遊戯王ARC-V 次元戦争なんて冗談じゃない!!! 作:皐月の王
本日、遊希にとってこの世界来ての初の公式戦だ。と、言っても、彼女が今までデュエルしてきた相手は……榊遊矢、ユート、赤馬零児と言う屈指の実力者達である。赤馬零児に至っては現役プロであり、ユートはレジスタンスで最前線を戦ってきた強者である。その事を考えると本人的には
(かなり楽……のはずなんだけどねぇ)
そう、楽な筈なんだが、緊張していると自覚する。遊希心臓の鼓動が何時もより早いのを自覚し表情が少し曇る
「緊張している?遊希お姉ちゃん?」
「え?あ、ううん。全然大丈夫だよ。それよりありがとねアユちゃん。遊矢のデュエル見たかったろうに」
遊希は首を横に振りアユに答える。現在アユと共に行動している。遊矢と日程が被り、どう分かれるかとなり、1人でもいいと言ったのだが、アユが名乗りを上げ現在女性チームで移動している。柚子は素良に融合を教えてもらうために観戦。
「確かに遊矢お兄ちゃんのデュエルも見たいけど、遊希お姉ちゃんのデュエルも好きだからね!なんと言うか遊矢お兄ちゃんとは違ったワクワクがあるの!」
「へ、へぇ、嬉しいこと言ってくれるね。それじゃあ、その期待にもしっかり答えないとね。それに、君達も不完全燃焼だから丁度良いよね?」
使うデッキのケースを軽く撫でて歩みを進める。
「確かニコさんの言うところだとここだよね……勇雄塾?なんか、不穏というか、塾生いんの?」
「勿論居るわよ!ここの塾は町でも結構有名な塾何だから!」
アユはそう言って遊希の手を引っ張る。中を進むと中央にデュエルスペースがあり、その周りを観客席があった。
「やっと来たのですか……」
その中央では金髪に黒い服を纏う少年と。黒い服に身を包んだ少々やつれた男性が立っていた。
「初めまして。君がニコさんの紹介でウチの塾でデュエルをするデュエリストだね。この塾長をしている者だ。そして彼が今回の君の対戦相手の」
「黒夜仁です。よろしくお願いします」
仁は遊希に手を差し出す。遊希はその手を握り
「遊勝塾の星風遊希です!今日は対戦よろしくお願いします」
「ええ、お会いできて光栄です。ですが、少し残念ですね。遊勝塾と聞いて、彼を思い浮かべたんですが。実は、僕は彼のファンなんだ。だから、まずはキミを皮切りに、彼とも仲良くなりたいんだ。そのためにも、前座の君に、この決闘で負けるわけには行かない。悪いですが負けて帰って頂きますよ」
そう言うと仁は手を離し離れていく。
「何よあの言い方!」
「まぁまぁ……気にしない気にしない」
「遊希お姉ちゃんは良いの!?あんな風に言われて」
とアユは怒るが。遊希は
「あんなの、煽りにも入らないから。全然大丈夫!」
何て無い風に言って任せてとアユに言う。
「遊希お姉ちゃんのシンクロ召喚で勝ってよね!」
「あー、今日は融合で行くつもりだよ?」
「えー!?融合って遊矢お兄ちゃんと戦ったあの、ヒーローのデッキだよね!?大丈夫なの?」
そう言われてずっこける遊希。
「ははは……まぁ、あのデュエル見たらそうだけど……。大丈夫だよ!カッコよく勝ってくるから!」
そう言って準備をしに行こうとした時
「遊希お姉ちゃんこれ!」
アユが紙袋を渡してきた。
「これは?」
「塾の皆で用意したの!お姉ちゃん初めての公式戦だから緊張しないようにって!」
「ありがとう!絶対に勝つよ!見ててよ!アユちゃん!」
紙袋の中は穴あきの黒いグローブだった。遊希はそれをはめて感触を確かめた後に
「それじゃあ行ってくるね!」
「行ってらっしゃい!」
アユと軽く拳を合わせて舞台に上がる。その時には不思議と緊張はして居なかった。目に映るのは今回の対戦相手
そして……
「戦いの殿堂に集いしデュエリストたちが」
初めての公式戦という緊張は
「モンスターとともに地を蹴り、宙を舞い、フィールド内を駆け巡る!」
仲間たちからのプレゼントと言うサプライズで消え去り、
「見よ、これぞ、デュエルの最強進化形、アクション…」
仲間たちの気持ちを胸に目の前に対戦相手を見る。勝つために。先に進むため。
