遊戯王ARC-V 次元戦争なんて冗談じゃない!!! 作:皐月の王
【遊戯王ARC-V 次元戦争なんて冗談じゃない!!!】に変更しました!
遊勝塾に到着し、デュエルコートにて遊希と遊矢は見合っていた。遊希の左腕にはライトグリーンのデュエルディスク。今から始まるのは遊希の初アクションデュエルである。デッキケースを三つ見る。
(どのデッキで行こうかな?どのデッキも弱体化してるし……。うーむとりあえず、私の原点のデッキでやってみようかな!)
ひとつ選びデュエルディスクに入れる。そしてデュエルコートに足を踏み入れ遊矢と向き合う。
「お待たせ。準備出来たよ」
「ああ、それじゃあ始めようか!」
『準備は整ったか!なら行ってみよう!!!アクションフィールドON!眠らない街!』
殺風景なフィールドが一瞬にして、夜景が綺麗な近未来な街並みへと変貌する。
「はぁーすごい……」
「感心してる場合じゃないぜ。デュエルはこれから始まるんだから」
その言葉と共に、アクションデュエルでのお約束をみんなが言う。
「戦いの殿堂に集いしデュエリストたちが」
「モンスターとともに地を蹴り、宙を舞い、フィールド内を駆け巡る!」
テレビの前で見たことがある口上。何度も見てきて途中から言われることが少なくなった口上。
「見よ、これぞ、デュエルの最強進化形、アクション…」
そして遊希と遊矢、二人はカードを手に持ち高らかに言う。
「「デュエル!」」
星風 遊希 LP4000
手札5枚
榊 遊矢 LP4000
手札5枚
「先行は譲るぜ」
「じゃあ、お言葉に甘えて」
先行は遊希から始まる。
(手札は……なるほどね。やるからには勝ちを狙いに行こう)
遊希は少し微笑み
「私はモンスターカードを1枚伏せ、カードを1枚伏せてターンエンド!」
遊希 LP4000
手札3
「それじゃあ!オレのターン、ドロー!オレは手札より、EMウィップ・バイパーを召喚!」
EMウィップ・バイパー ATK1700
遊矢は帽子を被った可愛らしい蛇のモンスターを召喚する。ウィップ・バイパーを腕に巻き付け夜の街を駆ける遊矢。その後を遊希も追走する形で走って追いかける。
「バトルだ!EMウィップ・バイパーでセットモンスターに攻撃!」
「いきなり殴ってくるんだね」
カードが表向きになる。そのモンスターはボルト・ヘッジホッグ
ボルト・ヘッジホッグLv2 DEF800
守備力800では攻撃力1700のEMウィップ・バイパーの攻撃は止めれることなく破壊される。
「オレはターンエンド!」
榊 遊矢 LP4000
手札5枚
互いの一ターンが終わる。互いに様子見で終わったが、デュエルはここからである。
「遊希ここからどうするのかしら、場にモンスターは居ないし。あの伏せカードが気になるわね。攻撃時も反応してなかった」
「遊矢お兄ちゃんにはペンデュラム召喚があるもんね!まだかなぁ!まだかなぁ!」
「ペンデュラム召喚しちまえば、どんなモンスターが並んでも遊矢お兄ちゃんが勝つぜ!」
アユとフトシがペンデュラムに胸を踊らせながらに言う。事実、ペンデュラム召喚を以て展開されて殴られれば、遊希はたまったもんじゃない。
「私のターン、ドロー」
遊希がドローする。そして、それが目当てのカードだったのか少し微笑み、
「私は手札から魔法カード『調律』を発動。デッキから『シンクロン』チューナー1体を手札に加えてシャッフルをする。その後、自分のデッキの1番上のカードを墓地へ送る。この効果で私はジャンク・シンクロンを手札に加え、シャッフルを終えたデッキの1番上のカードを墓地へ送る」
墓地に落ちたカードはドッペル・ウォリアーだった。それよりも周りが驚いたのはチューナーを手札に加えたということである。
「『チューナー』!?という事は!」
「遊希はシンクロ使い!?」
