遊戯王ARC-V 次元戦争なんて冗談じゃない!!! 作:皐月の王
「なに?星風遊希と柊柚子が決闘をするだと?」
『はい、柊柚子が星風遊希と
職員からの報告を受けて眉を顰める零児。その報告を話し合いの場で聞いていたユートも驚く
「遊希と柚子がどうして
「アイツらが
「ああ、分かっているが……」
ユートを諌める隼も気にはなっている。妹に似た人物と親友の妹にして自分の大切な人に似た人物の
(遊希が目覚めてから何か話をしただろうが、遊希が隠したか。そして隠している事を看破されてそれを話させるために決闘……。短絡的かもしれないが、大凡の流れ的には有りうるか。……私すら把握していない遊希の事を聞けるかもしれない良い機会だ)
零児はメガネを挙げて職員に
「
『いいのですか?社長』
「ああ、構わない。私達もモニター室に向かう。決闘の記録はしっかり録って置くように」
『はいっ!分かりました!』
そうやり取りをすると通信が切れ、零児がユートと隼の方に向き
「聞いているとは思うが、星風遊希と柊柚子が決闘をする。理由は定かでは無いが、柊柚子が誘ったのだろう。どうだ、君達と私を引き合わせた彼女の決闘を見る気は無いか?」
と言う。
「貴様がそうするように仕向けた訳じゃあるまいな?協力しないとこうなるぞとと言う見せしめに」
「いや、そのメリットは向こうには無いはずだ隼。それに奴が言った通り、俺達に話し合いの場を作り出したのは遊希だ。だが、彼女に着いて知らないことが多い、分かるのは俺達の協力者で、彼女の中に、俺の妹、ユイが宿っているという事だ」
「なに!?それは本当かユート!」
ユートを肩を掴み問う隼。零児もそれを聞き尋ねる。
「詳しく聞いても構わないかね?今の話」
ユートは隼の手を丁重に外して、話し始める。
「俺は隼と合流する前に遊希、そしてユイと決闘をした。そしてユイ曰く、ユイとそしてシンクロ次元のリオという人物が遊希に宿る形で存在しているらしい。それぞれの召喚法のに対応していることが考えられる所から、融合次元の人格も眠ってる可能性があると、どんな人物かは知覚できず、そして、何故彼女達が遊希に宿っているかも分からない……。らしい」
「そんなことがあるのか!?いや、次元を超えてのアカデミアの侵攻を考えれば有り得なくない話か?だが……」
「そうなると、ひとつの疑問が生じるな」
零児が口を開く。ユートは眉を顰め聞く。
「疑問?なんだ、その疑問とは」
「話を聞くに、君の妹、ユイは言わずもがなエクシーズ召喚、そしてシンクロ次元でシンクロ召喚を扱うリオ、そしてまだ未覚醒の融合召喚を使う融合次元の人格。ここまでは各次元、各召喚法に対応している。だが、遊希自身はどこの次元でなんの召喚法に対応していることになる?」
「確かに、柚子は遊希が3つの召喚法をそれぞれのデッキで使うことを言っていた。そして、俺達はこの次元の人間だと思っていたが……」
「彼女の決闘戦術は他の者とは一線を画すものだ。それこそ、我々の常識外の対応すらしてみせる。そして、直接話した時に別の次元を知っているのは確認済みだ。どこから来たのかは不明だが。話は彼女達から聞くとしよう」
そう零児は言うと歩き出す。ユートと隼もその後を着いていく。
そして管制室ではモニター大きく遊希と柚子が映し出されていた。会話もマイクが音を拾う為聞こえるという仕組みだ。そこでは銀髪の少女、遊希と赤い髪の少女、柚子が対峙していた。
