遊戯王ARC-V 次元戦争なんて冗談じゃない!!!   作:皐月の王

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えールールミスをしていました。ご指摘ありがとうございました!

そのため、修正後の再投稿です!

大丈夫な……はずです。ご迷惑お掛けしました!


第2回戦 勝鬨将正VS星風遊希

遊矢と勝鬨勇雄の決闘は遊矢の劇的な勝利で幕を下ろした。そして、次は遊稀の番である。遊矢の決闘中に『楽しんで行こう!』と言った手前楽しまないと行けないのだが、それはそれとして相手は梁山泊塾の門下生が続く。

 

「遊希!頑張って!」

 

「遊矢お兄ちゃんに続いて勝っちゃえ!」

 

柚子とアユが遊希に声援を飛ばす。遊矢達男子も同じように声援を飛ばす。

 

「いつも通りに行けば行けるぞ遊希!楽しんでいこうぜ!」

 

「いつものシンクロ召喚楽しみにしてるから!」

 

「痺れる連続召喚見せてくれ遊希お姉ちゃん!」

 

一方の遊希はフィールドを歩きながらも内心は

 

(やばい、本当にやばい!権現坂式の不動の決闘したら痛い目に会わずに済むかな?でも遊勝塾的にそれはアリなのかな!?こんなに悪い意味でドキドキするの嫌だよ!相手的に楽しめるかっての!)

 

穏やかでは無く、荒れに荒れまくっていた。

 

(だけども、遊矢君にあそこまで発破かけたんだから楽しんでいかないとじゃないの遊希)

 

(なら代わってくれる!?)

 

(痛いの嫌だからパスでー)

 

遊希はリオにひらりと躱され諦めて目の前の人物と相対する。勝鬨将正。勝鬨勇雄の兄弟的な人物であろうとは考えられる人物が相手。梁山泊塾の決闘者ということで先程の試合を想起させるが、拳を強く握り締め息を吐く。

 

(腹くくるしかないか……!)

 

勝鬨将正は無言で遊希と対峙していたが静かに言う。

 

「勇雄が負けたのは、相手を侮っていたからだ。相手のLPが0になるまで手を抜かず徹底的に攻めなければならない。星風遊希……俺はお前を強敵と認め全霊で地に叩き伏せる」

 

放たれる圧力は並ではなく、間違いなく強者と言うのは分かる。遊希自身は。

 

(何で大会でこんなに圧力放つんだろうな。命かかっているみたいな……。でも、私だって負けられない!捻じ曲げた運命に向き合う為にも!)

 

真っ直ぐ将正を見据えて。

 

「はっ!やってみなよ!ただし、地面を舐めるのはそっちだろうけどね!」

 

盛大に煽り、自身を鼓舞して臨戦態勢をとる。

 

『それでは両者向かい合った所でフィールド魔法の選択です!』

 

両者の間でフィールド魔法がランダムに選択される。選ばれたフィールド魔法は……。

 

『アクションフィールドON!フィールド魔法ダークタウンの幽閉塔発動!!』

 

スマイリーの宣言と共にフィールド魔法が起動し、スタジアムからもの暗い街並みへと変貌し、橋の上にて両者が向き合っていた。

 

「このフィールドって!」

 

「遊矢お兄ちゃんと沢渡がペンデュラムカードをかけて決闘したフィールドだ!」

 

「まさか、ここでするなんて」

 

それぞれが懐かしい記憶を思い出しているが、遊希と将正は関係無く向き合う。

 

「戦いの殿堂に集いしデュエリストたちが」

 

将正の言葉が口上を言い始める。

 

「モンスターとともに地を蹴り、宙を舞い、フィールド内を駆け巡る!」

 

「見よ、これぞ、デュエルの最強進化形、アクション……」

 

観客、スマイリー、そして二人が互いに見据えながら宣言する。

 

「「デュエル!」」

 

勝鬨 将正 LP4000

手札5枚

 

星風 遊希 LP4000

手札5枚

 

宣言すると同時にアクションカードがフィールドに散らばる。

 

「では、俺のターンから行かせてもらう」

 

「良いよ、来なよ」

 

遊希は先手を譲りながら、周りを確認し、アクションカードを探す。

 

「手札から魔法カード、テラフォーミング発動。デッキからフィールド魔法カード1枚を手札に加える。俺はデッキから阿吽の呼吸を手札に加える」

 

「阿吽の呼吸?聞き覚えがあるような無いような……」

 

遊希は思考を巡らせるが、その答えにたどり着くことが出来ない。

 

