機動戦士ガンダムSEED 始まりの戦士   作:ktakumi

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皆様お待たせ致しました
今回はあとがきにお知らせ的なものもございますので、最後まで見ていただけると幸いです


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「今日からこちらの艦でお世話になります、タクミ・タチバナ准尉です。よろしくお願いします。」

 

「アドミラルの副艦長ナタル・バジルール少尉だ。こちらこそよろしく。久しぶりだな、タチバナ。」

 

「えぇ、お久しぶりです。」

 

DDの実験を終えて再び宇宙に上がる事になった俺は、プトレマイオス月本部に停泊しているドレイク級宇宙護衛艦『アドミラル』に着任した。

 

「長旅で疲れているとは思うが、いくつか連絡事項がある。まず1つ目、アサルトは明日この艦に届くことになった。武装や予備パーツも同時に届くとの事だ。届き次第、メカニックチームと確認を頼む。続いて2つ目、これからはより実戦に近い活動も増える。また状況によっては味方部隊の救援に向かうことも十分に有り得るため、いつでも出撃できるように準備をしておいてくれ。そして最後になるが、お前が居ない間に艦長含め、大規模な人事異動があった。」

 

「あの艦長さんから変わったんですか?」

 

「ああ。その新艦長から、この後お前を連れて来るように言われている。私は一足先に艦長室に向かうから、自室に荷物を置いてから来てくれ。部屋はまっすぐ行った一番奥だ。」

 

「了解しました、一旦失礼します。」

 

そんなこんなで倉庫が並ぶ薄暗い廊下の、やっぱり一番奥にある個室へと向かう。扉を開けば案の定埃が舞い、照明は切れかけなのか、チカチカと点滅を繰り返している。

 

「これはまた掃除で一日が潰れるかな?俺はどこへ行っても元倉庫に押し込まれる運命なのかね...」

 

まぁいつもの差別的なヤツだろう。ひとまず埃が少なそうなところに荷物を置き、艦長室に向かう。

 

「お待たせしました。」

 

「来たか、思ったよりも早かったな。」

 

「やることと言っても、」

 

「それもそうか。これから入室するわけだが、艦長はお前と出会った頃の私以上にコーディネーターを嫌っている方だ。その点は頭に入れておいてくれ。」

 

「なるほど、もう慣れてるんで大丈夫です!」

 

「それは大丈夫とは言えない気がするが...まあいいか。」

 

入室し、艦長の前に並ぶ。新艦長は言っちゃ悪いが傲慢という言葉が似合いそうなでっぷりと太った男で、その隣の副官は厳格そうで、表情から考えが読み取れない人だ。しかし2人ともオーラというか、覇気のようなものが感じられない。アサルトが新型試験機である以上ありえないとは思うが、実戦経験ナシの新人指揮官だろうか?

 

「ナタル・バジルール少尉、入ります。タクミ・タチバナ准尉を連れて参りました。」

 

「タクミ・タチバナ准尉、入ります。」

 

「ご苦労だったな、バジルール少尉。あぁタチバナとか言ったか?貴様は入口の近くにいろ。私に近寄るな。」

 

「はぁ...理由をお聞きしても?」

 

「貴様はコーディネーターだろう?ゴミクズを人間様と同列に扱かう訳が無いだろう。」

 

「...なるほど?」

 

「だいたい、貴様を乗艦させることには反対だったのだ。そもそも我々連合軍はザフトと貴様のような汚らわしいコーディネーターを滅ぼし、蒼き清浄なる世界を取り戻すために...」

 

「艦長、そろそろよろしいでしょうか?タチバナにはこの後やってもらわねばならない事がありますので。」

 

「むぅ...いいだろう、今日はこの辺にしてやる。」

 

「では失礼します。タチバナ、行くぞ。」

 

「アッハイ」

 

いかんいかん、あまりにも唐突だったものだから、フリーズしてしまった。ファーストコンタクトでここまで嫌われたのはいつぶりだろうか。

それにしても、コーディネーター嫌いという思想、そして『蒼き清浄なる世界』というフレーズ、艦長はブルーコスモスで確定だろう。バジルール副長は大規模な人事異動があったと言っていたし、そうなると隣にいた副官含め、数名は艦長の同志がいるはずだ。数日間の断食くらいは覚悟しておくべきかもしれない。

 

「ハァ...タチバナ、大丈夫か?」

 

「大丈夫です、予想以上にがっつりコーディ嫌いでびっくりしてるだけですから。」

 

「そうか。とりあえず今日やることはこれで終わりだ。」

 

「終わり?さっきやることがあるって...」

 

「あれはハッタリだ。いくらコーディネーターとはいえ、部下を目の前で悪く言われるのは気分が悪いからな。」

 

「ありがとうございます...」

 

「別にいいさ。それより、明日に備えてさっさと休め。」

 