(本当に余計な事を言うもんじゃないね。誰だよ、時には強引にとか言ったの……まさか自分に帰ってくるとは)
自分の言ったことに頭を抱えながらに決闘スペースに立つ。自分が負けたら柚子に全てを話すと言う事で行われる決闘。
(妙な事になったな)
(いいなぁ、柚子ちゃんとの決闘。……目覚めて直ぐだしボクが変わろうか?隠していたいことあるんでしょ?だったら)
「いや、これは私が挑まれた決闘だから……。私が応えないとダメだよ。それに……」
デッキを入れ替えながらに俯き言う。
「仲間だからと言って何でも共有できるわけじゃない。言わない方がいい事もある。君たちにも柚子達にも私の事は話すつもりは無いから」
突き放すように言う。それを見守るリオとユイ
『吐きそうな顔になってまで抱えることなのか?それは』
ユイが目を細めて尋ねる。僅かな怒気を含んで。
「文字通り、だよ。こんな私ですら把握してないことが多いのに何を語れと言うの……。それに、仲間だからこそ、重荷を背負わせるわけに行かないんだよ。例え、自分が辛くてもね」
遊希は柚子を見据えて
「柚子!この決闘は……勝たせてもらうよ」
「そうは行かないわ!これ以上、苦しむ貴女を見ていられないもの!今回は私が勝たせてもらうわ!」
柚子の表情から読み取れるのは確固たる覚悟。遊希を助ける、これ以上は重荷を背負わせないと言う思いがいい状態で出ている。対照的に遊希は少し力が無駄に入っているように感じる
『アクションフィールドON フィールド魔法 魔鏡の宮殿』
鏡とクリスタルで作られた宮殿のアクションフィールドが形成される。二人は宮殿のエントランスホールに立っていた。
「戦いの殿堂に集いしデュエリストたちが!」
「モンスターとともに地を蹴り、宙を舞い、フィールド内を駆け巡る!」
遊希と柚子が掛け合う。
「見よ、これぞ、デュエルの最強進化形、アクション……」
そして戦いの火蓋が切って落とされる。
「「デュエル!」」
柊柚子LP4000
手札5枚
星風遊希LP4000
手札5枚
アクションカードがちりばめられ決闘が始まる。
「先行は私が貰うわ!私は手札から魔法カード、独奏の第一楽章を発動!自分フィールドにモンスターが存在しない場合に発動できる!
手札からレベル4以下の『幻奏』モンスター1体を特殊召喚する!私は幻奏の音女セレナを手札から特殊召喚!」
幻奏の音女セレナ Lv4 ATK400
「セレナは天使族モンスターをアドバンス召喚する時、2体分として扱うことが出来る!私は2体分となった幻奏の音女セレナをリリースして、アドバイス召喚!妙なる調べよ、眠れる天才を呼び覚ませ!出でよ!レベル8の幻奏の音姫プロディジー・モーツァルト!」
幻奏の音姫プロディジー・モーツァルトLv8 ATK2600
「いきなりエースモンスターなんて、本気だね柚子」
そうつぶやくと遊希は走り出す。自分の姿が映し出される空間でアクションカードを求めるように柚子は
「プロディジー・モーツァルトは1ターンに1度、手札から天使族・光属性モンスター1体を特殊召喚することが出来る!」
「っ!その効果は!」
遊希は思わず足を止めて驚く。それもそのはず。
(そのモーツァルトの効果はOCG効果のはず!一体何がどうして!?)
