ある日、肝試しに行くことになった主人公、綴山 慎衙(とやま しんご)。そこで見た物は…怖い系?いやバドル系?いやギャグ系だ!

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短編は初めてだし早めに終わりたかったのでアンチ来ないで!


スタンド使い、肝試しに挑戦する。

ザー、ザー、………。

 

人里離れた町外れにある古い館。

そこには化け物が出るという噂があった。

 

 

ガチャッ

 

 

ドンッ!……「中は意外と広いな。」

 

コイツはたくのー。俺の一番の親友。

 

「結構綺麗わね。」

 

コイツはミンカ。嫌いだ。なんせうるせーからな。じょない。コイツはたくのーの事が好きらしいな。え?付き合ってないの?マジかよww俺はもうてっきりベットイ…

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「お、おい!もう帰ろうぜ。」

 

コイツはたけし。そう。たけしだ!ビビりだな。

 

「おいおい、何言ってんのよ。まだ入ったばっかだし、外は雨降って今は出れそうにないぜ!( ー̀ - ー́ )キリッ」

 

そして俺、綴山 慎衙。何故か知らねーけど「悪霊」が付いてるだの昔はそう言われて虐められてたな。そういや高校入ってから言われてないや。

 

たけし「お、俺はもう帰るぜ!!」

 

 

たくのー「お、おい!まてよ!!ちょ待てよ!!」

 

ガチャッガチャッッ!!ガッ……

 

開かない。入る時は、「心の扉は開かれま〜〜すぅ」なんてふざけながら軽々しく開いたはずの扉が、まるで外で誰かが強烈な力で押さえつけているかのような気さえした。

 

 

たくのー「おい、もすかして、開かない!なんていわねーよな。」

 

 

パリンッ!!

 

ミンカ「キャァ!!」

 

 

皆の不安を煽るかの様な、それでいて誰かが仕掛けた罠かのようなタイミングで何かが割れた音がした。

 

 

慎衙「俺が見てこよう。オマイらはここで待ってなさい。」

 

たけし「き、気をつけろよぉ」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

〜キッチンかも〜

 

テレビにソファ、綺麗なテーブルに整った棚から1枚だけ落ちて割れた皿が異様な様にも見えるくらい凄く綺麗なまま残されたキッチンだ。住みたいかも。なんて…

 

とりあえず主人公らしく割れた皿を確認しに近ずく。うむ。

普通に割れた皿だ。なんの変哲のない。皿や。

 

 

「割れた皿の破片」を手に入れた!

 

 

いや要らんて。

 

 

「なんと捨ててしまった!!」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

玄関に戻ると誰一人として居なかった。

 

 

「何だよ。ドッキリにしてはたちが悪いぜ。」

 

 

ッーーーーーーーー!!

 

 

「うっ」

 

急に寒気がした。何か禍々しい気配を背後から感じた。

少ししたら治まり、とりあえず2階に上がった。

 

 

 

子供部屋〜

 

 

ガタガタガタガタ…

 

明らかに不自然かつ懐かしさまで感じる音がした。

 

 

慎衙「だ〜れだ!」

 

勢いよくタンスを開けると、血だらけのたけしが肩で呼吸をして息を潜めていた。「おい、どうした!!」と聞いても喋れそうにない

右腕が完全に何者かに食いちぎられたかのように無くなっている。

 

 

たけし「し、慎…衙。」

 

丁度たけしの無くなった右腕を眺めながら鼻くそをほじっていた時

たけしが目を覚ました。

 

 

慎衙「オー。キミ、大丈夫かい?何があったのさ?」

 

 

 

化け物…

 

 

 

たけし「あ、青い……青い化け物だ。急に、俺の後ろから現れて、」

 

 

話しながら右腕を抑えているたけしの顔が、段々と青白くなってきていた。さすがの俺も心配である。

 

 

もうたけしは喋れそうに無かった。

 

 

俺はスッ…と、まぶたを閉じさせようとした。

 

 

たけし「あっおい、まて。」

 

 

なに?まだ喋れる気力があったのか?少し驚いた。もう血がタンスに収まりきらなくなって、溢れ出し、俺の足元まで来ていた。

 

 

たけし「すこし、雰囲気が、お前と、似てい…」

 

 

慎衙「にてい?おいなんだよ。最後までいえやあほ!」

 

 

たけしは完全に再起不能(死亡)のようだ。最後なにを言っていたかわからずじまい。とりあえずたくのーを探しに行くとするが、

 

 

慎衙「こいつ、手になんか…」

 

 

 

「図書館の鍵を手に入れた。」

 

 

慎衙「なんでコレを?まあ、それよりたくのーを…」

 

 

ッーーーーーーーー

 

 

慎衙に電流走る………。

 

 

〜図書館〜

 

 

 

慎衙「たけしが最後持っていたもんだからな。無駄にはしねぇぞ」

 

 

 

もしかしたら昔のエロ本が眠っているかもとか思ったりおもっていなかったり。

 

 

ドドドドドドッ!!