「俺はそのままフィールド魔法阿吽の呼吸を発動する。このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。阿吽の呼吸の効果発動、デッキから『双天』モンスター1体を手札に加える事ができる。俺は双天拳の熊羆を手札に加える」

 

「双天!?聞いたことはあるけど……詳細が分からない……!」

 

遊希の他には無い強みは、OCGプレイヤーらしいメジャー所のテーマをある程度理解している事である。しかし、全てのカードを理解している訳では無い。遊希にとって双天が知らないテーマの一つである様に。

 

「俺は双天拳の熊罷を通常召喚する」

 

双天拳の熊羆 Lv4 ATK1800

 

屈強な戦士族のモンスターが召喚される。

 

「フィールド魔法、阿吽の呼吸の効果発動。自分フィールドに『双天』効果モンスターが存在する場合に自分フィールドに『双天魂トークン』1体を特殊召喚する。この効果の発動後、ターン終了時まで自分は融合モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。来い、双天魂トークン」

 

双天魂トークン Lv2 ATK0

 

「トークンを召喚して何をするつもりなんだ?」

 

「分からない。だが、只者じゃないぞ遊希の相手は」

 

遊矢と権現坂は相手の動きに注目している。

 

「双天拳の熊罷の効果発動。自分フィールドの『双天』モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを破壊し、デッキから「双天」魔法カード1枚を手札に加える。俺は双天魂トークンを破壊し、デッキから魔法カード、双天招来を手札に加える」

 

双天魂トークンは熊罷の両手に宿るように姿を消し、熊罷は手を天に突き上げる。デッキから将正の手に双天招来が握られる。遊希はその隙にアクションカードを拾いに行こうとする。

 

「遊希気をつけろ!そのフィールドはアクショントラップもあるから、無闇に拾えば不利になるぞ!」

 

遊矢の助言が耳に入る。遊希はそれを聞き足を止める。その一瞬が隙となる。

 

「外野からの忠告を聞くとは余裕だな!」

 

「っ!」

 

飛び上がった将正の蹴りが遊希目掛けて襲いかかる。遊希はカードをとる直前に止まっていた事もあり、直ぐにバックステップをして蹴りを回避する。

 

「遊矢お兄ちゃんの時ように妨害してきた!」

 

「遊希!」

 

「女の子相手でも妨害してくるなんて!!」

 

応援している塾の仲間が声を上げる。

 

「あっぶな……!それ本当に危ないから!」

 

遊希も文句を言うが将正は無言のまま続ける。

 

「俺は双天招来を発動。今拾ったアクションカードを捨てて効果発動。自分フィールドに『双天魂トークン』を可能な限り特殊召喚する。俺は双天魂トークンを4体召喚する」

 

双天魂トークン Lv2 ATK0

 

双天魂トークン Lv2 ATK0

 

双天魂トークン Lv2 ATK0

 

双天魂トークン Lv2 ATK0

 

「トークンばっかり召喚して何をするつもりなんだ?」

 

「何か仕掛けてくるぞ」

 

「双天招来の効果はまだ終わらない。自分の手札・フィールドから『双天』融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する効果がある。この効果を二回まで使用出来る」

 

「一枚の魔法カードで!?」

 

「二回の融合召喚!?」

 

将正は右手を突き出し宣言する。

 

「双天魂トークン 二体で融合召喚。双天の魂よ今こそ一つとなり脚撃の武勇者の道となれ。融合召喚!双天脚 鎧吽!」

 

双天脚 鎧吽 Lv5 DEF2100

 

「さらに双天魂トークン 二体と双天拳の熊羆融合召喚。魂を宿して金色の鎧を身にまとい、立ちはだかる全てを粉砕せよ。融合召喚、双天将 金剛!」

 

双天将 金剛 Lv8 ATK3000

 

『出ました攻撃力3000の大型モンスター!将正選手連続融合召喚を決めて二体の融合モンスターを並べたぞ!』

 

連続の融合召喚に観客は盛り上がる。妨害こそしたが、手際よくトークンを使い、巧みに融合召喚をしたのである。しかも一ターン目からである。

 

「さらに魔法カード、増援を発動デッキからレベル4以下の戦士族モンスター1体を手札に加える。俺は双天脚の鴻鵠を手札に加える。そしてカードを二枚伏せてターンエンド」

 

勝鬨 将正 LP4000

手札3枚

場:双天脚 鎧吽 Lv5 DEF2100

双天将 金剛 Lv8 ATK3000

 

星風 遊希 LP4000

手札5枚

 