「了解、それでは失礼します。」

 

集中して作業をしていると時間が経つのが速く感じる。部屋を片付け終わると時刻は既に夜、布団に潜れば疲れが出たのかすんなりと眠りにつけた。

次の日、アサルトが到着する日になった訳だが、まだ時間はある。とりあえず飯にしよう。

身なりを整えて食堂へ向かい、機械にIDカードをスキャンさせて配給されるトレーを受け取った。しかしそこにはちんまりとしたペーストが1種類のみ乗っかっており、明らかにスペースが空いているにも関わらず、他の場所には全く盛られていない。なんなら飲み物も付いていない。やはりと言うべきか、俺の後に並んでいた人は問題なく配給されている。振り返れば、例の艦長と副官に加え、同じ派閥であろう数名がこちらをニヤニヤと見つめている。

 

「艦長、どうかなさいましたか?」

 

「いや別に?しかしこの配給マシンは随分と高性能じゃないか、何せコーディネーターにはろくな飯を与えんのだからな!」

 

艦長が口にした瞬間、どっと笑いが起きる。まさかとは思うが、この嫌がらせのためだけにシステムをいじったのだろうか。だとしたら暇なものである。

 

「ハァ...俺は純粋なコーディネーターじゃなくて、ハーフなんですけどね。」

 

「どちらにせよゴミ混じりではないか!臭い臭い、せっかくの飯が不味くなる!ほら行った行った!」

 

まあこの程度は慣れたので、多少モヤモヤを抱えながらも何食わぬ顔で歩みを進める。とはいえほとんどが初めて顔を合わせるメンバーであり、知り合いはほとんど居ない。ぼっち飯をしようにも席はほとんど埋まっており、誰かの隣に座らねばならない状況だ。できるだけ艦長らから遠くの席に座ろうと見渡すと、端の方に見知った顔を見つけた。

 

「バジルール副長、隣よろしいですか?」

 

「それは構わんが、お前はそれで足りるのか?」

 

「それ...ああ、飯ですか。大丈夫ですよ、こういうのは慣れっこですから。」

 

「はぁ...私のを少し分けてやる。」

 

「良いんですか?」

 

「あぁ、元々私は少食だからな。それにお前はパイロットだろう?腹が減って出撃できませんなどと言われては困るのでな。」

 

「ありがとうございます。」

 

「この後の予定は分かっているか?」

 

「もちろんです。アサルトとその他諸々を受領して点検、その後軽く試運転ですよね。」

 

「そうだ。問題が無さそうだったら、明日にでも出発する。しばらくの間戻れんから、やり残しがないようにな。私は先に行くが、遅刻するなよ?」

 

「了解しました。」

 

その後は運良く絡まれることなく食べ終わり、食器を片付けてMAハンガーへと向かった。

 

「おう、来たか。」

 

「遅れてすいません、ちょっとしたゴタゴタに巻き込まれてまして。」

 

「そんなこったろうと思ったよ。まぁ、ギリギリセーフだから大丈夫だ。それよりも他のメンツに挨拶しとけ。ほとんどは変わってねぇけど、1人だけ新入りがいるからな。」

 

「やっぱりここにも新入りがいるんですね。」

 

「おう。まあちょっとクセはあるが、悪いやつじゃねぇ。」

 

「わかりました、ちょっくら行ってきます。」

 

そんなこんなで挨拶回りへ向かった。久しぶりとはいえ、元々面識があったメンツばかりだったのでスムーズに進み、ついに最後の1人の元へ。

 

「君が新入り君かい?俺はタクミ・タチバナ、階級は准尉だ。よろしく頼む。」

 

「俺はジェイク、ジェイク・ミラー一等兵だ。アンタが噂のハーフコーディネーターか?アサルトに乗る予定の。」

 

「あぁ、噂になってるかは分からんがそうだ。これからは長い付き合いになるが、まあ仲良くやろうぜ。」

 

するとそれまでは大人しそうだった雰囲気が一変し、こちらを睨みつけるような視線に変わった。

 

「言っとくが、自分はコーディネーターなんか認めない。仕事はきっちりやりますけど、それ以上は関わらないでください。」

 

そう言って、ジェイクと名乗ったメカニックはこちらに背を向け、立ち去ってしまった。

 

「ありゃま、これは大変そうだな...」

 

その場に1人取り残されてしまったので、とりあえず戻ることにした。

おやっさんの元に戻ると、アサルトの搬入準備が始まったようだ。

 

「おう、終わったか。思ったより早かったな。」

 

「大半は知ってる人でしたから。しかしながら、ジェイクでしたっけ?彼はなかなか手強そうですね。」

 

「メカニックとしての腕も悪くねぇし、性格に壊滅的な難がある訳でもねぇ。ただちょっとコーディネーターが苦手みたいでな。ちょいとキツい事言うかもしれんが、そこら辺は大目に見てやってくれ。」

