夏合宿(三年目)スタート!
今日からいよいよ夏合宿が始まる。
あれからしっかり休んだ甲斐があり、ダイサンゲンの足はすっかり治っているはずだが…
ダイサンゲン『おいっちに、さんし…』
ダイサンゲンは入念にストレッチをし、軽く跳び跳ねて感覚を確かめている。
選択肢『調子はどうかな』
ダイサンゲン『うん、すっかり元通り。大丈夫よ』
こちらの目をしっかり見て答えるダイサンゲン。
選択肢『心配は要らなそうだね』
ダイサンゲン『ええ、しっかりトレーニングして秋に備えましょう!』
ダイサンゲンとの熱い夏合宿が始まった!
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『夏合宿(三年目)終了』
帰り支度をして外に出てみると、ダイサンゲンが立っていた。
ダイサンゲン『なんだかあっという間だったわね…』
砂浜を見つめながら髪を押さえている。
選択肢『名残惜しい?』
ダイサンゲン『いや、なんだか…あたい、すごく走りたいの』
休ませた後でみっちりトレーニングを積み、モチベーションも高まっているようだ…
こうして、ダイサンゲンとの充実した夏合宿が終わった。
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『マイルチャンピオンシップに向けて』
ダイサンゲン『さて…久しぶりのG1ね…』
ダイサンゲンは深呼吸している。少しは緊張しているようだが、顔色は悪くない。
選択肢『調子はどうかな?』
ダイサンゲン『悪くはないわよ。タップダンスでも踊りたいくらいね』
選択肢『出来るの?』
ウマ娘のライブはたくさん見たが、タップダンスをするものは見たことがないのだが…あるのだろうか?
ダイサンゲン『ライブではないけど…ダンスの練習のひとつとしてね、何度かやったことがあるの。見てて…』
カカカカン!カカカカン!カカカカッカカカカカン!
見事にリズムをとって見せるダイサンゲン。
蹄鉄が床を叩く音がまるでレースを思わせる。
選択肢『なるほど、調子は良さそうだね』
カカン!とステップをやめて一礼する。
ダイサンゲン『うん。じゃ、行ってくるわね!トレーナー!』
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『マイルチャンピオンシップのあとに』
ダイサンゲンは五着だった
ダイサンゲン『はぁ…』
ため息をつきながらダイサンゲンが戻ってきた。
選択肢『お疲れ様。いい走りだったよ』
ダイサンゲン『いい走り…?そうね、そう思う。みんな強かった…』
選択肢『でも、もうそれじゃ満足できない?』
ダイサンゲンははっとした顔をしてこちらを見た。
ダイサンゲン『ええ、そうね。あたいも大分贅沢になっちゃったみたい』
強気な笑みを浮かべるダイサンゲン。
早速調整メニューを組まないとな…
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『クリスマス』
ダイサンゲン『よーし!もう一本!』
今日は世間ではクリスマスだが、ダイサンゲンは年末の大一番、『有馬記念』に向けてトレーニングに励んでいた。
ダイサンゲン『トレーナー!あたいロードワーク行ってくるね~!』
選択肢『行ってらっしゃーい』
こちらも、出走に向けて手続きをしていたところ…
たづなさん『トレーナーさん。少しよろしいでしょうか?』
選択肢『たづなさん?どうしたんですか?』
たづなさん『ええ、実は…』
選択肢『理事の一人が、出走に反対している?』
浮かない顔のたづなさんが説明してくれた。
ここしばらく海外に出ていた理事が最近帰ってきたのだが、
その理事は当時から実力主義で有名で、力のないウマ娘は学園を去るべき、が持論だったそうだ。
育成のためのリソースは有望なウマ娘に注ぐべき、というその考えはわからなくもないが…
ともかく、その理事はダイサンゲンは実力のないウマ娘の典型としてよく話題にあげ、『勧告』をすべきと主張しては理事長に却下されていたらしい。
ひさしぶりに帰ってきたその理事が、出走リストのダイサンゲンの名前を見て『なんだこれは!』と騒ぎだしたようだ。
ここ最近の活躍を見れば有馬記念出走には十分な成績を収めてはいるのだが…
たづなさん『それでですね、理事はダイサンゲンさんの実際の走りを見せろ、と言い出して聞かなくって…』
選択肢『なるほど、それで明日の学内レースに出走してほしいと』
どうやら、そういうことらしい。
選択肢『わかりました!ダイサンゲンの走りをたっぷり見てもらいましょう!』