「シンクロってLDSで教えている召喚法だったよね!」
(まぁ、私からすれば、馴染み深い召喚法だけどね)
遊希は手札を見て次のカードを出す。
「私はさっき手札に加えたジャンク・シンクロンを召喚」
ジャンク・シンクロン Lv3 ATK1300
「ジャンク・シンクロンの効果発動。このカードが召喚に成功した時、自分の墓地のレベル2以下のモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。この効果で、私は墓地に行ったドッペル・ウォリアーを墓地から特殊召喚。更に、墓地にいるボルト・ヘッジホッグの効果発動、自分の場にチューナーモンスターが存在する場合、このモンスターを墓地から特殊召喚する。来て、ボルト・ヘッジホッグ」
ドッペル・ウォリアーLv2 ATK800
ボルト・ヘッジホッグLv2 ATK800
「このターンだけで3体も召喚した!」
「星風遊希……彼女は只者じゃないな」
修造は遊希のことを見ながらそう言う。遊希はそんな事を気にせず、続ける。
「レベル2のドッペル・ウォリアーに、レベル3のジャンク・シンクロンをチューニング!集いし星が、新たな力を呼び起こす。光さす道となれ!シンクロ召喚!来て!ジャンク・ウォリアー!」
二体のモンスターが光となり新たなモンスターが場に出現する。
ジャンク・ウォリアーLv5 ATK 2300
(すごい!あのジャンク・ウォリアーが目の前に!)
遊希は感極まっていた。好きなモンスターが目の前に実体を持って存在しているのだから。
「楽しそうだな遊希!」
「今、最っ高だよ!それじゃあ続き行くよ!ジャンク・ウォリアーの効果発動。墓地のドッペル・ウォリアーの効果発動!チェーン2!ドッペル・ウォリアーがシンクロ召喚の素材として墓地に送られた際、自分フィールドにドッペル・トークンを二体攻撃表示で召喚!」
ドッペル・トークンLv1 ATK400×2体
「変なのが出てきた!」
「ドッペルトークン?」
「そしてジャンク・ウォリアーの効果発動!このカードの攻撃力は自分フィールドのレベル2以下モンスターの攻撃力の合計分アップする。パワー・オブ・フェローズ!」
「遊希お姉ちゃんのレベル2以下モンスターって、ボルト・ヘッジホッグと……?」
「さっき出てきた、ドッペル・トークン……つまり」
「合計1600アップ!?」
ジャンク・ウォリアーLv5 ATK2300→ATK3900
「攻撃力3900!?」
「し、痺れるぅぅぅ!!!」
遊希はジャンク・ウォリアーの背中に乗り、遊矢に接近する。
(すごい!今私ジャンク・ウォリアーに乗れてる!これがリアルソリッドビジョン……これがARC-Vの世界……!!)
改めて今自分がいる世界がどういうものなのかを実感しながら、攻撃宣言をする。
「ジャンク・ウォリアーでEMウィップ・バイパーに攻撃。スクラップ・フィスト!」
まともに貰えば2200点のダメージは避けられない。だが、それをまともに貰う遊矢では無い。
「アクションマジック!回避発動!相手モンスター1体の攻撃を無効にする!」
「っ!アクションカード!いつの間に!」
「遊希がシンクロ召喚してる時にちょちょいっとね!これが、アクションデュエルの醍醐味の1つだ!」
遊希はこのターンにダメージを与えておきたかったが、アクションカードに阻まれてしまった。
「(アクションデュエルにはこれがあった……忘れてたなぁ。全く厄介で面倒なカードだよ!)私はカードを二枚伏せて、ターンエンド」
星風 遊希 LP4000
手札2枚
場:ジャンク・ウォリアーLv5 ATK3900
ドッペル・トークンLv1 ATK400×2
ボルト・ヘッジホッグLv2 ATK800
伏せカード:3枚
「オレのターン、ドロー!