 

「まあ、こういうのは慣れっこですから。それより、アサルトはどこです?」

 

「そう焦んな、もうじき来る。そうそう、アサルトが来るのは正確にはここじゃねぇ。ここはMA用だから、入りきらなくてな。」

 

「ここじゃない?ハンガーじゃないなら一体どこに...」

 

そう疑問をぶつけると、おやっさんはまっすぐ下を指さした。

 

「下...ですか?」

 

「おう、もうじきドッキング作業が終わる。今のうちにパイロットスーツ着て準備しとけよ。」

 

「パイロットスーツ?先に説明してもらえると...」

 

そこまで言ったところで、艦全体が大きく揺れた。

 

「敵襲か!?」

 

「そう焦んなって、言っただろ?下だって。」

 

「文字通り下ってことは、艦の底部?」

 

「そういうこった。ほれ、さっさと準備してこい。」

 

促されるままにパイロットスーツに着替えて外に出ると、ドレイク級のアドミラルの底に、艦の全長より少し短い程度のドデカいコンテナがドッキングされていた。

 

「これは...」

 

「こいつはMS収容コンテナ、簡易的なMS専用ハンガーの役割も持つスグレモノだ。おーい!ハッチ開けてくれ!」

 

おやっさんの声に応じてコンテナ下部が開かれ、内容物が顕になる。

コンテナに寝そべるようにして収容されていたのは、もはや見慣れた愛機の顔だった。

 

「久しぶりだな、アサルト。またよろしく頼む。」

 

「よしお前ら!さっさと必要な物があるかどうか確認してくれ!確認が取れ次第、ブリッジに連絡を取る!」

 

必要な物と言っても、俺が確認するべきだったアサルトの状況と少ない武装が報告通りの数揃っているかを確認し、報告をした。

全て必要なものが揃っていることを確認したおやっさんがブリッジに連絡をとってからしばらくして、艦内全域に艦長の声が響いた。

 

「ブリッジより艦内全域に通達、アドミラル艦長のネイサン・バーンズだ。たった今、全ての荷物の確認が終了した。明日朝0900にここを出発し、様々な環境におけるモビルスーツ実用試験を行う。それまで充分に休息をとっておけ。以上!」

 

放送が終わるくらいのタイミングで、隣にいたおやっさんが口を開いた。

 

「あんまりデカい声じゃ言えないけどよ、あの艦長、お前はどう思う?」

 

「そうですね...正直な話、得意なタイプでは無いです。」

 

「だよな、俺もそう思う。聞くところによると、コーディネーターが嫌いらしいな、気をつけろよ。」

 

「お気遣いどうも。まあ、何かやらかさない限りは大丈夫でしょう。」

 

「そうだといいけどな...」

 

その後も雑談をしながらアサルトの調整をしていると、あっという間に時間が過ぎ、気づけば夕方だった。この後は特にやりたいことも無かったので、大人しく部屋に戻ることにした。久々の艦内を見て回るのもいいが、艦長あたりに絡まれて面倒事を起こしたくはないのでやめておこう。

1人寂しく歩いていると、後ろからバジルール副長に呼び止められた。

 

「タチバナ!今いいか?」

 

「大丈夫ですよ、副長。何かありましたか?」

 

「ああ、明日ついに出港するわけだが、調子はどうだ?」

 

「問題ナシ、バッチリですよ。」

 

「そうか、それならいいんだ。」

 

「....え?用件ってそれだけですか?」

 

「ああ、そうだ。パイロットのコンディションは正確に把握する必要があるからな。」

 

「でもそういうのは軍医に任せておけば...」

 

「あの連中が、コーディネーター相手に真面目に仕事すると思うか?」

 

「思わないです。」

 

「そういう事だ。まあ、私が自主的にやってるだけだから気にするな。」

 

「...なんでバジルール副長はそんなに優しいんです?他の人みたいに俺の事を恨んだり、それこそ上官の権力使って理不尽なことしてきてもおかしくないのに。」

 

「なぜと言われてもな...仲間を気にかけることくらい普通じゃないか?」

 

「...あなたってもしかして聖人ですか?」

 

「いきなりどうした?」

 

「いえ、なんか他人に優しくされたのは久しぶりだな〜と思いまして。」

 

「そうか。まあとにかく、今日はさっさと休んで明日に備えろ。」

 

「了解、失礼します。」

 

前世で推していた頃から思っていた事だが、やはり副長が厳しいのは表面だけで、本来は優しい人なのだろう。

この人の優しさに報いるためにも、英気を養って頑張らねば。

バジルール副長と別れ、部屋に戻ってそのまま就寝した。

 