「「デュエル!」」
黒夜仁LP4000
手札5枚
星風遊希LP4000
手札5枚
「僕からの先行で行かせて貰うよ。僕は手札から魔法カード暗黒界の取引を使用する」
「あ、暗黒界…!?」
遊希はいきなりの動きに顔を顰める。
「お互いはそれぞれデッキから1枚ドローする。その後、ドローしたプレイヤーは自身の手札を1枚選んで捨てる。ドローして、僕は暗黒界の鬼神 ケルトを墓地に捨てる」
「私もドローして捨てるしかないね……」
遊希は渋い顔をしながらドローしてから1枚捨てる。
「そして、暗黒界の鬼神 ケルトの効果発動!このカードが効果で手札から墓地へ捨てられた場合に発動する。このモンスターを特殊召喚する!」
暗黒界の鬼神 ケルト Lv6 ATK2400
「嘘、いきなり攻撃力2400のモンスターが!」
アユは驚いていた。
「更に僕はモンスターを裏守備表示で召喚し、カードを一枚伏せてターンエンド」
黒夜仁 LP4000
手札2枚
場:暗黒界の鬼神 ケルト Lv6 ATK2400
裏守備モンスター
伏せカード:1枚目
星風遊希LP4000
手札5枚
「私のターンドロー!」
カードを引き、思考する遊希
(相手が暗黒界である以上、裏守備モンスターはメタモルポット……の可能性が高いよねぇ……じゃあ、一掃するか!)
遊希は邪魔なモンスターを一掃すべくカードを使う。
「私は手札からサンダー・ボルトを使う!相手フィールドのモンスターを全て破壊する!」
「カウンター罠発動!マジック・ジャマー!無駄だよ、そんな魔法カード。手札を1枚捨てて発動。その魔法を無効にし破壊する」
遊希が発動した魔法は無効にされる。さらに
「僕が捨てるのは暗黒界の龍神 グラファだ」
「っ!最悪……けど、それを切らしたのは展開的には楽!私はE・HERO エアーマンを通常召喚!」
E・HERO エアーマン Lv4 ATK1800
「エアーマンの召喚時効果発動!デッキから『HERO』モンスター1体を手札に加える。私が手札に加えるのはE・HEROフェザーマン!そして、私は手札から融合を発動!」
「融合使いですか……!」
「まぁ、そうだね。私はE・HEROフェザーマンとE・HEROバーストレディで融合!炎と風の英雄は、互いを高めて進化する。融合召喚!E・HEROフレイム・ウィングマン」
赤緑の二色の体に背中には立派な翼を生やし、右手にドラゴンの頭を模した砲身を備えたヒーローが遊希の後ろに降り立つ。
E・HEROフレイム・ウィングマン Lv6 ATK2100
「攻撃力2100?これじゃあ僕のモンスターは超えられませんよ?」
遊希は指を振り言う。
「ヒーローにはヒーローに相応しい舞台がある!フィールド魔法!摩天楼 スカイスクレイバー を発動!」
遊希の後ろに大きな満月と高層ビルが立ち並ぶ街が現れる。
「バトル!E・HERO フレイム・ウィングマン で暗黒界の鬼神 ケルトに攻撃!その時スカイスクレイバーの効果発動!『E・HERO』モンスターの攻撃力はその攻撃力より高い攻撃力を持つモンスターに攻撃するダメージ計算時のみ1000ポイントアップする!よって!フレイム・ウィングマン の攻撃力は3100だ!」
E・HEROフレイム・ウィングマン Lv6 ATK2100→ATK3100
「なにっ!?」
「遊希お姉ちゃんすごい!」
「行けぇ!フレイム・ウィングマン!フレイム・シュート!」
フレイム・ウィングマンの右手の砲身から火炎弾が放たれ、暗黒界の鬼神 ケルトは破壊される
「っ!やりますね」
黒夜仁 LP4000→3300
「更に、戦闘でモンスターを破壊し墓地へ送った時にフレイム・ウィングマンの効果発動!そのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手に与える!暗黒界の鬼神 ケルトの攻撃力は2400!よって!2400の追加ダメージ!」
「っ!」
黒夜仁 LP3300→900
(裏守備モンスターがメタモルポットであるのは私の推察でしかない……。ブラフの可能性もあるし叩く!)