 

 

慎衙「ッ!!」

 

 

図書館に入った直後、何者かの気配を感じた。その時、

 

 

 

ドン!

 

 

 

背後から押されて、倒れてしまった。

 

 

 

慎衙「だっ、誰や!俺の背中押すドアホは!」

 

 

振り返ると、親友のたくのーの姿があった。

 

 

慎衙「た、たくのー。生きてたのか。」

 

 

たくのー「あぁ。あの時、青い化け物は何故かたけしにだけ集中して攻撃していたからな。」

 

 

慎衙「そ、そうか。離れ離れは危険だ。一緒にミンカ探してここから出るぞ。」

 

 

たくのー「あぁ。…そういえば、お前、なんか鉄臭くないか?」

 

 

 

慎衙「…さっき、たけしにあってな。俺の目の前で死んだ。」

 

 

たくのー「………そうか。」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

少し沈黙が続いたなか、一際目立つ、机にボンと置かれた一冊の本が目に入った。

 

 

慎衙「もしかして伝説のエロ本か?!」

 

 

たくのー「なに?!まさかあの伝説の…あのエロ本が!!」

 

 

 

たくのーが真っ先に本を手に取り本を貪る様に読む…。

 

 

 

慎衙「おい!!てめぇ俺の伝説のエロ本だぞ!!」

 

 

 

本を取り合っていると、ふと本が置いてあった下に鍵が落ちていた。主人公のさがで手に取ってしまった。

 

 

 

 

 

「寝室の鍵を手に入れた。」

 

 

 

 

ガタッ!!

 

 

 

鍵を手に取った瞬間。本棚の奥から、禍々しいオーラを感じ取った

それはたくのーも同じであった。

 

 

 

ドドドドドドドドドドドドッ

 

 

 

 

初めて見るこの世のものとは思えない、顔がでかく、目のデカさが左右非対称の、青い鬼。「青鬼」の姿があった。

 

 

 

たくのー「アイツだ!さっきの奴!!」

 

 

 

慎衙「なに?!」

 

 

 

 

怯んでたち籠っていると、姿が見えなくなった。

 

 

 

 

慎衙「ど、どこいった!!」

 

 

 

 

たくのー「あ、あぁ……」

 

 

 

たくのーの方に目をやると、たくのーの腹を拳で突き破っている異様な光景があった。

 

 

 

慎衙「ッ!」

 

 

 

たくのー「に、にげろ、…逃げろーーーーッ!!」

 

 

 

慎衙「!」

 

 

 

放心状態から解放され、目を覚まし一目散に図書館から飛び出した

 

 

 

 

 

〜トイレ〜

 

 

 

慎衙「なんで、なんであの時。助けなかったんだ…」

 

 

 

あの時。ただただ立ち尽くしていた自分が憎くてしょうがなかった

たけしの言う通り、肝試しなんかやらなきゃ良かったんだ。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

いくらどんな状況でも出るもんはでる。丁度トイレだし。

 

 

 

 

「キャァァッッーーーーーーー!!」

 

 

 

 

慎衙「なんだ!?」

 

 

 

2階から耳が引きちぎれるかのような悲鳴が耳に響いた。ミンカだ。

 

急いで2階に上がり、寝室の鍵を使って扉を開けた。

 

 

 

 

〜寝室〜

 

 

 

慎衙「み、ミンカ!!」

 

 

ミンカ「し、慎衙くん…たす、けてぇ」

 

 

 

そこにはミンカと青鬼がいた。首を締めて、しかも見せつけるかのように。

 

 

 

慎衙「ッ!」

 

 

足が動かない。頭では走っているのに。「動けない」くそ!!

また俺は見捨てるのか。ダチを。

 

 

 

 

青鬼が俺が動かないのをじっと見ているのが飽きてきたようだ。

 

 

 

ミンカ「キャァ!」

 

 

 

青鬼がミンカの胸を一揉みする……。

 

 

慎衙「く……ッ」

 

 

青鬼「ニャ…」

 

 

 

今度はミンカ制服を襟を掴んだ…もう、おわかりですね。

 

 

「ビリリィィィ!!!」

 

 

 

ミンカ「きゃ、キャァァッッ!!!」

 

 

 

青鬼、お前も男なのか…

 

 

てかミンカ意外と…

 

 

 

青鬼はつぎはブラジャーに手をかけた。

 

 

 

ミンカ「や、ヤダ…」

 

 

 

慎衙「ゴクリ。」

 

 

 

 

 

まさか俺の足が動かないのはコレを期待してたのか?