 

sideナタル

夜の艦長室、そこにいるのは私と艦長の2人だけ。私はこの艦長が配属された段階で、あるひとつの命令を受けていた。『タクミ・タチバナを監視し、様子を詳細に報告せよ』という命令である。

 

「...以上で報告を終わります。」

 

「ご苦労、今日はもう下がっていいぞ。」

 

「...艦長、お伺いしたいことがあります。」

 

「いいだろう、何だ?」

 

「なぜ私にこのような任務を与えられたのですか?」

 

「どうした?不満か?」

 

「いえ、そういう訳では無いのですが、疑問に思いまして。」

 

「まあ、深い理由はない。階級がそれなりに高く、奴にそれなりに信用されている。理由なぞそれだけだ。」

 

「では、この任務の目標は何ですか?」

 

「いずれわかる事だ、今君が知る必要はない。良いな?」

 

「...了解しました、失礼します。」

 

嫌な予感はしていたが、上官からの命令である以上従うしか無かった。

タチバナに言った言葉に偽りは無い。仲間を差別するなどもってのほかだし、これから前線で戦う仲間を気にかけるのも当然だ。しかし騙しているようで少し後ろめたい。

その後はさっさと部屋に戻って寝たが、去り際に艦長が見せた、悪いことを企んだ子供のような気味の悪いにやけ顔がいつまでも脳裏にこびりついていた。これから何も起こらず、この任務が終わって欲しいと願いながら目を閉じ、深い眠りへと落ちていった。

 

 

 

sideタクミ

アドミラルが出港してから数日、艦の目の前にはデブリ帯が見える。

俺はブリーフィングルームにて、バジルール副長から今回の実験について説明を受けていた。

 

「簡潔に説明する。今回の実験は、デブリ帯など閉塞的及び直線的な進路が取れない場所での移動及び運用法の模索が目的だ。タチバナはこちらが良いと言うまで、ただひたすらに動き回ってくれ。」

 

「実験ってそんな感じなんですね、もっときついことやらされるかと思ってました。」

 

「ああ、ログさえ提出出来ればいいからな。そもそもモビルスーツの開発で必要なデータはほぼ揃っており、この実験はオマケ程度、保険のようなものらしい。他に質問はあるか?」

 

「じゃあもうひとつ、まさか無いとは思いますけど、仮に接敵した場合はどうします?」

 

「まぁ味方の勢力圏内だからあり得ないとは思うが...基本は見つからないうちに逃げるべきだが、交戦の判断はお前に任せる。もし危険だと感じたら返り討ちにしてやれ。」

 

「任務了解、出撃準備に入ります。」

 

「ああ、しっかり頼むぞ。」

 

船外に出てコンテナに入り、既に作業中のおやっさんの元へ向かった。

 

「おやっさん!アサルトはどうですか?」

 

「問題ねぇ、いつでも行けるぜ!」

 

「ありがとうございます。」

 

「礼なら俺だけじゃなくてジェイクにも言え。あいつ今回かなり頑張ってたからな。」

 

「そうなんですか?」

 

「ああ、『コーディネイターに舐められてたまるか』とか言って、張り切ってたぜ。」

 

「やっぱ原動力はそこだよなぁ...」

 

「まあ俺らはコーディネイターがいる日常に慣れちまっただけで、本来はあいつの方が正常なんだけどな。」

 

「それはそうですね。早く仲良くなれるといいんですけど...」

 

「そこまで悩むことじゃねぇよ。あいつは悪いヤツじゃねぇし、いずれ馴染むさ。よし、そろそろ時間だ!行ってこい!」

 

「了解!行ってきます!」

 

アサルトのコクピットに飛び込み、起動と同時に最終確認を進める。機体のコンディションはオールグリーン、最高の状態に仕上がっている。

 

「アサルトよりブリッジ、出撃準備完了。応答願います。」

 

「こちらブリッジ、CICのナタル・バジルールだ。今回の任務を通して、私がお前のオペレーターを務める。よろしく頼む。」

 

「こちらこそ、よろしくお願いします。」

 

「今回のテスト内容は明らかか?」

 

「今回はデブリ帯など入り組んだ場所で、2点間を移動する際のタイム及び機体にかかる負荷の調査が目的。指定のポイントは予め渡されたデータを参照。手段は問わず、とにかく速く移動する。でしたよね?」

 

「問題無さそうだな。アサルト出撃せよ!」

 

「了解!タクミ・タチバナ、アサルトガンダム!出ます!」

 

機体を繋ぎ止めていた拘束が解け、ゆっくりとコンテナから離れていく。充分にコンテナから離れたことを確認して、スラスターを点火、目的地への移動を開始した。

指定ポイントへ到着後、データの記録プログラムやタイマーを起動しつつ、ブリッジへ通信を繋いだ。

 

「アサルトよりブリッジ、指定のポイントに到達しました。」

 