遊希は意を決して
「E・HEROエアーマンで裏守備モンスターを攻撃!」
裏守備モンスターが裏返る。そのモンスターは
メタモルポットLv2 DEF600
「メタモルポットの効果発動!このカードがリバースした場合に発動する。手札があるプレイヤーは、その手札を全て捨てる。お互いにデッキから5枚ドローする。甘い考え……」
遊希は苦い表情をする。
「僕は暗黒界の術師 スノウを捨てて効果を発動。暗黒界カードをデッキから一枚手札に加える。加えたのは暗黒界の龍神 グラファ。そして互い五枚ドローですよ」
「分かってるよ言われなくても!私は残りの手札を捨てて五枚ドローする!」
遊希も仁もドローをする。
「私はカードを3枚伏せてターンエンド」
黒夜仁 LP900
手札6枚
場:無し
星風遊希LP4000
手札2枚
E・HEROフレイム・ウィングマン Lv6 ATK2100
E・HERO エアーマン Lv4 ATK1800
伏せてカード3枚
フィールド魔法:摩天楼 スカイスクレイパー
「さっきは……よくもやってくれたな?なぁ!?オレのターン!!!」
仁は息を吐き髪を手でかきあげて遊希を睨みつける。
「ひぃ、豹変した!?」
「そういうタイプ!?」
アユと遊希は仁の豹変ぶりに驚く。
「出やがったか……ああならねぇように教えたつもりなんだがぁ……。まぁ、乱暴にならなきゃ良いけどよ」
「それ、どういう意味?」
「見てれば分かるよ嬢ちゃん」
アユの質問に塾長は見てれば分かると答える。仁は仇を睨むかのような視線を遊希に叩きつけながら動き出す
「オレはァ、手札より暗黒界の取引を使うぜ!オレは手札の暗黒界の龍神 グラファを捨てる!更に暗黒界の龍神 グラファの効果発動!このカードが効果で手札から墓地へ捨てられた場合、相手フィールドのカード1枚を対象として発動する。その相手のカードを破壊する!ウザってぇフィールド魔法は壊れちまいなぁ!」
墓地から黒い影が姿を現し、摩天楼 スカイスクレイパーの方に手を向け握り潰すような動作をする。それと同時に摩天楼 スカイスクレイパーは破壊される。
「……私は暗黒界の取引の効果でドローして、沼地の魔神王を墓地に捨てる」
しかし、動じる事ない遊希。
「更にオレは暗黒界の門を発動だァ!」
仁の後ろから物々しい門が出現し異質な雰囲気を作り出す。
「オレは暗黒界の門の効果を使うぜ?1ターンに1度、自分の墓地から悪魔族モンスター1体を除外して発動できる。オレは暗黒界の術師 スノウを除外して、手札の暗黒界の鬼神 ケルト 選んで捨てる。その後、自分はデッキから1枚ドローする。そして!暗黒界の鬼神 ケルトの効果で暗黒界の鬼神 ケルトを召喚だァ!!!」
暗黒界の鬼神 ケルト Lv6 ATK2400
再びケルトが姿を現す。更に
「オレは魔法カード手札抹殺を発動!手札があるプレイヤーは、その手札を全て捨てる!オレは4枚!お前は2枚だなぁ?その時、オレは墓地に捨てた暗黒界のカードの効果を発動させてもらうぜ!」
「定石道理なだけになんも出来ない……!」
「無様に死ねや……!暗黒界の龍神 グラファの効果で、フレイム・ウィングマンを破壊だァ!消え失せろヒーロー!!!」
再び墓地からの影がフレイム・ウィングマンを破壊する。
「フレイム・ウィングマンが!」
「それだけじゃねぇ!オレは三体の暗黒界モンスターの効果発動!効果で手札から墓地へ捨てられた場合に発動する。このカードを特殊召喚する!三体とも同じ効果を持つ!来いや!シルバ!ゴルド!べージ!!!」
