「…店主イラトが操作している訳ではないのはわかっているが、

 こうして奴の声と共にあの機体を見ると…奴の強欲さの

 具現化のように思えて何とも言えぬ威圧感が生じてしまうな」

 

上機嫌な様子のイラト婆さんの声に対し、ロボ太はその声によって

生じてしまったPGサイズスクランブルの「威圧感」について零す。

 

「頑張ってくれ、姉ちゃん達! 俺達みんな全力で応援するから!」

 

「皆の小遣いを守る為にも…何とかして奴を倒してくれ!」

 

「…理由が何であれ、こうして応援されたからには

 頑張って何とかして倒すしかないかぁ」

 

「ですね…行きましょう、皆さん!」

 

「うむ!」

 

「フン、やれるもんならやってみな!」

 

そんな気圧され気味の様子を感じ取ったのか、

近所の子供達から力と切実さの籠った

応援の言葉が泰葉達に投げかけられる。

それを聞いた泰葉達は、改めて腹を括った

決意の言葉を吐き出し…それに対する

イラト婆さんの反応を合図代わりにバトルが始まった。

 

~~~~~

 

「おりゃっ!」

 

「おっと!」

 

「簡単に当たるつもりはありませんよ!」

 

「その通りだ!」

 

「くっそー、チョコマカと…!」

 

「イラトさん、完全にPGスクランブルの

 パイロット気分で喋ってまスねぇ…」

 

「まぁあれのコクピット視点からだと、

 完全に泰葉達の機体を踏み潰せそうな

 視線になるというのが大きいか…」

 

「それに加えて擬似的とは言え、自分が機体を

 操っている感覚を体験している事も相まって

 気が大きくなってるんだろうなぁって思うよ」

 

PGスクランブルの攻撃を、それに合わせて

発せられるイラト婆さんの発言を意に介さず

軽々と回避する泰葉達。それを見せられる事で

苛立ちを零すイラト婆さんの姿を見て、比奈達は

そこまで観戦にのめり込んでしまっている

理由についてのそれぞれの推測を口にする。

 

「動きが止まった…?」

 

「よし! さすがにガトリングのゲージが空になりそうだし

 ここは格闘攻撃を仕掛けて行くよ!」

 

「わかりました、私とロボ太さんは射撃を継続します!」

 

「気を付けろ、ミサ!」

 

そんな最中、突如PGスクランブルが足を止めて

屈みこむような姿勢になったのを目の当たりにした

泰葉が若干困惑気味に一言零すと…ミサはメインの

射撃武器である「メガ・ガトリングガン」のゲージが

空になりそうだったので、絶好の機会と受け取り

踏み込んで格闘攻撃を仕掛けに行き…泰葉は3門の

「マーキュリーレヴA ガトリング」、ロボ太は

メイン射撃武器の「重機関砲」で弾幕を張っての

支援射撃を継続してPGスクランブルに叩き込む。

 

「…3つ同時に発射している事と、アビリティの影響も

 あるのでしょうが…威力もEXアクションゲージの

 回復速度も凄まじいものですね、この武器は」

 

そんな最中、泰葉は自機が放つ「マーキュリーレヴA ガトリング」の

威力と着弾によるEXアクションのゲージ回復量の凄まじさに

感嘆の声を漏らす。そしてそこから「フリージングバレット」や

「ガトリングバスター」といったEXアクションも交えての

弾幕をPGスクランブル目掛けて叩き込み続けていると…

 

「おりゃっ!」

 

「うわっ!?」

 

「と、飛び上がった!?」

 

「大丈夫か、ミサ!」

 

「うん、ダメージは大した事なかったよ」

 

「…上空から照射ビームです!」

 

「スクランブルが撃ちながら降下してるな…

 何があるかわからん、全員降下地点から離れろ!」

 

「わかりました!」

 

「どりゃあああっ!!」

 

屈みこみ続けて力を溜めていたと言わんばかりに

PGスクランブルが勢い良く飛び上がり、そこから間もなく

地面に向けて照射ビームを撃ちながら急降下して来る。

それによって吹き飛ばされたミサが驚きの声を上げ、

泰葉は驚きロボ太はミサを気遣う言葉が出ると

ミサは大丈夫だと返す。そこから続けて繰り出された

照射ビームを見ての泉と晶葉からの警告を受け、

泰葉達はPGスクランブルの降下地点から離れると…

イラト婆さんの掛け声に合わせる形でPGスクランブルが

地面に降下した直後、降下地点を中心とした円状に

広がる形でビームによる爆発が発生していた。

 