「ブリッジ了解、タイマーとデータはこちらでもモニタリングする。自分のタイミングで開始してくれ。」

 

「了解、テストを開始します。」

 

タイマーを動かすと同時に、ゴールに向かって全速力で飛んだ。

可能な限り速く動いたつもりではあったが、やはり入り組んだ場所ではスピードを出しにくく、何度やっても記録は伸び悩んだ。

 

「クソっ、なかなかスピードが乗らないな...」

 

「どうだ?まだいけるか?」

 

「正直な話、こういった入り組んだ場所だとこれ以上の加速は見込めないかと。もっと直線が長い場所でないと、スピードが思うように乗らないですね。」

 

何とかより速く動けないかと考えを巡らせていると、それまでだんまりを決め込んでいた艦長が突然口を開いた。

 

「そうかそうか、やはり貴様のようなゴミには無理か!これだからコーディネイターは役立たずなのだよ!皆もそう思うだろう?」

 

そう艦長が口にした途端、ブリッジにどっと笑いが起きる。

 

「タチバナ、何とかならんか?」

 

「やめておけバジルール少尉、所詮奴とモビルスーツにはこれが限界なのだよ!やはり我ら連合軍に勝利をもたらすのはモビルアーマーだ!あんな機械人形には無理なのだよ!」

 

「しかし艦長、まだそうと決まったわけでは...」

 

「決まったさ!あのタイムを見ろ、メビウスよりも遅いではないか!」

 

「ですが...」

 

「もういい、やめだ!どうせ貴様には打開策も無いのだろう?」

 

「...ひとつだけ、策があります。」

 

今までの訓練でもやったことがない、普通なら思いついたとしてもやろうとしないようなアイデアが一つだけ。某彗星クラスのエースしかやらないようなことだけが頭をよぎった。

 

「はぁ?」

 

「ただ、脚部に極めて高い負荷がかかりますし、ぶっつけ本番なので上手くいくかもわかりません。バジルール副長、DD使用の許可を。」

 

「...わかった、許可する。ただしバイタルサインに異変が見られた場合、こちらの判断でテストを打ち切る。いいな!」

 

「了解、DD起動!」

 

全身に激痛が走り、一拍遅れて首筋から薬液が注入された。薬液は痛みを和らげると同時に脳内物質の分泌を促し、思考を加速させていく。

メインカメラは青から赤に変わり、機体との接続が完了した。

 

「DD起動完了!行きます!」

 

デブリ帯に躊躇なく飛び込み、スラスターの加速に加え、デブリを蹴ってさらに速度を得て進んで行く。

 

「速い!?」

 

「先程の数倍の速度、これなら...」

 

大袈裟な回避行動は一切取らず、邪魔なデブリは全て最低限の姿勢変更で避けきってゴールした。

 

「バジルール副長!」

 

「よくやったぞタチバナ!単純計算で、先程までの3倍の速さだ!」

 

「よっしゃあ!どんなもんだ!」

 

「ふ、フン!新型機ならこれくらい出来て当然だ、ゴミ混じり風情が調子に乗るな!さっさと帰ってこい!」

 

「...だそうだ。気をつけて帰投してくれ。」

 

バジルール副長の言葉を最後に、通信はブツっと切れた。

 

「ちぇっ。バジルールさんはいいとして、あの艦長もお疲れ様くらいは言ってくれても良いじゃねぇかよ...」

 

アドミラルに向かおうと振り返った瞬間、背中を突き刺すようなイヤな感覚を感じた。咄嗟に体を捻って回避すると、先程まで自身がいた場所を大型の弾丸が通り過ぎて行った。弾頭が飛んできた方向を見ると、強行偵察型ジンが1機と、それぞれバズーカとマシンガンを装備したジンが佇んでおり、強行偵察型はこちらに背を向け、撤退を開始していた。

 

<すまん、後は頼んだ!>

 

<了解、不明機の情報は絶対に持ち帰れよ!>

 

「チッ、今日に限って!」

 

まさか味方の勢力圏で敵に出くわすとは、完全に予想外だった。ここで新型機の情報を持って帰られるのは非常にまずい。撤退している強行偵察型を最優先で堕とすべきところだが、ジン2機がこちらを睨んでいる以上、そう簡単にはいかせてくれないだろう。

 

「アドミラルにコンタクトとる時間もねぇか!」

 

バズーカとマシンガンの弾幕を盾で受けつつ、少しずつ近寄っていく。

 

<チッ、弾切れか!近接戦に移行する、おまえは援護だ!>

 

<あっ、おい待て!>

 

バズーカ持ちがバズーカを捨てて重斬刀に持ち替え、こちらに迫る。マシンガン持ちが援護しようと弾幕を張るが、明らかに突出しすぎている。

 

「来たか!」

 

<死ねやぁぁ!>

 