「今の内に、アクションカードを取らないと!ジャンク・ウォリアー!」
ジャンク・ウォリアーに指示を出し、アクションカードの所まで飛び、カードを手に取ろうとするが、カードをつかもうとするタイミングで風が吹きカードが吹き飛ばされる
「あっ!」
「ラッキー!」
その風で飛ばされたカードを遊矢がキャッチする。
「これは運がいいですね!それじゃあ、皆さんが見たがっているアレを始めましょうか!」
「来るんだね……遊矢」
「俺は手札からスケール1の星読みの魔術師とスケール8の時読みの魔術師でペンデュラムスケールをセッティング!」
遊矢の後ろに光の柱が二本立ち、それぞれのモンスターが浮かび上がる。そしてそのモンスターの下にはそれぞれのスケールの数字が描かれる。
「これで、レベル2~7までのモンスターが同時に召喚が可能!揺れろ魂のペンデュラム!天空に描け光のアーク!ペンデュラム召喚!現れろ俺のモンスター達!」
ペンデュラムスケールの中心にゲートが開き、モンスターが場に現れる。
「EMソード・フィッシュ!オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン!」
EMソード・フィッシュLv2 ATK600
オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンLv7 ATK2500
「来たーーー!遊矢お兄ちゃんのペンデュラム召喚!」
「痺れるぅぅぅ!!!」
(来たか、ペンデュラム召喚)
遊希はオッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンとEMソード・フィッシュに一瞥して遊矢を見る。
(遊希がペンデュラム召喚しても驚いてない?)
柚子は遊希の様子を見て疑問に思う。あまりにも冷静であり、反応が薄い。まるで、最初から知っていたかのような反応だと思ったが
「でも、オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンの攻撃力でも、遊希お姉ちゃんのジャンク・ウォリアーの攻撃力を上回れてないよ!」
「ご心配なく!お楽しみはこれからです!」
デュエルは進んでいく。柚子はデュエルを見るのに集中する。そんな遊希の様子を知る由もない遊矢はビルの屋上に立ち、両手を広げウィップ・バイパーに指示を出し次の攻めを刊行する。
「私はEMウィップ・バイパーの効果発動!1ターンに1度、相手フィールドの表側表示のモンスター1体を対象として発動できる。 エンドフェイズまで、そのモンスターの攻撃力・守備力を入れ替える!ジャンク・ウォリアーの攻撃力と守備力を入れ替える!混乱する毒!」
ウィップ・バイパーは尻尾に付いたハート型アクセサリーを振り子のように振るう。ジャンク・ウォリアーは混乱したようにフラフラと対岸のビルに着地する。
「っ!ジャンク・ウォリアー!」
ジャンク・ウォリアーLv5
ATK3900→1300
「厄介な能力!」
「これでオッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンの攻撃力でジャンク・ウォリアーを倒せるようになった!」
「まだまだ続きます!今度はEMソード・フィッシュの効果発動!1ターンに1度、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。 エンドフェイズまで、そのモンスターの攻撃力は600ダウンする!対象はもちろん!ジャンク・ウォリアー!」
ジャンク・ウォリアーLv5
ATK1300→ATK700
「容赦無さすぎでしょ!?」
「更に私はさっき手にしたアクションカード!ハイダイブ発動!自分モンスター1体の攻撃力をターン終了時まで1000ポイントアップさせる!対象はオッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン!」
オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンLv7 ATK2500→ATK3500
「攻撃力3500!?」
「いっけーーー!!!遊矢お兄ちゃん!」
「その前に布石は打たせてもらう!リバースカードオープン!サイクロン!フィールドの魔法・罠カード一枚を対象として発動でき、そのカードを破壊する!私はペンデュラムゾーンの時読みの魔術師を破壊する!」
遊希の伏せカードのサイクロンが時読みの魔術師を破壊する。