遊希の動揺を他所に柚子は続ける。
「守護司る女神よ、奏者を守る導となれ!レベル7アテナを召喚!」
プロディジー・モーツァルトが天に歌を捧げると同時に光の中から白い服を身に纏う槍を持つ女神が姿を現す。
アテナ Lv7 ATK2600
「アテナ!?幻奏じゃなくて、光、天使族を入れて幅を広げたということ!?」
「そうよ!恐れていては前には進めない!貴女が遊矢に教えたことよ!アテナのモンスター効果発動!1ターンに1度、『アテナ』以外の自分フィールドの表側表示の天使族モンスター1体を墓地へ送ることが出来る!私は幻奏の音姫プロディジー・モーツァルトを墓地に送るわ!!」
その宣言に決闘を見ているユートと隼は驚く
「自分のエースモンスターを墓地に送るだと!?」
「何をするつもりだ?」
プロディジー・モーツァルトは祈りを捧げながら光の粒子となりアテナの槍に宿る。
「そして、『アテナ』以外の自分の墓地の天使族モンスター1体を対象として発動できる!その天使族モンスターを特殊召喚することが出来る!戻ってきて!幻奏の音姫プロディジー・モーツァルト!!」
幻奏の音姫プロディジー・モーツァルトLv8 ATK2600
「再びプロディジー・モーツァルトを召喚しただと?柚子は一体……」
ユートは考えながら決闘を見続ける。そして柚子は言う
「アテナが既にモンスターゾーンに存在する状態で、このモンスター以外の天使族モンスターが召喚・反転召喚・特殊召喚された場合に発動する。相手に600ダメージを与える!アテナ!」
アテナは宿した光を放つ。光は鏡、クリスタルを反射して遊希に襲いかかる。遊希はデュエルディスクで受け止めて後方に飛ぶ。
「っ!」
星風遊希LP4000→LP3400
「さらに私は幻奏の音姫プロディジー・モーツァルト効果で手札から幻奏の音女エレジーを特殊召喚!」
幻奏の音女エレジー Lv5 ATK2000
「幻奏の音女エレジー が特殊召喚されたことでアテナの効果発動!遊希に600ポイントダメージを与える!」
再び来る光を一撃を再びデュエルディスクで受け止める。微かに漏れる苦悶の声。遊希はアテナと柚子を見据える。
星風遊希LP3400→LP2800
「幻奏の音女エレジーの効果!特殊召喚したこのモンスターがモンスターゾーンに存在する限り、自分フィールドの天使族モンスターの攻撃力は300アップする!」
エレジーが歌うと柚子の場のモンスターの攻撃力が上昇する。
幻奏の音姫プロディジー・モーツァルトLv8 ATK2600→ATK2900
アテナ Lv7 ATK2600→ATK2900
幻奏の音女エレジー Lv5 ATK2000→ATK2300
「さらに!自分フィールドに『幻奏』モンスターが存在する場合、このモンスターは手札から特殊召喚できる。幻奏の音女ソナタを特殊召喚!」
幻奏の音女ソナタLv3
「幻奏の音女ソナタが特殊召喚に成功したからアテナの効果で遊希に600ポイントダメージを与える!」
三度放たれる閃光も同様にディスクで受けきる。それと同時に片膝を着く。
「やってくれるじゃん……」
星風遊希LP2800→LP2200
「さらに特殊召喚されたソナタがバトルゾーンに存在する限り、自分フィールドの天使族モンスターの攻撃力・守備力は500ポイントアップする!ソナタはエレジーの効果を受けて800ポイントアップする!」
「更に攻撃力をあげるか……やるな柚子!」
ユートは関心しながら見守る。
幻奏の音姫プロディジー・モーツァルトLv8 ATK2900→ATK3400
アテナ Lv7 ATK2900→ATK3400
幻奏の音女エレジー Lv5 ATK2300→ATK2800
幻奏の音女ソナタLv3 ATK1200→ATK2000
「私はこれでターンエンド!エレジーの効果でフィールドに存在する限り、自分フィールドの特殊召喚された『幻奏』モンスターは効果では破壊されないわ!貴女のジャンク・デストロイヤーの対策もしているわ!」
柊柚子LP4000
手札0枚
場:幻奏の音姫プロディジー・モーツァルトLv8 ATK3400
アテナ Lv7 ATK3400
幻奏の音女エレジー Lv5 ATK2800
幻奏の音女ソナタLv3 ATK2000
