超高校級の幸運とプラスαがボーダーに入隊する話   作:九店直下

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アンケート作りました。
正直ヒロインは未定どころかそういう描写を入れるかどうかすら決めてないところがあるのでどうぞよろしくお願いしま酢(他力本願寺)。、


苗木誠①

 まずは、オーソドックスに自己紹介から始めようと思う。

 ボクの名前は、苗木誠だ。

 

◆◇◆

 

 ボクの特徴を一言で表すなら、「普通」という言葉が一番しっくりくると思う。

 運動能力、学力共に平均的、趣味は大体流行りのもの。ボクの好きなマンガや音楽を知りたければ、ランキングの1番上にあるものを見ればいい。それでだいたい合ってるから。

 

 どこまでいっても、これといって特筆のないどこにでもいる高校生の1人。それがボクだ。

 唯一の取り柄としてあるのは、人より少し前向きな事くらいかな。

 

 でも、そんなボクでも、他の人とは違うところが、幾つかある。

 それは、「超高校級の幸運」として、希望ヶ峰学園に在籍している事だ。

 

 

 希望ヶ峰学園では基本スカウト制を採用しているため、選ばれた存在しか入学できない。

 が、毎年、抽選によって一般の高校生が入学できる「枠」がある。それが「超高校級の幸運」という肩書きとなり、学園に入学することが許可されるのだ。

 

 まぁボクの場合、希望ヶ峰学園に入れた事を除けば「幸運」とは言い難いのが現状だけど。寄宿舎のドアの建て付けが悪かったり、雑巾踏ん付けて転んだり。まぁその時、真上を野球ボールが掠めていったからコレは結果幸運、とも言えるかもしれない。

 

 前置きが長くなってしまったけれど、

 

 とにかくボクはその「幸運」の肩書きで、希望ヶ峰学園第78期生として入学し、個性豊かな15人のクラスメイトと共に、刺激ある学園生活を送っている。

 

 そんなボクは今日、学園長からの指示で、とある所に来ている。何も、ボクの幸運の研究・観測の一環だそうだ。それが、

 

「界境防衛機関、ボーダー、か」

 

 手に持ったチラシを見つつ、改めてそんなことをぼやく。

 

 そう、ボーダーへの入隊、及びそこで活動を行うことだ。

 よくテレビなどのメディアで見ることも多い組織。だからボクも、その組織の大まかなことは把握している。

 

 異界からやってくる化け物から街を守る組織との事で、若干身の危険を伴うところらしいけど……、だからこそ、ボクの幸運の観測、研究にはうってつけだというところだろうか。

 

 まぁ、安全面には最大限学園がバックアップしてくれるらしいし、そこまで心配する事じゃないのかもしれないけど……少し緊張するのも事実だ。

 そんな心持ちのまま、ボーダーの最寄りの駅前で、ボクはある人を待っている。

 

 そろそろ約束の時間だから、流石に来ると思うけど……っと、来たな。希望ヶ峰学園の制服も着てるし、間違いない。

 

「ごめんなさい、遅くなって。待ったかしら?」

「ううん全然。ボクも今着いたところだよ、霧切さん」

 

 駅の改札から降りてきてこちらに向かってきたのは、紫色の髪色にクールな顔立ちの女の子。

 超高校級の探偵であり、ボクのクラスメイトである、霧切響子さんだ。

 

「そう、ならよかったわ。それじゃああちら側との約束時間も近いし、早速行きましょうか」

「うん、そうだね。それじゃあ行こうか」

 

 そう、お互いに声を掛け合い、前方に見える長方形の大きな建物に向かって歩き出す。

 あれが、ボーダーの本部らしい。指定された場所はあそこじゃないけど、あの近くにボーダーの地下に繋がる扉があるらしく、今はそこへ向かって歩いている。

 

 暫くお互いに無言で歩いていたけど、おもむろに霧切さんの方から口を開く。

 

「ところで苗木君。本当に良かったの? 貴方この話を私から聞いた時、二つ返事で承諾してたけど……、身の危険も伴うのよ?」

「うん。大丈夫だよ。学園も最大限バックアップしてくれるっていうし、何より霧切さんがいるからね。ボク、霧切さんのことは信頼してるから」

「……高く買ってくれてるのは喜ばしいことだけど、私だっていつだって貴方を見てあげられるわけじゃないのよ? その時は––––––」

「それも大丈夫だよ。最近、大神さんや大和田クン達に付き合ってもらって、トレーニングしてるんだ。だから自分の身くらいは自分で守れるよ。それに……」

 

 そこまで言うとふと、とある記憶が頭をよぎる。

 あまり思い出したくない––––––、けど、目を逸らすことは多分許されない記憶。

 

「江ノ島さんの一件。あれ以上に絶望的なことも危険なことも、これから先ないんじゃないかって思うし、起こしちゃいけないって思うから。だから」

「引き受けた……ってわけね。本当にお人好しなんだから」

「あはは……。そうかも、しれないね」

 

 江ノ島さんが起こした––––––、いや起こしかけた、絶望的な事件。

 この学園を絶望に染め上げることにより、日本を、ひいては世界中を絶望と混沌に叩き落とそうとした。

 

 その最中に何度も酷いものを見せられてきたし、何度も心折れそうになったけれど、みんなの力添えもあって、何とかギリギリのところで食い止めることができた。

 まぁ、あの事件でボクが何か役に立てたかと言ったら、目立って何かできたわけでもないけれど……。

 

「……でも、貴方のそのお人好しなところがみんなを動かして、結果江ノ島さんの振り撒く絶望を打ち破った。ふふ、正に『超高校級の希望』と呼べる存在だわ」

「その肩書き、少し大袈裟な気もするけどなぁ。実際あの一件でボク、何も役に立てなかったしさ」

「何言ってるの。きっかけを作ったのは貴方でしょう? 貴方がみんなに希望を蒔いたからこそ、巡り巡ってあの結果に結びついたと、私は思うけれど」

 

 そう、霧切さんは笑ってボクに声をかけてくれる。正直過大評価だ……と思うけれど、彼女がボクを高く買ってくれてるのは、正直嬉しい。

 

 そんな雰囲気で話をしながら歩いていると、少し大きな公園が見えてくる。たしか、あそこがボーダーが待ち合わせ場所として指定してきたところだったはず。

 

 公園の入り口まで行き、中を覗くと、

 すでにそこには、先客がいた。

 

 ボーダーのロゴがあしらわれた上着を羽織っているから、間違いないだろう。

 

「お、来た来た。君らが希望ヶ峰学園から来たっていう少年少女か?」

「は、はい。初めまして。……苗木誠、です。こちらは……」

「霧切響子です。よろしくお願いします」

「ははっ。緊張しなくてもいいよ。気楽に行こうぜ少年。そこのかわい子ちゃんみたいにさ」

 

 髪を後ろにかきあげて、サングラスを額にかけた男性。

 どこか飄々としていて、つかみどころのない、不思議な雰囲気がある。

 

「おれの名前は迅悠一。今日は君らをボーダーまで案内する役割を仰せ使ってる。ま、よろしく頼むよ」

 

 そう言うと、迅さんは薄く笑う。

 それは、どこまでも底が知れなさそうな、そんな笑顔だった。

 

とりあえずヒロインは霧切さんメインで行くとして聞いておきたいハーレムの範囲について

  • ダンロンキャラのみ
  • ワートリキャラも含める
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