「時読み!」
「更にもう一枚リバースカードオープン!ハーフ・シャット!フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターはターン終了時まで、攻撃力が半分になり、戦闘では破壊されない。対象はジャンク・ウォリアー」
ジャンク・ウォリアーLv5 ATK700→ATK350
「わざわざ攻撃力をさらに下げた?」
「でもチャンスじゃん!行っけえええ!!遊矢お兄ちゃん!!!」
遊矢も少し迷っていた。時読みの魔術師をわざわざ破壊したこと、態々ジャンク・ウォリアーの攻撃力を下げた事。だが、攻める絶好のチャンスには違いない
「バトルだ!オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンでジャンク・ウォリアーに攻撃!螺旋のストライクバースト!更に、オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンの効果!このカードが相手のレベル5以上のモンスターと戦闘を行う場合、 このカードが相手に与える戦闘ダメージは倍になる。ジャンク・ウォリアーのレベルは5!リアクション・フォース!」
「て事は、今のジャンク・ウォリアーの攻撃力が350でオッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンの攻撃力が3500で戦闘ダメージは二倍で……」
「戦闘ダメージ6300!?」
LPは4000。6300なんてものはオーバーキルもいい所だ。柚子は思わず
「やりすぎよ!遊矢!」
「うっわ!いっけね!」
流石の遊矢もやり過ぎたと焦る。自分から攻撃力を下げたと言えど6300の戦闘ダメージで吹っ飛ばされたら衝撃は凄まじいものになるのは目に見えてわかる。だが、遊希は
「遠慮なんていらない!」
遠慮するなと叫ぶ。飛んでくる攻撃はまともに貰えば即敗北。だが、
「競い合いは全力でこそ面白いんだからっ!」
目を爛々とさせながらに言う。そして、彼女は最後の一枚の伏せカードを残している。この程度で簡単にやられるようなデュエルはしない。
「罠カード発動!くず鉄のかかし」
ジャンク・ウォリアーを守るように、くず鉄のかかしが現れ、オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンの攻撃を防ぐ。
「なにっ!?」
「くず鉄のかかしの効果、相手モンスターの攻撃宣言時に、その攻撃モンスター1体を対象として発動できる。その攻撃を無効にする。発動後このカードは墓地へ送らず、そのままセットする」
「つまり……」
「一ターンに一回必ず攻撃を無効化にする罠カードって言うこと!?」
「そういう事か!時読みの魔術師のペンデュラム効果を嫌ってサイクロンで破壊したのか!」
「そういう事!カードは確認するべきものだからね!」
「時読みの魔術師のペンデュラム効果?」
フトシが首を傾げると、柚子が話し始める
「時読みの魔術師のペンデュラム効果は1ターンに1度、自分フィールドのPモンスター1体を対象とした罠カードの発動と効果を無効にできるの。つまり、」
「遊希はくず鉄のかかしを通すために、サイクロンで時読みの魔術師を破壊したということだ。そこまでのことを考えて先に動くとは」
遊矢はそれでも攻め手を緩めない
「ならEMウィップ・バイパーでジャンク・ウォリアーに攻撃!」
くず鉄のかかしの効果は一ターンに一度が限界である。これを通せば、ジャンク・ウォリアーを破壊される明白である。何もしていなければ
EMウィップ・バイパーの攻撃はジャンク・ウォリアーに命中し遊希にその衝撃を与える。
星風 遊希 LP4000→LP2650
「きゃあああ!!!」
遊希はその衝撃を受けジャンク・ウォリアーから手を離してしまい、真っ逆さまに落ちて行く。
「危ない!」
「遊希!」
見ている皆も遊矢も慌てるが遊希は落下しながらも周りをよく見て、空中で無理矢理体勢を立て直し、街灯の上に着地する。
「ふぅ……危ない危ない。リアルソリッドビジョンって衝撃もリアルだった。忘れてたね」
「大丈夫か!?遊希!」
遊矢は屋上から遊希の身を案じて呼びかける。遊希は屈伸をして足の感覚を確かめながら
「大丈夫、大丈夫」
そう言う遊希のそばにはジャンク・ウォリアーの姿があった。
「うそ!?何で破壊されてないの!?」
「さっき発動していたハーフ・シャットの効果……そうだろ?遊希」
