プロセガ恋愛物語   作:高坂蓮

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トップバッターは奏ちゃんです。
オリ主の名前は翔です。
今回はニーゴの皆を救った後の話とします。


宵崎奏 今宵の思い出

僕はある人物の家の前に来ている。

インターホンを鳴らす。

しかし返事はない。

現在の時刻は15時。

流石にこの時間には起きてると思うのだが…。

若干の不安を感じながらももう一度インターホンを鳴らす。

……返事がない。

彼女が外に出ることは滅多にない。

となると家の中で何があったのかもしれない。

なとど考えているうちにドアが開いた。

 

 

「ご、ごめん…ちょっと寝ちゃってた…」

 

「………奏、最近あまり寝てないでしょ」

 

 

家から出てきたのは宵崎奏。

『25時ナイトコードで』通称ニーゴという音楽サークルのリーダーである。

ちなみに僕は奏からスカウトされてニーゴに入ったメンバーの1人である。

なぜ僕が彼女の家に足を運んだのかと言うとそれは彼女の生活習慣にある。

彼女の日頃の食事は基本カップラーメン。

家はそこらじゅうにゴミがあり、楽譜なども散乱していることもあった。

彼女は基本いつも音楽を作っている。

が、音楽作りに没頭するあまりにその他のことは全くなのだ。

そのため家事代行サービスを利用しているのだが流石に毎日来てもらう訳にはいかないため、こうして僕が家に行くのである。

 

 

「うぅ……曲作りについ夢中になっちゃって……」

 

「それで奏にもしものことがあったら大変だよ?」

 

「うん……」

 

「曲作りに没頭するのは良いけどたまには休まないと」

 

「うん……」

 

「インターホン鳴らしても返事がないから心配したんだよ?」

 

「……ごめん」

 

 

ショボンとしてしまう奏。

ちょっと言い過ぎてしまっただろうか。

 

 

「まあでもなんともなくて良かったよ」

 

「うん…」

 

 

そう言って僕は家に入った。

 

 

「じゃあ僕はいつも通り掃除するから」

 

「うん、わかった」

 

「じゃあ奏は部屋に  」

 

「私も手伝う」

 

「え?」

 

 

奏のまさかの発言に思わず言葉を失ってしまう。

それもそのはず、奏が家事を手伝うなど今まで言われたことなかった。

 

 

「ど、どうしたの急に?」

 

「いつも任せっきりじゃ悪いかなって…」

 

 

まさかの一言。

今日は本当にどうしたのだろうか。

明日は大雪でも降るかもしれない。

 

 

「……翔?どうしたの?」

 

「いや、なんでもない!え、えと、じゃあゴミをまとめようか」

 

「うん、わかった」

 

 

そう言うと奏はゴミを集めてまとめ始めた。

前にも後にも見れないような光景に驚きながらも僕達は順調に家事をこなしていった。

 

 

 

 

 

 

「手伝ってくれてありがとう、奏」

 

「ううん、こちらこそいつもありがとう」

 

 

奏の手伝いのおかげでいつもより早めに家事が終わった。

現在の時刻は17時前。

夕食を作るのには少し早いだろうが早めに作っておいても問題はないだろう。

 

 

「じゃあいつもより少し早いけど夕飯つくり始めちゃうね」

 

「……私もやる」

 

「え、奏料理できるの?」

 

「うん、多少は」

 

「じゃあ手伝ってもらうね」

 

 

こうして僕たちはキッチンで肩を並べる。

会話という会話はほとんどなく次々と料理は完成していった。

 

 

「夕食の時間までどうしよっか」

 

「じゃあさ……曲作り……手伝ってほしい」

 

「え、僕が手伝って良いの?」

 

「うん、翔の意見も聞きたいし」

 

「僕よりも、他のメンバーの方が良いんじゃない?」

 

 

僕はニーゴのメンバーではあるが僕の仕事は音楽の最終調整や気になる部分を指摘したりすることである。

もちろん音楽を作ろうとすれば作れるのだが奏たちの方が何倍も良い曲を作れるって思っている。

よってあまり曲作りに携わることはないのだが…。

 

 

「ううん、翔が良い」

 

「そこまで言うのなら……手伝うよ」

 

「ありがとう、翔」

 

 

こうして僕たちは奏の部屋で曲作りに励んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

曲作りをして夕食をとり、時刻は20時になろうとしている。

そろそろ帰る時間である。

 

 

「じゃあ奏、また明日ね」

 

「……うん」

 

 

そう言って家を出ようとする。

が、後ろから袖をくいっと引っ張られる。

 

 

「……奏?」

 

「……あのさ……今日……泊まって行かない?」

 

 

奏は小さな声でそう言った。

振り向くと奏は上目遣いでこちらを見て、顔はほのかに赤くなっている。

ちなみに僕は一人暮らしであるため奏の家に泊まることについては問題ない。

今日のニーゴの活動は絵名はコンクール前のため不参加、瑞希とまふゆは参加できないとのこと。

よって俺と奏の2人のみの活動の予定だった。

それに今日の奏の様子はおかしい。

ならばここは泊まった方が良いだろう。

 

 

「………分かった、いいよ」

 

「………ありがとう」

 

 

 

 

 

その後お互いに風呂に入り、僕たちは奏の部屋にいる。

ただいつもと違って奏は曲作りではなく、僕の隣にいた。

 

 

「奏、今日はどうしたの?」

 

「…………」

 

 

奏は黙ったまま俯いている。

 

 

「なんかあった?」

 

「…………」

 

「曲作りが上手くいかないの?」

 

「……ううん」

 

「体調良くない?」

 

「……ううん」

 

「………じゃあ  」

 

「夢を見たの」

 

「夢?」

 

「うん、翔がどこかに行っちゃう夢」

 

「………」

 

「……わたし嫌、翔がいなくなるの」

 

「………」

 

「……ごめん、翔を巻き込んじゃ「僕も嫌だ」…え?」

 

 

奏はばっと顔を上げてこちらを見る。

目には涙を浮かべていた。

 

 

「僕も嫌だよ、奏がいなくなるの、

 

僕は奏とずっと一緒にいたい」

 

「……翔」

 

「僕は奏のことが好きだ」

 

「………私も翔のことが好き」

 

 

自分の顔が赤くなっているのがわかる。

でもここで言わなければならない。

意を決して僕は言った。

 

 

「奏、僕の恋人になって欲しい」

 

「……うん……うん!私も翔の恋人になりたい」

 

 

 

 

いつもの夜が来る。

時刻は25時。

いつもなら画面越しでの会話。

ただ今夜は愛しの人物と一緒に、隣で曲を作っている。

そんな彼女と過ごした一夜はあっという間だった。

 

 

 

 

 

 

Fin

 

 

 

どのキャラを優先して欲しいか(2周目も可)

  • 星乃一歌
  • 天馬咲希
  • 望月穂波
  • 日野森志歩
  • 花里みのり
  • 桐谷遥
  • 桃井愛莉
  • 日野森雫
  • 小豆沢こはね
  • 白石杏
  • 鳳えむ
  • 草薙寧々
  • 宵崎奏
  • 朝比奈まふゆ
  • 東雲絵名
  • 暁山瑞希
  • その他男キャラ
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