たづなさん『ありがとうございます…!では、明日よろしくお願いしますね!』
たづなさんが去っていったのと入れ替わりに、ダイサンゲンが帰ってきた。なにやらビニール袋を抱えている…。
ダイサンゲン『たづなさんが来てた?何かあったの?』
選択肢『実は…』
事情を説明すると、ダイサンゲンは不適な笑みを浮かべて見せた。
ダイサンゲン『要は、あたいの力を見せてやればいいって訳でしょ?前のあたいとは違うってところを見せてやるわ!』
メンタル的には問題なさそうだ…しかし
選択肢『ところでそのビニール袋は?』
ダイサンゲン『ああ、商店街を通ったら、魚屋さんが魚をくれたのよ。有馬記念に出走するって聞いたよ!これで精をつけてよ!だってさ』
見れば新鮮そうな魚の切り身がたくさん入っている。
魚屋の中村さんだったか…今度お礼をしないとな…そういえば。
選択肢『こっちも田舎から野菜が送られてきたんだよ』
部屋の隅の段ボールを空け、白菜やネギなどの野菜を取り出す。
隣で畑をやってるハツおばあちゃんがくれたそうだ。相変わらず元気だなあ…
ダイサンゲン『いいわね!せっかくだし鍋にしましょうよ!お腹空いたし!』
確かにそろそろいい時間だ…
選択肢『よし、準備しようか』
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しばらくあと、机の上では魚と野菜が入った鍋が湯気を立てていた。
実にうまそうだ…
ダイサンゲン『そろそろいいんじゃない?』
選択肢『そうだね、いただきます』
ダイサンゲン『いただきます!』
早速二人で食べ始めた。
寒空の下の鍋はこたえられないうまさだ。
魚と野菜もいい味が出ている…
ダイサンゲン『はふはふ…おいひぃ…はふ…』
ダイサンゲンは勢いよく食べ進めている。その姿を見て…
選択肢『ああ、そうだ、これ飲んどきなよ』
取り出したビンから錠剤を出して勧める。
ダイサンゲン『なにこれ…クロレラ?健康食品?なんで?』
選択肢『同僚にもらったんだよ』
白井という懸賞マニアなトレーナーがいるのだが、彼は時折全く興味がない懸賞にも応募しては賞品をもて余し、他人に渡して処分している…。
そんな彼に押し付けられるように渡されたクロレラ錠剤のことをすっかり忘れていたのだが、それを今思い出したのだ。
選択肢『体に良さそうだろ?よく知らないけど』
ダイサンゲン『確かに、なんか効きそうね。よく知らないけど。』
話しながら錠剤を飲み、魚と野菜を食べ進め、鍋はすっかり片付いた。
ダイサンゲン『ふぅー…おいしかった~…』
確かに美味しかった。
「白井」トレーナーからもらったクロレラ、
「ハツ」おばあちゃんからもらった野菜、
魚屋の「中村」さんからもらった魚で、
ダイサンゲンもすっかり満足できたようだ…
ダイサンゲン『応援してくれる人がいるって、いいものよね…』
選択肢『そうだな、明日がんばろう!』
ダイサンゲン『よーし!石頭の理事に目にもの見せてやるわよ!』
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そして翌日、学内レース直前…
ダイサンゲン『うおおおおおおおお!なに?なんなのこれ!力が溢れて止まらない!トレーナー!?これなんなの!?』
ダイサンゲンは体から白、緑、赤の三色のオーラを立ち上らせ、稲光を纏っている…
選択肢『なにそれ…知らん…怖っ…』
理由はさっぱりわからないが、ダイサンゲンは突然すごく調子がよくなったようだ…
ダイサンゲン『これはまさか…クロレラの力?』
選択肢『確かに、特別なことといったらクロレラの錠剤を飲んだくらいだな…』
恐るべしクロレラのパワー。よく知らないけど…。
ダイサンゲン『あっ!そろそろ出走ね!行ってきまーす!』
ダイサンゲンはオーラを纏ったままゲートに向かっていった…
そして…
ダイサンゲン『うおーーりゃーーーーーーー!』
ウマ娘A『むりー!』
ウマ娘B『むーりぃー!』
ダイサンゲンは圧倒的な実力を見せてレースを制した!
これで理事も文句ないだろう…
ダイサンゲン『すごいわねクロレラ!よく知らないけど』
選択肢『これからレースの前には必ず飲もう!よく知らないけど』
こうして、有馬記念に出走できることになった!
『泥中の蓮、嶺上に咲く』のレベルが上がった!
『超・絶好調』になった!
※『超・絶好調』
レース時、絶好調よりもさらに各能力が上昇します
もう一度やれといわれてもできません
突然の絶好調の理由はいやーさっぱりわかりません
クロレラ飲んでるのはダイユウサクが与えられてたと聞いたからです
たぶんダイサンゲンも天皇賞の前にもクロレラだけ飲んだんじゃないでしょうか