遊矢は少し悔しそうに笑う。遊希は
「ご明察!攻撃力は半減するけど戦闘破壊はされない!まだ、遊矢のターンだよ?」
遊矢にデュエル続行を促す。遊矢は頷きながら、
「EMソード・フィッシュでジャンク・ウォリアーに攻撃!破壊は出来なくても戦闘ダメージは入る!」
「っ!そうだね!」
星風 遊希LP2650→LP2400
遊希は街灯の上で踏ん張り衝撃を耐える。
「俺はこれでターンエンド。このタイミングでEMウィップ・バイパーの効果で入れ替わっていた攻撃力と守備力が元に戻り、EMソード・フィッシュの効果で下がっていた攻撃力も元に戻る」
「ついでに、ハーフ・シャットの効果も切れてジャンク・ウォリアーの攻撃力は元に戻り、ハイダイブの効果も切れてオッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンの攻撃力も元に戻るだよね?」
「ああ!その通りだ」
星風 遊希 LP2400
手札2枚
場:ジャンク・ウォリアーLv5 ATK2300
ドッペル・トークンLv1 ATK400 ×2
ボルト・ヘッジホッグLv2 DEF800
榊 遊矢 LP4000
手札2枚
場:オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンLv7 ATK2500
EMウィップ・バイパーLv4 ATK1700
EMソード・フィッシュLv2 ATK600
「私のターン、ドロー!」
遊希がカードをドローする。ドローしたカードを見て微笑み。目を閉じて大きく息を吸い込んで吐く。そして動き出す。
「このターンで決着をつける……。私は手札からジャンク・シンクロンを召喚する」
ジャンク・シンクロンLv3 ATK1300
「またチューナーモンスターだ!今度はどんなシンクロモンスターを召喚するんだ!」
「どんなモンスターが出るんだろう?」
全員が遊希に注目する。そして遊希は勝つために動き出す。
「私はレベル1ドッペル・トークンにレベル3ジャンク・シンクロンをチューニング。シンクロ召喚、来て!レベル4アームズ・エイド!」
アームズ・エイドLv4 ATK1800
「手のシンクロモンスター!?」
「まだシンクロモンスターを出すのか!?」
遊希の動きはまだ止まらない。勝てる道筋が見えているならその道を走らない道理はない。
「更に手札から魔法カード発動、シンクロキャンセル。フィールドのSモンスター1体を対象として発動できる。そのSモンスターを持ち主のEXデッキに戻す。この効果で私は、ジャンク・ウォリアーをEXデッキに戻す!」
「ジャンク・ウォリアーを!?」
「えぇ!?せっかくのシンクロモンスターを戻すなんて!」
「何を考えているんだ?」
警戒するオッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンに乗っている遊矢。そして、その遊矢を見上げている遊希は言葉を続ける。
「EXデッキに戻したそのモンスターのS召喚に使用したS素材モンスター一組が自分の墓地に揃っていれば、その一組を自分フィールドに特殊召喚できる。墓地より甦れ!ジャンク・シンクロン!ドッペル・ウォリアー!」
フィールドにジャンク・シンクロンとドッペル・ウォリアーが再び姿を表す。
ジャンク・シンクロン Lv3 ATK1300
ドッペル・ウォリアーLv2 ATK800
「私はレベル2のドッペル・ウォリアーに、レベル3のジャンク・シンクロンを再びチューニング。シンクロ召喚、今一度力を貸して…ジャンク・ウォリアー!」
その声に答えるが如く、光の中からジャンク・ウォリアーが姿を表す。
ジャンク・ウォリアーLv5 ATK 2300
「再びジャンク・ウォリアーの効果発動!このカードの攻撃力は自分フィールドのレベル2以下モンスターの攻撃力の合計分アップする」
ジャンク・ウォリアーLv5 ATK2300→ATK3500
「そっか!ジャンク・ウォリアーの攻撃力を上げるためにシンクロキャンセルで一旦戻したんだ!」
「そして、アームズ・エイドの効果発動。1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に装備カード扱いとしてモンスターに装備することが可能!ジャンク・ウォリアーに装備!」
「シンクロモンスターが装備カードに!?」
「痺れるぅぅぅ!!!」
アームズ・エイドはジャンク・ウォリアーの右腕にドッキングする。