突き出された重斬刀を盾で斜めにそらし、そのまま盾で敵機を殴打して体制を大きく崩した。ビームサーベルの抜刀の勢いそのままに、居合の要領で無防備な胴体を叩き切り、機体の爆風を盾を構えてやり過ごした。

 

「まずは一つ、次は...!?」

 

2機目の撃破に向かおうと体制を変えた瞬間、体に異変を感じた。

平衡感覚が失われて視界がぐにゃあ歪みだし、体を異常なまでの倦怠感が襲う。

薬が切たことによるDDの停止、時間切れだ。

 

「クソッタレ、体が重い...」

 

<さっきまでの威勢はどうした!>

 

体が思うように動かないせいでマシンガンの連射を為す術なく受け続けるが、PS装甲のおかげでダメージはほとんどない。

 

<ダメージを受けていない?ならば近接戦闘しかないか!>

 

「クソっ、今回ばかりは見逃して欲しかったぜ!」

 

定まらない視界の中、辛うじてジンがこちらに迫るのが見えた。

 

<沈めぇぇ!>

 

「うぉぉぉぉ!」

 

近接戦闘において、敵の格闘攻撃を避ける手段は主に2つ。格闘のレンジから出るか、剣すらも届かないほど近くに寄るかだ。

重い体を引きずって操縦桿を掴み、一か八か懐に飛び込むべくスラスターを吹かした。

ジンも全速力に近いスピードでこちらに迫っていたために互いに衝突を避けられず、敵の胴体に抱きつくようにして懐に入り込んだ。

 

<なっ、てめぇ離せ!>

 

「ぐぅっ!?」

 

何とか引き剥がそうと、ジンが剣の柄頭部分で2度3度と繰り返し殴りつける。

いくらPS装甲が物理攻撃に強いとはいえ、衝撃はコクピット内部まで響いてくる。薬が切れた時点で危ない状態だった俺の平衡感覚は、既に限界寸前だった。

 

「ハァ、ハァ...これで終わってくれぇぇぇ!」

 

ふくらはぎから抜刀したナイフをジンのコクピットに深々と突き立てた瞬間、PS装甲がダウンし、アサルトが白から灰色に変わった。あと一歩遅ければ、自分は死んでいただろう。撤退していた強行偵察型が戻ってきていたらまずいと思い周囲を確認したが、どうやらそのまま逃げたようだ。

 

「ッハァ、危ねぇ...」

 

「アサルト!無事か!?」

 

ブリッジからの通信が入った。相手は焦った様子のバジルール副長だ。

 

「こちらアサルト、ジン2機を撃墜、教皇偵察型1機を撃退しました...」

 

「よくやった!それはそうと、お前自身はどうだ?」

 

「薬切れでかなり酔ってますけど、他は特に問題ないです。アサルトにも、目立った損傷はありません。」

 

「そうか。すまない、帰投するまで通信は繋いだままにするべきだった。」

 

「いえ、大丈夫です。結果論ですけど、もし通信繋いだままだったら、敵にアドミラルの場所がバレていたかも知れませんから。」

 

「とりあえず、すぐに帰投してくれ。」

 

「了解、もうひとつ良いですか?」

 

「どうした?」

 

「荷物が若干増えても大丈夫ですか?」

 

俺の視線の先には、打ち捨てられたジンの重斬刀とバズーカとマシンガン、そしてそれらの予備マガジンがいくつかあった。アサルトにバルカンすら付いていない今、使えそうなものは全て有効活用するべきだろう。

 

「マードック軍曹、コンテナの空きは大丈夫か?」

 

「こちらコンテナ、まだ少しなら大丈夫でさぁ!」

 

「そうか。タチバナ、使えそうなものを回収してきてくれ。」

 

「了解、物資を鹵獲して帰投します。」

 

その後使えそうな武装を全て抱えて帰投し、コンテナ内に格納した。

アサルトから降りると、おやっさんを初めとしたメカニックメンバーが近づいてきた。

 

「若造!やったじゃねぇか!」

 

「おやっさん今は、今はあんまり揺らさないで...」

 

「おう、こりゃすまねぇ。しっかしあのジンをしかも2機も堕とすとはな、大金星じゃねぇか!」

 

「ありがとうございます。」

 

「そうそう、話はこの辺にして、さっきバジルール副長が呼んでたぞ。アサルトは俺らに任せて、さっさと行ってこい。」

 

「分かりました、整備はお願いします。」

 

その場はおやっさん達に任せ、ブリッジへ向かった。

 

「タクミ・タチバナ、入ります。」

 

「来たか、今回の報告を頼む。」

 

「はい。テスト終了後にジン2機及び強行偵察型1機と接敵、そのうちジン2機と交戦し、撃墜しました。強行偵察型に関しては、そのまま撤退したものと思われます。」

 

