遊戯王ARC-V 次元戦争なんて冗談じゃない!!!   作:皐月の王

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遅れてすいませんでした!


一回戦開幕 舞網チャンピオンシップ!

「ではー!早速1回戦の組み合わせを発表を致します!選手の皆さんは登録カードを各自ディスクにセットしてくださーい!」

 

司会のニコスマイリーが選手達に案内をする。開会式に参加している選手はそれぞれ入場の際に貰った登録カードを取り出す。

 

「登録カードってこれの事か?」

 

「入場する前に貰ったやつね」

 

そしてニコの説明が始まる。

 

「登録カードは大会運営のコンピュータからの特殊な電波を受信し皆さんの対戦相手をご案内します。勿論勝ち進むにつれて、対戦相手は更新されていきます!」

 

「へぇー便利だなよーし!」

 

早速と言わんばかりにカードをデュエルディスクに入れる。遊希も皆に習い入れる。カードを入れるとクラスと登録者名、年齢、所属と登録コードが表記される。そしてその次に対戦相手が表記された。

 

【TOUDOU】

 

写真は以前に塾を賭けての決闘3本勝負の際にLDSのシンクロ使いで権現坂と戦いにて引き分けた人物。刀堂刃である。

 

(この人が相手ということは……Xセイバーかぁ。先行取るしかないなぁ)

 

今から対戦相手に苦労しかしないだろうとため息を付く遊希。

 

「遊希はいつ試合で誰と当たるの?」

 

柚子がそんな遊希の様子を見て聞いてくる。遊希は自身のデュエルディスクを見せる。

 

「今日の午後で……相手は刀堂刃!?」

 

「権現坂と引き分けたシンクロ使いの!」

 

「そう、その人だよ。同じシンクロ使いが相手というわけだね。そういう柚子と遊矢はいつ試合で誰が相手なの?」

 

遊希は二人に質問をする。柚子と遊矢は応える。

 

「私も今日の午後で相手は真澄よ」

 

「オレは明日で相手は沢渡だ!」

 

「なるほど、柚子はこの間のリベンジマッチだね!遊矢は……あー、そっくりさんにボコボコにされてた人か」

 

「いや、そうなんだろうけど言い方……」

 

遊希の沢渡の印象を聞き遊矢は思わず苦笑いを浮かべる。

 

「オレも明日だ」

 

声のするほうを見ると権現坂が立っていた。

 

「権現坂!お前は誰と対戦するんだ?」

 

遊矢が質問すると権現坂はデュエルディスクを見せてくれた。その人物は、入場前に遊矢の件で遊希と揉めた暗黒寺だった

 

「暗黒寺!」

 

「これが運命か……!」

 

権現坂は拳を強く握りしめていた。一方の小学生組も

 

「オレはこの後直ぐに試合だ!」

 

「私はその後!」

 

「よぉし!今日はフトシ、アユ、柚子、遊希の応援だ!」

 

遊矢が張り切るように言う。遊希は素良に近づき

 

「素良の相手は誰なの?」

 

と質問すると

 

「ボクの対戦相手はLDSの黒咲隼」

 

「ええ!?」

 

遊矢と柚子は驚いた様にそのディスクを覗き込む。そして柚子は遊希を捕まえて

 

「知ってた!?黒咲が大会に出るなんて!しかもLDSに所属して!」

 

「し、知らないよ!何も聞いてないよ!?でも、多分だけど次元戦争関連でじゃない?ここの次元のデュエリストの腕を見る的な」

 

勿論、出場する事も理由も赤馬や黒咲からは聞いてはいないが、出場すること自体は知っていた。ただ、本来と違うことがあるとするならば、柚子が黒咲の素性と目的を知っていること、この段階で4つの次元、次元戦争についての知識を得ていること。そしてレジスタンスと赤馬零児が話し合いを済ませたことである。

 

「柊柚子!貴女が私の対戦相手のようね!」

 

「真澄!」

 

真澄に声をかけられて真澄の方を見る。黒咲について話を聞きたかったが、遊希との話をして考え、とりあえずは黒咲に着いて聞くのを止め、軽く深呼吸をして

 

「ええ、そう見たいね。塾の時のようには行かないわよ!」

 

真澄を見据えて宣言するように言う。真澄はそんな柚子を見て

 

「そうだといいのだけどね」

 

余裕を以て返す。その後ろに整列してた刃が

 

「オレの相手はお前みたいだな!星風遊希!」

 

「見たいだね、刀堂」

 

刃と遊希も向かい合っていた。刃は

 

「オレはお前を格下とは思わないぜ。お前はオレが全力で倒す!」

 

竹刀を向けて宣言する。遊希は意外そうな目で刃を見て少し笑い。

 

「勿論、やるからには互いに全力でね」

 

こちらでも火花を散らしていた。

 