星風遊希LP2200
手札5枚
「ここまでするなんて……本気だね。柚子」
「当たり前よ!勝ったら全部話してもらうと言ったし、何より!私は決めてるんだから!できることをする!貴女を助けるって!」
そう高らかに宣言する。真っ直ぐに鏡、クリスタルに映る遊希に向かって。その言葉を聞いて遊希は胸を抑える。それは、嬉しい気持ちと罪悪感である。
「気持ちは嬉しい……。だけどね…この苦しみは私だけが背負うものなんだよ!私のターンドロー!」
そこ叫びは、まるで嗚咽の様で獣が絞り出す唸り声の様な拒絶だ。
「君は……何を抱えているんだ……!」
その気迫、目をモニター越しに見てユートは拳を強く握りしめる。柚子も遊希を追いかけて通路を走るが、鏡、クリスタル越しの遊希の気迫に息を飲みそうになるが、負けじと頬を叩き気合いを入れ直す。
「ジャンク・コンバーターの効果を手札から発動。ジャンク・コンバーターとジェット・シンクロンを墓地に送る」
「え?」
「自分の手札2枚を」
「墓地に捨てただと?」
柚子、ユート、隼は困惑する。しかし、遊希はなんてないふうに続ける。
「そして、デッキから『シンクロン』モンスター1体を手札に加える。私はジャンク・シンクロンを手札に加える」
「ジャンク・コンバーターの効果はジャンク・シンクロンを手札に加えるための!」
「ここからだよ。私はジャンク・シンクロンを召喚」
ジャンク・シンクロンLv3 ATK1300
「あれは!」
「チューナーモンスターだ」
驚くユート達に零児が答える。
「見てるといい。彼女の真価はここからだ」
「ジャンク・シンクロンが召喚に成功した時、自分の墓地のレベル2以下のモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。墓地からジャンク・コンバーターを召喚」
ジャンク・コンバーターLv2 DEF200
「だけど、この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される」
(これでレベル5のシンクロモンスターが出てくる……!ジャンク・ウォリアーが来るの?)
柚子は警戒をしてアクションカードを手にする。遊希は動き出す
「レベル2のジャンク・コンバーターにレベル3のジャンク・シンクロンをチューニング。集いし星が、新たな力を呼び起こす。光さす道となれ!シンクロ召喚!来て!ジャンク・ウォリアー!」
二体のモンスターが光となり新たなモンスターが場に出現する。
ジャンク・ウォリアーLv5 ATK 2300
「これが、遊希のシンクロ召喚でのエースモンスターか!」
「だが、アテナやプロディジー・モーツァルトの攻撃力には届いていないぞ!」
隼の言う通り、アテナ、プロディジー・モーツァルトの攻撃力は現在3400。元々の攻撃力も2600もあり、攻撃力2300のジャンク・ウォリアーではその両方に届いていない。
「彼女がこのまま終わるとは到底思えない」
ユートが呟くと同時に
「ジャンク・コンバーターがシンクロ素材として墓地へ送られた場合、自分の墓地のチューナー1体を対象として発動!そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。再び来てジャンク・シンクロン!」
「そうだ!ジャンク・コンバーター効果は!」
柚子は思い出す。遊希と零児の決闘を思い出していた。
ジャンク・シンクロンLv3 DEF500
「この効果で特殊召喚したモンスターは、このターン効果を発動できない。だけど、関係はない。自分フィールドにチューナーが存在する場合、このモンスターは手札から守備表示で特殊召喚できる!ブースト・ウォリアーを守備表示で召喚」
ブースト・ウォリアーLv1 DEF200
(レベル3のチューナーモンスターとレベル1の非チューナーモンスター……という事はレベル4のシンクロモンスターが召喚出来る!遊矢を倒した時のシンクロモンスター、アームズ・エイドが来る?でもアームズ・エイドが来てジャンク・ウォリアーに装備しても攻撃力は3300。攻撃力3400のプロディジー・モーツァルトとアテナには届かない!だけど……何で、こうも嫌な予感がするの!?)
