育成ウマ娘 『ダイサンゲン』 ストーリー集   作:砂嵐36

3 / 13
育成ウマ娘 『ダイサンゲン』 ウマ娘ストーリー③

 

ダイサンゲンが退院した翌日。早速トレーニングを始めることにした。

 

まずは基本的な能力を見るのだが…

 

ダイサンゲン『はっはっはっ…くぅ…まだまだ…』ふらふら

 

ダイサンゲン『ぜぇ…ぜぇ…うう…』ばたん

 

練習を始めるとすぐに足が痛み、それに耐えていると熱が出る。

 

そもそもトレーニングに耐えられる体がないようだ…。

まずは体作りからだな。

 

選択肢『よし、明日からプールで徹底的に体力をつけるぞ』

 

ダイサンゲン『ええー?プール?』

 

---翌日---

 

ダイサンゲン『水着に着替えて来たけど…それなに?』

 

プールサイドには机と椅子が置いてある。

 

選択肢『うん、まあ座って。』

 

戸惑いながらも座るダイサンゲン。その前にどすん!と中身入りの鍋を置く。

 

ダイサンゲン『なにこれ…?』

 

選択肢『練習前にこれを食べるんだ。』

 

ふたを開けると、中には一杯におじやが詰まっている。

 

ダイサンゲン『えー!こんなに!?あたいこんなにはとても…。』

 

選択肢『食べられるところまでだけでいいよ』

 

鍋から大きめの椀に盛って渡す。

 

まずは体を作るにあたって、栄養が不足していてはなんにもならない。食が細いことはわかっていたので、消化にいいおじやを用意したのだ。

 

長い自炊歴がこんなところで役に立つとは…。

 

ダイサンゲン『こんなにたくさんのご飯…どうしたの?』

 

選択肢『食堂で残ったご飯と食材を分けてもらったんだ』

 

---回想---

 

おばちゃん『いいよいいよ!持って行って!なにせよく食べる子が今休養中なもんだから、大分残っちゃってるのよ!』

 

---回想終わり---

 

タイミングがよかったのか、快く食材とご飯を分けてくれた…。

 

野菜もタンパク質もたっぷりで栄養もバッチリ…のはずだ。

 

ダイサンゲン『うう…いただきます…あ、おいしい…。』

 

パクパクと食べ進めるダイサンゲンだが、すぐに匙が止まる…。

 

ダイサンゲン『うう…もう食べられないよ…』

 

選択肢『よし、まずはプールの中を歩いて20往復だ!』

 

ダイサンゲン『歩くの!?泳ぐんじゃなくて!?』

 

選択肢『まずは腹ごなしにな。』

 

それがすんだらクロール、バタフライ、平泳ぎ背泳ぎ。

徹底的にやるぞと伝える。

 

ダイサンゲン『ひえーっ…』

 

鍋に残ったおじやは…もったいないし暖め直して晩飯にしよう…。

 

------------------------------------------

 

ダイサンゲン『も、もうだめ…』ばたり

 

初日はすぐにバテてしまった、やはり体力がない…。

 

次の日も

 

ダイサンゲン『うう…もうお腹いっぱい…』

 

選択肢『もう一口頑張ろう!』

 

ダイサンゲン『ううう…もぐっ…』

 

選択肢『よし!泳ぎ!犬かき!バタフライ!背泳ぎ!』

 

ダイサンゲン『ひえーっ…』

 

そして月日は流れ…

 

選択肢『よし!クロール100本終わり!』

 

ダイサンゲン『ひぃ…ひぃ…つかれたあ…』

 

べちゃりとプールサイドに倒れるダイサンゲン。

 

その側には空になった鍋が転がっている。

ようやく全て平らげられるようになったのだ。

 

選択肢『いよいよ今週末はレースだな…』

 

ダイサンゲン『えっ?もう?あたいあれから水泳しかしてないんだけど』

 

選択肢『明日からコースでのトレーニングをしよう。』

 

思ったより身体作りに時間がかかってしまった。大丈夫だろうか…。

 

次の日

 

選択肢『よし、じゃあ軽めに走ってみようか。』

 

ダイサンゲン『う、うん…。』

 

ダイサンゲンは走り始めた。。

 

ダイサンゲン『はっ、はっ、はっ…!』

 

ダイサンゲン(コースを走るのは久しぶりだけど、全然苦しくない。

こんなの初めて…!水泳の効果はあったんだ!)

 

徐々にペースをあげていくが、息が切れない、足も痛みはない。

 

ダイサンゲン(久々だなあ…この感覚…そうか、走るのって楽しかったんだ…。)

 

ダイサンゲン『よーし!もっと速く!』

 

調子よくコースを走るダイサンゲン。

とりあえず無事そうで、ほっとしながら見ていたのだが。

 

選択肢『なんか、けっこう早くないか?』

 

手元の時計を見る。やはりかなりのペースだ。それに…。

 

ウマ娘A『むりー!』

ウマ娘B『むーりぃー!』

 

彼女が今抜かした練習中のウマ娘二人は、たしか既にデビューして何勝かしているウマ娘だったはず。

 

これは…もしかして…?

 




体が弱かったダイユウサクは、飼い葉も消化できず人の残飯を与えられていた時期もあったそうです
プール調教などを経て、丈夫になったダイユウサクはなんだかんだそこそこ走るようになります
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。