「そうか。何はともあれ、よくやってくれた。予定には無かったが、実戦データが取れたと上も大喜びだ。これからのテスト計画は一旦全て白紙に戻し、1度データを持ち帰るために月本部に戻ることになった。また敵と交戦することになったら呼ぶが、それまではゆっくり休んでいてくれ。」

 

「了解、失礼します。」

 

ブリッジを出て自室に戻り、とりあえず酔い止めを服用した。これひとつで劇的に改善する訳では無いが、無いよりはマシだろう。

今日起こった出来事を自分なりに記録しておくべく、ノートPCを立ち上げた。

 

 

 

 

sideナタル

「しかし敵の偵察型を逃がすとは、たるんでいるとは思わんかね?なあ、バジルール少尉?」

 

ブリッジでアサルトから抽出した戦闘ログを確認していると、艦長から声をかけられた。

 

「確かに1機逃がしたのは痛いですが、それ以上に敵機を2機撃墜したこと、連合にもジンと同等以上に張り合える戦力があることを証明した点の方を重視すべきかと。」

 

「確かにそうかもしれん。だがそれでも、敵に情報が渡ったのはまずい事だ。違うか?そもそもだな、やはり我ら地球連合にあいつのようなコーディネイターは...」

 

また話が脱線し、コーディネイターへの愚痴にすり変わった。どれだけコーディネイターが嫌いなら、ここまで滑らかな中傷が出来るのだろうか。

もちろん私もコーディネイターが好きな訳では無いが、それはそれとしてタチバナは仲間だ。そこに関してとやかく言うつもりは毛頭無かった。

若干イライラしていたのもあるだろうが、私は気づいたら余計なことを口走っていた。

 

「はぁ...なぜそこまで仲間を嫌いになれるのです?人種こそ違えど、彼も我々と志を同じくする仲間なのですよ?」

 

この言葉を聞いた瞬間、艦長の目が鋭く、明確に敵意を含んだものへ変わった。

 

「なんだ?貴様はコーディネイターの肩を持つのか?」

 

「いえ、そういう訳では...」

 

「ならばなぜあのような発言をした?コーディネイターは全て我らの敵、蒼き正常なる世界を破壊する悪魔だ!そこに例外は存在しない!」

 

「し、失言でした。発言を撤回します...」

 

艦長の圧に気圧さながら、発言を撤回した。もし撤回せずに反論していたら、自分の身が危なかったかもしれない。そう本気で思える程に、艦長の激昂は本能的な恐怖を覚えるものだった。

 

「それならばよろしい。私は先に自室に戻るぞ。」

 

そう言い残し、艦長はブリッジを出ていってしまった。

これからの任務に一抹の不安を覚えながらも、私は中断していた作業を再開したのだった。

 

 

 

 

sideタクミ

眠れない。

ド深夜に目が覚めてからというもの、なぜだか分からないが、とにかく眠れない。

リラックスする体操やら心が落ち着く曲やら思いつくことは全て試したが、それでも眠れない。

二度寝するにも起きるにも微妙すぎる時間だ。

 

「...いっそ起きるか。」

 

ド深夜テンションに任せて起床し、とりあえずコンテナに向かうことにした。

アサルト内蔵のシミュレータなら、暇つぶしになるだろう。

MAハンガーからつながる仮設エレベータでコンテナに向かうと、そこにはすでに先客がいた。

 

「ようジェイク!居残りとは、なかなか熱心じゃないか。」

 

「あんたか。何しに来たんです?」

 

「変な時間に目が覚めちゃってさ、シミュレータで暇つぶししようかと思って。そういうお前は?」

 

「自分は作業です。それ以外にないでしょ。」

 

「そこまで言わなくても...」

 

「言いましたよね?自分はコーディネーター嫌いだって。」

 

「いやまあそうだけどさ...」

 

「それに、機体を酷使しすぎです。今回の脚部の損傷知らないでしょ?」

 

「やっぱヤバかった?」

 

「ヤバいなんてもんじゃないですよ。両足ほぼ全取っ換え、それからこっちは直ったからいいけど、股関節まで若干歪んでました。どんな使い方すればこうなるんです?」

 

「どんなって言われても...デブリ蹴って移動したりとか...」

 

「...は?あんた何やってんですか?」

 

「だって、副長がとにかく早く動けって言うから...」

 

「だってじゃないです。少しはこっちのことも考えてください。」

 

「すいません...」

 

「まあジェイク、その辺にしといてやれ。」

 

情けなくも年下に説教されていると、いつからそこにいたのか、おやっさんが会話に入ってきた。

 

「ですがマードック軍曹...」

 

「確かに整備は大変だけどよ、その分腕が鳴るじゃねぇか!」

 

「それはそうですけど...」

 