「うわ、あっぶな…助かったよ、晶葉ちゃん」

 

「とはいえダメージは受けずに済みましたし、攻撃を再開しましょう」

 

「うむ!」

 

その光景を目の当たりにしたミサが、巻き込まれなかった事への

安堵と晶葉への感謝を口にしたのに続けて泰葉が攻撃の再開を呼びかけ

ロボ太も賛同し再び3機によるPGスクランブルへの攻撃が行われる。

 

「今度は溜め無しで飛び上がった!?」

 

「そこから両手にビームサーベルをもって降下し始めたっス!」

 

「…ビーム爆発よりは範囲が狭いだろうが、受けてしまえば

 大きなダメージになる事は変わらんだろう。今回も同様に

 奴の降下地点から大きく距離を取って離脱してくれ」

 

攻撃再開後、しばらくすると今度は溜めなしに飛び上がった後に

両手にビームサーベルを持ちそれを地面に向ける体勢で

再び地面目掛けて急降下するPGスクランブル。それを見た晶葉は

ビーム照射落下よりは回避は容易だが、巻き込まれてしまえば

大ダメージなのは変わらないと泰葉達に再度PGスクランブルの

落下地点からの離脱を伝える。その指示に従って、今回も泰葉達は

ブーストを吹かしてPGスクランブルの落下地点から大きく後退するが…

 

ズシィィィン…!

 

「うわっ!?」

 

「動かない…!」

 

「どうやら、降下時に地面を走った衝撃波にスタン効果があるようだ…!」

 

「何だと!? くうっ、見くびっていたか…!」

 

PGスクランブルの降下と共に、地面を走った衝撃波を受けた

泰葉達の機体は3機ともスタンしてしまい…それをロボ太から

伝えられた晶葉は、自分の判断の浅はかさを悔いる。

 

「もらったよ! おおりゃあっ!」

 

そうしてスタンした泰葉機にPGスクランブルが接近し、

伸ばした右手で掴んで投げ飛ばしたのに合わせる形で

イラト婆さんのノリノリな様子の声が響く。

 

「泰葉ちゃんっ!」

 

「大丈夫か、主殿!」

 

「心配いりません、衝撃波と合わせてもダメージは

 回復が十分間に合うレベルですので…攻め続けましょう!」

 

その様子を目の当たりにしたミサとロボ太が焦った様子で

泰葉に声を掛けるが、泰葉はすぐに「リペアキット」で回復し

余裕の様子で返答する。その姿に安堵した事や、ここまでの

PGスクランブルの攻撃パターンを学習した事もあり…

そこから泰葉達はPGスクランブルの攻撃を的確に回避しつつ

攻撃を叩き込み続け、耐久力の半分ほどのダメージを与えて行く。

 

その直後…

 

「アンタの本気を見せなァ!!」

 

PGスクランブルが追い込まれている事への苛立ちや怒りを

隠す気のないイラト婆さんの怒号に合わせるように、

PGスクランブルは「狂化」を発動し自機周囲にオーラを

発散した後に自機のクリアパーツの色を青から紫に変えていた。

 

「ターゲットの『狂化』発動を確認しました!」

 

「プレイヤー操作のPG機と同じ条件なんスね…」

 

「だが裏を返せば着実に追い込んでいる証でもある、

 油断せずに攻撃を継続して…何っ!?」

 

それを確認しての泉の報告と比奈の感想に続き、

晶葉が指示を出そうとした瞬間…その目に留まった

PGスクランブルの動きに驚きを見せ、すぐさま

伝えようとした指示を止めた後に新しい指示を出す。

 

「全機、急いで奴から離れろ!」

 

「え!? わ、わかったよ!」

 

「は、はい!」

 

「承知した、晶葉殿!」

 

唐突な指示の切り替えに驚きながらも、

泰葉達はその指示通りに急いで後退し

PGスクランブルとの間合いを取る。

 

それから間もなく、PGスクランブルは

ここまで泰葉達がプレイして来た

アドオン追加ステージにて戦った

通常サイズのスクランブルが使用していた

「発動時自機周囲敵機スタン効果付きトランスEX」の

発動時と同じオーラエフェクトを自機周囲に発散した。

 

「あれって…!」

 

「ああ、おそらくは通常サイズ機が使用していた

 固有トランスEXの発動時に自機周囲に発散される

 スタン効果付きオーラエフェクトと同様のものだろう」

 

「という事は、効果も…」

 

「詳細まで確認は出来ていませんが…

 多分、そういう事だと思います」

 

「スタン効果のある行動が2つもあるとはな…厄介なものだ」

 

それを目の当たりにしたミサが驚きを示すと、

晶葉が発散されたエフェクトが通常サイズ機の

