超高校級の幸運とプラスαがボーダーに入隊する話 作:九店直下
もう少し集計はしますが、現段階だとヒロインはつける予定です。
またどこかで多分どんな組み合わせが見たいかとか聞くかもしれないのでその時はよろしくお願いしま酢。
「へぇ、それじゃあ苗木君は抽選で選ばれて希望ヶ峰学園に入ったのか。そりゃすごい」
「そんな事ないですよ。言ってしまえばこんなの、ただその時運が良かっただけなんですから」
「いや、その場の運っていうのは意外と侮れないもんだ。それ一つで事態が大きく反転する事だってあるんだからさ」
「あ、はは。そういえばそんな事もあったような……」
さて、あれから迅さんに先導される形でボーダーまで案内され、今はボーダー本部内の談話室にて幹部の人たちを待っているところだ。
ここは隊員の人たちがよく談笑したり、休憩したりに使うスペースらしく、ボーダーの制服を着た人達がそこかしこにいる。
だから……、言ってしまえば今の状況は、仕方のない事なのかも知れない、けれど、
「……」
「……」
視線が、すごい。
というかボクらめちゃくちゃ浮いてる。
元々見ない顔だし部外者だし、何よりボクらの制服が、どう見てもこの近くの学校の制服じゃないし。目立つ要素は揃い踏みだ。
「あ、あの、迅さん。本当にここで待ってていいんですか? なんか視線が……」
「ん? あぁ気にしないでいいよ。上の人達には話つけてあるから。これはボーダーの雰囲気を知ってもらうための、いわば職場見学みたいなもんだと思ってくれればいいからさ」
「そ、そうですか……。なら、いいのかなぁ?」
まぁ、そういう事ならまぁいいけど……、でもやっぱり気になるものは気になるなぁ。
で、霧切さんはそんなボクの横で、黙々と迅さんからもらってたぼんち揚げを食べている。
事件の真相に近づくためなら周りがビックリする様な行動を取る彼女だから、この視線の中でも平然としていられるのは納得はいくけれど、それでもここまで堂々としていると、どこか少し感じ入ってしまう。
「……別に、気にするほどの事じゃないでしょう。部外者の私たちがボーダーの中に入った時点で注目を集めるのは、予想できた事だし」
「ま、まぁそうなんだけどさ……」
ボクの何かいいたげな視線を感じたのか、霧切さんはぼんち揚げを食べる手を止めてそう言葉を返す。
まぁ、霧切さんならそうやって割り切ってるだろうなっていうのは分かってたけどさ。
まぁ、ここまで目立ってるのはボク達以上に、迅さんの影響もあると思う。だって、
「お、迅やん。めずらしいな。お前あんま本部来ぉへんやん。普通」
「お、イコさんか。お疲れ」
この人顔が結構広い人なのか、さっきから色んな人にこうやって声をかけられるし。
今もこうして、ゴーグルをかけた男の人と楽しく会話してる。この人もボク達より年上だろう。2人ともタメ口で話してるし。因みに迅さんの年齢は今年で19、と聞いた。ボク達は今年で18。一つ上だ。
迅さんって、人望もある程度ある人なのかな、なんてことを考える。
「せっかく来たんやし、どうや、ブースで一戦。久々にお前と戦えたら面白いやろなと思とったし」
「お誘いありがたいところだけど……今日は別件で用事があるからまた今度な」
「なんやて? ……って、なんか2人横におるな。見ない顔やけど」
そういうとその男の人は、うーん、と考えたような仕草を取る。でも、しばらくすると、あ、と思い至ったように口を開き、
「お前あれか。希望ヶ峰学園から来るかもしれんっていう––––––」
「そう、その2人だよ。今日は簡単なテストを受けに来てもらったんだ。おれは、その付き添いだよ」
「ほほぅ、なるほどな。んじゃ自己紹介しといた方がええか。生駒達人いいます。よろしゅうに」
そう言うと生駒さんは、軽くぺこりとお辞儀をする。
なんかこの人も掴みどころのない人だな。迅さんとは別の意味で、だけど。
「あ、苗木誠っていいます。よろしく、お願いします」
「……霧切響子です。こちらこそ宜しくお願いします」
ボクと霧切さん。それぞれ自分の名を名乗り、こちらも軽く頭を下げる。
「おぉ、女の子かわええやん。ええな。またボーダーにかわええ子が1人入るんか。ええやん」
「そう、ですか。でもまだテストがありますから、確実に入る、とは言えないですけど……」
霧切さんは言われ慣れてない言葉を言われたからか、少し返答に困っている様子だ。
霧切さん、かわいいと思うんだけどな。これをボクが言ったら、顔を真っ赤にして「苗木君のくせに生意気よ」なんて言われるから、なるべく言わないようにはしてるんだけど……。
「ほうほう。まぁボーダーのテスト簡単やし、大丈夫やろ。で、そこの男の子は……」
そして、生駒さんはボクに視線を移し、
こう、言葉を放った。
「中◯生?」
「ちょっとイコさん」
「……ふふっ」
「ちょっと霧切さんっ!?」
……いいんだ。ボク身長160センチだし。初対面の生駒さんがそう思うのも仕方がない。
でも、流石に霧切さんの今の対応には突っ込まざるを得ない。どういうつもりで笑ったのさ。
「いえ、いいじゃない。その身長であってこそ、かわいいと評判の苗木君じゃない。むしろステータスよ」
「ボク妹に身長抜かされたの気にしてるって言ったよね……? ステータスどころかむしろコンプレックスなんだけど」
「ボーダーにはもっとちびっ子おるし平気やで、苗木君」
「便乗しないでください生駒さんっ!?」
そういう問題じゃないんですよ生駒さん。下見て安心したいとかそういうことじゃないんです。
ドヤ顔で言わないでください。
「まぁイコさん。もうこの辺にしといて。そろそろ忍田本部長とかも来るから」
「ん、そうか。ほんじゃ俺はお暇するわ。またな。2人とも。楽しかったで」
そう言って、生駒さんはひらひらと手を振って立ち去る。
なんというか……マイペースな人だな。さっきも思ったけど、本当つかみどころがないというか。
「悪いね苗木君。イコさん。マイペースな人だから」
「いえ、全然。すごく気さくな人でよかったです。むしろ希望ヶ峰学園の人たちの方がもっと個性的なので……」
「––––––へぇ、そっか。そりゃ、今後が楽しみだ……っと、来たな」
迅さんは一瞬、何かを見透かしたように笑う。
その笑みに一瞬違和感を覚えるけど、
こちらに向かってくる人を視界に捉えたみたいで、すぐに表情を元に戻す。
「やぁ、迅。すまない。少し会議が長引いてしまってな。来るのが遅くなった」
「いや、いいんですよ–––––––さて、お二人とも、紹介するよ。このボーダーの本部長を務める、忍田さんだ」
目の前に来たのは、凛々しい顔をした男の人。
服装と、渋めの顔でここの偉い人なんだろうな、というのはすぐに予想できた。確かに、本部長を務めるだけの威厳を、なんとなくだけど感じる。
「ボーダーの本部長を務める、忍田真史だ。君たちの話は聞いている。よろしく頼む、苗木君、霧切君」
そう言うと、忍田さんは深く、頭を下げた。
とりあえずヒロインは霧切さんメインで行くとして聞いておきたいハーレムの範囲について
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ダンロンキャラのみ
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ワートリキャラも含める