開会式が終わり、先にフトシとアユの試合を見ることとなった。フトシは一回戦を難なく突破し、アユはLDSの零羅に及ばず敗退。

 

(ここは大きな変化はないかぁ。まぁ、小学生組に特にアドバイスとか聞かれた時に伝えた程度だしなぁ。まぁ、アユちゃんに関しては相手が悪かったとかしか言いようがないけど)

 

遊希は応援しながら、考えていた。この後は柚子の試合。本編通りに進めば柚子が勝つ。それだけではなく、今の柚子はコンディションは万全。本編で迷う種は、遊希の存在と自身の勇気で知ることが出来たため迷うことは無い。

 

そして、そんな柚子と真澄の決闘が始まろうとしていた。

 

「柚子お姉ちゃん頑張ってー!」

 

「痺れるデュエル期待してるぜぇ!」

 

「落ち着いて行けー!柚子ー!」

 

観客席に座り思い思いに応援をする遊勝塾の面々。柚子と真澄はステージに足を踏み入れていた。

 

「前回の借り返させて貰うわよ真澄!」

 

「…へぇ、あの時とは違って良い目をしているわね。良いわ!折角の大会ですもの受けて立つわ!」

 

二人は互いに見据えて臨戦態勢を取る。準備は万端と言ったところである。遊希もそんな様子を見て

 

(いい感じに気合い乗ってるなぁ。私は緊張してきてるんだけどね)

 

少し落ち着きなくも柚子を見守っていた。そして視界の端には黒咲が居た。

 

(妹のそっくりである柚子を見に来たのかな?)

 

そんなことも考えながらも柚子と真澄の決闘は進んでいく。真澄がデッキ融合をしても、柚子は驚くこと無く、冷静に真澄の性格を読み切り、返したり、新たなエースである幻奏の華歌聖ブルーム・ディーヴァを召喚し勝利を収めた。

 

そして入場する通路にて、柚子と遊希は向かい合い

 

「まずは一回戦突破おめでとう、柚子!」

 

「ありがとう遊希!」

 

ハイタッチを交わす。そして二人で少し笑った後

 

「続きなさいよ!遊希!」

 

「い、言われなくても」

 

遊希は歩き、背を向けたまま親指を立ててステージに向かう。胸は高鳴る。大会に出るのは初めてではないが、大きな大会、そしてこんなにも観客がいる大会は初めてである。

 

(深呼吸……深呼吸!)

 

大きく深呼吸を数回し覚悟を決めて歩き出す。そして係員に誘導されてステージ中央に歩き出す。観客の声に驚きながらステージの周囲を見渡す。人、人、人、人。周りには人しか居ない。思わず縮こまりそうになったが再度大きく息を吸い込み、吐き出して歩き出す。

 

ステージ中央では刀堂刃が立っていた。

 

「来たみたいだな」

 

「全力でやろうと言った手前逃げる訳には行かないでしょ?とは言うけど、すっごい緊張してるのには変わりは無いけど」

 

それを聞き刃は笑う。

 

「ハッハッハ!!なんだよそれ!アレだけの決闘が出来るのに緊張なんてするのか?まぁ、緊張して負けましたなんて言い訳すんじゃねぇぞ!?」

 

闘志を滾らせ遊希を見据える刃。その闘志に少し押されながらも

 

「緊張してるのと、負けると言うのは別だよね!」

 

負けじと構える。しかして、表情は硬かった。

 

『続きましても同じ塾での組み合わせ!遊勝塾所属、星風遊希とレオデュエルスクール所属刀堂刃との決闘を開始します!!』

 

「うおおおおぉ!柚子に続け!遊希!」

 

「落ち着いて行けよー!遊希!」

 

「「「頑張れー!!遊希お姉ちゃん!!」」」

 

そんな応援が耳に入る。遊希はその方を見ると塾の皆が手を振っていた。遊希はそれを見て自然とリラックスすることが出来た。塾の仲間に手を振り返し再び刃と向き合う。

 

『アクションフィールドON!剣の墓場!』

 

剣が墓標と言わんばかりに突き刺さったフィールドへと様変わりする。

 

「権現坂と君が塾で戦ったフィールドだね」

 

「ああ!だけど、今回の相手はお前だ。あの時出てこなかったが……今回は相手してもらうぜ?」

 

そして何時もの口上が始まる。

 

「戦いの殿堂に集いしデュエリストたちが」

 

「モンスターとともに地を蹴り、宙を舞い、フィールド内を駆け巡る!」

 

「見よ、これぞ、デュエルの最強進化形、アクション…」

 

遊希と刃、そして観客の合いの手で口上は成立し

 

「「デュエル!」」

 

刀堂 刃 LP4000

手札5枚

 

星風 遊希 LP4000

手札5枚

 

遊希の舞網チャンピオンシップが幕を開けた。

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