固有EXアクションと同じだという事を述べ…

その言葉を聞いた泰葉が効果の推測を言おうとすると

割り込む形で泉がその推測への同意を返事として口にする。

続けてロボ太が「複数のスタン効果付き行動」を

備えている事からの標的の厄介さを零した次の瞬間…

 

「これなら逃げられないだろうよ!」

 

イラト婆さんのその言葉に合わせる形で、

PGスクランブルが若干地面から浮き上がりながら

両手を真上に掲げ…その掌の間から、泰葉がこれまで

よく使っていたバーストアクションである

「ライザーソード」を思わせる長いビーム刃が

形成され…それを地面に叩き付けるように

泰葉達の機体3機を標的として振るう。

 

「おわっ!?」

 

「とっ…!」

 

「何のっ!」

 

「ラ、ライザーソード擬きを繰り出すとは…」

 

「これはさすがに予想出来ないぞ…」

 

「とはいえ当たり判定はオリジナルとほぼ同様だし、

 回避が難しくないというのは幸いだね」

 

その一撃を泰葉達が回避する一方で、比奈と晶葉は

予想していなかった攻撃を繰り出された事への驚きを口にし

泉は確認出来たデータからPGサイズの本物の「ライザーソード」と

当たり判定がほぼ同様である事で攻撃回避の難易度が

高くはないことを確認しての安堵の言葉が漏れる。

 

そこからしばらくすると…

 

「また使って来たよ!」

 

「慌てる必要はありません、散開して回避しましょう!」

 

「承知した!」

 

再びPGスクランブルが浮き上がった後に両手を真上に掲げて

巨大なビーム刃を形成したのを確認した泰葉達が、

左右に分かれる形で回避行動を取る。それによって

振り下ろされたビーム刃は空を切って地面に叩き付けられたが…

 

「まだまだぁっ!」

 

PGスクランブルがビーム刃をそのままに再び両手を真上に掲げ…

それを見たイラト婆さんの言葉と同時に2度目、続けて3度目の

巨大ビーム刃の振り下ろしが地面に向けて叩き付けられる。

 

「ええっ!?」

 

「嘘…!」

 

「何だと!?」

 

「まさかの実質ライザーソード3連撃っスか!?」

 

「回避出来ないとまでは行かないが、

 こうも派手に連続で叩き込まれるとなると

 眼前に巨大な刃が迫る事による焦りや叩き付け時の

 画面の振動による操作ミスの可能性は否定出来んか…」

 

「厄介な代物だね…」

 

予想外の連撃に驚きを見せながらも回避する

泰葉達に対し、その予想外の行動に対する

率直な驚きと懸念が漏れる比奈と晶葉と泉。

 

だが、エンジニア勢の危惧が現実になる前に…

 

ガキィンッ!

 

「よっし!」

 

「今です、行きましょう!」

 

「うむ!」

 

「くっそぉ! 何てこったい!」

 

泰葉達の攻撃がウィークポイントとして示された個所に

連続で命中し続けた事で、鈍い金属音を響かせながら

PGスクランブルは片膝を付いた姿勢でうずくまり

動きを止める。それを見て歓喜の声を上げる泰葉達3人と

イラト婆さんの焦りがにじみ出た一言が漏れたその直後…

 

「これで終わらせます!」

 

「いっけー!」

 

「メガランチャーモード、セット! 発射っ!」

 

泰葉の「覚醒」発動からノータイムで放たれる

「フルオープンアタック」と、ミサのファンネル系

オプション全展開とEXアクション「スーパードラグーン」の

発動及び「バレットオービット」の展開状態からの

「フリージングバレット」発動による全方位からの攻撃…

最後にロボ太の操る「コマンドガンダム」のEXスキル

「メガランチャーモード」といった、3人それぞれが放った

弾幕の嵐がPGスクランブルに叩き込まれて行き…

それらをまともに浴び続けたPGスクランブルは、

後ずさった後に再び膝を付くと各所から光が漏れだし…

 

「な…何てこったぁぁぁ!!!」

 

断末魔の如きイラト婆さんの叫びを合図代わりに

大爆発を起こして完全に消滅し、泰葉達3人のモニターに

“MISSON COMPLETE”の文字が表示され…

 

「…やりましたね」

 

「うんっ!」

 

「うむ…!」

 

色々な意味で激しくなった戦いに勝てた事への

安堵の籠った一言が泰葉の口から発せられ、

それに応える形でミサの喜びに満ちた一言と

ロボ太の勝利を噛み締めるような一言が続いた。

 