「そして、この効果で装備カード扱いになっている場合のみ、装備モンスターの攻撃力は1000ポイントアップする」
ジャンク・ウォリアーLv5 ATK3500→ATK4500
「このままじゃまずい!オッドアイズ!」
遊矢はオッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンに指示を出し、アクションカードを探し始める。
「更に私は速攻魔法!スクラップ・フィストを発動!自分フィールドの『ジャンク・ウォリアー』1体を対象として発動できる!バトルだ!ジャンク・ウォリアーでオッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンに攻撃!」
ジャンク・ウォリアーの背に乗り、オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンを追走する。
「アクションカードは……あった!」
遊矢は土壇場でアクションカードを掴み、そのカードを見て目当てのカードだと笑う。
「俺はアクションマジック、奇跡を発動!」
とカードを置くがERRORと表示される。
「何で!?アクションカードの発動条件は大丈夫な筈なのに!」
「なんで発動しないの!?」
「塾長故障してるの!?」
「そんなはずは無い!」
「それは、私が唱えた速攻魔法。スクラップ・フィストの効果だよ」
オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンの後ろにジャンク・ウォリアーが立ち、オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンのしっぽを掴む。
「その自分のモンスターが相手モンスターと戦闘を行う場合、以下の効果を適用する。相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠・モンスターの効果を発動できない。この効果で、アクションカードも封じ込めさせてもらったよ。そう何度も何度も、防がれるのはたまったもんじゃないしね」
「なにっ!?」
そう言う遊希の笑顔に背筋が凍りそうになる。逃がさない。それ以上防がれてたまるかと言う何かを感じた。
「そんなカードあるの!?」
「じゃあ、遊矢お兄ちゃんがジャンク・ウォリアーの攻撃を防ぐ手立てがないって言うこと!?」
「まだ終わらないよ、スクラップ・フィストの効果で相手が受ける戦闘ダメージは倍になる!」
「ええと、今のジャンク・ウォリアーの攻撃力が4500でオッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンの攻撃力が2500だから、通常なら……ええと?」
「通常なら2000、倍になったら……4000で遊矢のLPを0に!?」
アームズ・エイドを装備したジャンク・ウォリアーの一撃はオッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンを破壊する。
「うわああああぁぁぁ!!!」
オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンの破壊により落ちる遊矢を遊希がジャンク・ウォリアーに抱えてもらいながら手を掴む。
榊 遊矢LP4000→LP0
WIN 星風 遊希
「はい、私の勝ち!」
その台詞と共に、風景は元のデュエルコートとなる。
「ああ、今回は俺の負けだったけど、どうだった?アクションデュエルは」
「楽しかったよ!体を動かすデュエルなんて新鮮だし」
「そうなのか?でも、気に入ってもらってよかった!」
「うん、楽しかった!」
「二人ともぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおお!!!素晴らしいデュエルだった!!!熱血だぁああああ!!!」
修造が遊矢と遊希を涙を流しながら褒める。小学生の子供たちも来て
「うん、本当に凄かった!」
「遊希お姉ちゃんのシンクロ召喚凄かった!教えてよ!」
「痺れる戦いだったぜ!」
「本当に凄かったわ遊希!アクションカードを1枚も使わずに遊矢に勝つなんて」
「次は負けないぞ!」
塾は新しい仲間を向かい入れて大いに盛り上がった。
シンクロのデッキはジャンドでした!
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アンケーは木曜日いっぱいまでです