言い知れぬ圧を感じる柚子。それは、今まで彼女の決闘を間近で見続けていたからだ。どんな状況でも細い勝ち筋を拾い、零児にさえ食い下がった人物だ。だからこそ、何処かでこの程度で終わるはずが無いと言う確信めいた予感もあった。
「私はレベル5のジャンク・ウォリアー、レベル1のブースト・ウォリアーにレベル3のジャンク・シンクロンをチューニング!」
「ジャンク・ウォリアーもシンクロ素材に!?」
柚子が驚くさ中、管制室でも
「凄まじい召喚エネルギーです!社長と決闘をした時に出てきたドラゴンほどではありませんが、それでも凄まじ数値です!」
「ほう、レベル9のシンクロモンスターか」
零児は口角釣り上げて笑う。そしてそのモンスターが降臨する。
「破壊神より放たれし聖なる槍よ、今こそ魔の都を貫け!シンクロ召喚!氷結界の龍 トリシューラ!!」
三つの首を持つ蒼と白のドラゴンが館内に凄まじい冷気を放ちながらに降臨する。
氷結界の龍 トリシューラLv9 ATK2700
「攻撃力2700……!でも、その攻撃力じゃ、プロディジー・モーツァルトとアテナの攻撃力は超えてないわ!」
「そんなんで召喚すると?トリシューラの真価はここらだよ!このモンスターシンクロ召喚した時に発動できる。相手の手札・フィールド・墓地のカードをそれぞれ1枚まで除外できる」
「なんですって!?」
「手札・フィールド・墓地のカードをそれぞれ1枚除外だと!?」
「手札は、持っているアクションカード1枚、フィールドは幻奏の音女エレジー、墓地は独奏の第一楽章。それぞれを除外するわ」
トリシューラの目が輝き、それぞれの口から凍てつかせるほどの冷気の咆哮を放つ。エレジーは瞬間凍りつき、砕け散り霧散する。
「エレジー!」
「これで……効果破壊は通る様になった。そして攻撃力も下がる。だよね?」
「っ!」
幻奏の音姫プロディジー・モーツァルトLv8 ATK3400→ATK3100
アテナ Lv7 ATK3400→ATK3100
幻奏の音女ソナタLv3 ATK2000→ATK1700
「私は手札より魔法カード、シンクロキャンセルを発動。フィールドのシンクロモンスター1体を対象として発動できる。そのシンクロモンスターを持ち主のEXデッキに戻す。この効果で私は、氷結界の龍 トリシューラをEXデッキに戻し、EXデッキに戻したそのモンスターのシンクロ召喚に使用したシンクロ素材モンスター1組が自分の墓地に揃っていれば、その一組を自分フィールドに特殊召喚できる。ジャンク・ウォリアー、ブースト・ウォリアー、ジャンク・シンクロンを墓地から召喚」
ジャンク・ウォリアーLv5 ATK 2300
ブースト・ウォリアーLv1 ATK300
ジャンク・シンクロンLv3 ATK1300
(再びトリシューラ?いや……待って、確か、遊希は)
柚子は直前の遊希の発言を辿るそして
『これで、効果破壊が通る様になった』
思い当たるキーワードを思い出した。
「まさか!」
「レベル5のジャンク・ウォリアーにレベル3のジャンク・シンクロンをチューニング!集いし闘志が怒号の魔神を呼び覚ます、光さす道となれ!シンクロ召喚!粉砕せよ、ジャンク・デストロイヤー!」
ジャンク・デストロイヤー! Lv8 ATK2600
ジャンク・デストロイヤーが凍りついた館の一室を砕きながらに出現する。砕かれる硝子とクリスタルと氷が幻想的な光景を生み出す。
「ジャンク・デストロイヤーの効果発動!それにチェーンして手札のシンクロ・マグネーターの効果発動!自分がシンクロモンスターのシンクロ召喚に成功した時、このカードを手札から特殊召喚する事ができる。シンクロ・マグネーターを特殊召喚!」
シンクロ・マグネーターLv3 ATK1000