~~~~~

 

「ありがとう姉ちゃん達! ホントに凄い戦いぶりだったぜ!」

 

「やっぱり彩渡商店街チームは、ガンプラバトル界の希望だったよ…!」

 

ポッドから出て来た泰葉達に、直前のステージのクリア時を

大きく上回る子供達からの称賛と感謝の声が掛けられる。

そんな中、イラト婆さんも遅れてポッドから出て来ると…

 

「くっそー…悔しいがあんたらに負けた事は認めるよ、

 だがガキ共が同じ調子でサクサククリアするってのは

 無理だろうし…金稼ぎはそこでさせてもらう事にするよ!」

 

「何言ってんだ! こうして攻略法を間近で確認出来たんだ、

 俺達だって一発であいつに勝って見せるぜ!」

 

「世界王者様の戦い方を真似出来るって言うのかい!?

 だとしたら思い上がりも甚だしい事この上ないよ!」

 

悔しさを剝き出しにしながらも泰葉達の勝利を認める一方で

子供達が泰葉達と同じようにクリアするのは困難と見て、

それをもってインカムを稼ごうとする強欲さ剥き出しの

発言に対し…子供達も負けじと言い返し、いつもの調子で

イラト婆さんと子供達の言い争いが起こりそうになったその時…

 

「…あれ、またセンモニに何かメッセージが出てるみたいっス」

 

「え!? ま、まさかまだ次のステージがあるっての…!?」

 

「だとしたらこちらの格好の稼ぎのチャンスはまだ続くって事だねぇ」

 

「…何にせよ、まずはそのメッセージを確認しましょうか」

 

再び比奈がセンモニにメッセージが出ているのを確認し、

「さらなる先のステージ」の可能性にミサは慄き

イラト婆さんはほくそ笑む。そんな中で泰葉は動じずに

「まずは内容の確認をすべき」と先んじてセンモニに向けて

歩き出し…他の面々も付いて行く形でセンモニに集う。

 

その画面に表示されていたメッセージは…

 

「真のスクランブルガンダムを倒せし者よ

 キミの力に経緯を表する

 

※なお、このステージのクリアをもって、

 このアドオンは自動的に消去される

 プレイしてくれてありがとう!!」

 

「…え!? アドオンが消えるって…本当に!?」

 

「…みたいっス、さっき確認したPGスクランブル

 登場ステージのプレイ報告の末尾にクリア時に

 これと全く同じメッセージが表示されて…

 その後にプレイしようとしたらアドオンで

 追加されたステージが全部消えてたと書かれてました」

 