暗黒界の軍神 シルバ Lv5 ATK2300
暗黒界の武神 ゴルド Lv5 ATK2300
暗黒界の尖兵 ベージ Lv4 ATK1600
三体のモンスターが手札抹殺から召喚される。それだけじゃない。
「そしてそれぞれ自身が捨てた枚数分デッキからドローする。てめぇは手札を入れ替えられただけだが!オレはモンスターを召喚してやったぞ?」
「それで?早く続き動きなよ」
全く動じていない遊希を腹を立て仁は
「だったら絶望を見せてやんよ!!!オレは墓地の三体の暗黒界の龍神 グラファの効果発動!自分フィールドの『暗黒界』モンスター1体を持ち主の手札に戻し、墓地から特殊召喚できる!!!オレは暗黒界の軍神 シルバ 、暗黒界の武神 ゴルド 、暗黒界の尖兵 ベージを手札に戻し、墓地の暗黒界の龍神 グラファ三体を召喚する。障害をぶっ壊せ!グラファ!!!」
地面に映る影を突き破り、三体の黒き龍が姿を現す。そして咆哮をあげる。おぞましくま雄々しいその咆哮あげる様は正に龍神である。
暗黒界の龍神 グラファ Lv8 ATK2700 ×3
「これが、相手の切り札……凄く怖いよぉ」
アユは自分の体を抱き寄せグラファを見る。
「暗黒界の門の効果で攻撃力300上昇だ」
暗黒界の龍神 グラファ Lv8 ATK2700→ATK3000×3
暗黒界の鬼神 ケルト Lv6 ATK2400→ATK2700
「更に、オレは暗黒界の取引を三度発動させてもらう。一枚ドローし、暗黒界の武神 ゴルド を墓地に捨て、効果発動で特殊召喚する!もう一度出て来いや!ゴルド!」
暗黒界の武神 ゴルド Lv5 ATK2300
「私もドローして手札を一枚捨てる」
「暗黒界の門で攻撃力が300上昇だ」
暗黒界の武神 ゴルド Lv5 ATK2300→ATK2600
仁の場には攻撃力3000のグラファが三体、そして攻撃力2700と2600のモンスターが一体づつ場にいる。そして遊希の場には攻撃力1800のエアーマンしか居ない。
「バトルだ!暗黒界の龍神 グラファでE・HEROエアーマンに攻撃!」
グラファの瘴気にも似たブレスはエアーマンを蝕み破壊する。
星風遊希LP4000→LP2800
「
E・HEROエアーマンLv4 DEF300
「更に召喚時効果で『HERO』モンスターをデッキから手札に加える!私はE・HERO スパークマンを手札に加える!」
「そんな事しても無駄だァ!二体目のグラファでエアーマンに攻撃!」
再度エアーマンを破壊すべく二体目のグラファが動き出すが
「
グラファの攻撃はエアーマンを守る渦の障壁に阻まれる。
「まだいるんだぜぇ!三体目のグラファが残ってんだぞ!?おら死ねやぁ!!!」
グラファの攻撃が無慈悲にエアーマンを砕く。
「これでてめぇを守る壁はいねぇ!暗黒界の鬼神 ケルトで直接攻撃!」
ケルトは地面に拳を叩きつけて攻撃する。その衝撃は遊希に届き大きく吹っ飛ばす
「きゃああああ!!!」
地面に転がり、バウンドしたタイミングで体勢を立て直し片膝を着いて仁を見る。
星風遊希LP2800→LP100
「トドメだ!いけぇぇぇ!!!ゴルドぉぉぉ!!!」
ゴルドがトドメを刺さんと遊希に迫る。
「遊希お姉ちゃん!」
アユの悲鳴のような叫びが遊希の耳に届く。遊希はニヤリと笑って見せて
「三度目はこっちも同じ!