「それに、無茶やってパイロットが生還できんなら、その事実こそが俺らメカニックの大金星なんだよ。俺らの仕事はただ機体を直してるんじゃねぇ、パイロットの命も預かってんだ。機体の使い方に文句言うのも良いけどよ、そこんところはしっかり心に留めとけ。」

 

「はぁ...」

 

「ピンと来てねぇって顔だな。まあお前はまだ新米だし、担当してるパイロットも結構強いからよく分からねぇかもしれねぇけどよ、いつか嫌でもわかる時が来るさ。まあ、俺が言いたかったのはそんだけだ。」

 

メカニックとしての心意気を説き終えると、おやっさんはこちらを向いた。

 

「そんで若造、ちょうどいいタイミングだから聞くけどよ、なんか機体に不満点とかあるか?」

 

「不満点...やっぱり可動時間が短いのは痛いですね。後はもう少し足回りの補強をお願いしたいです。それと、シールドの裏面にナイフを何本か仕込めませんか?」

 

「なるほどな、可動時間はバッテリーごと変えなきゃならんからすぐには無理だが、足回りの補強は任せとけ。それとナイフか。やっぱりふくらはぎだと取り出しにくいか?」

 

「そうですね。姿勢を大きく変えなきゃいけないので、もう少し取り出しやすい位置に欲しいです。」

 

「わかった、明日から取り掛かる。おいジェイク!お前足回りの補強やってみろ!」

 

「俺ですか!?」

 

「おう!物資はある物全部使っていいし、メカニック班のメンバーは何人か連れてっても良いからよ!」

 

「いやいや無茶ですよ!」

 

「大丈夫だって!お前、自分で思ってるよりも良い腕してるからよ。つーわけでよろしく頼んだ!そんで若造は、ジェイクが作業終わったら確認してやってくれ。」

 

「自分で動かした感じとかで判断して大丈夫ですか?」

 

「おう、お前の判断基準で合否出してくれ。」

 

「了解、任されました。」

 

「よし、そんじゃ俺二度寝するわ!じゃあな!」

 

そう言って、おやっさんは帰ってしまった。コンテナ内には、俺とジェイクが2人きりで残された。

 

「とりあえず、朝まで時間潰すか。」

 

「タチバナ准尉、一つだけ聞いてもいいですか?」

 

「なんだ?」

 

「准尉って、何のために戦ってるんですか?」

 

「そうだな...現時点で一つあげるとすれば、誰かの大切な人を守りたいからかな。」

 

「ちなみにきっかけとかは...」

 

「色々あるけど、決定的だったのは当時の相棒が亡くなったことかな。直接戦争で失った訳じゃないけど、あの時ほど無力感を味わったことはないよ。それ以来、俺みたいな想いをする人が1人でも減ればいいなと思って戦ってる。」

 

「すいません、そこまで重い話だと思ってなくて...」

 

「いーのいーの、気にすんな!他に聞きたいこととかあるか?どうせ朝まで時間潰さなくちゃならんし、話し相手になってくれ。」

 

「じゃあ失礼して、年齢とか?」

 

「歳は24だ。」

 

「そんなに!?」

 

「どうした?予想が外れたか?」

 

「もっと若いかと思ってました。それこそ、俺と同じくらいとか。」

 

「そんなに若くないよ。ちなみにそう思った理由は?」

 

「理由も何も、ちっちゃい...」

 

「身長164センチしかねぇけど悪いか?」

 

「なんでもないです!」

 

その後も雑談を続け、少しずつ心を開いてくれたのか、ジェイクの態度も徐々に柔らかくなってきた。時計を見れば、起床時間目前となっていた。

 

「そんじゃそろそろ時間だし、俺は一旦部屋戻るよ。」

 

「俺も、もうちょい作業やったら戻ります。」

 

「OK、アサルトを頼んだ!」

 

「はい!」

 

予想外の出来事ではあったが、ジェイクとそれなりに仲良くなれたので良しとしよう。

部屋に戻って手早く身支度を済ませ、普段通りの業務に戻った。

艦は進路変更し、進み始めた。数日も経てば、また月本部に着くだろう。

だが、俺はどうにも嫌な予感がしていた。そう遠くない内に一波乱あるのだろうか。心配は尽きないが、俺はいつ敵が来てもいいように警戒しつつ、指示を仰ぐべくブリッジへ向かうのだった。




ご報告です
以前からアンケートで募集していたウェンディ生存ルートなんですが、このSSの更新が滞った時や展開に詰まった時などの作者の息抜き用に、少しずつ始動させて頂きたいと思います
アンケート取っておきながら、申し訳ないです
投稿を開始しましたら、活動報告やこちらのあとがきなどで告知させて頂きますので、よろしくお願いいたします

ウェンディ生存ルートのスピンオフ、どうする?

  • 『始まりの戦士』と同時進行で投稿する
  • 『始まりの戦士』が完結してから投稿する

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