「ちょっと待て、そんなある種の欠陥が含まれるような

 アドオンプログラムを運営が許可したというのか?」

 

「ええ…マジかよ」

 

メッセージの内容を確認した事で、そこに書かれていた

「アドオンの自動消去」という事態に驚くミサに対し

比奈は自分が確認した先行アドオン実装店舗での

プレイ報告の末尾に添えられていた「アドオン消去」の

情報を伝え…晶葉はアドオンのその設定に対しての

率直な疑問を口にする。同時に子供達も予想外の

結果に対しての驚きと困惑でざわつき始める中…

 

「な…何だってぇぇぇぇぇぇ!?」

 

一際大きな声のイラト婆さんの叫びが、

イラトゲームコーナーの店内に木霊した。

 

~~~~~

 

「ありゃ…一足遅かったか」

 

「あれ、カドマツさん?」

 

「どうしたの? 最近そっち忙しいって聞いてたけど」

 

イラト婆さんの叫びの直後に店内に入り、視線を

センモニに向けてメッセージを確認して状況を把握し

若干の残念さを感じさせる一言を零したカドマツに

気付いた泰葉とミサが振り向いて近づきながら声を掛ける。

 

「ま、何とか落ち着いたから以前に晶葉と泉の

 嬢ちゃんから届けられた情報に対しての返事の

 ついでにアドオン追加最終ステージのクリアによる

 自動消去問題の確認の為に足を運んだんだが…

 俺の方が一足遅かった形になっちまったみてぇだな」

 

「…何かすみません」

 

「いや、気にすんな。嬢ちゃん達が悪い訳じゃねぇしな」

 

「アドオン追加ステージの4つ目のクリアでアドオンが

 消えるのって、一部の店舗だけじゃない…ってこと?」

 

それに対してカドマツは、ようやく忙しさが落ち着いた事の

報告から今日ここまで足を運んだ理由としての「以前に

晶葉と泉から伝えられた、アドオン内の不審なプログラム」に

対する回答と…「アドオン追加ステージ全クリによる、

アドオンデータ全消去」の確認について泰葉達に伝え…

それを受けて恐縮する泰葉にカドマツが気にしないようにと

返答すると、続く形でミサが「アドオン自動消去」に対する

疑問の1つをカドマツに尋ねる。それに対しカドマツは…

 

「ああ、アドオンを適用した店舗…といっても世界中のシミュレーターの

 設置店舗ほぼ全てになるが、その全てでアドオン追加ステージの

 最終ステージをクリアした最初のプレイヤーが出たのを条件に

 アドオンによる追加データ全てが完全に消去される事態になってる。

 商売面でも信用面でも、そんな仕掛けを仕込むなんて事は

 普通考えられないが…晶葉と泉の嬢ちゃんから送られた

『不審なプログラム』の情報と組み合わせて考えてみると、

 ある意味納得出来る事態だって結論に達したって訳だ」

 

「そうなのか、カドマツさん?」

 

「それで、例のプログラムの断片は一体…」

 

カドマツの話を聞いた晶葉と泉は、以前に送った

「不審なプログラムの断片」について尋ねる。

 

その時…

 

「お、おい…これって不味くねぇか?」

 

「マスター! 大丈夫ですか!?」

 

子供達の騒めきと戸惑いの声…そしてインフォの心配が

にじみ出る声が聞こえた事で、カドマツを含めた

泰葉達一同は再びセンモニに近づく。

 

「うわっ!?」

 

「オイ、誰か救急車呼んでくれ!」

 

「わ、わかりました!」

 

「申し訳ありませんが本日は現時刻をもって

 閉店とさせて頂きます、明日以降の営業については

 当店ホームページ及びSNSアカウントにて

 お伝えしますので確認の上来店をお願いします」

 

「イラトさんの事はアタシ達で何とかしまスから、

 悪いけど子供達はすぐに帰宅してくれっス!」

 

「わ、わかった!」

 

「姉ちゃん達、頼んだぜ!」

 

センモニ前の床に仰向けに倒れこみ、白目を剥いて

口から泡を吹いて気絶しているイラト婆さんの姿を

目の当たりにしたミサは驚き…カドマツはすぐさま

救急車を呼ぶように言い、泰葉がそれに応えて

自分のスマホで119に通報する。その傍らでインフォは

今日の臨時閉店と明日以降の営業に関する報告をし、

比奈が子供達を安心させようと声を掛けながら

帰宅を促す。それを受けた子供達は不安を残しながらも

泰葉達にイラト婆さんをまかせ、言葉通りに帰宅して行く。

 

…その後、到着した救急車にイラト婆さんが運び込まれた後に

泰葉達一同も付き添って病院に向かい…搬送中に意識が戻った

イラト婆さんが驚くも騒動には発展せず無事に病院に到着し、

念の為の検査の為に1日の短期入院をする事となり泰葉達は

インフォにそれを伝えて商店街に戻り…その日は解散と相成った。

 