 

 

 

遂にその時がきた。

 

 

 

「ビリィィィィィ!!!」

 

 

 

 

ミンカ「キャァァッッーー!!」

 

 

 

慎衙「おぉ……?」

 

 

 

黒い線が邪魔して肝心の所が見えない。期待した俺が馬鹿だった。

ミンカは恥ずかしがり(当然だろ)胸を隠す。それを青鬼がミンカの両腕を折り、ミンカの両腕がブランブラン左右に揺れて隠したくても隠せない。

 

 

 

慎衙「お、お前。余り調子に乗るなよ!!」

 

 

 

青鬼「?」

 

 

 

慎衙「オラァ!!」

 

 

 

図書館の鍵を青鬼に向けて投げた。

 

 

 

青鬼「ッ」

 

 

 

お、痛がってる感じ?意外と弱いやん。

 

 

 

 

すると青鬼の方からこちらに向かってきた。

 

 

 

慎衙「ッ!!ヤバい!!」

 

 

俺の視界の中にはさっきまで首を締められていたミンカが崩れ落ちる光景しかうっておらず、青鬼の姿はない。

 

 

慎衙「ッ!!コレは!」

 

 

 

後ろを振り向こうとした瞬間。一足遅かった。

 

 

 

慎衙「うがぁぁぁーー!!」

 

 

 

脇腹を思いっ切り殴られた。

 

 

 

 

ドサァっ!!

 

 

 

本棚に叩きつけられ、本がバタバタと落ちていく。

 

 

 

慎衙「………い、痛く、無い?」

 

 

 

青鬼「!」

 

 

 

慎衙「キィッ!まだ、死んでたまるかぁ!!」

 

 

ドカァ!!!

 

 

 

慎衙「!!」 青鬼「!!」

 

 

 

信じられない。俺の背後から半透明な、幽霊が、俺を守ってくれている?!

 

 

???「私は貴方の幽波紋。貴方が産まれた時からずっと一緒にいました。」

 

 

 

慎衙「す、スタント?取り敢えず、俺に、力を貸してくれるのか」

 

 

コクッ

 

 

 

青鬼「…ッ」

 

 

 

慎衙「よーしっ。ここからは俺の武勇伝の1ページ目のはじまりだ」

 

 

 

スパァッッ!!!

 

 

 

幽波紋が拳を振るだけで空気が裂ける音がする。強い。!!

 

 

青鬼「!!!」

 

 

 

負けじと青鬼も殴り返してくる。撃ち合いをしている。

 

 

ミンカ「な、何がおきてるの?」

 

 

 

青鬼「?!」

 

 

青鬼がよろけた!今しかない!!

 

 

慎衙「やれ!!スタント!!なんか、やれーーー!!」

 

 

幽波紋「ハァァ!!」

 

 

 

ドカァヒャァーーッ!

 

 

 

幽波紋の拳が一発。青鬼の顔面に当たる。

 

 

青鬼を殴り返そうとしてくる。…しかし!!

 

 

 

青鬼「??!!」

 

 

幽波紋「私の能力は、相手の攻撃意識。つまり「敵意」があればあるほど、それを力に変えて相手にぶつける事が出来るッ!!」

 

 

慎衙「お、おー、すげぇ。よし!トドメをさしてやれ!!」

 

 

青鬼「グルゥゥッ…」

 

 

青鬼が初めて唸りをあげた。しかし、さらに慎衙に向ける「敵意」

が強くなった事によって、幽波紋のパワーが上がった。拳が青白いオーラを纏い、幽波紋が攻撃態勢に入っている。

 

 

「主人、指示を。」

 

 

 

 

慎衙「やれ。」

 

 

 

幽波紋「ブゥゥギャラァァ!!!」

 

 

 

ドドドドドドドドドドドドッ!

 

 

青鬼の顔面が原型を留めていないぐらい。だいたい50発ぐらい叩き込んだであろう。でもそんな事もうどうでもいい。

 

 

慎衙「ミンカ。大丈夫か?」

 

 

ミンカ「これ、綴山君がやったの?」

 

 

 

慎衙「あ、アハハハ。まあね。」

 

 

ミンカ「ふふ、ありがと。もう帰ろうよ。眠いな。」

 

 

 

慎衙「あぁ。」

 

 

 

 

 

終わったんだ。俺が、終わらせたんだ。なんとも言えない気持ちが込み上げてくる。肩の力をスゥーと抜くと、疲れがどっときた。

幽波紋か、まだまだ知らない事が沢山ありそうだ。

 

 

 

ふっと笑うと胸を隠していた黒い線がスゥと消えた。

 

 

 

慎衙「ブゥゥゥーーー!!」

 

 

ミンカ「ちょっと何よ…キャァァッッー!!」

 

 

 

 

 

パァン!!

 

 

 

 

 

館を抜けた後、ミンカとワンチャン有ると思い告白しようとしたがどうやらもう彼氏はいるみたいだ。やっぱ女はうるさいだけ関わっていいことねぇな。




見てくれなのかな?面白かった?つまんなかった?どっちでも次
期待してるってコメントが来たらやるかも


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