「私のターンドロー!私は手札のジャンクコンバーターの効果発動、ジャンク・コンバーターとターボ・シンクロンを捨ててデッキから『シンクロン』モンスター1体を手札に加える!私はジャンク・シンクロンを手札に加える!そして、そのままジャンク・シンクロンを通常召喚!」

 

ジャンク・シンクロン Lv3 ATK1300

 

「出た!遊希お姉ちゃんのジャンク・シンクロン!」

 

「ここからシンクロ召喚来るぞ!」

 

小学生組が盛り上がる。遊希もその期待に答える様に続ける。

 

「ジャンク・シンクロンの効果発動!このカードが召喚した時、自分の墓地のレベル2以下のモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを守備表示で特殊召喚する!ジャンク・コンバーターを墓地から守備表示で特殊召喚!」

 

ジャンク・コンバーターLv2 DEF200

 

「さらに、手札のドッペル・ウォリアー効果発動!自分の墓地からモンスターが特殊召喚された時にこのカードを手札から特殊召喚する!」

 

ドッペル・ウォリアー Lv2 ATK800

 

「来た!ドッペル・ウォリアー!この流れはジャンク・ウォリアーかな!」

 

「ジャンク・スピーダーじゃない?」

 

「痺れるくらい楽しみだぜ!」

 

小学生組はワクワクさせながら見ている。遊矢達三人は

 

「最初からフルスロットルだな」

 

「様子みせずに確実にシンクロ召喚を決めるための準備をしているな」

 

「うん、調子よさそう」

 

遊希のプレイングを見て安心している。

 

「私は!レベル2ジャンク・コンバーターにレベル3ジャンク・シンクロンをチューニング!ハイパーライブライアンをS召喚。集いし記憶が、新たな戦歴を刻み残す!光射す道となれ!シンクロ召喚!TG ハイパー・ライブラリアン!」

 

TG ハイパー・ライブラリアンLv5 ATK2400

 

「きた!ハイパー・ライブラリアン!」

 

「という事は!」

 

「連続シンクロ召喚だ!」

 

「そういうこと!ジャンク・コンバーターがシンクロ召喚の素材として墓地へ送られた時、自分の墓地のチューナー1体を対象として発動できるモンスターを守備表示で特殊召喚する。だけどこのターン、この効果で特殊召喚したモンスターの効果は発動できない。墓地から戻ってきて!ジャンク・シンクロン!」

 

ジャンク・シンクロン Lv3 DEF500

 

「レベル2ドッペル・ウォリアーにレベル3ジャンク・シンクロンをチューニング!集いし願いが、新たな輝きに繋げる!光射す道となれ!シンクロ召喚!ジャンク・スピーダー!!」

 

ジャンク・スピーダー Lv5 ATK1800

 

「ほう、LDSの決闘者との時に見せた連続シンクロ召喚か。だが、金剛は超えられてはいないな」

 

将正は余裕を崩さず遊希を見ている。遊希は小さく笑い

 

「私のターンはまだ終わってないからね。TG ハイパー・ライブラリアンの効果!このカードがモンスターゾーンに存在する状態で、シンクロモンスターをシンクロ召喚した時、このカードがフィールドに表側表示で存在する場合、自分は1枚ドローする!そして、シンクロ召喚の素材になったドッペル・ウォリアーの効果でドッペル・トークンを二体召喚!」

 

ドッペル・トークン Lv1 ATK400

 

ドッペル・トークン Lv1 ATK400

 

「更にジャンク・スピーダーの効果でデッキからサテライト・シンクロンを召喚!」

 

サテライト・シンクロン Lv2 ATK700

 

「レベル5ジャンク・スピーダーとレベル1ドッペル・トークンにレベル2サテライト・シンクロンをチューニング!集いし闘志が怒号の魔神を呼び覚ます、光さす道となれ!シンクロ召喚!粉砕せよ、ジャンク・デストロイヤー!」

 

ジャンク・デストロイヤー Lv8 ATK2600

 

ジャンク・デストロイヤーが闇夜の橋に姿を現す。月明かりに照らされての登場に観客の幼い男の子はテンションが上がる。

 

「ほう、大型のモンスターだな」

 

「感心するのはまだ早いよ。TG ハイパー・ライブラリアンの効果!それにチェーンしてジャンク・デストロイヤー 効果発動!シンクロ素材としたチューナー以外のモンスターの数までフィールド上に存在するカードを選択して破壊する事ができる。今回はチューナー以外のモンスターは2体だから破壊できる数は2体。対象は双天脚鎧吽と双天将 金剛の二体タイダル・エナジー!」

 