~~~~~

 

…それから数日後。

 

泰葉達は再び彩渡市に足を延ばし、五月野模型店に入店すると

ミサを呼び出してカドマツから送られたメールについて伝える。

 

「…泉が発見した、アドオン内の『不審なプログラム』についてだが…

『ネットワークの解析』の為のプログラムだという事がわかった」

 

「ネットワークの解析? ウィルスとかじゃなくて?」

 

「はい、あのプログラムはウィルスのような直接的な攻撃は

 行いませんが…ガンプラバトルシミュレーター及びそれに関わる

 各種ネットワークを、まさに全世界規模で解析する代物です」

 

「凄い事をするプログラムだってのはわかったけど…

 直接攻撃しないってなら、あまり気にする事もないんじゃ?」

 

以前に泉によって発見された「不審なプログラム」についての

説明がされる中、ミサはそれがあまり深刻なものではないと受け止めるが…

 

「…いや、あのプログラムは直接的な攻撃こそしないが…世界中の

 シミュレーターのみならず、それに繋がる外部ネットワークまで

 解析出来てしまうのが問題なのだ。身近なもので例えるなら、

 シミュレーター設置店舗がインフォのようなワークボットを

 使用しており…そのワークボットがシミュレーターとネットワークで

 繋がっているとすれば、シミュレーターを経由してのワークボットへの

 クラッキングで悪意ある者による外部からの操作も可能になってしまうんだ」

 

「そうなんだ…で、運営がどうしてそんなプログラムが

 仕込まれたアドオンの配布を許可しちゃったの?」

 

「カドマツさんが運営に尋ねたところ、運営に提出された見本データは

 純粋な追加ステージや追加ガンプラ・ビルダーズパーツのものだけで…

 運営が改めて見本データの詳細を確認しましたが、私達が見つけた

『ネットワーク解析プログラム』に関しては影も形もなかったとの事です」

 

「…それを受けてのカドマツさんの推測だが、運営提出用の純粋な追加データを

 まずは完成させてそれを提出して許可を取った後に『解析プログラム』を

 追加したデータディスクを作成してそれを各店舗に配布したと思われる。

 オンラインでの配布が行われなかったのも、運営に『解析プログラム』の

 存在がバレないようにする為というのが最大の理由だろうと思われる」

 

「運営もアドオン制作会社に対して事情を説明するように伝えたけど、

 その制作会社がいわゆる『ペーパーカンパニー』と呼ばれるもので

 事務所が存在せず社員も誰一人連絡が取れないという状況なんです」

 

「…元々外部から募集している追加プログラムの採用に関して、

 会社の規模や歴史は重要視せず出されたものの内容を重視して

 採用するかを決めていた運営の方針を悪用された形になるな」

 

「うーん…また何か大きな事件が起こらなきゃ良いんだけど」

 

「運営も今回の事態に対する謝罪と設置店舗のネットワークの

 セキュリティの確認をするよう声明を出していますし、

 同じ事態が起こらないように以後の外部からのアイデア提出時の

 所属団体や個人についての情報確認を慎重に行うと言っています。

 消滅した今回のアドオンに関しても、提出された見本データを元に

『ネットワーク解析プログラム』のない純粋な追加ステージと

 追加ガンプラ及びビルダーズパーツのデータを纏めた運営製の

 アドオンがネットワークを通じて先日世界中に配信されたそうです」

 

