私は今陸軍大学校の授業を受けている。
一人だけ動物の耳と尻尾が生えているので滅茶苦茶浮いている。
私が退院した後も陸軍と海軍は私の所属先で揉めていた様だが、「元の船が陸軍の所属ならば陸軍が妥当だろう」と言う将軍の発言により陸軍所属で決定したらしい。
ちなみにメンタルキューブによって出来た私の船は陸軍管轄の港に係留されている。
海軍に競り勝った陸軍は私をどう扱うかで非常に悩んでいる。
なにせKAN-SENを手に入れたは、いいものの運用ノウハウが陸軍にはない。
今のところ私は陸軍大学校卒業までは前線に出されることはないようだ。
KAN-SENになったことで知らされた事だがどうやらKAN-SEN達の指揮官には適正がいるらしい。
なんでも適正がないとKAN-SEN達は余り命令を聞かないそうだ。
命令を聞くか聞かないかは非常に重要だ。
KAN-SEN達は各々性格が違う、ロリコンだったりヤンデレだったりして兎に角適正がないと軍事行動にかなりの支障をきたす。
まあ私には関係ない事だが。
私がKAN-SENになってから一年が経った。
私は陸軍大学校の卒業式に出ている。
KAN-SENになりはしたが勉学を怠った訳ではなくしっかり卒業席次上位六名に入っている。
順番に将軍から恩賜の軍刀を受け取り私も軍刀を受け取った。
「ん?」
あれこれ九四式軍刀じゃなくて靖国刀じゃね。
靖国刀とは工業製品の軍刀とは違い玉鋼を使用し更にたたら製鉄を利用して作られた高級士官用の特別な軍刀である。
「どうした?」
「何故私だけ靖国刀なのでしょうか?」
「貴官は全線えの配属が決まっている、ならば他の者より良いものを渡すのは、当たり前であろう」
「成程・・ありがとうございます!」
後方勤務の為に大学校に来たのに前線勤務確定とは。
いやしかし前線勤務と言う事は、KAN-SEN達と絡めるかもしれない!。
前向きに行こう。
卒業式が終わり私は配属先の書かれた書類を渡された。
書類の内容は
貴官をアズールレーン指揮官葛城 治少将貴下の艦隊に配属する。
と言うものだった。
驚いたまさか陸軍が海軍軍人に指揮権をゆだねるとは。
裏で何かあったのだろうか。
畑俊六元帥に確認してみたところどうやらアズールレーン司令部が私を派遣しろと言ってきたそうだ。
色々と交渉したそうだが重桜出身の指揮官貴下以外は認め無かったそうだ。
重桜はアズールレーンを発足した四大陣営の中で一番国力が低く断ることが出来なかったらしい。
元帥は「すまない」と謝罪してきたが私としてはKAN-SEN達と関われるので一切問題無かった。
配属先が決定してから三日経ち私は配属先の海軍基地についていた。
やはりアズールレーンの海軍基地は凄い大量の艦船が港に停泊していた。
私は自分の船から降りここの指揮官の執務室に向かった。
歩きながら周りを見ると何人ものKAN-SENがいた。
みんな不思議そうに私を見ている。
まあそれりゃあそうか、KAN-SEN達は基本的にみんな個性的な服を着ている。
対して私は重桜陸軍の軍服周りから見れば不思議だろう。
KAN-SENは基本的に生まれた時に着ていた服で生活する。
しかし私は元普通の人間なので普通に軍服を着る。
数分歩き執務室の前についた。
軍帽をかぶりなおしたりして身だしなみを整えドアを開ける。
「重桜陸軍より派遣されましたあきつ丸ですよろしくお願いします!」
陸軍式の敬礼をしながら挨拶する。
「私は葛城 治少将この基地に停泊する艦隊の指揮官だ」
葛城 治少将第一印象としては誠実そうな青年だ。
「私は書記艦のエンタープライズだ」
エンタープライズかアズールレーンが分裂した時に戦う事になるだろう。
「これからよろしく頼むぞ」
「はっ!」
挨拶が終わり私は執務室を後にする。
私がこの艦隊に配属されてから一ヶ月経った。
普通の軍とは全く違う環境だが何とか慣れた。
他のKAN-SEN達ともある程度仲良くなれた。
そして私は一つ分かった事がある。
この艦隊のKAN-SEN達はユニオンやロイヤルのKAN-SENが多いというのとヤンデレだということだ。
ユニオンの特に大型艦にヤンデレが多いエンタープライズにも一度殺されかけた。
葛城 治とゆう人物は非常に優秀であるというのも分かった。
作戦は完璧でKAN-SEN達にも優しくおまけに容姿もいい。
KAN-SEN達は彼に恋心を向けている様だ。
まあ私は恋に落ちたりとかはないが。
私は前世含めて男と言うより可愛い女性が好きだからな。
だからアズレンにはまった訳だが。
実戦にも出たが恐怖心は無く普通に戦えた。
これも神様の転生特典だろうか。
読んで頂きありがとうございました。