ジャンク・デストロイヤーの胸部が光り、青白い波を放つ。

 

しかし、

 

「双天脚 鎧吽の効果発動。効果モンスターを素材として融合召喚した『双天』融合モンスターが自分フィールドに存在する場合、自分・相手のメインフェイズに、エクストラデッキから特殊召喚された表側表示モンスター1体を対象としてそのモンスターの効果をターン終了時まで無効にする」

 

「何っ!?」

 

双天脚 鎧吽が迫り来る青白い波を蹴圧だけで霧散させる。それと同時に青い光がジャンク・デストロイヤーを包み込み能力を無効にする。

 

「それしかないのか?」

 

将正が不敵に笑う。遊希は少し息を吐き

 

「デストロイヤーが止められて終わりな訳無いでしょ!TG ハイパー・ライブラリアンの効果で一枚ドロー!さらに、手札から魔法カード、ワン・フォー・ワン発動!手札からボルト・ヘッジホッグを捨て、レベル1のジェット・シンクロンを特殊召喚!」

 

ジェット・シンクロン Lv1 ATK500

 

「更に、墓地のボルト・ヘッジホッグの効果発動!自身の場にチューナーモンスターが居る時、墓地から特殊召喚ができる!来てボルト・ヘッジホッグ!」

 

ボルト・ヘッジホッグ Lv2 ATK800

 

「レベル2ボルト・ヘッジホッグ、レベル1ドッペル・トークンにレベル1 ジェット・シンクロンをチューニング!集いし星が大いなる力を呼び起こす!光差す道となれ!シンクロ召喚!出でよ、アームズ・エイド」

 

アームズ・エイドLv4 ATK1800

 

「アームズ・エイド!ジャンク・デストロイヤーに装備するのかな!」

 

「確かにジャンク・デストロイヤーに装備したら攻撃力が1000ポイント上がって3600になるから」

 

「双天将 金剛の攻撃力を超えられる!」

 

小学生組が言う通りアームズ・エイドを装備して攻撃すれば双天将 金剛を破壊できる。しかし、遊希はまだ止まらない。

 

「まだ!TG ハイパー・ライブラリアンの効果で一枚ドロー!」

 

引いたカードを見て得意げな笑みを浮かべる遊希。そして

 

「手札より魔法カード、増援発動!デッキからレベル4以下の戦士族モンスター1体を手札に加える!私が手札に加えるのはジャンク・サーバント!ジャンク・サーバントは場に『ジャンク』と名のついたモンスターが表側表示で存在する場合、このカードは手札から特殊召喚する事ができる!」

 

ジャンク・サーバント Lv4 ATK1500

 

「さっきからシンクロ召喚しているが、尽く烏合の衆では無いか。時間の無駄では無いのか?」

 

将正が遊希を睨みながらに言う。遊希その言葉に眉を顰めながら

 

「吠え面かく準備は出来ていると受け取っていいと言うことだよね?墓地のジェット・シンクロンの効果発動!手札のカードを墓地に捨てることで、墓地から特殊召喚することが出来る!」

 

ジェット・シンクロン Lv1 ATK500

 

「レベル4ジャンク・サーバントにレベル1のジェット・シンクロンをチューニング!集いし熱意が鋼鉄の翼に宿る時、熱波の暴風を巻き起こす!光差す道となれ!シンクロ召喚!吹き荒べ!ジェット・ウォリアー!」

 

ジェット・ウォリアー レベル5 ATK2100

 

「TG ハイパー・ライブラリアンの効果発動!チェーンしてジェット・ウォリアーの召喚時効果!ジェット・ウォリアーの効果!シンクロ召喚成功時、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを持ち主の手札に戻す!対象は双天将 金剛!」

 

ジェット・ウォリアーは両肩部のエンジンを最大稼働し、風を起こして双天将 金剛を吹き飛ばそうとする。

 

「そうだ!別に攻撃力で勝たなくても!」

 

「モンスター効果で対処すればいいんだ!」

 

「流石だぜ遊希お姉ちゃん!」

 

「これが決まれば、そのまま押し切れるぞ!」

 

「いいぞ!遊希!」

 

双天将 金剛を除去することが叶えば攻撃力1700の双天脚 鎧吽だけになる。

 

しかし、

 

「馬鹿の一つ覚えか、味気ないやつだ。罠カード、双天の使命発動!『双天の使命』以外の自分の墓地の『双天』魔法・罠カード1枚を除外して発動できる。墓地の双天招来を除外する。このカードの効果はその魔法・罠カード発動時の効果と同じになる」

 

「何っ!?」

 