「…あとは、今日ここに来る前にインフォに『この店は

 アドオンデータディスクをどんな形で受け取ったか』について

 尋ねたところ…来店したセールスマンによるものだと聞いて、

 そのセールスマンの写真か何か残ってないかと聞いてみたら

 そのセールスマンとイラト婆さんが離している場面の録画データを

 受け取った。この後運営にその録画データを送るつもりだ」

 

そこから該当のプログラムに関する詳細な説明と

アドオン制作会社についての説明、続けてこの事態を受けての

運営の各種対応について…そしてここに来る前にインフォから

送られた、イラトゲームコーナーにアドオンディスクを届けた

制作会社の社員が映った画像を運営に送る事が伝えられた。

 

~~~~~

 

「…こちらでも世界中のアドオン全消去を確認出来たが、

 そちらの第1目標は無事達成できたようだよ…ナジール」

 

「そうデスか…」

 

とある街の、何処かのビルの影の路地にて。

スーツとYシャツにネクタイというサラリーマンスタイルの

服装でありながら、色黒の肌に中東やアフリカ系の人種を

思わせる顔立ちである「ナジール」と呼ばれた男-実はこの男こそが、

イラトゲームコーナーにアドオンデータディスクを届けた者だった-

が若干声を潜めながら誰かとスマホで通話していた。

 

「それにしても…仕込んであるプログラムの為に運営に配布を

 してもらう訳にはいかないという縛りを課せられた中で、

 こうも見事に全世界のシミュレーターに仕込めるとはね」

 

「…世界中で遊ばれている娯楽で、一部の地域にだけ

 新しい遊び方が伝えられれば…他の地域のプレイヤーから

 同じように遊べるようにして欲しいという要求が出るのは

 人間の心理的にはごく自然な流れであるというものデス」

 

「なるほどな…さて、必要なデータは収集できたが

 君が次に求めるものを完成させるには相応の時間がかかる。

 だが、今回こうしてキチンと金を払ってくれた以上は

 こちらとしてもキチンとしたものを作り上げてみせるよ」

 

「ええ…それでは、引き続きよろしくお願いしマス…ミスターバイラス」

 

…再び泰葉達の知らない所で、新たな運命の歯車が動き出す。

だがそれは、以前のミスターやウィルと関わるきっかけになったものと違い

明確な「悪意」や「敵意」が含まれるものであり…その「悪意」と「敵意」に、

そう遠くない未来に泰葉達がぶつかる事になるとはこの時は誰も知る由がなかった。

 




P:今回、DLC1弾編2話の時よりは短く済みましたが
 本来の投稿予定日を大きく過ぎてしまった事をまずはお詫びします。
 言い訳になりますがステージクリア後を想定した泉と晶葉による
 説明シーンの内容を納得出来る形にする為に調べる事が予想外に
 多くなってしまい、それを元に形にするのにも手間取った事が理由です

比奈:…仕込まれてたプログラムについてとか、アドオン作成会社に
   関する描写とか、運営の対処とか色々とゲーム内で具体的な
   説明が為されてなかった部分をP自ら考える事になりましたからねぇ…
   それも相まってか、久々の文字数1万字超えの代物になりましたし

P:あとは対PGスクランブル戦でのイラト婆さんのガヤに関して
 普通にセンモニで観戦してたらああもタイミング良く反応が
 出来たかどうか怪しいと思って自分でも納得出来る形に
 する為に「ポッド内から敵機視点で観戦」というオリジナルの
 設定折り込みに関しても色々と考えたからなぁ…さて、今回で
 DLC第2弾編は完結し次回からはDLC第3弾編に入りますが…次話では
 おそらくDLC第3弾の1ステージ目に至る前のプロローグ的な話に
 なる可能性が高いと思われます。とはいえそういう形にした事を
 活かせるような内容にする為手は尽くしますのでお待ち下さい
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