ヘヴィーな戦場はオブジェクト岳じゃ済まない。   作:caose

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 陰謀が渦巻いている。


それぞれの陰謀

オリンピアドームの南ブロック貸倉庫群、そこには民間ヘリコプター用の機材を

出し入れする為の施設があるのだがこの施設は国防や戦闘に於いては燃料の受け入れ容量は全く足りていない。

 そう・・・表向きは。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 貸倉庫の一角には数々のモニターに銃器、爆発物だけではなく装甲車が

辺り一帯にあった。

 そしてその周りには弁当やインスタント食品が散らばっていた。

 その中にいる女性『イリス=アグラベーション』がパソコンを操作していると

背後から声が聞こえた。

 「シュートアスロン関連で小競り合いが起こったそうだ、正統王国軍の新型戦車が

情報同盟と信心組織の選手が殺害されたそうです。」

 「今はテクノピックだと言いたいが新型戦車?どんな兵器だ??」

 「コイルガンの技術を転用したレールタンクと呼べば分かるでしょうか?」

 「成程な、正統王国はホワイトデビルを運用して以降オブジェクトの戦闘兵器技術をベースにした軍事技術の拡大、更には新型起動兵器の運用等で奴らは新たなる国土を

得ることに成功している。油断は禁物だ、下手して奴らの尾っぽを踏んで・・・

生きた心地はなくなるぞ。」

 「了解した、もし奴らが・・・機動兵器を運用して来たらどうする?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「・・・それでも戦わなければいけない、我々はこの作戦を成功しなければ

いけないんだから。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 テクノピックの選手村はドーム状の競技場の外側のスペースに用意されており見た目はまるで高層のリゾートホテルであった。

 護衛の男はテレビにくぎ付けしているマリーディに向けてこう聞いた。

 「意外だな、お前さんテレビに嚙り付いてるんだな。」

 「ああ、女子50メートルの結果が気になってな。」

 そう言ってマリーディは自身の手の中にアル・・・映画のチケットみたいな紙を

見せつけるとああなと護衛の男はこう言った。

 「賭けか、何ともまあ世俗的だねえ。」

 「偽装防止のために一口が資本企業で言えば10万ドル単位だ、全く正式な

受付の奴なんだから法的に金出せよな。」

 全くよと言っているとマリーディはチケットを机に叩きつけてこう言った。

 「畜生が!50mが4,77秒超えってあり得ねえだろうが!!」

 「短距離走の王者何て予測段階から分かってただろう?」

 「順位順だと倍率低いからトップのタイムで賭けていたんだよ!」

 そう言ってさてとと言って寝ようとするとそういやあと護衛の男はこう続けた。

 「あの時正統王国軍の新型兵器が襲撃してきた奴だが調べ直して・・・

こいつが出た。」

 そう言ってパッドの映像を見て成程なとマリーディはそう言ってこう続けた。

 「こいつら戦争がしてえのかよ?戦車だけじゃなくて対空迎撃戦車に戦闘機・・・

うおすげえな!うちの戦闘機の数倍のスペックで然も無人有人問わずでかよ?!」

 相手にもならねえぞと言ってマリーディはパッドを返すとこう続けた。

 「そういやあここら辺の警備兵器は全部無人機だったよな?」

 「ああそうだ、それが何だ?」

 護衛の男がそう聞くとマリーディはこう答えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「もし戦闘になりゃあここは一瞬で正統王国の占領地だろうなってな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ビフレストアーチ

 北欧神話に登場する虹の橋をモチーフにして造られた建造物で7本の橋が異様に

近い位置になっていることから一本の巨大な鉄橋に見えやすいのだ。

 そんな中で鈴城・海燕がにやりと笑いながら海を眺めていると・・・背後から声が

聞こえた。

 「海燕隊長、例の機体の最終チェックが終わりました。」

 「そうか、追加兵装の奴は?」

 「そちらも既に終わっております、それとデスが例の奴らも動きを見せ始めていますし正統王国の方も自前の兵器を運用し始めています。恐らくはこの事を

察知しているのではないかと言うのが我々の見解です。」

 「まあそうだろうな、こういういド派手なイベントは連中にとっちゃあ恰好の

宣伝材料だからな。」

 「・・・ジョウガンが介入する恐れはありませんか?もしあれまでもが正統王国の手に渡りでもすればその時は」

 「それはねえよ、今第0機甲部隊は機体解析と新型兵器の受け取りの為に

正統王国サイドの中立国であるクック追加諸島にいるって言う話でよ。まああれを

完全に解析するとなるとジョウガンの最前線行きは無くなっちまうな、ちょくちょく

顔を見せて機体の調整とかをするんだろうからここには来れねえよ。」

 海燕はそう言って海の方に目を向けるとこう続けた。

 「それとだが他の連中には避難指示として明日の朝一にここから出るように伝えとけ、休暇はこれで終了だ・・・お前たちは『3番機』の調整をするようにとも言っとけ。

それと例のアレもな。」

 「了解しました、全ては世界の為。未来の為に。」

 そう言って立ち去って行くのを見届けてへへへと海燕は笑ってこう続けた。

 「世界の為、平和の為ね・・・そんなお題目で世界が変わるならみんなやれてるが

其の為に人殺しするとはな・・・地獄の悪魔も俺に対しちゃあ対応に困るだろうよ。」

 自らを自嘲しながら海燕はビフレストアーチを歩いて去って行った。




 次回は2日目。
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