遊希は驚愕の表情になる。

 

「どういうことだよ?タツヤ」

 

「教えて!」

 

フトシとアユがタツヤに状況の説明を求める。

 

「つまり、今は遊希お姉ちゃんのターンだけど。双天招来と同じ効果になるから」

 

「遊希のターンだけど、双天魂トークンを召喚して、融合召喚をするつもりだ!」

 

「まさか!相手のターン中にそんなことが!」

 

タツヤと遊矢の言葉を聞いて柚子が驚いて声をあげる。

 

「カードを一枚墓地に送り効果発動。双天魂トークンを可能な限り召喚する」

 

双天魂トークン Lv2 ATK0

 

双天魂トークン Lv2 ATK0

 

双天魂トークン Lv2 ATK0

 

「そして、双天魂トークン2体と手札の双天脚の鴻鵠で融合!魂を宿して蒼白の鎧を身にまとい、立ちはだかる全てを踏破せよ。融合召喚、双天将 密迹!」

 

双天将 密迹 レベル7 ATK2000

 

「さらに双天将 金剛と双天将 密迹で融合召喚!」

 

「二体の融合モンスターを使って融合召喚!?」

 

「何が召喚されるの!?」

 

遊矢と柚子が思わず声を上げる。遊希も冷や汗を流しながらその光景を見るしか無かった。

 

「双天将達よ、並び立ち立ちはだかる敵を粉砕し踏破せよ。融合召喚!双天の獅使-阿吽!」

 

双天の獅使-阿吽 レベル4 ATK0

 

「攻撃力0のモンスターだ!」

 

「金剛を素材にしてまで出したモンスターが攻撃力0だなんて!」

 

「遊希お姉ちゃんをバカにしているのか?」

 

遊希は嫌な予感を感じながらも動く。

 

「アームズ・エイドの効果、1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に装備カード扱いとしてモンスターに装備することが可能!ジェット・ウォリアーに装備!この効果で装備カード扱いになっている場合のみ、装備モンスターの攻撃力は1000ポイントアップする」

 

ジェット・ウォリアー レベル5 ATK2100→ATK3100

 

「攻撃力3100!」

 

「行っけー!遊希お姉ちゃん!」

 

「バトル!まずは!ジャンク・デストロイヤーで双天の獅使-阿吽に攻撃!」

 

遊希はジェット・ウォリアーに抱き抱えられ、橋の塔に向かう。そして塔の上にはアクションカードがあった。

 

(確実に押し込むにはアクションカードがあるに越したことはない!デストロイヤーで攻撃してるし妨害は……!)

 

塔の頂上まで行った遊希を見上げながら、そんな思考は甘いと言わんばかりに将正が動く。

 

「双天の獅使-阿吽の効果発動!融合素材に『双天将 密迹』が使われている時、相手ターンに1度、フィールドのカード1枚を対象としそのカードを除外することが出来る。ジェット・ウォリアーを除外」

 

双天の獅使-阿吽が放った紫の拳圧と青の蹴圧がジェット・ウォリアーを貫き、除外させる。アームズ・エイドも装備していたモンスターが除外されることで墓地に行く。しかし何より問題なのは、塔の頂上に着地していない段階でジェット・ウォリアーに乗っていた遊希が空中に投げ出されている事が問題である。

 

「しまった!」

 

そのまま真っ逆さまに落下する。

 

「「遊希!!!」」

 

「「「遊希お姉ちゃん!!」」」

 

いくらアクションフィールドと言えど橋の塔の頂上付近からの落下ともなれば無事では済まない。

 

「っ!デストロイヤー!」

 

遊希はデストロイヤーの名を叫ぶ。それに応える様にデストロイヤーは遊希をキャッチする。

 

皆が安堵する中

 

「バトルは継続中だ。双天の獅使-阿吽の効果『双天将 金剛』を融合素材としている時、戦闘を行う自分の『双天』モンスターの攻撃力はダメージ計算時のみ3000になる」

 

双天の獅使-阿吽 レベル4 ATK0→ATK3000

 

「そんな!」

 

「そういう能力!」

 

遊希が忌々しげに言った直後、双天の獅使-阿吽の拳と蹴りがジャンク・デストロイヤーを破壊する。

 

星風遊希LP4000→3600

 

「きゃあああああ!!!」

 

再び抱き抱えるモンスターが居なくなり真っ逆さまに落ち海に落下する。

 

「「遊希!!!」」

 

「「「遊希お姉ちゃん!!!」

 

塾の仲間は遊希の名前を呼ぶことしか出来なかった。

 

 

 

 




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