『天皇賞の後に・星の光が翳る時』
ダイサンゲンは7着だった
ダイサンゲン『はぁ…』
肩を落とすダイサンゲン。
選択肢『お疲れ様、どうだった?』
ダイサンゲン『お客が多いのも自分や回りが勝負服なのも、走り出しちゃえば気にならなかった…かな。』
ダイサンゲン『それより…オグリ。どうしたんだろ?前はトレーニング中でもものすごい迫力で、コースの反対側からでもわかるくらいだったのに…今日は全然で…』
オグリキャップは外から仕掛けたものの延びきれず敗れていた。
得意な展開ではなかったのもあるのだろうが…
選択肢『衰えは、いつかくるものだよ』
ダイサンゲン『…そうかあ…そうね…』
ダイサンゲンはしばらく項垂れていたが…
ダイサンゲン『あたいも、いつまで走れるかわかんないし。いちいちビビってらんないわね!1日、1レースを大事にしていくわ!』
目標『天皇賞(秋)に出走』を達成!
『G1苦手』がなくなった!
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『嶺上に輝くは奇跡の白星』
目標『ギャラクシーステークスで勝利』達成後
ダイサンゲン『トレーナー!早く早く~!』
選択肢『はぁ…なんとか間に合ったか…』
有馬記念当日。ダイサンゲンが出走したレースのあと、急いで移動して中山レース場の学園関係者席に来ていた。
なんの実績もなかった去年と違い、今年はそれなりの成績を残したので席を用意してもらえた。そうでなければとても現地観戦はできなかっただろう。なにせ、彼女…オグリキャップのラストランだ。
ダイサンゲン『すごい人だわ…』
中山レース場のスタンドいっぱいになった観客。どよめきだけで地を震わせる。多少は度胸がついたダイサンゲンも押され気味のようだ。
えーっと、席は…ここか。
隣に座る葦毛のウマ娘に声をかける。
選択肢『すいません、ここよろしいですか?』
メジロマックイーン『ええ、かまいませんわ』
選択肢(おお、たしか…メジロマックイーン…)
今年の菊花賞を制したウマ娘だ。なんでこんな大物が…?
いや、当然か。出走しないのが不思議なくらいだ。
関係者席を見渡すと、名前を知っているウマ娘もちらほら混じっている。さすがは有馬記念…
感心していると、ファンファーレが鳴り響いた。いよいよだ…
ダイサンゲン『オグリ…』
固唾を飲むダイサンゲン。ゲートが開き、レースが始まり…
そして、その日、中山レース場で奇跡は起きた。
選択肢『こんなことが…こんなことが現実にあるのか…』
ダイサンゲン『オ、オグリぃ…これが本物のオグリキャップ…怪物よ…ううう…』
顔をグシャグシャにしたダイサンゲンが嗚咽をこらえている。
やがて場内は、万雷の『オグリ』コールに包まれた。
ダイサンゲン『オーグーリ!オーグーリ!』
選択肢『オーグーリ!オーグーリ!』
メジロマックイーン『オーグーリ!オーグーリ!』
隣を見るとマックイーンも立ち上がってコールしている。
同じメジロのウマ娘も出ていたのだが良いのだろうか…?
それにしても堂に入ったコールだな…
ダイサンゲン『トレーナー…あたいも…あたいも!出たい!有馬記念!そして、こんな風に…人を感動させたい!』
ダイサンゲンの目が燃えている…
あんなものを見せられたのなら無理もない。ウマ娘なら…いや、レースに関わるものなら誰でもそう思うだろう…
メジロマックイーン『わたくしも…来年こそは必ず…』
見ればマックイーンも…回りの席のウマ娘たちも同じ目をしていた。
きっと、モニターの前で見ている他のウマ娘たちもそうだろう。
来年のトゥインクル・シリーズは熱くなりそうだ!
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シンデレラグレイでこのシーンが描かれるのが楽しみです