「そしてそのままジャンク・デストロイヤーの効果!シンクロ素材としたチューナー以外のモンスターの数までフィールド上に存在するカードを選択して破壊する事ができる。今回はチューナー以外のモンスターは1体だから破壊できる数は1体。アテナを破壊!タイダル・エナジー!」
ジャンク・デストロイヤーの胸部が光り、青白い波を放つ。アテナは波に飲み込まれて破壊される。
「更に、レベル1のブースト・ウォリアーにレベル3のシンクロ・マグネーターをチューニング、集いし星が大いなる力を呼び起こす!光差す道となれ!シンクロ召喚!出でよ、アームズ・エイド」
アームズ・エイドLv4 ATK1800
「アームズ・エイドの効果発動。1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に装備カード扱いとしてモンスターに装備することが可能,ジャンク・デストロイヤーに装備。この効果で装備カード扱いになっている場合のみ、装備モンスターの攻撃力は1000ポイントアップする」
ジャンク・デストロイヤー! Lv8 ATK2600→ATK3600
「バトル。ジャンク・デストロイヤーで幻奏の音姫プロディジー・モーツァルトに攻撃!デストロイ・パワーギア・ナックル!」
アームズ・エイドを装備した手にエネルギーを溜め、エネルギーを刃の様に伸ばしプロディジー・モーツァルトを切り裂く。
「っ!」
柊柚子LP4000→LP3500
「そして、装備モンスターが戦闘によってモンスターを破壊し墓地へ送った時、破壊したモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手ライフに与える」
「プロディジー・モーツァルトの元々の攻撃力は2600……つまり」
「2600のダメージだ」
アームズ・エイドがエネルギーで迸り柚子に向かって放たれる。
エネルギー波は柚子の眼前に着弾し衝撃波を生み吹き飛ばされる。
「きゃあああああ!!」
柊柚子LP3500→LP900
「私はターンエンド」
遊希はエンド宣言をする。そして少し悲しそうな表情をして
「もういいでしょ?柚子。ここまでして私の事を知ろうとするのさ。ただの居候、ただの塾生、少しデュエルに詳しい人と思えばいいじゃん。私がどうなっても他人の振りもできるんだし、そりゃ、巻き込んどいて言うことじゃないのはそうかもしれないけど。でも、それと私の事は別問題じゃん」
鏡、クリスタルの破片に映る遊希にそう言われた柚子はゆっくりと立ち上がり自分に問いかける。
(ただの居候?ただの塾生?どうなっても他人のフリ?……違う!違う!絶対に違う!!)
顔を上げてジャンク・デストロイヤーの居る方角を真剣な眼差しで見据え涙を拭いながらも思いの丈を大きく叫ぶ。
「ふざけないで!!!ただの居候?ただの塾生?他人のフリ?出来るわけないでしょ!!貴女を助けて一緒に暮らすようになって、塾で一緒に過ごすようになって楽しかった!!塾をかけた決闘で塾の為、皆のために赤馬零児と決闘をして塾を守ってくれた!!何より何時でも楽しそうにする決闘をする遊希が輝いて見えた!そんな遊希が私は大好きよ!!そんな遊希が悩んでる、苦しそうにしているそんなの……放って置けない!!!だから…絶対に……助ける!その重荷を一緒に背負う!!私は諦めないわ!」
柚子の決意は揺るぐことなく目は遊希を捉える。柚子の決意は硬い。遊希は両腕を抱え下がり
「どうして……そこまで……得体の知れない私を……!」
その言葉は漏れる嗚咽のように虚しく誰の耳に届くことなく空に消えた。二人を除いて……。
柚子とのデュエルにてアニメ効果で採用したカードとOCGで採用したカードがあります。ややこしくしてすいません!!そうするしか僕には思いつかんかったんや!
アニメ効果採用カード:独奏の第一楽章
OCG効果採用カード:幻奏の音姫プロディジー・モーツァルト、幻奏の音女ソナタ
現状このような感じです。
感想、お気に入りお願いします!