三度、エアーマンが遊希を守るべく墓地から舞い戻る。
E・HEROエアーマンLv4 DEF300
「召喚時効果で、デッキからHEROカードを手札に加える。私はE・HEROクレイマンを手札に加える!」
「だが、エアーマンは破壊させてもらうぜ!」
ゴルドの攻撃でエアーマンは破壊される。
「クッソ!!!命拾いしやがって!オレはターンエンド!」
黒夜仁:LP900
手札:3枚
場:暗黒界の龍神 グラファLv8 ATK3000×3
暗黒界の鬼神 ケルト Lv6 ATK2700
暗黒界の武神 ゴルド Lv5 ATK2600
フィールド魔法:暗黒界の門
星風遊希:LP100
手札4枚
場:無し
「このターンで決着をつけるしか……私に勝ち目が無い……か。手札的にも厳しいかな?」
少し弱気になっている遊希を見てアユも不安を覚える。
「フィールドのモンスターも居ない……どうするんだろう?勝てるかなぁ……いや、私が応援しないと!頑張って!遊希お姉ちゃん!!!」
アユは自分を奮い立たせて遊希を応援する。状況は絶望。場には何も無く、残されたLPも100と僅か。だが、悲観するにはまだ早い。まだ、運命を決めるドローをしていない。
「頑張るさ!私のターンドロー!」
遊希はドローする。ドローしたカードを見て、仁と暗黒界の龍神 グラファを見据えて言う。
「舞台は整った……。このピンチを逆転してこそのヒーローだよね?」
「ヒーロー?テメェのヒーローは墓地に眠っているだろうが。何妄言を……」
「フレイム・ウィングマンにはもう一つの姿がある。ヒーローがここで諦める訳ないでしょ?それに貴方の
カードが光り輝く二体のモンスターの姿が浮かび上がる。
「自分のフィールド・墓地から『E・HERO』融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを除外し、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する!私は墓地のE・HEROフレイム・ウィングマンと沼地の魔神王を除外する!沼地の魔神王は手札・フィールド・墓地のこのカードは、融合モンスターカードにカード名が記された融合素材モンスター1体の代わりにできる!」
「墓地から融合だと!?」
「神秘の渦に交ざりて、長ける炎の翼、光受け更に爆ぜ輝く翼を戴く。融合召喚!Lv8E・HERO シャイニング・フレア・ウィングマン!」
E・HERO シャイニング・フレア・ウィングマンLv8 ATK2500
「あれだけ大層なこと言っておきながら攻撃力2500か!大したことないな!」
「それはどうかな?E・HERO シャイニング・フレア・ウィングマンの攻撃力は、このカードの攻撃力は、自分の墓地の『E・HERO』カードの数×300アップする!私の墓地には『E・HERO』が4体。つまり攻撃力が1200上昇する!」
E・HERO シャイニング・フレア・ウィングマンLv8 ATK2500→ATK3700
「攻撃力3700だと!?クソ!」
「させない!シャイニング・フレア・ウィングマン!」
遊希はシャイニング・フレア・ウィングマンに抱き抱えられて、仁の進行方向のアクションカードを先取りする。
「あっ!テメェ!!!」
「これでお終い……この
シャイニング・フレア・ウィングマンの放つ太陽の如き光弾がグラファの闇を払い破壊する。
「くっ!」
黒夜仁LP900→LP200
「ああ!LP200残っちゃった!」
「仕留め損なったな!?次のターンでテメェは終わりだ!ヒーローは勝つなんて所詮はもうg」
「いや、決着は着いた。シャイニング・フレア・ウィングマンの効果発動!このカードが戦闘でモンスターを破壊し墓地へ送った場合に発動する。そのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手に与える」
「何だと!?」
「グラファの元々攻撃力は2700。これで終わり!」
「クソがあああああ!!!」
シャイニング・フレア・ウィングマンの追撃で残りのLPを削り切る
黒夜仁LP200→0
WIN 星風 遊希
「ガッチャ!いいデュエルだったよ」
遊希は人差し指と中指を揃えて伸ばし、額に指先を当てる要領で顔の前を手で隠しと威勢良い掛け声とともに力強く指先を仁に向け笑顔で言う。
「やったーーー!!!勝った!!!」
アユが走ってきて遊希に飛び込む。遊希は抱き抱えたま
「言ったでしょ?勝つって!」
「でもピンチだったじゃん!」
「それはそれだよ!」
二人は笑い合っていた。
「はぁ……今回は俺の負けかよ。でも、気持ちのいい負け方だな」
「まだ今度塾に遊びに来なよ!遊矢に話繋いどくからさ!また今度ね!」
遊希とアユはその場を去っていく。6連戦の初戦を無事に乗り切りいいスタートを切れた。
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